ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 六十四話

六十四話

 

ミアレシティのとあるレストランにセレナがある人物を待っていた。

 

「ダンテさん遅いなぁ~」

 

その時、レストランの入り口の鈴が鳴った。

 

「いっらしゃいませ!何名様ですか?」

「先に来てもらってる子がいて・・・」

 

ダンテは直ぐに辺りを見渡して私を見つけた。

 

「あの子よ!良かった~もう帰られたかと思った~」

 

ダンテは私の方に直ぐに来て席に座り、コーヒーを頼んだ。

 

「待たせてごめん!あ!そうそうこれをどうしてもセレナちゃんに渡したくて」

「これって確か・・・」

 

ダンテが鞄から出した者はバロンが旅を始める前に渡していた超最新ポケモン全国図鑑・・・

何でこのタイミングで?

 

「ダンテさん。そのポケモン図鑑は私には必要無いのですが?」

「バロン君と旅をしてほしくて」

「え?」

 

私はダンテさんに一緒に旅をしなければいけない理由を聞いた。

その理由が・・・

 

バロンを付け狙う組織がいて、その組織はバロンの旅をなぜか邪魔をしてくる。

しかも、その組織のポケモン達の幹部以上は、その組織の研究者達が開発した、ダンテさんの開発した超最新ポケモン全国図鑑とほぼ一緒の性能を持っており、通常よりも強いポケモン達が揃っているとの事・・・

更に、メガ進化に必要な絆で進化するポケモンを人為的にメガ進化させる機会まで作ってると言った。

 

そんな人達がバロンの旅をなぜか邪魔をしてくる。

何か意味があるのか分からないけど、放っておけない!

 

「ダンテさん。私、バロンと旅をします。ダンテさんの開発した超最新ポケモン全国図鑑をください」

「そう言ってくれると思ってたよ!だから私ね、この超最新ポケモン全国図鑑を更に改良しちゃたんだ!」

 

ダンテさんが教えてくれた超最新ポケモン全国図鑑の性能が・・・

 

①野生のポケモンに出会うだけで自動的に登録され、野生ポケモンの詳細を見たい時は、図鑑を野生ポケモンに向けるだけで、図鑑にそのポケモンの事が出てくるようになっている。何体出会ったかも載っている。

 

②このポケモン図鑑を持っているだけで、ポケモンの経験値を通常よりも多く貰え、さらに、ポケモンのレベルアップ時のステータスが通常よりも多く上がる。

通常ポケモンの場合2倍

伝説ポケモンの場合4倍

 

これがバロンが持っていた図鑑の性能だ。

だけど、更に改良された図鑑には、メガネみたいなのを付けて相手を見る。

見ているポケモンの詳細が全て出て来るので、見たい情報だけを意識すればそれだけが見れるようになる。

更に、レベルアップ時のスタータスの伸びが変更され、

通常ポケモンの場合3倍

伝説ポケモンの場合6倍

凄い数値に変更されていた・・・

 

「この図鑑の名前はね!超・ポケモン図鑑だよ!短めに改名したんだ」

「確かに短くなりましたね。ありがたいです」

 

私は素直な感想を言い、メガネを付けた。

意外と周りが見やすく、町中のポケモン達の詳細が全て頭に流れ込んでくる!

 

「痛い!」

 

情報量が多すぎて頭に激痛が走った!

 

「始めてだからね・・・先に痛み止めの薬を渡しておくね。使い慣れたら凄く良い物だから頑張って」

「はい。頑張ります・・・」

 

私は直ぐに痛み止めを飲み、出来るだけ意識を無にした。

するとさっきまでの莫大な情報量が一気に少なくなり、頭の痛みの凄く和らいだ。

 

「何も考えないようにすれば大丈夫そうですね」

「もう慣れてきたのかい!?」

「たぶん?」

 

私は曖昧に答えたが、1日練習すれば使いこなせると思う。

 

「それじゃ私はこれで!先に支払っておくね!」

「あ!ありがとうございます!」

 

ダンテさんは会計を終わらせると、腰に吊していたモンスターボールを投げた!

そこから出て来たのはフライゴンだった。

 

※フライゴン※【地面・龍】

砂漠の精霊と呼ばれる。羽ばたくことで巻き起こした砂嵐の中に隠れている。

 

私は即座に図鑑の効果を使う為、メガネを起動した!

欲しい情報は、レベル・ステータス・特性!

 

※フライゴン※LV380

特性【精霊の加護】

受けるダメージを1/10にする。

ステータス

HP3420

攻撃4560

防御3420

特攻5700

特防3420

速度4560

 

全てのステータスが高い・・・

その前に、LVが380!?

特性も始めて見た・・・

ダンテさんのポケモン・・・凄い・・・

 

ダンテはフライゴンの背中に乗り、飛び立ちダンテの研究所の方へと去って行った。

 

私もレストランから出てからポケモンセンターの宿に移動した。

私のポケモンのステータスが気になっていたからだ。

 

 

セレナのポケモン

テールナーLV35【猛火】【マジシャン】

ピジョンLV32【鋭い目】

ピカチュウLV30【静電気】

マリルリLV31【厚い脂肪】

サーナイトLV33【シンクロ】【絆】

ルカリオLV32【不屈の心】

 

特性【マジシャン】

特殊攻撃力が3倍になる。

特殊攻撃を跳ね返せる。

 

特性【絆】

トレーナーとの絆の分だけ全てのステータスが上がる。

絆が無ければ通常の状態。

 

この2つの特性、始めて見た・・・

マジシャンに絆。

使いこなさなきゃね!

 

セレナはバロンに合う前にポケモンのレベル上げをしてから合いに行くことした。

 

あ・・・バロンがどこにいるか聞いてなかった・・・

バロンの事だから4個目のジムに向かってるかな?

確か場所は・・・フクジさんがいるヒヨクシティだったはず。

とりあえずそこに向かうか!

 

ここまで来る間、白い城やデカい城壁とかがあったけど・・・

まさかね・・・

 

 




セレナのポケモン
テールナーLV35【猛火】【マジシャン】
ピジョンLV32【鋭い目】
ピカチュウLV30【静電気】
マリルリLV31【厚い脂肪】
サーナイトLV33【シンクロ】【絆】
ルカリオLV32【不屈の心】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セレナの今までのジムバッチ
バグバッジ【ハクダンジム】
ウォールバッジ【ショウヨウジム】
ファイトバッジ【シャラジム】

セレナが次に目指すはフクジさんのジム、ヒヨクシティに行く予定だ。
バロンもそこに行くと思ったので向かうことにした。

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