ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

54 / 174
コウジンタウン編
ポケットモンスターXY バロンの旅 五十四話


五十四話

 

俺はやはりトラブルメーカーなのか・・・

通り道にカビゴンが寝ていて、道行く人達は立ち往生していた。

 

「なんでこんな所にカビゴンが寝ているんだよ!」

「本当面倒な所で寝てくれちゃって!」

「バトルして起こしちゃう?」

 

トレーナーはモンスターボールを取り出してそう言った。

俺はとりあえず見ておくか。

すると、他のトレーナー達もそうだなと言い、皆モンスターボールを持った。

 

「「行け!グラエナ!」」

「「行け!ドラピオン!」」

「「行け!ヘルガー!」」

 

オレンジ色の服の連中がポケモンを出した!

カビゴンは寝ている最中に、偶然だと思うが技【寝言】を発動した!

 

※寝言※【ノーマル】

寝ている時のみ使用可能。

自分の覚えている技をランダムで使用する。

 

カビゴンは寝言で破壊光線を放って来た!

オレンジ色の服の連中のポケモン達は咄嗟の攻撃で反応が遅れ、破壊光線を受けた!

その攻撃で大きく飛ばされ地面に叩き付けられた!

ポケモン達はそのまま戦闘不能に・・・

 

「「「なに!?」」」

 

俺はオレンジ色の服の連中のポケモン達のレベルを見た。

グラエナ・ドラピオン・ヘルガーのレベルはそれぞれLV50と高いが、野生のカビゴンのレベルを見ると。

カビゴンLV80となっていた。しかもカビゴンの大きさが普通のと違い大型のカビゴンだったのだ!

 

通常の大きさは2.1mだが、このカビゴンの大きさは5mだ!

大きさが違うとHPの量も比較的に上がる!

 

このカビゴンを倒すにも退かすにも、並大抵のポケモンの力じゃ何も出来ない・・・

 

「くそ!我々フレア団がこの様なポケモンに負けるだと!」

「こうなったら・・・」

 

何をするつもりだ?

 

「撤退だ~!」

「「「おう~!」」」

 

え?

 

フレア団は撤退と言ってから直ぐに引き返して行き、俺1人になってしまった・・・

カビゴンはまだ寝ているが、ここを通りたい人もいるはずだし退かしておくか。

 

「出てこいメイビス!」

『は~い!』

「サイコキネシスでカビゴンを隣の大きな木の下に退かしてくれないか?」

『分かりました!』

 

メイビスは両手をカビゴンに向けて、サイコキネシスを発動した。

するとカビゴンの巨体が浮き、大きな木の下に移動した。そのままサイコキネシスで静かに降ろしてあげ、技を解除した。

カビゴンを見るとスヤスヤと眠っているので、問題なさそうだ。

 

「ありがとうメイビス。助かったよ」

『マスターの為なら何でもしますよ♪』

 

メイビスはピースをして笑った。

もちろんデオキシス状態で・・・

出来れば擬人化でして欲しかった・・・

俺はメイビスにお礼を言ってからモンスターボールに戻して、地つなぎの洞穴に向かった。

 

その光景を木の陰から除く者がいたのをバロンはまだ知らない。

 

 




白龍 LV150【神】
メイビス LV148【エスパー・神】
レックウザ LV148【ドラゴン・神】
ブリガロン LV149【草】
メタグロス LV150【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV135【悪】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は地つなぎの洞穴に行くための前段階で話しが短めでした・・・

後、こんな感じにした方がいいと思ったりした方は遠慮なく言ってくださいね。

では!次は地つなぎの洞穴です!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。