四十三話
俺はブリガロンに守られっぱなしの状態だ・・・
情けないな・・・
マスターは、お前達の速度じゃ、俺のポケモン達には足下にも及ばない・・・こう言っていたな。
俺達の速度は、あいつらよりも格段に上か!
『ブリガロン、ここに来る前にマスターが言っていた言葉、覚えてるか?』
『もちろん。お前達の速度じゃ、俺のポケモン達には足下にも及ばないだろ』
『その通り。だから、守るなんてしなくても俺達は、スピードで戦えば良かったんだよ・・・』
ブリガロンは、びっくりした顔の後、ニヤッと笑った。
『確かにな』
ブリガロンはそう言うと技を解除した。
『ブリガロン!?』
『一斉攻撃って結構ダメージ食らうよな?俺の防御力は高いからな。こいつらの攻撃が全く効いてねぇわ』
マジか・・・
『これぐらいの攻撃に俺は守るを使っていたのか・・・』
ブリガロンの様子が少し変わった・・・
その瞬間、ブリガロンは先ほどより更に早いスピードで、俺達を攻撃して来たポケモン達を吹き飛ばしていった。技、爆裂パンチを使って・・・
0距離なら、確実に当たるこの技。
ブリガロンの素早さで、野生ポケモン達に一瞬で近づき、懐に潜り込み相手を殴ってるから、確実に当たっている。
更に爆発し!
相手を吹き飛ばす!
更に混乱効果も合わさる!
まず耐えきっているポケモンがいなかったが・・・
ブリガロンが動いて1分が経ったとき、周りのポケモン達は皆、横たわっていた・・・
『ピカチュウ、片づいたぞ』
『俺を呼び捨てすんじゃねぇ!』
俺はブリガロンの頭を叩いた。
ブリガロンはニッと笑うと、
『さて、マスターに怒られる前にプラターヌを助けますか?』
『勿論!マスターはああ見えて、実は恐ろしいからな・・・早く片付けようじゃないか!』
俺達はスピードを上げ、プラターヌの元へ向かった!
技か1分ほどでプラターヌのいる場所に辿り着いたが、酷い有様だった・・・
プラターヌのポケモンが毒で横たわっている・・・
マフォクシーが攻撃のラッシュを食らい続けてる・・・
プラターヌはサイコキネシス、金縛りを使われ、身動きが取れなくなっている・・・
悪条件、揃いすぎだ・・・
とりあえず、助けるか!
『雨雲よ来い!』
『俺はこいつらを倒す!爆裂パンチ!』
ピカチュウが雨雲を呼んでいる間に、俺はプラターヌを縛っているポケモンを倒す事にした。
俺は瞬時に、ゴチルゼルの懐に潜り込み、爆裂パンチで思いっきりゴチルゼルごとランクルスを殴った!
そのまま、周りのポケモンを殴っていき、片付けた後、雨雲の影響で雨が降り出した。
『雷~!』
ピカチュウは雨雲に向け、雷を発射!
だが、まだ残っていた避雷針の特性を持つ、ポケモンが雷を邪魔しようとしたので、
『邪魔をするなぁ~!ば~くれつ!パ~ンチ!!』
ブリガロンは避雷針持ちのポケモンとの距離が開いてるにもかかわらず、瞬時に追い詰め、思いっきり殴りつけた!
そのポケモンは思いっきり吹き飛び、木々を薙ぎ倒しながら止まった・・・
その後直ぐ、雷は雨雲に吸い込まれていき、ピカチュウに雷が落ちた!
この落ちる雷が雷電モードに必要なのだ。
詳しく説明していなかったのでここで説明しよう!
普通に撃つ雷は威力こそ高いが震動と衝撃が少ない。
だが、雨雲に撃った後に戻って来る雷は、震動も衝撃も普通に撃つより、格段に上だ。
この震動と衝撃が無ければ、雷電モードにならないのだ。
震動と衝撃で、蓄電の特性を活発化させるのが、、この雷の意味なのだから・・・
『雷電モード完成だ!さ~暴れるぜ~!』
『僕の出番は、ここまでかな?』
ブリガロンは自分を攻撃してくるポケモンだけを攻撃することにし、後は雷電モードピカチュウに任せることにした。
磁力を操りし純白の雷公・ピカチュウ・・・
ピカチュウは磁力を使い浮いた後、尻尾に電気を最大まで溜め込み、
『食らいやがれ~!特大!雷鋼~テ~ル~!』
ピカチュウは雷鋼テールをポケモン達が群がっている所に思いっきり振り下ろした!
『盾を起動しろ!』
フーディンがそう言った後、直ぐに守るの技が発動された!
『俺の攻撃か!お前達の防御か!どっちが上か教えてやる!』
ピカチュウはそのまま、雷鋼テールを振り下ろした!
その攻撃を盾隊が一生懸命受け止め取る!
だが、その盾隊の防御に、亀裂が入り、砕けた!
雷鋼テールは容赦なく振り下ろされ、そこにいたポケモン達を容赦なく襲った!
フーディンは咄嗟にテレポートを使い、避難したが、ブリガロンがそれを見ていて、移動先に先回りした・・・
その場所で、拳に気合いを最大まで溜め込む・・・
最大まで止め混んだ時、フーディンが目の前に出現した!
フーディンは目を大きく広げ、驚いた!
『お前の負けだ!気合いパ~ンチ!』
※気合いパンチ※【格闘】
後攻技。気合いを溜めてる最中に攻撃されると失敗する。
威力は150と破壊力抜群の大技。
フーディンはもう一度テレポートを使おうとしたが、
『遅いわ~!』
ドン!!!
フーディンの顔面にブリガロンの放った気合いパンチがヒット!
フーディンは回転しながら木々を薙ぎ倒していき、屋敷の手前にある、大岩に激突して止まった・・・
勿論、フーディンは戦闘不能・・・
それまで戦っていた残りのポケモン達は一目散に逃げ出していく・・・
丁度その時、マフォクシーが倒れた・・・
最後は毒に耐えきれなかったみたいだ・・・
プラターヌも疲れたのかその場で倒れ込んだ。
俺達は逃げ出したポケモン達を追いかけようとしたが、空からマスターが降りてきたので、その場で待機した。
「ピカチュウ、ブリガロン。よく頑張ったな!上から最後の方だが、見させて貰ったぞ!」
『『ありがとうございます。マスター!』』
今回の戦いで俺のポケモン達のレベルは大幅にレベルアップした。
もう、レベル100は当たり前の俺のポケモン達・・・
だが、手持ちは7匹・・・
とりあえず!ユウキに逢いに行こう!
俺はポケモン達に一緒に歩いて行くか聞いたところ、皆が、勿論と答えたので、プラターヌを運んで貰うことにした。プラターヌのポケモン達はモンスターボールに戻しておいたから大丈夫だ。
さ~!これでやっとユウキに逢えるぞ~!
『マスター?顔がにやけてますよ?』
「そうか?」
俺のポケモン
白龍 LV122【神】
メイビス LV110【エスパー・神】
レックウザ LV99【ドラゴン・神】
ピカチュウ LV120【電気】
ブリガロン LV115【草】
ファイアロー LV105【炎・飛行】
メタグロス LV110【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
・・・・・・・・・・・・・・・
ブリガロンとピカチュウは地上戦でだいぶ戦い、経験値を大幅にGET!
レベルアップしまくりです!
レックウザはユウキといたので経験値は無いです・・・