【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

26 / 125
どうもー!恐縮です!Aobaですぅ!

人工授精とかそういうやましい事は無いと思います。


第22話 第5艦隊との演習(その後)

ー大甕鎮守府ー

ー司令室ー

~BGM?『母港』〜

 

 

「高畑明人、以下6名。只今、帰還しました。」

 

「ああ、お疲れ様。明人以外は戻って良し。」

 

暫くして、司令室は六田提督と青葉(明人)だけになった。

 

「提督、私を残したのはあの件ですよね。」

 

「ああ、衣笠の件についてだ。」

 

「妊娠したって本当なんですか?」

 

「ああ。3人目だ。しかも、今回は三つ子らしい。」

 

「はぁ?衣笠って何歳なんですか?」

 

「今年で31になる。」

 

「足利と同じですね。子どもが増えるって今の世の中、良い事じゃないですか。」

 

「ああ、子どもが増えることは良い事だ。しかし、明人、なにか忘れてないか?衣笠の所属の艦隊は?」

 

「それって、第7艦た・・・、あ!」

 

青葉(明人)は思い出した様に言った。

 

「うちの艦隊、欠員が2人になっちゃいますね。」

 

「ああ。だから欠員が多い艦隊から2人持って来る。」

 

「そしたらその艦隊の残りの子が可哀想じゃないですか?」

 

「いや、その心配はない。その艦隊の欠員は4人だからだ。」

 

「それって、その艦隊の人を全員連れて来る事ですか?」

 

「そうだ。」

 

「そうですか。その艦隊から来る人は誰ですか?」

 

青葉(明人)の言葉を聞いた六田提督は写真が貼ってある紙を出した。

 

「この2人だ。」

 

「潮と木曾ですか。」

 

「ああ。暫くこのメンバーでやってもらう。秋月の花粉症が落ち着いたら潮は第9艦隊に移動してもらう。」

 

「そうですか。そう言えば、提督。」

 

六田提督は資料を見ていた。

 

「なんだ?」

 

「貴方って、艦これやってますか?」

 

六田提督は焦っている様だった。

 

「な、何で分かった・・・。」

 

「ずっと母港が流れてるじゃないですか。」

 

「分かったって事はお前もユーザーか?」

 

「はい。」

 

「サーバーは何処だ?」

 

「柱島泊地です。」

 

「俺と一緒じゃないか!」

 

「柱島って事は同時期に始めた様な気が・・・。」

 

六田提督はどんどん質問してくる。

 

「ケッコンカッコカリはやったか?」

 

「やりました。青葉と。」

 

「そうか・・・。」

 

青葉(明人)が六田提督に聞き返した。

 

「提督は誰とケッコンカッコカリをしたんですか?」

 

「やってないよ。」

 

「え?」

 

「だから、やってな」ドンドンドン!!!

 

ドアを思いっきり叩く音が聞こえ、ドアが開いた。

 

「このクソ旦那!家に資料置いて行くってバカじゃないの?」

 

入って来たのは曙だった。第7艦隊に所属する曙とは身長が違うので(第7艦隊の曙の方が小さい)、直ぐに見分けが付いた。

 

「何?あんた。」

 

曙(大きい方)が青葉(明人)を見ていた。

 

「コイツに編成を教えただけだ。」

 

「そう。」

 

曙(大きい方)は資料を置いて出ていった。

 

「これはケッコンカッコカリじゃなくてケッコンカッコガチですね。」

 

「そうだな。お前も青葉に成れて良かったじゃないか。」

 

六田提督は青葉(明人)を見た。

 

「そうですね。」

 

「今日はもう疲れただろう。戻って良し。」

 

「はい!」

 

青葉(明人)が司令室から出ていった時、六田提督は呟いた。

 

「あっ、木曾も花粉症だって言うこと忘れてた。まあ、軽度だからいっか。」




昨日、担任の先生が、

「この靴置いて行ったの誰?サイズからすると女子だな。誰も名乗り出ないなら『現役女子高生の靴』って言ってマニアに売っちゃうぞ!」

って言ってました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。