五十九話
暗黒神になってしまった白龍・・・
「白龍だよな?そうだよな!?」
『誰だそれは?お前を消すか。滅びろ』
暗黒神は右手を空に翳し、ゲイボルグ【黒】を形成し、俺に向け放って来た!
『バロン!俺に乗れ!』
ラティオスが俺の直ぐ隣に来てくれて、直ぐに乗った。
ラティオスはメガ進化して、直ぐに飛び立った瞬間!
俺がいた場所をゲイボルグが通り過ぎ、大爆発した!
そこには大きな穴が開き、底が見えない・・・
『バロン!ここから離脱する!街のポケモン達は皆、伝説ポケモン達がそれぞれ逃がしてくれた!』
「了解・・・」
『我が逃がすとでも?』
暗黒神から特大級の暗黒の球体を出して来た!
『消え去れ』
『そうはさせませんよ』
空からアルセウスが舞い降りた!
※アルセウス※【ノーマル】
宇宙がまだ無い頃に最初に生まれたポケモンと神話の中で語られている。
伝説の位では、☆神☆級☆
だけど、あの球体をどうするつもりだろう?
『掻き消しなさい。ムーンフォース!』
アルセウスから暗黒の球体に向け、ムーンフォースが放たれた!
暗黒神も球体を発射し、ムーンフォースとぶつかり合ったが、ムーンフォースは暗黒の球体を消し去り、そのまま暗黒神を攻撃した!
『なんだと!?』
『この世界はレベル制なので、レベルが高いほど強い。私のレベルは1000。貴方に私は倒せない』
レベル1000!?
もう限界レベルじゃないか!
(この小説の限界レベルは1000の設定です)
『貴方を先に元に戻さないといけないですね』
アルセウスはそう言うと、暗黒神に向け、13色のプレートを展開し、暗黒神の周りで輝きだした!
光は辺り一面を覆い尽くし、ラティオスも飛ぶのを止めた。前が見えないと危険だからだ。
『グガアア~!』
暗黒神は雄叫びを上げた後、体から禍々しいオーラが出ていく!
辺り一面の眩しい光が収まると、暗黒神だった者は白い龍に変わっており、地面に横たわっていた。
『元に戻って良かった。白龍よ。もっと鍛錬して己を磨きなさい』
アルセウスはそう言い、空へと戻って行った。
ラティオスは直ぐに白龍の方へと近寄ってくれて、俺を降ろしてくれた。
「白龍。大丈夫か?」
『今は声をかけてもダメだ。意識を失っている。モンスターボールに入れてあげなさい』
「はい」
俺は白龍をモンスターボールに戻して、もう一度ラティオスを見た。
「ラティオス。ありがとうな」
『ああ。街のポケモン達も戻って来たみたいだぞ』
様々な方角から伝説ポケモン達がポケモン達を誘導しながらアルマトーレに戻って来た。
数分しないうちにアルマトーレのポケモンは元の様に賑わった。
ダークライとの戦闘場所からアルマトーレまで、実は5㎞しか離れていなく、街まで戦闘の被害を少しだが、受けていたのだ・・・
白龍を暗黒神にしたダークライはあの黒い光線により戦闘不能状態であの山に横たわっていたが、命に別状は無く、喋れる様になってから暗黒神にしてしまった事を凄く謝ってくれた。
更に、白龍の力を認め、アルマトーレのポケモン達も歓迎してくれた。
アルマトーレのポケモン達は四天王と呼ばれるそれぞれ凄く強いポケモンが管理していると教えてくれた。
四天王第一席・ダークライ
四天王第二席・ゲノセクト
四天王第三席・ボルケニオン
四天王第四席・ディアンシー
四天王統括者・アルセウス
アルセウスは今回みたいなデカいバトルやポケモン達に危険が及ぶ場合に、止めに来る。
本当なら、四天王達が止めるのだが、四天王であるダークライが暴走したので、他の四天王はポケモン達を非難させ、アルセウスが出て来たのだ。
四天王の事を軽く紹介しよう。
四天王第一席・ダークライ【悪】
人々を深い眠りに誘い夢を見せる能力を持つ。
新月の夜に活動する。
伝説ランク・伝説級
四天王第二席・ゲノセクト【虫・鋼】
3億年前に最強のハンターとして恐れられていた。
伝説ランク・伝説級
四天王第三席・ボルケニオン【水・炎】
背中のアームから体内の水蒸気を噴射する。
山1つ吹き飛ばす威力。
伝説ランク・伝説級
四天王第四席・ディアンシー【岩・妖】
両手の隙間で空気中の炭素を圧縮して沢山のダイヤを一瞬で生み出す。
伝説ランク・伝説級
四天王統括者・アルセウス【ノーマル】
宇宙がまだ無い頃に最初に生まれたポケモンと神話の中で語られている。
伝説ランク・神級
四天王達は普通では出来ない進化を成し遂げている。
言わば、メガ進化なのだが・・・
四天王達はメガ進化の更なる進化、【真・進化】を習得している。
バロンと白龍のシンクロ進化も【真・進化】に近い原理になるが。
俺はこの街、アルマトーレのポケモン達と歓迎パーティーをして楽しみ、一夜を過ごした。
その日の夜、ラティオスが俺の所に来た。
『アルマトーレのポケモン達に歓迎されて良かったなバロン』
「ああ。本当に良かった。後、アルセウスとラティオスには感謝しないとな」
『なぜ俺にも?』
「なぜって?そりゃラティオスには世話になったし。今日も一日ずっと一緒にいてくれたからね」
俺はそう言い、夜空を見上げた。
空には雲が無く、小さな星達や綺麗な満月がアルマトーレを照らしていた。
「この街の空は綺麗だな」
『そうだな』
俺達は少しの間、夜空を見続けた。
『兄様~!遊ぼ~ってあれ?』
『なっ!?これは違うぞ!?勘違いするなよ!さあ行こう!』
『うん!行こう!』
ラティオスがあんなに慌てるなんて面白い♪
今日は色々あったが、充実した1日を過ごせた。
さあ!明日もあるし、俺は寝るか!
白龍 LV150【神】
メイビス LV148【エスパー・神】
レックウザ LV148【ドラゴン・神】
ブリガロン LV149【草・格闘】
メタグロス LV150【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV135【悪】
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アルマトーレは良い街だ!