三十話
ミアレジム戦
☆メイビスVSジバコイル☆
メイビスは勝負が始まった瞬間に特性【オーロラブレイク】を発動した。
※オーロラブレイク※
全タイプの攻撃技を効果抜群に変えることが出来る。
メイビスは更に、ノーマルフォルムから、攻撃に特化したアタックフォルムにチェンジした。
『これが僕のフォルムチェンジさ!さあマスター!行きましょう!』
「おう!シャドーボールだ!」
メイビスは両手から闇のエネルギーであるシャドーボールを放った!
「ジバコイル!ミラーコート!」
※ミラーコート※
相手の特殊技で受けたダメージ2倍を与える。
ミラーコートか・・・特殊技を跳ね返される・・・
あっ!シャドーボールもだ!
シャドーボールはまっすぐにジバコイルに当たり、ミラーコートが発動した!
メイビスはミラーコートの技の効果で大幅にHPを削られた!
『今のは想定外だったよ・・・』
「メイビス、自己再生は使えるか?」
『その手があったか!ありがとうマスター!僕、その技もちゃんと使えるよ!』
「よし!メイビス、自己再生!それから、ミラーコート対策として物理技で攻めるぞ!神速!」
『了解!マスター』
※自己再生※
最大HPの1/2を回復する。
※神速※
もの凄い速さで相手を攻撃する、先行技。
メイビスは、直ぐに自己再生を使った。
自己再生する間は無防備になるが、メイビスは自己再生の達人!
無防備どころか、直ぐに再生を終え、神速を使いジバコイルに攻撃した!
「な!?早すぎですよ!大丈夫ですかジバコイル!」
『あまり、大丈夫ではないな・・・』
ジバコイルは首を横に振り、大丈夫では無いことを伝えた。
だけど、これは勝負!相手に情けを掛けるなどしてはいけない!だから!
「メイビス!トドメの技だ!サイコブレイク!」
『うん!いっくよ~!』
※サイコブレイク※
相手の特防ではなく防御によって与えるダメージが計算される。
(この小説のみの追加効果。技を溜めた分、更にダメージが上がる)
メイビスは両手を胸の前に構え、サイコブレイクのエネルギーを溜めた!
『マスター!最大パワーで放つ?』
「ああ!」
メイビスは俺の了解を得たので、更にパワーを溜め込んだ!
「これはまずいですね・・・ジバコイル!鉄壁を重ねがけしてください!」
※鉄壁※
自身の防御力を格段に上げる技。
ジバコイルは直ぐに鉄壁を重ねがけし、防御力を格段に上げた。
『僕の攻撃をそれで受ける気かい?』
『主人の命令に従うだけだ。俺は鉄壁を任せれた。それだけでいい。来るなら来い!受けてやる!』
俺はポケモンの声が聞こえるから、2体の会話が聞こえる。
ジバコイルは主人と言い、シトロンを慕っているのが分かる。
だけど、サイコブレイクは防御によってダメーメが変わる。
簡単に言えば、防御が高くなるほど、ダメージが大きくなるのだ。
シトロンはそれを知らないのだろう・・・防御を上げる技を重ねがけしたのだから
「メイビス!溜め込んだパワーを今、解き放て~!最大パワー!サイコブレイク~!」
『了解マスター!受けてみろ!サイコブレイクを~!』
メイビスは溜めに溜めたサイコブレイクをジバコイルに放った!
「ジバコイル!リフレクター!」
『さすが主人。リフレクター発動!』
※リフレクター※
目の前に特殊なバリアを展開。物理技のダメージを半減する。
「なに!?リフレクターか!」
『だけど!僕のサイコブレイクをそれだけで受けきれる筈がない!』
メイビスの言う通りだ!
最大まで溜め込んだサイコブレイクはまっすぐにジバコイルに迫っている!
これを受けきれば、次の技をするだけが、最大パワーで放ったメイビスの疲労は凄い。
「ジバコイル!更に追加です!バリアー!」
『更に重ねるとは。さすが主人。バリアー展開!』
※バリアー※
目の前に特殊なバリアを展開。自身の防御力を格段に上げる。
「まだ追加でバリアを展開するだと!?」
鉄壁を重ねがけ、更にバリアーで防御力を上げてきた。
今のジバコイルの防御力は生半可な技じゃ通用しなくなってしまった。
メイビスが放ったサイコブレイクは遂に、ジバコイルが展開したリフレクターに当たった!
リフレクターは直ぐに亀裂が入り砕けたが、次に展開してあるバリアーは直ぐに亀裂は入らなかった。
だが、少しずつ亀裂が入り始めたとき、
「ジバコイル!更に追加でリフレクター!更にバリアー!」
『了解した主人!』
ジバコイルは亀裂が入り始めたバリアーにリフレクターで囲み、補強した。更にその手前にバリアーを張り直した!しかも、バリアーは使えば、防御が上がっていく・・・
サイコブレイクは頑張って押してるが、補強されたリフレクター強化のバリアーを突破することは出来なかった。そして、技は効力を失い、消滅した・・・
『僕の最大パワーのサイコブレイクが・・・』
「こんな事があるなんて・・・」
「今がチャンスです!ジバコイル!10万ボルト!」
『了解!これでも食らえ~!』
※10万ボルト※
強い電気で相手を攻撃する。たまに相手を麻痺状態にする。
ジバコイルは10万ボルトをメイビスに当てようとしてきた!
「ヤバい!メイビス!バリアー!」
『あっ!はい!バリアー展開!』
メイビスは咄嗟にバリアーを展開し、10万ボルトを防いだ。
「なかなか攻撃が通りませんねぇ~」
「それはこちらも同じですよ」
俺達は互いを見て、考えた・・・
俺達のポケモンは互いにだいぶHPが削られている。次の一撃で勝敗が決する・・・
「バロン君!君は強い!この一撃で勝負を付ける!」
「ありがとうございます!俺もこの一撃で決めます!」
俺とシトロンは互いのポケモンの最高の技を出すことにした。
「ジバコイル!電磁砲!」
『ハアァア~!』
「メイビス!サイコブレイク!」
『ハアァア~!』
※電磁砲※
電気を圧縮した超濃度の電気玉。当たれば確実に麻痺になる。
お互いのポケモンは、技をチャージした!
この技が勝敗を決する!
「「放て~!」」
俺とシトロンの合図は一緒だった!
2体のポケモンは技を同時に放った!
電磁砲とサイコブレイクは2体の間の場所でぶつかり合い、大爆発した!
その爆発は2体を巻き込み吹き飛ばした!
2体は戦闘不能状態で地面に落ちた・・・
「両者のポケモン戦闘不能!この勝負は引き分けです!」
「戻れメイビス。。ご苦労だった」
『勝てなくてごめんよ』
「戻ってくださいジバコイル」
『主人、すまない』
お互いのポケモンは戦闘不能で引き分けになった。
だけど、これでまだ2体目なのだ・・・
最後のポケモンの強さはこれより上か・・・
「バロン君!僕のジバコイルに勝てたのは褒めます。ですが、僕の最後のポケモンは簡単には落ちませんよ!出てこい相棒!デンリュウ!」
『や~てやるぜ!』
「俺のメイビスを倒したのはシトロンさんが初めてです。ですが!俺も簡単には負けない!俺の最後のポケモンは、出てこい相棒!白龍!」
『我に任せろ!』
お互いの最後のポケモンが出た。
このバトルが最後のバトル。
絶対に・・・勝つ!
俺のポケモン
白龍 LV50【神】
ヒノヤコマ LV36【炎・飛行】
ハリボーグ LV36【草】
ピカチュウ LV50【電気】
メタング LV36【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV58【エスパー・神】
レックウザ LV63【ドラゴン・神】
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ジバコイルとメイビスの戦闘・・・
実はジバコイルのLV・・・55なんです。
なので、防御を上げてからのジバコイルはメイビスと互角と言っても良いぐらいの強さを持ってました。
なので、相打ちの形を取りました。