四十八話
コボクタウンに俺達は着くと先にポケモンセンターに向かい、ポケモン達を回復させた。
コボクタウン・・・
田舎みたいなほぼ何も無い、民宿はあるが・・・それぐらいしか無い村だ。
だが、1つだけ名所がある。それは・・・
【ショボンヌ城】
この城に繋がる道がここ、コボクタウンなのだ・・・
ショボンヌ城・・・
石畳で出来た大きな城。
ポケモンの回復が終わってから直ぐに、ショボンヌ城に向かった。
ショボンヌの前に着くと、勝手に扉が開いた!
「ようこそいらっしゃいました!どうぞ、お入りください」
そのアナウンスが流れた後、俺達は城の入れ口の扉まで歩いて行った。
扉の模様が伝説のポケモンである、【レシラム】と【ゼクロム】になっていたのに驚いた。
扉の前で少し待つと扉が開いた。
「ここまで歩かせて済まなかったね。どうぞ入ってください」
「ありがとう。お邪魔します」
「お邪魔します」
ここの主かな。
小太りの中年男性的な人が出て来た。
「ここってショボンヌ城だよね?」
「その筈だが・・・」
そう・・・
俺達はコボクタウンにいて、ショボンヌ城に来ているのだが、良く考えると・・・
レシラムとゼクロム系統はパルファム宮殿にあり、ショボンヌ城は基本的に何も無い・・・
どこかで時空の歪みが生じているのだ・・・
プラターヌは直ぐにそう思い、辺りを探ろうとした時!
「うわ~!」
「どうした!?」
プラターヌの足下に穴が急に空き、落ちていった!
俺も助けようと動いたが、直ぐに穴は閉じ、俺は地面に転がった!
「な!?」
俺は直ぐに起き上がり、腰のモンスターボールに手を伸ばした!
「出てこい白龍!大地を穿て!爆竜刃!」
※爆竜刃※【龍】
龍の最上級技(小説時のみ)
爆発属性の風と龍属性を合わせた技。
俺は白龍が出るときに命令し、白龍は直ぐにそれに答えてくれた。
『爆竜刃~!』
白龍はプラターヌがいた場所を爆竜刃で地面を穿ったが・・・
そこには何も無かった・・・
いや、爆竜刃で開けた穴しか無かった・・・
「くそ!どこにいったんだよプラターヌ!」
白龍はそっと穿った穴を元に戻し、俺の所に来た。
『これは伝説のポケモンの仕業とみていいだろう・・・この空間も時空の歪みが生じている。この城に思い入れがあるのか?』
「俺はこの城に思い入れは無いが?」
『いや・・・これを仕組んだポケモンについてだが?』
やってしまった・・・
と、とりあえず、考えるか・・・
これを仕組んだ伝説のポケモン・・・
この城にある像は確か、【レシラム】と【ゼクロム】だった筈・・・
だけど、この状態に出来るのは確か・・・
「【パルキア】と【ディアルガ】だった筈・・・」
『我もその2体と考えていた。だが、なぜこの地方にいるかを知りたい』
「確かに・・・確かあの2体は、シンオウ地方にいるはずのポケモン」
そのポケモンがこのカロス地方に来ている?
伝説級のポケモンが違う地方にいると、色々と問題が出るのだ・・・
ちなみにこれは、俺がポケモンと話せるようになってから解った事だ・・・
ちなみに俺のポケモンにいる。
今は預けているが、レックウザはホウエン地方に生息している伝説ポケモンだ。
メイビス(デオキシス)も一緒のホウエン地方に生息していたポケモンなのだ。
俺の伝説2体はその地方の伝説ポケモンの子供で、俺の所に来た?みたいな感じらしい・・・
白龍はどれとも違う新たな伝説ポケモンに当てはまる。
もしかして・・・
この現象を生み出している伝説も子供か?
このポケモン界の地方は、
カントー地方
ジョウト地方
ホウエン地方
シンオウ地方
イッシュ地方
カロス地方
この6地方があるのだ。
この地方にそれぞれ伝説のポケモンが存在していて、そのポケモンがその地方を束ねている。
話しが少しそれたが、このディアルガとパルキアはシンオウ地方のポケモンで、この2体がいると言う事は・・・【ギラティナ】もいるはず・・・
ギラティナはシンオウ地方の管理者に当てはまるポケモンで、表がディアルガとパルキアとなっている・・・
とりあえず会って確かめなければならない!
「あの~そろそろ僕も話していいかな?」
この人の事、忘れてた・・・
俺のポケモン
白龍 LV122【神】
メイビス LV110【エスパー・神】
レックウザ LV99【ドラゴン・神】
ブリガロン LV115【草】
ファイアロー LV105【炎・飛行】
メタグロス LV112【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
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時空の歪みで、ショボンヌ城とパルファム宮殿と一緒になってます・・・