四十一話
空中では、バロンのポケモン達が飛行タイプのポケモン達を蹴散らしていた・・・
『なんなんだ!この強さは!』
『全軍!後退しろ!このままでは負けてしまう!地上はもうじき片付くが俺達がヤバいぞ!』
空の総司令官である、ピジョットが後退の命令を出し、全軍を引き下がらそうとしたが、
「それを俺が認めると思うか?お前達の速度じゃ、俺のポケモン達には足下にも及ばない・・・後、地上が片付くと言っていたな・・・ピカチュウ、ブリガロン、地上のポケモン達を片付けてこい。」
『『了解!』』
メタグロスはピカチュウとブリガロンをサイコキネシスを使ったまま地上に降ろしてから解除した。
「頼んだぞ」
『『はい!』』
地上はこれで暫く、いや・・・片付くだろうな。
俺は空に集中するか。
「白龍、滅龍奥義・鳳凰拳!」
※滅龍奥義・鳳凰拳※【神】
自身の体にステータス大幅アップのオーラを纏い、相手を攻撃しまくる物理攻撃技。
『オラオラオラ~!』
白龍は鳳凰拳で空の軍勢を相手に単体で半分を今の攻撃で蹴散らした!
更に、白龍のステータスは他のポケモンと比べて凄く高い。
それに加え、オーラでまだステータスを強化・・・
敵は白龍の攻撃を一撃食らうだけで、戦闘不能になる・・・
白龍は空の軍勢を1人で壊滅状態まで追い込んだ・・・
俺と俺のポケモン達はただ見るだけ・・・
いや・・・俺は命令しただけだった・・・
動けないのだ・・・
白龍のあの表情を見てしまうと、次は自分かと思える程に・・・
白龍は鳳凰拳を使っている最中、敵を攻撃するだけで遣られていくのを快感と感じ始め、今はもう、快感しか感じなくなってしまっている・・・
5分ぐらいたっただろうか・・・
空の軍勢は皆、もう目の前にからいなくなっていた・・・
全て地上に横たわっている・・・
空の軍勢は、白龍だけで殆ど片付けてしまったのだ・・・
「は、白龍?」
『なんだ、マスター?』
白龍は不思議そうな顔をして聞いてきた。
「ううん。なんでもない。白龍は一度休憩をとってほしいからボールに戻って貰っていいかな?」
『ああ。少し疲れたので助かる。すまないが休ませてもらうぞ』
白龍はそう言い、腰に吊してあったモンスターボールに自ら入って行った。
俺のポケモン達は少しホッとしており、正直に助かったと思っただろう・・・
「さて、地上の方はどうなったかな?」
俺は地上の方を見ると、プラターヌのポケモン達が遣られており、マフォクシーだけが残っていたのを見た。
その直ぐ後方にピカチュウとブリガロンが向かっていた。
今までどこに行ってたんだよ・・・
俺のポケモン
白龍 LV120【神】
メイビス LV99【エスパー・神】
レックウザ LV99【ドラゴン・神】
ピカチュウ LV98【電気】
ブリガロン LV89【草】
ファイアロー LV95【炎・飛行】
メタグロス LV97【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
・・・・・・・・・・・・
経験値は戦闘しているポケモンが一番経験値が入り、戦闘外だと少しだけだが、経験値は入る・・・
まあ、その少しも図鑑効果であまり意味はないが・・・