ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 六十五話

六十五話

 

※セキタイタウン※

小さな村で南側にはポケモンセンターと古民家が建っており、北側には、3本の石柱が立っている。

 

バロンはセキタイタウンに着いた時、北の中央部分に石の柱が3本立っている事に気付いた。

 

「この石柱ってどんな事に使うのかな?」

「俺もこの石柱の事知りたいな」

 

俺の後ろから急に声が聞こえたので、咄嗟に反転してからバックステップを取ってしまった。

これもアルマトーレで鍛えて得た物の1つだ。

 

「そんなに驚かなくても・・・」

 

その人は少しショックしているみたいだが、急に声が消えたので驚くのは無理も無いはず・・・

 

「すまん。急に声が聞こえたので」

「いや。俺も悪かった。ごめんな。俺はマサラタウンから来たサトシ。こちらが相棒のピカチュウだ」

『よろしく!』

 

(アニメではピカチュウの鳴き声ですが、バロンはポケモンの声が聞こえるので鳴き声は基本使いません)

 

「こちらこそよろしく!俺はアサメタウンから来たバロン。俺の相棒は出てこい白龍!」

 

俺はモンスターボールから白龍を出してサトシに見せてあげた。

 

「すげ~!始めてみたポケモンだ」

 

サトシは反射的にポケモン図鑑を取り出し、データを見ようとしたが・・・

 

[エラーこのポケモンは図鑑には登録されていません]

「え?」

「俺のポケモンは特殊でね。普通のポケモン図鑑では詳細は見れないよ」

 

俺はそう言い、白龍を撫でた。

 

「俺はこのカロス地方のチャンピオンになる男!」

「俺もこのカロス地方のチャンピオンになるために来たんだ。俺とバトルしないか?」

「いいぜ!バトル場に行こう」

 

着いたバトル場は周りが木で囲まれている森のバトル場。

 

セキタイタウン戦

☆バロンVSサトシ☆

 

ルール

1対1の1本勝負。どちらかのポケモンが倒れれば試合終了。

 

「頼んだぞピカチュウ!」

 

ピカチュウはサトシの肩から飛び降り、バトル場に出た。

 

『この勝負勝ってやる!』

 

「行け!俺の相棒、白龍!」

 

俺の横で待機してくれてた白龍がバトル場に出た。

今更だが、白龍を確認しておこう・・・

俺はポケモン図鑑を取り出し白龍を調べた。

 

 

名前・白龍【神】

特性・【神の力】【絆】

技・ポケモン界の全ての技使用可能。

 

特性【神の力】について。

全てのステータスが大幅アップ。

更に技発動時、神タイプを任意に付与出来る。

神タイプの技の威力を3倍にする。

 

特性【絆】について。

トレーナーとの絆の分だけ全てのステータスが上がる。

絆が無ければ通常の状態。

 

白龍の特性、変わったかな?

結構いい特性が備わっている・・・

あ。ついでにサトシのピカチュウも調べておこう。

 

 

名前・ピカチュウ【電気】

LV640

特性【静電気】【ギガボルト】

技・エレキボール

  アイアンテール

  10万ボルト

  電光石火

 

特性【ギガボルト】について。

電気タイプの技の威力を3倍にする。

任意に電気タイプを付与出来る。

 

LV640って・・・

高すぎ・・・

 

サトシを見ると、ポケモン図鑑を開いて白龍をもう一度調べていたが、やはり何も分からなかったのだろう・・・

少し落胆していた。

 

「んじゃサトシ!行くぞ!白龍、天空の領域!」

 

白龍は空中に跳び、天空の領域を発生させた。

周りは濃い霧に覆われ、神タイプ以外は半径1m未満しか見れない・・・

 

「何だこの霧は?周りが見えない・・・ピカチュウ、目を閉じて周りを意識しろ」

『了解』

 

目を閉じるか・・・

だけど、感覚だけで白龍の攻撃を避けられるかな?

 

「白龍、神の息吹!」

 

※神の息吹※【神】

神タイプの通常攻撃。

威力は100。

 

神の息吹は天空の聖域の効果で威力は4倍の400!

さあ、どうする!

 

「ピカチュウ、風を感じるはずだ。そこに10万ボルト!」

 

ピカチュウは耳を動かして、技の位置を特定した。

そこにピカチュウの10万ボルトが放たれた。

更に特性ギガボルトで威力は3倍の180!

だけど、LVのせいで実際の攻撃力は物凄く上!

 

白龍の神の息吹とピカチュウの10万ボルトが当たった時、白龍の技は10万ボルトに押し負けた!

 

「なに!?白龍、瞬時にピカチュウの背後に回り、ギガブレイド!」

「ピカチュウ!周りに気を付けろ!アイアンテールに電気付与!敵が来たら攻撃しろ!」

『『了解!』』

 

白龍はギガブレイドを瞬時に形成し、高速でピカチュウの背後に回った。

その時、10万ボルトが白龍がいた場所を通過した。

ピカチュウも瞬時にアイアンテールに切り替え、電気を付与。雷鋼テールになった。

 

「白龍、攻撃しろ!」

「ピカチュウ、迎え撃て!」

『ウォオラアア!』

『オオオ~!!』

 

白龍はギガブレイドを上段斬りで攻撃!

ピカチュウは雷鋼テールを下から上に振り上げた!

2体の攻撃がぶつかった瞬間、激しく火花が散った!

 

「「いっけ~!」」

 

ピカチュウも白龍も渾身の攻撃で攻撃していて火花が更に激しく散った瞬間!大爆発が起こった!

ピカチュウも白龍も至近距離の爆発により、大きく吹き飛ばされた!

 

「ピカチュウ大丈夫か!」

「白龍大丈夫か!」

『『問題無い!』』

 

白龍もピカチュウも空中で体勢を立て直した!

 

「流石だ!白龍、ゲイボルグ【赤】!!」

「ピカチュウ!エレキボール!」

 

2体のポケモンの技が放たれた時、天空の聖域の霧が晴れた!

 

「なに!?」

『何だと!?』

「いっけ~!ピカチュウ!!」

『穿て!エレキボール!!』

 

ピカチュウはチャージしたエレキボールを白龍に放った!

白龍と俺は霧が晴れて動揺し、技の発射タイミングが遅れた!

エレキボールはまっすぐに白龍に向かっていき当たり、爆発した!!

爆発の中から白龍が落下していくのが見えた!

白龍が形成したゲイボルグも無くなっている!

 

「白龍!もう一度体勢を立て直せ~!」

「ピカチュウ!トドメの攻撃だ!電気付与のアイアンテール!!」

『ウォオオオオ!!!』

 

ピカチュウは瞬時にアイアンテールに切り替え、近くに木に飛び移り白龍に向かっていき・・・

 

『これで!終わりだ~!!』

 

ピカチュウは雷鋼テールを白龍に上段斬りで思い切り当て、叩き落とした!!

白龍は物凄い速さで地面に激突!

その衝撃で地面に大穴が開いた。

地面に大穴が開いた中に戦闘不能の白龍が横たわっていた・・・

 

「白龍!?大丈夫か!!」

「お疲れ様ピカチュウ」

『うん♪』

 

ピカチュウは戦闘で汚れた部分を自身の電気で綺麗に消した。

その後、サトシの肩に乗った。

 

「バロン、白龍。良いバトルだったぜ!」

「ああ。まさか白龍が負けるとは思わなかった。またバトルしような!」

「おう!それじゃ俺はもう行くね」

「分かった。気を付けてね」

 

サトシは手を振り、セキタイタウンを立ち去った。

ちなみに、サトシのピカチュウにダメージを与える事は出来なかった・・・

 

「なあピカチュウ、あのバロンって少年、もっと強くなるかな?」

『なると思うよ。その時はまたバトルしたいけど』

「だな!」

 

※サトシもポケモンと話せます。サトシのピカチュウのレベルが高い理由が・・・

カントー地方

ジョウト地方

ホウエン地方

シンオウ地方

イッシュ地方

カロス地方

この地方を旅していた経験値が蓄積されているからです。

 

 

 

 

「白龍、直ぐにポケモンセンターで回復するね」

『頼む・・・』

 

白龍は腕を顔に乗せ、そう言った。

もう片方の手を堅く握られていていた。

 

俺は白龍をモンスターボールに戻し、ポケモンセンターに向かった。

マサラタウン出身のサトシ・・・

まさかこんなに強いなんて。

次は勝ってやる!!

 

 




白龍 LV224【神】
メイビス LV204【エスパー・神】
レックウザ LV204【ドラゴン・神】
ブリガロン LV205【草・格闘】
メタグロス LV202【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV187【悪】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白龍とのバトルで始めて負けた・・・
次は勝ってやる!

サトシの容姿もアニメと一緒です。
カロスでのジムバッチは5個です。

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