今日執筆したのは3話目ですねぇ!
演習が始まり、しばらく経った頃
ー愛知近海ー
DDG-174きりしまCIC
「目標情報入りました!何者かによって襲撃された、高知県室戸市対深海棲艦用ミサイル発射基地より、計4発の対深海棲艦用のミサイル発射を確認!以下をA(アルファ)B(ブラボー)C(チャーリー)D(デルタ)と呼称!SPY-1、追跡開始!」
「『きりしま』が追撃する目標はAとBだ!早めに片付けるぞ!」
「CIC指示の目標、撃ち方始めぇ!」
砲雷長が叫んだ。
「コメンスファイヤ!」
「「「「ってーー!」」」」
きりしまのVLSからSM-3がバシュッという音と共に発射された。
「インターセプトまで10秒!」
「9」
「8」
「7」
「6」
「5」
「4」
「スタンバイ!」
「マークインターセプト!」
CICにおおっという声が聞こえる。
「本艦のSM-3、ターゲットA、Bを撃破!」
「あと2発残ってるぞ!カーティス・ウィルバーは何をしている!」
『こちらは、か、カーティス・ウィルバー。本艦は何者かによって襲撃された。生き残った乗組員は私のみ。よって、追撃は不可。』
「カーティス・ウィルバー!犯人は誰だ!」
『犯人は・・・、茶髪のかん』パァン
銃声が鳴り、無線は完全に静止した。
「カーティス・ウィルバー!This is Kirisima!応答しろ!応答しろぉ!」
ー数十分後ー
ー銚子近海ー
『こちら、防衛省!今すぐ演習を中止せよ!繰り返す!こちらは防衛省!横須賀鎮守府第6艦隊、大甕鎮守府第7艦隊、今すぐ演習を中止せよ!』
青葉(明人)は嫌な予感がした。無線では青葉(明人)に向かって呼びかけられていた。
『高畑明人!応答できますか!』
「はい!こちら、高畑明人です!」
『明人さん、落ち着いて聞いてください。』
「?」
『何者かによって襲撃された、対深海棲艦用ミサイル発射基地より、4発の対深海棲艦用ミサイルが〝東海第2原発〟に向かって発射されました。静岡近海で『きりしま』と『カーティス・ウィルバー』が迎撃作業にあたってましたが、カーティス・ウィルバーが何者化によって襲撃され、2発残りました。』
「それって・・・。」
『明人さん、貴女には残り2発のミサイルを迎撃して欲しいのです。』
『お願いします。』
「・・・・・・・・・。
分かりました。」
『お願いします!』
「目標、対深海棲艦用ミサイル2発!以下をA,Bと呼称!」
「CIC指示の目標、撃ち方始めぇ!」
「コメンスファイヤ!」
「「「ってーー!」」」
青葉(明人)の艤装からSM-3が4発発射された。
「インターセプトまで10秒!」
「9,8,7,6,5,4,スタンバイ!」
「マークインターセプト!」
その瞬間、防衛省ときりしまと青葉(明人)の艤装の中は歓声に包まれた。
これでいいのか分からない。