【完結】ワレアオバ!?   作:しがみの

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どうもー!恐縮です!Aobaですぅ!

花粉症の辛さを誰もわかってくれない!クソッ!こうなったら艦娘を1人でも多く花粉症にしてやる!(ただの八つ当たり)


第18話 対空演習

青葉(明人)は秋月の部屋に行った。

 

「秋月〜。いる〜?」

 

青葉(明人)が秋月の部屋のドアの前で言った。

 

中からは秋月ではなく、古鷹が出て来た。

 

「ゴメンねー。アキ。秋月は今、お風呂に入ってるから部屋にはいないよ〜。」

 

「分かった。じゃあ、『明日、対空戦闘の演習をするから朝の9時に工廠の入口に来るように』って言っといて。」

 

「分かった。」

 

青葉(明人)は古鷹に秋月への伝言を言うと、自分の部屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー翌日ー

ー工廠入口ー

 

「おはようございまず」ズビッ

 

「秋月!どうしたの!」

 

そこにはマスクと花粉症用メガネを着けた秋月の姿があった。

 

「ただの花粉症でず。」ズビッ

 

「そんなんで演習できるの?」

 

「気合いでどうにか頑張りま・・・ヘックシュン!」

 

「どう見てもダメでしょ・・・。」

 

「大丈夫でず!!!」

 

「分かった、分かった!じゃあ、今日の演習する順番は、私、その次に秋月でやるから。」

 

「分かりまじだ。」

 

(大丈夫かな・・・。)

 

「アキ、演習やるよー!」

 

「あ、分かったー。今行くー。」

 

青葉(明人)は瑞鶴の元へ走っていった。

 

 

 

 

ー大甕鎮守府港内ー

 

『それでは、対空演習を始めます。』

 

大淀さんの声がスピーカーから聞こえる。

 

 

「第一次攻撃隊、全機発艦!」

 

瑞鶴が1本、矢を飛ばすと、その矢は何機かの艦載機に変身した。

 

瑞鶴はその後に更に2本の矢を飛ばした。

 

瑞鶴が艦載機を飛ばして5分後、

 

『右30度にウェーキ!』

 

『間違いない!見つけたぞ!』

 

『見つけました!只今から攻撃体制に入ります!』

 

「了解!あなた達、期待してるわよ!」

 

瑞鶴の呼び掛けで艦載機の妖精たちは士気が上がっていた。

 

『\( ‘ω’)/ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!やってやるぜ!』

 

『巡洋艦1隻に40機!あっという間に轟沈判定だろうぜ!』

 

 

ー青葉(明人)艤装内CICー

 

『80度15マイル、対空目標、約40機確認』

 

青葉(明人)のインカムにCIC妖精の声が聞こえる。

 

「主砲、短SAM攻撃準備!」

 

 

ー約5分後ー

ー瑞鶴の艦載機ー

 

「雷撃隊、突入進路確保!攻撃ポイントまで、7マイル!」

 

青葉(明人)の艤装の主砲が動く。

 

「たかが一門の砲で、何が出来る!」

 

ー同刻ー

ー青葉(明人)側ー

 

『右対空戦闘、CIC指示の目標、うちーかたはじめー』

 

インカムにCIC妖精の声が聞こえる。

 

「トラックナンバー、0005、主砲、うちーかたはじめー!」

 

青葉(明人)が言い終わると同時に主砲のトリガーを引く。

 

ドオン!!!と主砲のOTOメラーラから弾丸が排出される。雷撃機が1機、撃墜される。

青葉(明人)は間髪入れずに主砲のトリガーを引く。どんどん雷撃隊のレシプロ機が撃ち落とされていく。

 

『トラックナンバー0005から0008、撃墜!』

 

『新たな目標、210度!』

 

青葉(明人)の艤装の主砲は向きを変え、違うレシプロ機を撃墜した。。

 

ー同刻ー

ー瑞鶴側ー

 

「一気に40機放ったからそろそろ轟沈判定が出てもいいころだけど・・・。」

 

『瑞鶴!大変です!雷撃隊が!』

 

艦爆隊の妖精から無線がきた。

 

「え?雷撃隊がどうなったの?」

 

『明人さんの主砲で全機撃墜されました!』

 

「嘘・・・。そんな馬鹿な・・・。」

 

『くっ!』

 

『あっ!ナツ、待て!』

 

「どうしたの!」

 

『艦爆隊のナツが明人さんに突っ込んで行きます!』

 

「何ですって!?」

 

 

ー青葉(明人)側ー

 

『トラックナンバー0020、さらに接近!』

 

CIC妖精からどんどん情報が来る。

 

「シースパロー発射はじめ!サルボー!」

 

青葉(明人)の艤装からシースパローが2発発射された。

 

そして、シースパローはナツのレシプロ機に当たった。

 

ー瑞鶴の艦載機側ー

 

『ナツぅ!な、何が起こっている!』

 

「何があったの!?」

 

『ナツの飛行機が空中で爆発しまし・・・うぉっ!』

 

「どうしたの!」

 

『何が横をすり抜け・・・』ドオン!!!

 

「何があったの!?応答して!応答してぇ!」

 

『瑞鶴!私に考えがあります!』

 

「それって・・・。」

 

ー青葉(明人)側ー

『目標群A(アルファ)、14機撃墜。目標群B(ブラボー)、8機撃墜。目標群C(チャーリー)、18機撃墜。目標群D(デルタ)、10機撃墜。』

 

CIC妖精から撃墜したレシプロ機の情報が届く。

 

「よし、残りは3機!全て主砲とシースパローで撃墜してやる!シースパロー発射はじめ!サルボー!!!」

 

青葉(明人)の艤装からシースパローが次々と発射される。

 

『トラックナンバー0021と、0048撃墜!残り1機!』

 

「よし!もう少しだ!」

 

『!!トラックナンバー0034、真っ直ぐ突っ込んできます!』

 

「何!?いつの間に!」

 

『敵機直上!急降下!』

 

「(シースパローはもう間に合わない・・・。)CIWS!AAWオート!」

 

CIWSが残り1機に向かって弾丸を吐く。

 

「くっ!なかなか当たらん!」

 

『トラックナンバー0034との距離、残り500!』

 

「軸ブレーキ脱!最大戦速!」

 

『最大戦速!』

 

残り1機は直撃する前に撃墜出来たが、爆発で青葉(明人)は少しダメージを負ってしまった。

 

『そこまで!』

 

大淀さんの声が聞こえた。

 

青葉(明人)は桟橋に上がった。そこには瑞鶴と秋月がいた。

 

(以下、分かりにくいので台本形式)

 

瑞鶴「凄いわね。私、イージスシステムを甘く見てたわ。」

 

青葉(明人)「いや、まだまだだ。最後、2機に気を取られてて接近して くる1機に気付けなかったから。」

 

瑞鶴「そう言えば、次って秋月の番だよね。」

 

秋月「はい。次は、秋月の番で・・・ヘックシュン!」

 

青葉(明人)「大丈夫?」

 

秋月「秋月は大丈夫でず!」ズビッ

 

青葉(明人)「分かった。瑞鶴。」

 

瑞鶴「うーい。秋月〜。始めるよ〜。」

 

秋月「あっ、瑞鶴さん、マスクが鼻水でぐしょぐしょなので、取替えてきてもいいですか?」

 

瑞鶴「いいけど・・・。」

 

秋月は寮に向かって走り出した。

 

(台本形式終わり)

 

「ねぇ、アキ、秋月大丈夫なの?」

 

「多分ダメだと思う。」

 

「だよね。あれ、絶対演習になんないよね。」

 

暫くすると、秋月が戻って来た。

 

「瑞鶴さん!よろしくお願いしまず!」

 

「ああ、うん。よろしく。」

 

秋月は艤装を着けて海に走っていった。

 

秋月の対空演習は散々だった。クシャミで秋月が間違えてトリガーを引いてしまい、機銃と主砲が暴発。そのせいで艦載機を開始10分で全部撃墜して、瑞鶴を大破させてしまった。大淀が言うには、

 

「あれは凄かった。秋月さんが一方的にやっていた。多分、もう見れないだろう。と言うか、対空演習になって無かった。」

 

とか言っていた。それから、秋月には、花粉症がなくなるまで出撃、演習、遠征が春の間だけ禁止された。秋月は

 

「司令。秋月を出撃メンバーから外さないでくだざい。」ズビッ

 

とか言っていたが、艦娘と妖精、事務員全員に猛反対された為、諦めたらしい。




ただ、演習シーンを書きたかっただけ。

秋月。勝手に花粉症にしてごめんなさい。

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