二十六話
ミアレの荒野にあるカロス発電所にて、1人の男がポケモンと一緒にオレンジ色の集団・・・フレア団と戦っていた。
「くっ!流石に多いな・・・」
「そろそろ終わりにしてやる!ヘルガー、火炎放射!」
ヘルガーの火炎放射がその男のポケモンに当たる直前!
「ミロカロス、ハイドロポンプ!」
どこから来たのか、ミロカロスが出て来て、ハイドロポンプを放った!
ハイドロポンプは火炎放射を押し返し、ヘルガーに当てた!
ヘルガーは効果抜群の技を受け、吹っ飛んだが、体勢を立て直し、ミロカロスを睨んだ。
「おお!ビオラ!来てくれたのか!助かったぞ」
「間に合って良かったですよ。ハンサムさんのハッサムは鋼・虫タイプで炎が相性悪いですもん」
ハンサムと言われた男は苦笑いし、ハッサムは少し落ち込んだ・・・
ビオラはフレア団のヘルガーを使っているトレーナーを睨んだ。
その人物は、キース・・・
バロンにはフレア団を抜けると言っておきながら、結局抜けていないじゃないか!
絶対に許さない・・・
ビオラから怒りのオーラが・・・
「ミロカロス、破壊光線!」
ミロカロスは体勢を立て直したばかりのヘルガーに破壊光線を放った!
「ヘルガー!避けるんだ!」
ヘルガーは当たる直前、横に飛び攻撃を回避したが、破壊光線を放った軌道にはキース・・・
ビオラもミロカロスも相当怒っているが、技の無駄遣いはしない・・・
キースはもうダメだと目を瞑った瞬間、キースの前に黒い影が映った。
その影は破壊光線を受け、キースは助かったが、その影は大きく吹き飛ばされた・・・
キースは直ぐに飛んだ影を見ると、ヘルガーだった!
「ヘルガー!おい!大丈夫か!」
キースはヘルガーを揺さぶりながら必死に声をかけた!
「私はあなたを許さない。もう一度破壊光線よ」
ミロカロスからもう一度、破壊光線が撃たれた!
狙いはまっすぐにキース・・・
キースは破壊光線が撃たれた事に気付いてきない。
私は勝利を確信した。
だが!
現実はそう、甘くは無かった・・・
「グラエナ!破壊光線!」
グラエナがキースの前に立ち、ミロカロスが放った破壊光線に、破壊光線を放ち、技を相殺した!
「キース、ちゃんとしなさい。私が駆けつけないとあなた、危なかったわよ?」
「アケビ様・・・」
アケビと呼ばれた女性はキースを引っ張り上げ、ヘルガーをモンスターボールに戻させた。
「ここは私に任せなさい。あなたは発電所の警護に向かってちょうだい」
「わかりました」
キースは走って発電所に向かおうとしたので、
「私が逃がすと思うか!オンバーン、キースを追って仕留めろ!」
ビオラは腰のベルトからオンバーンが入ったモンスターボールを投げ、オンバーンを出した。
オンバーンはキースを追いかけるため、空を飛んだが、
「そう簡単に行かせる訳ないじゃない!」
オンバーンの前にゴルバットが立ち塞がった!
その隙にキースは発電所に辿り着き、建物の中に入って行った。
「くそ!あんた邪魔よ!」
「邪魔も何も、私の可愛い部下を可愛がってくれたお礼、させてもらうわよ!」
俺のポケモン
白龍 LV45【神】
ヒノヤコマ LV30【炎・飛行】
ハリボーグ LV31【草】
ピカチュウ LV45【電気】
メタング LV29【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV55【エスパー・神】
レックウザ LV60【ドラゴン・神】
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今回、バロンは活躍無しだったので、ポケモンもそのままです。
ビオラの本格的な戦闘がついに始まります。