二十五話
俺の前には高くそびえ立つ塔・・・
【プリズムタワー】に来ていた。
ここにジムがあるとビオラは言っていた。
俺はプリズムタワーに入って行くと、金髪の男の子が門の前で立っていた。
「あの~ジムに挑戦したいんですけど?」
「え?ああ!ジムにチャレンジしに来たんですね!ようこそミアレジムへ!僕がジムリーダーのシトロンです!」
ジムリーダーと言った少年、シトロンはなぜ、門の前にいるのだろう?
「シトロンさんは門の中に入らないのですか?」
「ちょっと今は入れないんだ・・・電気が滞っていて、復旧に時間がかかるみたいなんだ」
電気が滞るだって・・・
フレア団と言う奴らの仕業なのか・・・
ちょっと調べてみるか。ジムに挑戦出来ないし・・・
「シトロンさん、また後でジムに挑戦しますね!」
「ごめんね・・・」
俺は再び来た道を戻り、プリズムタワーを出た。
う~ん・・・これからどうしよう・・・
ピコン!
メールの音?
俺はポケモン図鑑を取り出し、メール欄を見た。
差出人 ビオラ
バロン君ごめん!
急用が出来て、一緒に旅に行けなくなっちゃた!
ほんとにごめん!
ビオラからのメールを見てから、とりあえずプラターヌに電気を送っている施設を聞いてみよう。
俺は、プラターヌの研究所の向かった。
研究所に着くとプラターヌの助手の方が出迎えてくれた。
「こんにちは。プラターヌいますか?」
「うん。いるよ。どうぞ」
プラターヌはいつもの場所で研究をしていたみたいだった。
邪魔をしちゃったな・・・
「やあ!待たせたね。どうしたんだい?」
「この街に送ってる電気の場所を知りたくて来ました。」
プラターヌはそういう事か!と言ってから、
「そうだね・・・電力を送ってる場所なら・・・ここだな。カロス発電所・・・」
「カロス発電所・・・」
カロス発電所は、荒野になっている13番道路。
通称【ミアレの荒野】
そこの左側にカロス発電所がある。
「そこに不具合が起きて、電気の流れが滞っているんですね・・・」
「その通りだよ。僕も行きたいけど、設備に支障が出ると行けないので、僕は行けないのだよ・・・」
「大丈夫ですよ。僕には心強い仲間達がいるので」
俺はその後少しだけプラターヌと話してから研究所を出た。
13番ゲートは東にあるが、
『マスター、俺を使え!俺がマスターを発電所まで運んでやる』
「おお、それは助かる!頼むぞレックウザ!」
俺は腰ベルトからレックウザのモンスターボールを投げ、レックウザを出した!
俺はそのままレックウザの頭に乗り、ミアレの荒野に向かった。
その時、プラターヌが研究所の窓から見ていて、モンスターボールからレックウザが出て来た瞬間、気絶をしたと言う・・・
レックウザを持つ俺はミアレシティの有名人になるにはそう遅くは無かった・・・
俺のポケモン
白龍 LV45【神】
ヒノヤコマ LV30【炎・飛行】
ハリボーグ LV31【草】
ピカチュウ LV45【電気】
メタング LV29【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV55【エスパー・神】
レックウザ LV60【ドラゴン・神】