ポケットモンスターXY バロンの旅 百五十六話
百五十六話
町の復旧作業から半年後・・・
カロス地方の市町村全てが一丸となり復旧作業は終わりを告げた。
その更に1ヶ月半後、ミアレシティでは大きいドームが建てられた。このドームこそ、ポケモンリーグが行われる会場だ。
「ついに完成しましたね!」
「ええ!皆様のおかげですわ!」
皆のおかげで無事、ポケモンリーグの舞台が完成した後、この地方のチャンピオンであるカルネが来た。その方と一緒にプラターヌ博士も来た。
「やあ君たち!ご苦労様」
「ご苦労様です。私はカロス地方のチャンピオン、カルネと申します」
カルネはそう挨拶をした。
「俺はバロン。それと相棒のエルドラドです」
「バロン君のポケモンは凄く強いと聞きましたが、本当のようですね。チャンピオン戦では手加減なんてしませんから、本気でぶつかって来てください。私の相棒はサーナイトです」
「はい!」
カルネはそう言いドームの関係者入れ口から中へと入って行った。それに続きプラターヌ博士も入って行った。
バロン達はリーグに挑戦するため、正面入り口から入り、受付でエントリーをしに行った。
エントリーNo.1:リョウ
エントリーNo.2:ダルク
エントリーNo.3:バロン
エントリーNo.4:セレナ
エントリーNo.5:サナ
エントリーNo.6:ティエルノ
エントリーNo.7:トロバ
エントリーNo.8:モモ
エントリーNo.9:エーギル
エントリーNo.10:ルーマ
以上がリーグの挑戦者だ。
このメンバーの中から勝ち抜いた者が、カロスのチャンピオンである、カルネと戦う権利を与えられる。
「みんな!今からはみんながライバルだ!手加減なんてしないからな!」
「あったりまえだ!」
「私達、以前より強くなった事、証明してみせるからね!」
「頑張ります!」
リーグ戦では、手持ちポケモンは3体まで。
ポケモンの交代は両方共に有り。
どちらかのポケモンを3体先に倒すか、降参する事で勝敗を決する。
ちなみにバロンは、エルドラド、青竜王、紅皇龍で出場だ。エントリーの時に登録しないといけないので、決めていた。
リーグの開会式は今日の昼から行われる。それまでに会場入りして整列すれば大丈夫だ。
このバトルは全国放送もされるので、テレビの視聴率はとんでもなく高い。
更には、観客席を1万席用意してあるので、大勢の方が生のバトルを見れるようにしている。
控え室は100部屋もあり、選手がそれぞれの部屋で休憩したり作戦を練れるようにと防諜設備も完璧である。
勿論、大きい広間もあり、そこで休憩や話し合いなど様々な事も出来るようにしてあり、温泉も設備されている。
温泉は一般用と選手用、職員用と分けられている。
更にはホテルも完備されており、選手の人達は無料で泊まることが出来るようになっている。
ちなみに、一般の料金は一泊3万とお高い・・・
買い物も出来たりと色々な施設が揃っている最強の建物だ。
バロン達はそれぞれの控え室に行き、ポケモン達のコンディションの確認を行った。
晩ご飯は皆で食べようと言う事になっているので、夕方になってから広間に向かった。
そこには既に全員が揃っていた。
「みんな早くないか?」
「バロン君が遅いのよ!」
「俺達、5分前にはここに到着していたぞ?」
「マジか!すまん!!」
バロンは速攻頭を下げ謝り許して貰った。
「じゃ行こっか!」
「「「お~!!」」」
こうしてみんなで晩ご飯を共にして、ワイワイはしゃぎ楽しくご飯を食べた。
その後ホテルに行き、それぞれの部屋に行った。
「いよいよ明日だな・・・」
『マスター?不安か?』
「いや、凄く楽しみだ!」
『良かった。俺達も楽しみだ』
『強い奴等が一同に集まる祭りか。良いな!』
『早く戦いたいぜ!』
『なんなら肩慣らしに俺と戦うか?』
『おう!やるか!』
「お前達な~今日はもう寝るぞ」
青竜王と紅皇龍は凄く残念そうに頭を下げ、
『『は~い』』
そう言い、2体とも寝た。エルドラドも眠たかったのか、直ぐに眠りバロンのベッドで眠りについた。