ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 四十九話

四十九話

 

ここはどこだ?

僕はなぜここにいる?

 

『質問攻めはよしてくれ・・・ここは反転世界。僕が管理している世界さ』

 

反転世界・・・

ギラティナの世界か・・・

 

「君はギラティナで合ってるかい?」

『正式には末っ子のギラティナさ』

 

末っ子のギラティナ?

ギラティナって伝説の筈・・・

子孫も残せたの!?

どうやってだろう?

よし!このさい、全部聞いてみよう!

 

『質問攻めはよしてくれと言った筈だが?』

「すまなかったね。君は僕の心の声が聞こえるのかい?」

『この世界だと聞こえるぞ。後、あの少年の連れている白い龍は何だ?』

 

ギラティナの聞いている何だはたぶん、白龍自身に付いてだろう・・・

僕も近くにいるけど全く解らないんだよな・・・

 

「僕は知らないな・・・君は知らないの?」

『知らないから聞いているのだが?』

 

ギラティナは少し怒り気味に言ってる・・・

 

今更だけど、ギラティナのフォルムはアナザーフォルムだ。

 

「1つ聞きたいんだけど、なぜ僕だけを連れて来たんだい?」

『君はこの事件に付いて直ぐに察知しただろう?パルキアとディアルガの存在は察知しているはずだ』

 

時間を司るポケモン【ディアルガ】

空間を司るポケモン【パルキア】

 

この2体が争うと時空の裂け目ができ、時空の歪みが出来るのだ。

この状態を放っておけば、この場所は消える・・・

 

『シンオウ地方では争いを収める道具があったが、この地方には無かった・・・』

「じゃあどうして止めればいいんだい?」

『僕もそれを考えていたんだよ・・・』

 

その時!

プラターヌの近くに紫の霧が発生した!

 

『またか・・・その霧を吸っちゃダメだよ。毒だから』

「え!?」

 

プラターヌは直ぐに霧から離れた。

その後、ギラティナは毒を消した。

 

『ここにこれが出るって事は・・・あの宮殿がヤバいぞ!』

 

 

 

 

パルファム宮殿の上空には2体の伝説ポケモンが睨み合ってた・・・

『お前はいつも俺の邪魔をしやがる!俺の前からされや!』

『それはこっちの台詞だって何回も言ってるだろ!亜空切断!』

『時の咆哮!』

 

※亜空切断※【龍】

急所に当たりやすい高威力の技。

威力は100。

 

※時の咆哮※【龍】

使用した後、反動で動けなくなる高威力の技。

威力は150。

 

2体の技がぶつかった瞬間!周りの時空が縮まり、消滅が始まった!

 

「どうなってる!?」

『これはまずいですね・・・マスター。皆を出して、消滅の時間を稼いでください!我はあの2体の相手をしてきます』

「わかった!出てこいみんな!」

 

俺は残りのみんなをボールから出し、消滅しようとしている場所に光線系統の技を命じた!

 

「メイビス、破壊光線!

レックウザも破壊光線!

ブリガロン、ソーラービーム!

メタグロス、ラスターカノン!

ファイアロー、大文字!」

 

俺のポケモン達はステータスは通常の倍以上は基本あるので、消滅仕掛けてる場所に攻撃すると簡単に止まった・・・

 

「さっすが!これなら各自消滅仕掛けてる場所を攻撃出来るな。みんな!消滅仕掛ける場所を攻撃してきてくれ!」

『『『了解』』』

 

メイビスは俺の所に残り、残りは各自自分達の持ち場に着き、攻撃を開始した。

 

『争いを止めぬか2人とも』

『『邪魔だ!』』

『時の咆哮!』

『亜空切断!』

『バリア』

 

白龍は左右の手にバリアを展開。2体の技を最小限で防いだ!

 

『『なに!?』』

『お前達の攻撃はこれで十分に防げる』

 

白龍は瞬時にパルキアの後ろに回り、

 

『斬空刃!』

 

※斬空刃※【鋼】

鋼属性の風の刃で相手を攻撃する鋼属性最上級技(小説時のみ)

威力150。

 

パルキアは斬空刃をまともに食らい、地面に落ちた!

 

『あいつが一撃で遣られるだと!』

『喋っているなら攻撃したらどうだ?』

『くっ!時の!『遅いわ!炎斬!』

 

※炎空刃※【炎】

炎属性の風の刃で相手を攻撃する炎属性最上級技(小説時のみ)

威力150。

 

『グガガガガ!』

 

ディアルガは白龍の攻撃を食らい、地面に落ちた・・・

 

『そんな程度か・・・てことは・・・』

 

白龍は仲間のポケモン達を見渡した。

消滅現象の所を光線系統で攻撃している仲間達。

その攻撃は消滅現象を押し返している。

 

仲間達の攻撃力が高いので押し返しているのだ・・・

普通なら押し返すなんてまず出来ない。

 

『全然大丈夫だな』

『何が大丈夫だ~!亜空切断!』

『貴様は俺が倒す!時の咆哮!』

『芸が無いな。右、亜空切断!左、時の咆哮!』

 

白龍は左右の手からパルキアに亜空切断。ディアルガに時の咆哮を放った!

 

『『俺達の攻撃を!?』』

 

2体は驚愕したが、

 

『『オリジナルに勝てると思うなぁ!』』

『お前達の攻撃は俺には効かんな』

 

白龍が放った技は2体のポケモンの技とぶつかったが、そのまま2体の方へと押し返していき、2体を攻撃した!

 

『『グアア~!』』

 

2体はこの攻撃で戦闘不能になった。

だが、崩壊現象は止まらなかった・・・

 

『はあ~面倒くさい事になった・・・』

「面倒くさい事?」

『崩壊現象を起こしている元凶を倒してしまって・・・』

「あらま・・・とりあえず起きるまで崩壊現象を攻撃しよ~白龍はみんなのサポートを頼むね」

『了解した』

 

俺はその間に宮殿の主に話しをしておくか・・・

 

「主さん?ポケモンの戦いの中あなたは普通にここに立っていましたが、人間ですか?」

「人間も何も、私の正体は・・・」

 

主の姿が変わっていく・・・

全身から黒い毛が生え、

頭は狐みたいになり、

黒い髪が伸び、先は赤くなっている。

爪は鋭く伸びた。

 

『俺はゾロアーク。今のは特性、イリュージョンだ』

「ゾロアークだったのか。どうりでびくともしないはずだ」

 

俺は少しゾロアークと離していたら、後ろからで物が壊れる音が聞こえた!

 

『やっと起きたみたいだね』

「そのようだ」

 

2体の伝説は白龍を睨み付け、技を放とうとした!

 

「い・い・か・げ・ん・に・しろ~!」

 

俺は全身に赤い気を纏い、瞬発的に全身強化した!

 

『マスターに付与しなければ!』

 

白龍は咄嗟に俺に金色のオーラを付与してくれたので、更に強化できた!

この金色のオーラは、属性が神になるのだ!

 

俺は技を放つ直前のパルキアとディアルガの頭を叩いた!

 

『『なんだ!?』』

 

パルキアとディアルガは攻撃が来た方を見た。

 

『『人間?』』

「お前達!いつまで喧嘩してるんだ!お前達のせいで崩壊現象が起こってるんだぞ!」

『なんと!?』

『それはまことか!?』

 

俺は2体に見てこいと言い、現状を見せた。

 

『なんてことだ・・・1体のポケモンが崩壊現象を止めている・・・向こうもか!』

『こっちもだぞ!』

 

2体は崩壊現象よりもそれを押し返しているポケモンに驚いていた・・・

 

「早く崩壊現象を止めてくれよ!」

『ああ。そうだったな』

『だが、条件がある!』

『お前ら、条件ってのは何だ?』

 

白龍が後ろで笑顔で聞いた・・・

 

『『なんでもありません!直ぐに崩壊現象を止めます!』』

 

2体は直ぐに崩壊現象を止めるために協力し、崩壊現象を見事、止めてみせた。

 

「ありがとうな」

『『いえいえ!ではこれで失礼します!』』

『うむ。助かったぞ』

『『ありがとうございます!』』

 

2体は直ぐに時空の狭間へと消えて行った・・・

 

城はちゃんと元に戻っており、ショボンヌ城とパルファム宮殿に別れていた。

ちなみに俺達はパルファム宮殿にいる。

 

『バロンって凄いな!俺はあんたの事が好きだぜ!仲間に入れてくれよ!』

「いいぜ!よろしくなゾロアーク!」

 

俺はモンスターボールをゾロアークに当て、GETした。

 

「ゾロアーク、GETだぜ!」

『見事だ』

 

こうしてまた新たに新しい仲間が出来た。

 

ステータス

名前 ゾロアーク

LV  90

特性 イリュージョン

技  悪の波動

   悪巧み

   破壊光線

   龍の波動

 

 




俺のポケモン

白龍 LV125【神】
メイビス LV115【エスパー・神】
レックウザ LV114【ドラゴン・神】
ブリガロン LV120【草】
ファイアロー LV110【炎・飛行】
メタグロス LV117【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
ゾロアーク LV90【悪】

・・・・・・・・・・・・・・・
手持ちが増えたのでまたユウキに1体預けなきゃね。
ポケモンセンターに着いたら、ユウキに送ります。
今回はファイアローを送る予定です。

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