二十九話
「使用ポケモンは3体!ポケモンの交代はチャレンジャーのみとさせて頂きます!それでは、勝負始め!」
ミアレジム戦
☆シトロンVSバロン☆
「行け!ピカチュウ!」
「行ってきてください!レントラー!」
いきなりレントラーかよ・・・
「レントラー!エレキフィールド展開!」
※エレキフィールド・・・
地面にいるポケモンは、電気タイプの技の威力が1.5倍になる。
エレキフィールドか。
確かに、電気タイプにはうってつけの場だな。
「ピカチュウ、特性で雨乞い!その後、雷だ!」
『いつもの感じだな』
ピカチュウに指摘されたが、雷電モードは強力。
別に良いじゃ無いか・・・
『マスターに先に言っておく。雷電モードをあまり、頼りすぎるな。今は命令で動くが、解らないようでは、自分で勝手に動くからな』
ピカチュウはそう言い、雷電モードになるため、雨乞いをしてから雷を放った!
「ピカチュウの特性が雨乞いなんて、聞いたことないですが、僕にもメリットがあるんですよ!レントラー!雷を自身に撃て!」
『了解した!』
レントラーは雨乞いを糧に雷を放った!
その雷のタイミングはピカチュウと同時・・・
その雷が落ちてきたのも同時だった・・・
雷が2体のポケモンに落ちた時、真の力を発揮した!
ピカチュウの力は雷電モード・・・
レントラーの力は雷獣モード・・・
レントラーにもピカチュウと似た真の力があったのだ!
「なに!?ピカチュウ以外にもこの力を使えるだと!?」
「正直、僕も驚いているよ。レントラーの力に似た力を持つポケモンがいたなんてね」
レントラーの雷獣モードは・・・
レントラーの周りに雷のオーラを纏っている。
更に攻撃する時に、そのオーラは形を変える。
雷タイプの攻撃力は3倍になる。
その他のタイプに雷属性を付与する。
レントラーの雷獣モードは、性能が良い!
「さあ!バトルの続きをしようじゃないか!レントラー!雷の牙!」
「ピカチュウ!雷鋼テール!」
※雷の牙・・・
顔の周りに牙の形をした物が現れる。
その牙が、噛み付いたりする。
レントラーは顔の周りに2本の牙を出し、更に雷獣モード・エレキフィールドの効果で威力は4.5倍!
雷の牙は巨大化し、ピカチュウを襲う!
ピカチュウの雷鋼テールもエレキフィールドを活用し、更に雷電モードの効果で威力は4倍!
雷鋼テールは巨大化し、レントラーを襲う!
そして、2体の技がぶつかり合った!
技の接触により、火花が激しく飛び散るが、2体は気にしない。
更にピカチュウには電気を吸収する力【蓄電】があるので、体力も回復、更に技の威力も上がると、最高のポテンシャル!
だが、さすがジムリーダーのポケモンだ。
雷を吸収されているはずなのに、威力が落ちない!
「レントラー!破壊光線を放て!」
なに!?この距離からの破壊光線だと!
「ピカチュウ!磁力を使って逃げろ!」
ピカチュウは瞬時に磁力を使い、その場から逃げた。
だが、レントラーは一行に破壊光線を撃とうとしない・・・
まさか!
「シトロン!お前、破壊光線ははったりだったのか!」
「戦いには知恵がいるのですよ。さあ!行きますよ!レントラー!充電!」
※充電・・・
自分の防御を上げる効果と、次の電気タイプの威力を2倍にする技。
充電!?
「ピカチュウ!地割れだ!」
「はい!?地割れだって!?」
シトロンの声が裏返った・・・
ピカチュウは尻尾を追い切り振り落とし、地割れを発生させた!
その地割れはまっすぐにレントラーに向かって行く!
「流石にまずい!地割れは想定外だった!レントラー!充電を解除!逃げに徹しろ!」
『流石に地割れは無いわ・・・』
レントラーは愚痴を言ってから、技を解除し逃げた。
だが、俺達はそれを見逃す筈がない!
「今だピカチュウ!磁力を使い懐に行け!雷鋼テール!」
『おう!』
ピカチュウは磁力を使い瞬時にレントラーが逃げた方向に向かった。
そして雷鋼テールをレントラーの脇腹に当てた!
レントラーは吹き飛ばされ、フィールドにあった壁に激突!
その壁に埋まり逃げられなくなった。ちなみにまだ、倒されていない!
「ピカチュウ!トドメの特大雷!」
ピカチュウは自身の雷電モードの雷を全て、更にエレキフィールドの電気も蓄電で全て無理矢理吸収!
それは、1つの兵器と化した・・・
「まずい!レントラー!逃げろ~!」
『く!うご・・・け・・・ない・・・」
『食らいやがれ!俺の必殺技!超ド級・雷玉弾!』
あれ?俺は雷と言ったはず・・・
ピカチュウは超ド級の雷玉弾を放った!
それはまっすぐにレントラーを向かって行き・・・
大!爆!発!
レントラーの周りの物から全てを巻き込み、フィールドには大きな穴が開いた!
レントラーはそのとんでもない攻撃を受け、大きく空に飛んで行った。
穴が開いたところから風が入ってきた。
「レ・レントラー戦闘不能!ピカチュウの勝ち!」
審判を務める人も爆発に巻き込まれ、吹き飛ばされたが、直ぐに立ち上がり、そう言った。
「戻ってくださいレントラー。大変お疲れ様です。あなたのピカチュウはとんでもなく強いですね・・・雷電モード解除されますよ?」
「ええ。今の技は俺も始めて見たので、俺自身が驚いています」
『マスター!これが俺の力だ!』
ピカチュウは俺にどや顔しながらそう言ってきた。
「では、僕の2体目を出しますね。行って来て!ジバコイル!」
ジバコイル・・・【鋼・電気】を持つポケモンか・・・
鋼が邪魔だな・・・
「まだ行けるかピカチュウ?」
『休憩したい・・・』
ピカチュウは苦笑いしながら頬を掻いてそう言った。
確かに、あのどでかい技を使った後だもんな・・・
俺の2体目か・・・
①白龍を出す
②メイビスを出す
③レックウザを出す
④ヒノヤコマを出す。
⑤メタングを出す。
⑥ハリボーグで戦っちゃう?
う~ん・・・悩む
「よし!ピカチュウ戻ってこい!そして、俺の2体目!行け!メイビス!」
『やった~!僕の出番だ~!』
メイビスは俺の周りをクルクル回りながらそう言った。
『メイビス様。相手はジバコイル。ただならぬ気が感じます』
『ピカチュウ~?誰に言ってるか解ってるのかなぁ~?それぐらい僕も感づいてるよ?』
『すみません!出過ぎたマネをしてしましました!』
『解ればよろしい~』
メイビスは俺には優しいけど、それ以外には手厳しい時がある。
「メイビス、頼んだぞ!」
『任せてマスター!』
俺のポケモン
白龍 LV46【神】
ヒノヤコマ LV32【炎・飛行】
ハリボーグ LV33【草】
ピカチュウ LV46【電気】
メタング LV31【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV56【エスパー・神】
レックウザ LV61【ドラゴン・神】
・・・・・・・・・・・・・・・
新たなモード、雷獣モード・・・
結構性能はいいですが、雷電モードには勝てませんでした。