ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

29 / 174
ポケットモンスターXY バロンの旅 二十九話

二十九話

 

「使用ポケモンは3体!ポケモンの交代はチャレンジャーのみとさせて頂きます!それでは、勝負始め!」

 

ミアレジム戦

☆シトロンVSバロン☆

 

 

「行け!ピカチュウ!」

「行ってきてください!レントラー!」

 

いきなりレントラーかよ・・・

 

「レントラー!エレキフィールド展開!」

 

※エレキフィールド・・・

地面にいるポケモンは、電気タイプの技の威力が1.5倍になる。

 

エレキフィールドか。

確かに、電気タイプにはうってつけの場だな。

 

「ピカチュウ、特性で雨乞い!その後、雷だ!」

『いつもの感じだな』

 

ピカチュウに指摘されたが、雷電モードは強力。

別に良いじゃ無いか・・・

 

『マスターに先に言っておく。雷電モードをあまり、頼りすぎるな。今は命令で動くが、解らないようでは、自分で勝手に動くからな』

 

ピカチュウはそう言い、雷電モードになるため、雨乞いをしてから雷を放った!

 

「ピカチュウの特性が雨乞いなんて、聞いたことないですが、僕にもメリットがあるんですよ!レントラー!雷を自身に撃て!」

『了解した!』

 

レントラーは雨乞いを糧に雷を放った!

その雷のタイミングはピカチュウと同時・・・

その雷が落ちてきたのも同時だった・・・

雷が2体のポケモンに落ちた時、真の力を発揮した!

 

ピカチュウの力は雷電モード・・・

レントラーの力は雷獣モード・・・

 

レントラーにもピカチュウと似た真の力があったのだ!

 

「なに!?ピカチュウ以外にもこの力を使えるだと!?」

「正直、僕も驚いているよ。レントラーの力に似た力を持つポケモンがいたなんてね」

 

レントラーの雷獣モードは・・・

レントラーの周りに雷のオーラを纏っている。

更に攻撃する時に、そのオーラは形を変える。

雷タイプの攻撃力は3倍になる。

その他のタイプに雷属性を付与する。

 

レントラーの雷獣モードは、性能が良い!

 

「さあ!バトルの続きをしようじゃないか!レントラー!雷の牙!」

「ピカチュウ!雷鋼テール!」

 

※雷の牙・・・

顔の周りに牙の形をした物が現れる。

その牙が、噛み付いたりする。

 

レントラーは顔の周りに2本の牙を出し、更に雷獣モード・エレキフィールドの効果で威力は4.5倍!

雷の牙は巨大化し、ピカチュウを襲う!

 

ピカチュウの雷鋼テールもエレキフィールドを活用し、更に雷電モードの効果で威力は4倍!

雷鋼テールは巨大化し、レントラーを襲う!

そして、2体の技がぶつかり合った!

 

技の接触により、火花が激しく飛び散るが、2体は気にしない。

更にピカチュウには電気を吸収する力【蓄電】があるので、体力も回復、更に技の威力も上がると、最高のポテンシャル!

 

だが、さすがジムリーダーのポケモンだ。

雷を吸収されているはずなのに、威力が落ちない!

 

「レントラー!破壊光線を放て!」

 

なに!?この距離からの破壊光線だと!

 

「ピカチュウ!磁力を使って逃げろ!」

 

ピカチュウは瞬時に磁力を使い、その場から逃げた。

だが、レントラーは一行に破壊光線を撃とうとしない・・・

まさか!

 

「シトロン!お前、破壊光線ははったりだったのか!」

「戦いには知恵がいるのですよ。さあ!行きますよ!レントラー!充電!」

 

※充電・・・

自分の防御を上げる効果と、次の電気タイプの威力を2倍にする技。

 

充電!?

 

「ピカチュウ!地割れだ!」

「はい!?地割れだって!?」

 

シトロンの声が裏返った・・・

ピカチュウは尻尾を追い切り振り落とし、地割れを発生させた!

その地割れはまっすぐにレントラーに向かって行く!

 

「流石にまずい!地割れは想定外だった!レントラー!充電を解除!逃げに徹しろ!」

『流石に地割れは無いわ・・・』

 

レントラーは愚痴を言ってから、技を解除し逃げた。

だが、俺達はそれを見逃す筈がない!

 

「今だピカチュウ!磁力を使い懐に行け!雷鋼テール!」

『おう!』

 

ピカチュウは磁力を使い瞬時にレントラーが逃げた方向に向かった。

そして雷鋼テールをレントラーの脇腹に当てた!

レントラーは吹き飛ばされ、フィールドにあった壁に激突!

その壁に埋まり逃げられなくなった。ちなみにまだ、倒されていない!

 

「ピカチュウ!トドメの特大雷!」

 

ピカチュウは自身の雷電モードの雷を全て、更にエレキフィールドの電気も蓄電で全て無理矢理吸収!

それは、1つの兵器と化した・・・

 

「まずい!レントラー!逃げろ~!」

『く!うご・・・け・・・ない・・・」

『食らいやがれ!俺の必殺技!超ド級・雷玉弾!』

 

あれ?俺は雷と言ったはず・・・

 

ピカチュウは超ド級の雷玉弾を放った!

それはまっすぐにレントラーを向かって行き・・・

大!爆!発!

レントラーの周りの物から全てを巻き込み、フィールドには大きな穴が開いた!

レントラーはそのとんでもない攻撃を受け、大きく空に飛んで行った。

穴が開いたところから風が入ってきた。

 

「レ・レントラー戦闘不能!ピカチュウの勝ち!」

 

審判を務める人も爆発に巻き込まれ、吹き飛ばされたが、直ぐに立ち上がり、そう言った。

 

「戻ってくださいレントラー。大変お疲れ様です。あなたのピカチュウはとんでもなく強いですね・・・雷電モード解除されますよ?」

「ええ。今の技は俺も始めて見たので、俺自身が驚いています」

『マスター!これが俺の力だ!』

 

ピカチュウは俺にどや顔しながらそう言ってきた。

 

「では、僕の2体目を出しますね。行って来て!ジバコイル!」

 

ジバコイル・・・【鋼・電気】を持つポケモンか・・・

鋼が邪魔だな・・・

 

「まだ行けるかピカチュウ?」

『休憩したい・・・』

 

ピカチュウは苦笑いしながら頬を掻いてそう言った。

確かに、あのどでかい技を使った後だもんな・・・

 

俺の2体目か・・・

①白龍を出す

②メイビスを出す

③レックウザを出す

④ヒノヤコマを出す。

⑤メタングを出す。

⑥ハリボーグで戦っちゃう?

 

う~ん・・・悩む

 

「よし!ピカチュウ戻ってこい!そして、俺の2体目!行け!メイビス!」

『やった~!僕の出番だ~!』

 

メイビスは俺の周りをクルクル回りながらそう言った。

 

『メイビス様。相手はジバコイル。ただならぬ気が感じます』

『ピカチュウ~?誰に言ってるか解ってるのかなぁ~?それぐらい僕も感づいてるよ?』

『すみません!出過ぎたマネをしてしましました!』

『解ればよろしい~』

 

メイビスは俺には優しいけど、それ以外には手厳しい時がある。

 

「メイビス、頼んだぞ!」

『任せてマスター!』

 




俺のポケモン
白龍 LV46【神】
ヒノヤコマ LV32【炎・飛行】
ハリボーグ LV33【草】
ピカチュウ LV46【電気】
メタング LV31【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV56【エスパー・神】
レックウザ LV61【ドラゴン・神】

・・・・・・・・・・・・・・・
新たなモード、雷獣モード・・・
結構性能はいいですが、雷電モードには勝てませんでした。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。