三十九話
俺達はボーマンダにユウキの屋敷に運んでもらっている最中・・・
「バロン。屋敷の周辺の辺り、ヤバくないか・・・」
「ヤバいしか言いようがない・・・」
俺達がヤバいと言う理由は・・・
屋敷の周りに、数多くのポケモン達がたむろっており、地上にも数多くのポケモン達が俺達を探していた。
そのポケモン達が俺達を見つけた瞬間、襲って来た!
数はもう分からない!
とにかく多い!これを相手にするのは面倒だが、見逃してはくれないだろうな・・・
「プラターヌ、ここは協力でいいよね?」
「もちろんだ!下からまた攻撃が来るのは面倒くさいから下に降りて戦おう!」
プラターヌはそう言いボーマンダに下降の命令をださせる前に、
「俺は空から来るポケモンを攻撃するからプラターヌは地上を頼んだ。メタグロス、頼むぞ」
俺はボーマンダからスッとメタグロスに飛び移り、目の前に広がる大群を見た。
「え!?あの空の大群を1人で戦うのかい!?」
「地上も似たような数でしょ・・・大丈夫、俺のポケモン達は簡単にはやられない」
俺のポケモンは少なくても、プラターヌのポケモンよりステータスは上だ。
後はどう戦うかである・・・
「わかった!今回は長話している場合じゃないから空は頼んだ!地上は任せろ!行くぞボーマンダ!さっさと片付けてバロンを援護しに行くぞ!」
俺はどれだけ弱いと思われているんだ・・・
俺だって気は使えるし、ポケモンも強いし・・・
今はそれどころじゃないか。俺もプラターヌより先に空のポケモンの軍勢を片付けて手伝いに行ってやろう。
「行くぞメタグロス。プラターヌに負けるわけにはいかない!みんなもよろしく頼むぞ!」
俺はモンスターボールからみんなを出し、メタグロスにサイコキネシスで空を飛べないポケモン達を浮かばせ戦うように細工し、みんなでポケモンの群れに向かった。
空のポケモン大軍勢戦
☆空を飛ぶポケモン軍勢VSバロン率いるポケモン達☆
俺は先にポケモン図鑑でざっと野生ポケモン達のレベルを見た。
殆どのポケモン達がレベル70を超えている。
中にはレベル80を超えるポケモンも少なからずいた。
てか!ユウキの屋敷に行くだけなのになんでこんなに邪魔されるんだよ!
こっちはさっさと逢いに行きたいんだよ!
「白龍は裁きの鉄槌!メイビスとレックウザは破壊光線!ピカチュウは特大の雷!ブリガロンはリーフストーム!ファイアローは暴風!メタグロスはすまんがサイコキネシスを続けてくれ。ピカチュウとブリガロンが落ちてしまう」
『了解です』
※リーフストーム※
沢山の草木に風を起こして相手に攻撃する。
※暴風※
風興しの上位版。物凄い風で相手を攻撃する。
俺のポケモン達は一斉に空に飛ぶポケモンの軍勢に攻撃を放った!
だが!
野生ポケモンもレベルが高いと知識も付く・・・
前衛のポケモンは一斉に守るを発動し、俺のポケモン達の攻撃を防いだ!
「ったく!面倒くさい事をしてくれる!白龍、みんなにシールドブレイク・オーラを!」
『了解した!』
※シールドブレイク・オーラ※
オーラ付与中。相手の守る系統の技を無力化し、そのまま攻撃を当てる事が出来る特殊サポート技。
俺は手を、空飛ぶポケモンの軍勢に指を指し、
「みんな、先ほどの攻撃を再び開始!」
みんなの一斉攻撃が放たれた!
ポケモンの軍勢は再び守るを発動してきたが、白龍のオーラ効果で守るは無力化!
そのままポケモンの軍勢に攻撃を当てた!
守るを発動していたポケモン達はこの攻撃で一掃出来た。
残りの軍勢は大方、サポート、攻撃役あたりだろう・・・
「みんな!一斉に攻めるぞ!」
『『『オオオ~!』』』
俺はポケモン達と一緒に空飛ぶポケモンの軍勢に突っ込んで行った!
俺のポケモン
白龍 LV90【神】
メイビス LV86【エスパー・神】
レックウザ LV86【ドラゴン・神】
ピカチュウ LV85【電気】
ブリガロン LV78【草】
ファイアロー LV80【炎・飛行】
メタグロス LV80【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
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先ほどからバロン達を襲ってくるポケモン達はユウキを守るために攻撃してきています。
理由はプラターヌにあります・・・