二十七話
荒野の戦闘
☆オンバーン&ミロカロスVSグラエナ&ゴルバット☆
「ハンサムさんは先に発電所に行って!オンバーン、爆音波よ!」
「簡単に通すと思わないでよね!グラエナ、吠えるよ!」
なっ吠えるだと!
※吠える・・・
戦闘に出している相手のポケモンを入れ替えさせる技。
よって、ビオラのオンバーンは爆音波の前に手持ちに戻って行ってしまった。
そして、クチートが出て来た。
「残念だったね!お前のオンバーンの攻撃は防いだわ!」
グラエナは誇らしげに鳴いた。
だが、ビオラのクチートは・・・
「クチート、そうそうに決着を付けるわよ!メガ進化!」
『そうですね』
ビオラはネックレスに付けているメガストーンに触れ、クチートの首に吊してあったクチートナイトと共鳴。
虹色の光が輝き、2人を包んだ。
その光が収まった時にはクチートの姿はメガ進化した、メガクチートに変わっていた。
「なに!?だが、もう一度吠えるよ!」
グラエナを吠えようとしたが、
「クチート、守るよ」
クチートの周りに緑色の壁が出来た。
※守る・・・
緑色の壁を発生させ、相手の攻撃から身を守る。
守るの前ではどんな攻撃でも防げる。
グラエナの吠えるは不発に終わったのだ。
「ちっ!じゃあ悪の波動!」
「クチート、グラエナにムーンフォース!ミロカロス、ゴルバットにハイドロポンプ!」
※ムーンフォース・・・
月の光を集め、相手に攻撃する、妖精【フィアリー】タイプの技。
グラエナの悪の波動はクチートのムーンフォースの押し戻されて行き、グラエナに攻撃が当たった!
ミロカロスのハイドロポンプはゴルバットを容赦なく当て、吹き飛ばした!
「くそっ!なんて奴なのよ!グラエナ、ゴルバット!同時に破壊光線をミロカロスに当てなさい!」
グラエナとゴルバットは直ぐに破壊光線をミロカロスに放ったが、その前にはクチートが・・・
「クチート、守るよ。ミロカロスは波乗り!あの二体をやっつけなさい!」
※波乗り・・・
自身の周りに水を出し、波を発生させる。
周りにも影響がでる。
クチートは2体の破壊光線を守るで、ミロカロスに当たるはずだった技を防いだ。
その間にミロカロスは波乗りを使い、辺りを波にし、グラエナとゴルバットに攻撃した!
クチートはその間、守るでビオラも一緒に守った。
ミロカロスの波乗りは、グラエナ、ゴルバットを容赦なく攻撃し、そのまま私の邪魔をしたアケビを巻き込み、流して行った・・・
ハンサムはハッサムの守るを使い、身を守っていた。
流された方を見ると、グラエナとゴルバットは戦闘不能になっていた。
「もう~!服がびちゃびちゃじゃない!とりあえず戻って」
アケビはグラエナとゴルバットをモンスターボールに戻した。
アケビの服はオレンジ色なので透ける事はないが、服が体に引っ付くので、体のラインがはっきりと解る。
ハンサムの方を見ると、ハッサムがハンサムの前に立ち、アケビを見えなくさせてくれている。
(後で解りますが、ハッサムは雌です。クチートとミロカロスも雌ですよ)
良かった。ハッサム、ナイス!
アケビは確かに許さないけど、これとそれとは別って事で・・・
アケビは悔しそうに腕で前を隠しながら、睨んでいた。
「アケビと言ったわよね?その格好恥ずかしいでしょ?発電所の計画を止めて、撤退してくれれば、見逃してあげる。後、キースを差し出せ。そうしないと後ろにいる変態があなたを捕まえることになるわよ・・・」
アケビは後ろにいるハンサムを見た。
その瞬間、アケビは首を縦に何度も振り直ぐに隊員達に連絡を取り、撤退させるように命じた。
その間、ハッサムは頑張ってハンサムをこっちに近づけないようにと、見せないように頑張ってくれていた。
「お疲れ様クチート、ミロカロス。戻ってね」
ビオラはクチートとミロカロスをモンスターボールに戻した。
アケビは隊員達の撤退が終わったのを直ぐにビオラに伝え、キースを差し出した。
その時ビオラは、コートをアケビに渡してあげた。
アケビは戸惑っていたが、意図を察し、直ぐに羽織ってから撤退した。
その後、発電所の中を調べたが、電気の復旧も無事に元に戻っていたので、よほど、変態に捕まりたくなかったのか、あるいはもう用済みだったのか・・・
一応、今回の件は無事に片付いたが、キースはこのままハンサムに渡す。
ハンサムはキースを逮捕し、連れて行ったくれた。
私はバロン君のジム戦が気になるので、ミアレシティに戻ることにしたその時、
「あれ?ビオラさん?」
バロン君の声が聞こえたが、どこにもいない・・・
「ビオラさ~ん!ここですよ~!」
俺は思いきり手を振って、存在をアピールした。
ビオラはようやく上を向いてくれた。
「え?レックウザに乗って・・・」
一応ビオラさんもレックウザゲットの目撃者だから、なんでレックウザで来てるの?って意味だろう・・・
「レックウザが乗せてくれるって言うからさ、乗せてもらった!」
レックウザは静かにビオラの前に降り立ち、バロンを降ろしてあげた。
「ありがとうレックウザ。あ、発電所の電気が滞っていると聞いてやって来ました」
「あ。それならもう解決しちゃった・・・」
ビオラはごめんねと手を合わせて謝った。
「いえいえ!解決してくれてありがとうございます!これでジムに挑戦できます!」
「あ~ここのジムは殆ど電気で動くもんね・・・良かった、治って~」
「では、そろそろミアレシティに戻りますか。頼むぞレックウザ」
『任せろ!』
俺はビオラさんをレックウザに乗せ、俺もレックウザに乗った。
「さ~!レックウザ!ミアレシティに向けて再出発だ~!」
『了解だマスター!』
レックウザは直ぐさま飛び立ち、俺達はミアレシティに飛んで行った。
ビオラの手持ち
アメタマLV28【虫・水】
アメモースLV35【虫・飛行】
オンバーンLV49【飛行・ドラゴン】
クチートLV60【鋼・フェアリー】
ミロカロスLV65【水】
ウルガモスLV70【虫・炎】
・・・・・・・・・・・・・・・
今回はビオラに問題を解決させました。
毎回バロンが問題を解決すると、ポケモンのレベルが・・・
まあ、ビオラのポケモンもレベルがね・・・
アケビのポケモン達のLVは45の設定です。