四話
俺はダンテの研究所に着いてすぐに
「ダンテさん!ケロマツが!助けてください!」
「ケロマツが!?すぐに私に預けて!ハピナス出番よ!手伝ってね!」
『ハピ!』
俺はケロマツが入っているモンスターボールをダンテに渡した。
ダンテはすぐに医療室に入り、治療を始めた。
「ヤヤコマ、出てくれ」
『ヤコ!」
俺はとりあえずヤヤコマを出してポケモンフーズをあげた。
俺のポケモンだし、可愛がって強く育てる!
「ヤヤコマ、美味しいか?」
『ヤコ』
ヤヤコマは頷きすぐにポケモンフーズを食べるのに戻った。
俺はしばらくケロマツを安全にレベルアップして強く育てるかを考えていた。
「バロン君。ケロマツの回復は終わったわ」
「ありがとうございます!」
ダンテは俺にケロマツを渡してくれた。
その時なのだが、ダンテがヤヤコマを見て驚いた。
「どうかしましたかダンテさん?」
「うん。そのヤヤコマ、二番道路で新人トレーナーや野生のポケモン達を痛めつけてたポケモンだったから…ゲットしたんだね」
そうだったのか…ヤヤコマの戦い方は確かにポケモンを痛めつけるやり方だったな…
「運良くゲットできました。ケロマツが危険な状態までされて、何もできない俺は鞄からモンスターボールを投げたんです」
「そう。それは良かった。あのままヤヤコマを放置していたら、私が行くとこだったから」
ダンテは凄くいい笑顔でヤヤコマは見た。
ヤヤコマはビクッと震え、俺の後ろに隠れた。
ヤヤコマも怖いと感じるんだな…
その後俺は、ケロマツとヤヤコマをボールから出したまま二番道路に行き、レベル上げをした。
後思ったんだが、ヤヤコマは強くなることが好きで俺との相性が良いんじゃないかと思ってる。
現にヤヤコマは俺に懐いている。
バトル時は徹底的に攻撃とかをするが、別に気にしない。
俺も徹底的にする派だから…
うん!やっぱりヤヤコマは俺に似てるな!
二番道路でのレベル上げは想像よりも早く終わってしまった。
なぜかと言うと、野生ポケモンが俺達を見ると一目散に逃げて行くからだ…
それを追うケロマツとヤヤコマは凄くいきいきしてる…
獲物を追うのが好きなんだな…うん!良いことだ!
何でって?ケロマツとヤヤコマの素早さがとんでもなく上がって、めっちゃ速いからさ…
逃げるポケモンを一瞬で追いついて攻撃…もう少し遠い所にいる奴はヤヤコマが見つけケロマツに教えてる。
ヤヤコマはケロマツを徹底的に育てたいんだよな?
うん…
よく考えれば、俺…何もしてない……
どうしたらいいのかな…
うん!
とりあえずここから離れてハクダンの森に行こう!
俺のポケモン
ケロマツレベル10
ヤヤコマレベル16
持ち物
いのちのたま