ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 七十二話

七十二話

 

「やあ君達!ポケモンを引き連れてどうしたんだい?」

 

ジムの前に立っていた男性にそう言われた・・・

まあ確かにトレーナーがポケモンを全て出して歩くと言うのは基本しない事だしな。

しない理由は、自分の手持ちポケモンが分かってしまうからだ。

 

「ジムに挑戦しようと思いまして。俺の仲間達で!」

 

俺はバッと両手を広げ、俺の仲間達を示した。

 

「ほほう。ジムに挑戦でしたか。どうぞお入りください」

 

男性の方はジムの扉を開け、俺を中に招き入れた。

そのまま通路をまっすぐ進むとバトル場があった。

 

「このバトル場がジムバトルをする所です。ジムリーダーはもう直ぐ来る頃かと」

 

突如ジム全体の灯りが消え、ジムの中にあった高台にスポットライトが照らされた!

 

「やあ!私がここのジムリーダーコルニ!格闘タイプを使うよ。と~う!」

 

高台から飛び降りた少女は華麗に着地し、ジムリーダーのバトル位置に立った。

 

「俺はバロン!あなたを倒してファイトバッジを手に入れるぜ!」

「いいじゃない!」

 

バトル場の中央辺りにいた審判が赤旗を掲げ、

 

「これより!チャレンジャーバロン対ジムリーダーコルニのシャラジム戦を開始する!使用ポケモンは3体。ポケモンの交代はチャレンジャーのみとする!それでは・・・始め!!」

 

審判は赤旗を勢いよく振り下ろした!

 

 

シャラジム戦

☆バロンVSコルニ☆

 

「いけ!メタグロス!」

「出ておいで!カイリキー!」

 

※カイリキー※【格闘】LV180

4本の腕を持っており、それぞれ様々な動きをする事が出来る。

ワンリキーの最終進化系。

特性は【ノーガード】

 

いきなり厄介なポケモンが出て来たな。

 

「メタグロス!最初からクライマックスだぜ!進化を超えろ!メガ進化!」

 

バロンの腕に付けているキーストーンが、メタグロスの腕に付けているメタグロスナイトと共鳴!

2人を虹色の光が包み込んだ。光が収まるとメタグロスはメガメタグロスになっていた!

 

「メガ進化かぁ~厄介だけど!カイリキー!爆裂パンチでまずは混乱を狙うよ!」

『了解!』

「メタグロス!コメットパンチだ!」

『了解!』

 

2体のポケモンが同時に動き、技を使った!

メタグロスは体全体でコメットパンチを使い、カイリキーは4本の腕で爆裂パンチを使った。

2体の技はバトル場の中央で激突!

砂嵐が巻き起こったが、直ぐに晴れ、2体は元の場所に戻った。

 

「なかなかやるじゃない!」

「ありがとうございます!」

 

2人はニッと笑うと、ポケモンに指示を出した。

 

「カイリキー!」

「メタグロス!」

「「ギガインパクト!」」

『『ウオオオ!』』

 

2人は同時に命令を出し、2体は同時に技を発動させた!

先に技のチャージが終わり、動いたのはメタグロスだった!

カイリキーはまだチャージ中で動けない。

メタグロスはカイリキーにギガインパクトをクリティカルヒットさせた!

その攻撃を受けたカイリキーは壁に激闘し、戦闘不能になった。

 

「カイリキー戦闘不能!メタグロスの勝ち!」

 

審判がそう言い、カイリキーとの戦闘は俺の勝ちで終わった。

 

「お疲れ様カイリキー。バロン君のメタグロスは早いね。だけど。出て来て!ルチャブル!」

 

※ルチャブル※【格闘・飛行】LV190

特性【軽業】

持っている道具が無くなると、素早さのステータスが2倍になる。

小さい体からは想像も付かないパワーを秘めている。

 

次はルチャブルか・・・

相性は俺のメタグロスが上だが、何か企んでるな・・・

 

「ルチャブル!高速移動を使ってメタグロスの周りを走れ!」

「メタグロスも高速移動を使え!」

 

※高速移動※【エスパー】

自分の素早さは凄く上げる。

 

ルチャブルの元の素早さはメタグロスより下。

コルニは素早さを補う為に高速移動を使ったみたいだが、俺のメタグロスにも高速移動を使えば何も問題ない。

ルチャブルはメタグロスの素早さを超えることは出来ないのだ。

 

「くっ!ならば!ルチャブル!跳び膝蹴り!」

 

※跳び膝蹴り※【格闘】

威力130の高い威力を持つが、技が失敗すれば自身にダメージを受ける。

 

ルチャブルは高く飛び上がり、メタグロス目掛け、跳び膝蹴りを使ったが、

 

「メタグロス!サイコキネシスで動きを止め、地面に叩き落とせ!」

『了解!』

 

メタグロスのサイコキネシスが急降下して来るルチャブルを捕らえ、地面に叩き落とした!

ルチャブルはそのまま戦闘不能になった。

 

「ルチャブル戦闘不能!メタグロスの勝ち!」

「まさかルチャブルが負けるなんてね。次が私の最後のポケモン!来て相棒!ルカリオ!」

『やっと俺の出番か』

 

ルカリオは腕を組んで登場した。

 

※ルカリオ※【格闘・鋼】LV220

特性【不屈の心】

怯むたびに素早さのランクが1段上がる。

波導を操るポケモン。

伝説のトレーナーアーロンの相棒だったと記されている。

 

ルカリオ・・・

腕に付いているあのリングは、ルカリオナイトだな。

 

「バロン君も気付いたみたいだね。それじゃ行くよ!ルカリオ!メガ進化!」

 

コルニはネックレスに付いていたキーストーンに触れ、ルカリオの腕に付いているルカリオナイトと共鳴!

虹色の光が2人を包み込む!光が収まるとルカリオはメガルカリオになっていた。

特性も【適応力】に変わり、自身の出す技の威力を2倍にするとゆう効果。

 

メガルカリオ・・・

なかなか厄介だが、俺のメガメタグロスに勝てる筈はない。

油断はしないが気を引き締まるか。

 




レックウザ LV222【ドラゴン・神】
ブリガロン LV220【草・格闘】
メタグロス LV220【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV200【悪】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次話、シャラジムの決着がつきます。

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