七十七話
ここはヒヨクシティから100キロ程離れた孤島。
私達が何故ここにいるかと言うと、伝説のポケモン、デオキシスにバトルを挑まれ、承諾した後ここに運ばれた。
孤島バトル
☆デオキシスVSセレナ☆
「出て来て!アブソル!」
『我、バトルを開始する!』
伝説のポケモンとのバトルが始まる!
う~!緊張するな~!
「アブソル、剣の舞」
『影分身シャドー』
※剣の舞※【ノーマル】
自身の攻撃力を格段に上げる。
※影分身シャドー※【ゴースト】
影分身とシャドー達を同時に作り出す。
影分身にシャドーか・・・
「アブソル、鎌鼬よ!」
『シャドー達よ!シャドーボール一斉発射だ!』
※鎌鼬※【ノーマル】
周りに風を発生させ、鎌鼬を発射する。
デオキシスの影分身が消え、シャドー達が一斉にシャドーボールを放って来た!
アブソルはまだ鎌鼬の準備中で風が起こった時だったが、ギリギリ間に合った!
「急いで放って!」
『分かっている!』
アブソルはシャドーボールが当たる前に鎌鼬を発射でき、迫ってくるシャドーボールを相殺出来た。
『お主達、そろそろ本気を出したらどうだ?』
「その言葉に甘えさせて貰うわ。アブソル!メガ進化!」
セレナのブレスレットに填め込まれていたキーストーンがアブソルの付けているアブソルナイトと共鳴し、メガ進化した!
『では、我も・・・メガ進化!』
デオキシスの体から光が輝きだし、姿が変わった!
全身はオレンジ色から金色に・・・
姿はノーマル・アタック・ディフェンス・スピードフォルム全ての集合体の様になり、阿修羅像みたいな感じになった。
身体も一回り大きくなっている・・・
シャドー達はメガ進化した時に消えた。
「デオキシスがメガ進化・・・」
『そんな筈は・・・』
『驚くのも無理は無い。この姿は我が考え出した姿なのだから』
伝説のポケモンが自ら考え出したメガ進化の姿。
どんな効果があるのか想像が付かない・・・
ダンテから貰った新・ポケモン図鑑でも検索出来ないのだ。
『我には検索系統は効かぬ。特殊な磁場が発生しているからな』
「ご丁重にどうも。アブソル、私達から仕掛けるよ!悪の波動!」
メガアブソルは悪の波動をメガデオキシスに放ち当てた!当てた衝撃で爆発も起こった。
「よし!」
メガデオキシスの周りの煙が晴れた時、何事も無かった様にメガデオキシスはそこにいた。
メガデオキシスは悪の波動が当たる直前にディフェンスフォルムの効果で守るが発動し攻撃を防いだのだ。
先にメガデオキシスの特性について説明しよう。
特性【オート機能・阿修羅・神の威厳】
※オート機能※
メガデオキシス専用特性。
全てのフォルムの集合体であるデオキシスの機能をいつでも発動出来る。
※阿修羅Ω※
それぞれの思考で行動に移ることが出来るメガデオキシス専用の特性。
4つの顔に8本の腕があるので阿修羅Ωとデオキシスが名付けた。
※神の威厳※
相手を威圧して行動を制限する激レア特性。
任意に発動出来る。
この3つがメガデオキシスの特性だったのだ。
今はまだ神の威厳を使っていない。
『では次は我の番だな。』
「来るか!?」
メガデオキシスの8つの手から炎、水、草、鋼、地、超、龍、妖の属性が出て来た!
「あれはなに!?それぞれの属性!?」
『察しが良いな。さあ!食らうがいい!8属性の技!エヴォリューションバースト!』
※エヴォリューションバースト※【それぞれの属性】
それぞれの属性を放てる一斉に放てる特殊技。
威力も各属性の一番高い物になる。
メガデオキシスから一斉に放たれたエヴォリューションバーストはメガアブソルに向かって来た!
「避けてアブソル!」
メガアブソルは横にステップ移動し、1つめを避けたが次がもう迫ってる!
メガアブソルは直ぐに横に移動し、走り出し2つめを避けた。
「そのまま高速移動を使いながら避けて!」
メガアブソルは移動するスピードを高速移動を使い、更に早く移動して3つめを避けた。
『姑息な・・・』
メガデオキシスは5つめ~8つめをサイコキネシスで当たる場所をコントロールした。4つめはもうメガアブソルが避ける瞬間だった。そこをサイコキネシスでコントロールした3つの属性弾を3方向から放った!
「アブソル!守るを使って!」
『了解!』
『5個目の技だと!?』
基本ポケモンの技は4つまでしか使えないのだ。
それが5つ・・・
メガアブソルは守るを使い、4属性の技を防いだが、守るの技が4つめの技の時に破壊された!
もし3つめに破壊されたら危なかった・・・
『守るも万能じゃ無いって事だな・・・新たに学べて良かった』
「私もよ」
セレナは次にどのようにしてメガデオキシスを倒すかを考えていた。
悪の波動は防がれるが、守るは万能じゃ無い。だけど、あれは4つ同時の攻撃の時だった。
鎌鼬と悪の波動の連携を・・・
いや、その間に攻撃される・・・
『考えは纏まったか?』
「まだ・・・」
『セレナ・・・なぜ返答したんだ・・・』
「あ・・・」
メガアブソルは溜息を付き、メガデオキシスは笑い出した。
『お主なかなか面白いな!もうバトルはよい。また今度バトルしようじゃないか』
「あ、ありがとうございます」
メガデオキシスはメガ進化を解き、メガアブソルもメガ進化を解いてモンスターボールに戻って行った。
『それじゃ我に触れておくれ』
「うん」
セレナはデオキシスに触れ、元の場所に戻ってきた。
『では、またな』
「ありがとうね!」
セレナは手を振りデオキシスを見送った。
デオキシスは飛び去るときに笑顔だったような気がしたが、気のせいかな?
セレナはアブソルを回復させるためにポケモンセンターに行くことにした。
セレナのポケモン
マフォクシーLV380【炎・エスパー】特性【猛火】【マジシャン】
アブソルLV350【悪】特性【プレッシャー】
ルカリオLV355【格闘・鋼】特性【不屈の心】
ピジョットLV330【ノーマル・飛行】特性【鋭い目】
サーナイトLV370【エスパー・フェアリー】特性【シンクロ・絆】
マリルリLV370【水・フェアリー】特性【厚い脂肪】