三話
俺はダンテのポケモン研究所を出てから二番道路に行こうとした時、
「バロン〜！モンスターボール渡すの忘れてたわ！はいこれ、モンスターボール五個ね」
「ありがとうございます！」
それから俺は、ケロマツをモンスターボールから出して、メイスイタウンに向かうために二番道路に向かった。
二番道路で俺はケロマツを強くしようと思い、野生ポケモンとバトルを積んで強くなる修行をすることにした。
二番道路には、ヤヤコマが木の上で休んでいたり、近くの茂みにはコフキムシ、ジグザグマ、ホルビーと言ったポケモン達がいた。
俺はダンテに頼まれていたポケモン図鑑のポケモン達の登録をしておいた。
自動でも出来るが手動でやった方が詳細も見れて手っ取り早い。
その中で一体、明らかに個体値が以上に高いポケモン、ヤヤコマを見つけた。
ヤヤコマの詳細を見てみると…
名前ーヤヤコマ
Lv15
特性
炎の体
持ち物
いのちのたま
技
①ニトロチャージ
②でんこうせっか
③エアスラッシュ
④はねやすめ
以上がヤヤコマの詳細だ。
ダンテのポケモン図鑑は凄いな…
普通ならゲットしないと分からないぞ…
にしても、あのヤヤコマ…
なぜに強い技をあんなにあるんだよ…
しかもレベル15だぞ…
それに、こんな高レベルのポケモンって二番道路には出てこないはず…
迷いこんだのか？
ステータスは見たいけど、えげつないのは確かだろうなぁ〜
「ケロマツ、あのヤヤコマは結構強いぞ…戦うか？」
『ケロ…』
ケロマツもあのヤヤコマは強いと分かったのだろう。
だが！
あのヤヤコマは手に入れたい！
そして今よりもっと強くなる！
欲しい！
あのヤヤコマが欲しい！
幸いに俺は、武術も多少は出来る。いざとなれば…
無理だな…
相手がポケモンだと、人間の俺には勝ち目がないわ〜
だって…ポケモンの技って人間に当たるとね…
うん…色々ヤバいのさ……
そんな事を考えていたら休んでいたはずのヤヤコマが戦闘態勢でこちらを見ていた…
やばい……
俺は、気づいた時にはケロマツを抱えて近くの木に向かって走っていた。
その後すぐ、さっきまでいた場所に爆発が起こった！
爆発の中心に方を見るとあのヤヤコマがいた。
ヤヤコマは炎を纏い、こちろに狙いを定めて突進して来た！
俺はやっと近くにあった木に隠れたが…
ズガン………
俺の隠れていた木がへし折れた……
しかも、燃えてる…
『ヤーコー！』
ヤヤコマは雄叫びに近い鳴き声をあげ、また炎を纏い出した。
あの攻撃は…ニトロチャージか！
あの攻撃を止めなければ！
ニトロチャージは、使うたびにスピードが上がっていく技だ。
ケロマツを見るとバトルしようとしてくれてる。
やるなら今だな！
「ケロマツ！ヤヤコマにあわ攻撃！」
『ケロロ！』
ケロマツはたくさんのあわでヤヤコマを攻撃したが……
ジュー…………
水蒸気しか出ない……
それよりも……
『ヤッゴーーー！』
ヤヤコマを怒らせてしまった！
てか、短期過ぎだろ！
ヤヤコマは纏う炎をさらにあげ、
ニトロチャージの倍増しした強烈な突進をして来た！
しかも、素早さがさらに上がってる！
「ケロマツ！その首のモコモコで動きを止めてくれないか！」
『ケロ！』
ケロマツは首のモコモコ…ケロムースと勝手に名付けるが…
それをヤヤコマに放った。
だが……
ジュッ！
一瞬で焼けた……
ヤヤコマはそのままケロマツにニトロチャージを当て、ケロマツは近くにあった木にめり込む形でぶつかった。
ズドン！
『ケロッ！』
ケロマツはその木にめり込んで、身動きが出来なくなった！
『ヤーコー！』
ヤヤコマはまた炎を纏い、ケロマツにとどめをしに来た！
このままじゃまずい！
せめてバトルを中断させないと…
そう思い鞄を探ってモンスターボールを取り出した。
俺はもう気づいた時にはモンスターボールをヤヤコマに投げていた。
モンスターボールはヤヤコマに見事当たり、ボール吸い込まれ地面に落ちた。
そして左右に三回ほど揺れて、ピコンと音が鳴った。
これはゲットの音だ。
俺はヤヤコマのモンスターボールを鞄になおしてからすぐに、ケロマツの方へ向かった！
ケロマツは気を失っていたのですぐにケロマツのモンスターボールを使い、モンスターボールに戻した。
それからはひたすらダンテのポケモン研究所まで走った。
バロンの手持ちポケモン
ケロマツLv8
ヤヤコマを手に入れた時に経験値を入手したため
ヤヤコマLv15
入手持ち物
いのちのたま