やっとサブタイトルを書けました!
「マスクを誰かが拾っていったんだな。」
「はい。そのようです。」
六田提督と青葉(明人)は司令室で話し合っていた。
「DNA鑑定でもする気か?」
「でも、だ液だと判定しにくいらしいですよ。」
「そうか。」
六田提督が時計を見る。シンプルな白い電波時計の短針は7、長針は12を指していた。
「明人、お前、まだ夕食食べてないだろ?」
「はい。」
「じゃあ食べに行くぞ。」
六田提督は席を立った。
ー鎮守府寮1階ー
ー食堂ー
青葉(明人)は豚骨ラーメンを食べ、六田提督は、ハンバーグ定食を食べていた。
「提督、護衛艦増やしませんか?」
「は?お前は何を言っているんだ。」
「だって、護衛艦強いじゃないですか(装甲を除いて)。」
「お前、マジで言ってるのか?」
「だって、護衛艦の装備を付けたのが私だけって嫌じゃないですか。」
六田は呆れながら言った。
「そんな理由か。護衛艦の装備は資材に優しくないんだよな。」
「え?何でですか?」
「お前が演習で、トマホークやアスロック撃っただろ?」
「はい。それが?」
「その補給でな、補給する弾薬数が700を越したんだ。あの時、何発撃ったか?」
「え?えーっと、トマホーク2発、アスロック1発、SM-3(スタンダードミサイル)4発ですよね」
「そうだ。こんごう型のVLSは何セルあるか分かるか?」
「90セルですか?」
「そうだ。お前が撃った数は7発。という事は?」
「ハープーンと短魚雷、主砲、CIWSを除いて全て撃ったら、補給で弾薬が9000以上軽く吹っ飛ぶっと言うことですね。」
「それに加えて短魚雷、ハープーン、主砲、CIWSを撃ち尽くしたら?」
「多分、弾薬は15000位吹っ飛ぶと思いますね。」
「お前の分は国から支給されるが、これ以上は各鎮守府で管理されるから、これ以上護衛艦を増やす事は不可能に近いんだな。まあ、ミサイル護衛艦以外の護衛艦を増やす事は2人くらい大丈夫かも知れないがな。」
「そうですか。」
「希望だけは取っておく。」
「じゃあ、島風と吹雪で。」
「島風はミサイル護衛艦じゃん!吹雪に至っては護衛艦にすらなってないわ!」
「え?だって、アニメ『艦これ』で、『私、護衛艦になる!』って言ったじゃないですか。」
「あれは空母の護衛艦だろ!海自の護衛艦になるって一言も言ってないだろ!駄目だ!」
「本当に駄目ですか?(上目遣い)」
「(うっ!上目遣いでくるとは・・・。ヤバイ!いつもの青葉はこんな事しない!新鮮すぎる・・・!可愛い!)・・・。明人!上目遣いなんて反則だぞ!」
「仲間(護衛艦)を増やす為なら手段は選びませんよー!」
「分かった。吹雪はいいが、島風は脚が遅くなるから多分、本人が反対すると思うから無理だと思う。」
「分かりました。島風じゃなくてぼのにしますね。」
「『ぼの』って誰だ。」
「曙ですよ。私たちの間では曙の事を『ぼの』って呼んでるんですよ。」
「そうなのか。と言うか、最新式のレーダーを造れる艦娘はこの鎮守府に居るのかなぁ・・・。」
六田は水を飲んだ。
「なーんの話をしてるんですかー?」
豚骨ラーメンの入った丼が載っかっているトレイを持った郡水と夕張がやって来た。
「そうだ!郡水!お前は最新式のレーダーを造れて、取り扱えるか?」
「大丈夫ですよ。私は一応、2007年製で最新式システムを搭載しているので。」
「そうか。頼んだぞ。夕張。」
「何ですか?」
「VLSの開発出来るか?」
「最善を尽くします。」
「よし、艦娘護衛艦計画、始動だ!頑張るぞ!」
「「「「おー!」」」」
「あ、そうそう、明人。明日、対空戦闘の演習するから秋月と一緒に出てくれないか?」
「分かりました。私はこれで失礼します。」
青葉(明人)は秋月の部屋へと歩いていった。
「もう3月中旬か・・・。早いな・・・。」
青葉(明人)は呟いた。
「ん?アレ?あ、・・・。
秋月を護衛艦にするように提督に言うの忘れてたぁああああああ!」
その後、六田提督のところに行き、
「2人のうちのどちらかの護衛艦改造を無しにして、秋月を護衛艦にしてください!」
とお願いしたら、
「え?いいよ。(`・ω・)bグッ!」
とか言っていたので助かった。六田提督は優しい人だった。六田提督の事は一生忘れ「明人!勝手に俺を殺すなよ!もういい!護衛艦の件は無しだ!」
「ごめんなさい!もうやりませんから!(エスパーかコイツは!)」
「まあ、反省している様だし、1週間、トイレ掃除をする罰で良しとするか。」
「え?嫌だぁ!!」
これ、絶対鎮守府の資材がお察しくださいの状態になるな。