二十四話
俺達はポケモンセンターに着いてから休憩していた。
「なあ。フレア団ってどんな団体なんだ?」
「突然だな・・・素直に言っておくが、俺達は悪の組織【フレア団】。俺はキースと言う。そこにいるのは俺の部下達だ」
フレア団って悪の組織だったのか!
「だが、俺はフレア団を今回の事で抜けようと思う」
「抜ける?」
「フレア団にいても俺は強くなれない・・・お前のポケモンに勝てるように俺は特訓に行く」
「キース様・・・俺達も一緒に行きます!」
フレア団のキース・・・いや、元フレア団だな・・・
「そうか。お前達ならちゃんと特訓すれば確実に強くなるだろうな。ちなみに言っておくが、俺はまだバッチ1個なので、キースとのバトルが終われば出発することにする」
「な!?バッチ1個だと!見せてみろ!」
俺はバッチが1つしか入っていないケースを見せた。
「ホントに1個だけだ・・・マジかよ・・・」
「キース様元気出してください!」
「なあビオラ?バッチが1個だけってやっぱり可笑しいの?」
俺は疑問に思ったことを素直に言った。
「ええ。だって伝説であるポケモンを2体。いえ、3体だね。それに、普通では決して見ることが出来ない白色のピカチュウ・・・しかも、貴重なメタグロスになるポケモン、メタングすら持ってる。更に最初のポケモンである、ハリボーグも・・・バロン君のポケモン達は普通はバッチ1個じゃ手に入らないポケモン達ばかりなのよ・・・」
元フレア団になったキース達が、うんうんと頷きながら話しを聞いている・・・
俺のポケモン達ってそんなに凄かったんだ・・・
『マスターは俺達の凄さが解ってなかったのか・・・』
ピカチュウが呆れ声でそう言ってきたが、俺は普通に知らなかった・・・
今更だが、俺の手持ちポケモン・・・
俺のポケモン
白龍 LV45【神】
ヒノヤコマ LV30【炎・飛行】
ハリボーグ LV31【草】
ピカチュウ LV45【電気】
メタング LV29【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV55【エスパー・神】
レックウザ LV60【ドラゴン・神】
合計7体・・・
次育てるならメタングかな?それともハリボーグが良いかな~
「なあバロンよ。俺との戦いは良いから、先に旅に行けよ。バッチ1個に負けるなんてさすがにキツいからな・・・早くバッチ4個は取ってこい!その時に再戦しようぜ!」
「うん!」
「あ・・・これ、俺のアドレスな」
キースは俺のポケモン図鑑にキースのアドレスを登録してくれた。
俺もキースのポケモン図鑑に俺のアドレスを登録した。
「なにかあれば相談になってやるから、気軽に声を掛けろよ」
「ありがとう!」
「じゃ、俺達はフレア団に抜けることを言ってくるわ。これでも一応、幹部なんでね」
幹部!?
キースって幹部だったんだ!
「凄いクラスですね!だけど、フレア団を止めてくれて嬉しいです。一緒に頑張りましょうね!」
「おう!俺達とお前は友達だからな。約束は守るぜ」
キースは部下達を引き連れて、路地裏に消えていった・・・
ん?路地裏に基地があるのかな?
まあ、今はジム戦だ!
プリズムタワーまでもう少し!行くぞ~!
「バロン君、私、少し用事があるから先に行ってて・・・」
「わかった!気を付けてね!」
ビオラはそう言うと手を振って、歩いて言った。
『マスター。あのビオラって人、何か隠してないかな?』
「気のせいでしょ。それよりもジム戦頑張ろうな!」
『ああ!』
ミアレシティ・・・
とある路地裏の一角・・・
「ハンサムさん、こちらビオラ。フレア団に動きがありました」
『ご苦労。俺も直ぐにそちらに向かう!」
「了解。引き続き捜査します」
「気を付けろよ」
「はい」
会話の後、ビオラは路地裏に消えて行った・・・
俺のポケモン
白龍 LV45【神】
ヒノヤコマ LV30【炎・飛行】
ハリボーグ LV31【草】
ピカチュウ LV45【電気】
メタング LV29【鋼・エスパー】【メタグロスナイト】
メイビス LV55【エスパー・神】
レックウザ LV60【ドラゴン・神】
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フレア団の幹部・キースとその仲間、フレア団脱退・・・
ビオラには怪しい動きが・・・
バロンはプリズムタワーのジムに向かった。