ティッシュが手放せない季節ですね。私は春が嫌いです。(花粉症だから)
「春休みだアアアァァ( °∀°)ァァアアア!休みだアアアァァ( °∀°)ァァアアア!勉学から開放されたアアアァァ( °∀°)ァァアアア!」
青葉(明人)は桟橋の端っこで叫んだ。
「うるざいでずよ。」ズビッ
いつの間にか青葉(明人)の後ろには秋月がいた。
「ああ、ゴメン。」
「明人さん、貴女も提督に呼ばれてるので行きまずよ。」ズビッ
「私も呼ばれてるの?」
「そうでず。行きまずよ。」ズビッ
「あ・・・。うん。」
ー司令室ー
コンコンコン
「秋月型駆逐艦1番艦の秋月でず。」
「青葉型重巡1番艦、青葉こと、高畑明人です。」
『2人共入れ。』
青葉(明人)と秋月は司令室に入った。
「秋月、司令室の中くらいマスク取ったらどうなんだ。」
「取るど、クシャミ、鼻水が止まらなぐなりまず。1回取りまずが?」
「仕方ない。取らないでいい。皆、集まってるよな。」
司令室には青葉(明人)、秋月、吹雪、曙、夕張、郡水、明石が集まっていた。
「提督!このメンツはもしかして・・・!」
「夕張、分かったか。そうだ。これから、秋月、吹雪、曙の艤装を一新する!」
「あたしたちの」
「装備を」
「一新ずる?」
曙、吹雪、秋月が順に言った。
「そうだ。」
「新しい装備って何ですか?もしかして、艤装に爆薬でも取り付けて大破時に敵に突入するとか?」
吹雪が聞いた。
「んな理由あるか!そんな事する訳ねーべ!何物騒な事考えてんだよ!そんな改装書類あったらすぐにかっぽってるぞ!」
青葉(明人)が吹雪の言ったことに反論した。
「「「「「「べ?かっぽる?」」」」」」
「あっ、ゴメン、分からなかったよね。」
「「「「「「うん。分からなかった。」」」」」」」
「『かっぽる』はうちの地方の方言で、『捨てる』って言う意味があるんだ。」
「「「「「「へー。」」」」」」
「そんな事はどうでもいいから、提督、早く言ってください。」
「ああ・・・。分かった。お前らは・・・」
吹雪、曙、秋月が息を呑む。
「護衛艦に改造する!」
「「「!?」」」
「アタシ達を」
「護衛艦に」
「改造ず・・・ハッ・・・ハッ・・・ハアックショイ!!!!」
物凄いクシャミをした秋月に夕張は言った。
「無理して喋らなくてもいいから。」
「でも、護衛艦に改造ざれるど聞いで黙っでなどいられまぜ・・・ハッ・・・ハッ・・・ハアックシュン!あー、マスクが臭い・・・。」
「秋月・・・。マスク変えてこい。」
「分がりまじだ。少し席を外じまず。」
秋月は司令室を出た。5分後、秋月は戻って来た。
「まあ、そんな事で、お前らの艤装を改造するから。」
「でも、クソ提督、護衛艦の装甲は紙じゃなかったっけ?」
「装甲は軽巡並みに改造するから、かなり強くなるね。」
「そうなんですか・・・。そう言えば、明人さん、身長縮みました?」
「は?吹雪、お前は何を言っているんだ。」
「だって、明人さんが縮んでる様に見えるので・・・。」
「それはお前が大きくなったんだよ!」
「え?という事は、私、身長175cmを超した!?」
「この化け物め・・・。」
曙が呟いている。皆に聞こえているけどな。
「まあまあ。で、これから、艤装の変更をするんだが、変更が終わるのが明日なんだ。だから・・・。」
「「「だから?」」」
吹雪、曙、秋月が声を合わせて言った。
「明後日に演習に行って欲しい。」
「・・・。クソ提督、まさか、『秋月も連れていく』とか言い出すんじゃないわよね。」
「・・・。」
「何で黙ってるのよ!」
「今回は、明人が旗艦で、曙、吹雪、秋月の編成で横須賀鎮守府の第5艦隊と戦ってもらう。質問はあるか。」
「秋月も連れていくか・・・。まあ、良いわ(良くないけど・・・)。相手の編成は?」
曙が六田提督に聞いた。
「旗艦が瑞鶴で、伊58、伊勢、伊19、曙、青葉という編成だ。移動手段は前回と変わらず、鉄道だ。グリーン車を使ってもいいぞ。後、性能の確認の為に、明石、夕張、郡水が同伴だ。他に質問は?」
「第5艦隊との集合場所は?」
青葉(明人)が六田提督に聞いた。
「横須賀鎮守府だ。お前ら、頑張れよ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
青葉(明人)の方言はうちの地方の方言ですね。たまに使います。