百四十七話
シャラシティ近辺の上空戦
☆サトシ達VSリザードン率いる空部隊☆
「ピジョット!エアスラッシュで南側の先頭集団を攻撃だ!」
『俺達もエアスラッシュ!』
『『おう!』』
南側の先頭集団のトップはヨルノズクでポケモン達を指揮していた。
ピジョットのエアスラッシュはポケモン達の総攻撃により簡単に押し返されピジョットの方に飛んできた!
「ピジョット、電光石火で攻撃を躱しつつ攻撃だ!」
『お前達、電光石火でピジョットを攻撃!俺達は援護する!』
その時だった。後方から攻撃が来た!
「な!?ピジョット!急降下しろ!」
ピジョットは直ぐに急降下し突然来た攻撃を間一髪で躱した。
そのまま急降下しながら下の方にいたポケモン2体を攻撃し落としてからサトシの方へと戻っていた。
ピジョットを攻撃しようとした電光石火のポケモン達は途中で引き返しており攻撃は当たっていない。
その光線をした方向を見ると、オンバーンが先頭の集団がいた。
『今の攻撃を躱すか。なかなかやる』
『俺の獲物の邪魔をしないで欲しいが、今回は共同作業といこうか』
『ああ』
ヨルノズクとオンバーンが共同だと!?
俺はピジョットだけ・・・俺のオオスバメを出すか。
「出てこいオオスバメ!ピジョットと共同で2集団を倒すぞ!」
『『おう!』』
その頃ルカリオは黙々と波導弾を撃ちながらポケモン達を落としていった。
また1体落とし、更に1体落とし・・・8体目の時とうとう弾かれた!
『調子になるなぁ!破壊光線!』
そのポケモンはボーマンダ。東の方向の先頭集団の指揮官だ。
ちなみに、西の先頭集団の指揮官はムクホークだ。
「ルカリオ!気合い玉!」
ルカリオは気合い玉を発射しボーマンダの破壊光線を相殺した!
ボーマンダは口から球体を上空に発射した。
『流星群』
ボーマンダがそう言うと上空に発射された球体は弾け流星群が発生し辺りに降り注いだ!
「ルカリオ!波導弾で打ち落として!」
『了解!』
ルカリオは次々に降り注ぐ流星群を波導弾で破壊し攻撃を防いだが、ボーマンダはその間にこちらにむかっ来ておりドラゴンクローで攻撃して来た!
「ルカリオ!ボーンラッシュで弾き返して!」
ルカリオは直ぐにボーンラッシュを形成しボーマンダが振りかざしてきたドラゴンクローを弾き返した!そのままボーンラッシュを一回転させボーマンダの腹に突き刺した!
『ぐお!?貴様ぁああ!』
ボーマンダは攻撃を受けた事により頭に血が上り激昂し、上空に飛ぶと破壊光線を放ってきた!
「気合い玉!」
ルカリオは直ぐに気合い玉を放ち破壊光線を相殺したが、ボーマンダは破壊光線を連発してきた!
「な!?ルカリオ!波導弾を連打!」
『ウオオ!』
ルカリオは波導弾を次々に打ち出しボーマンダの破壊光線を何とか相殺し続けていた時、ボーマンダの仲間であるトロピウスとオニドリルがルカリオの横に回り込み、エアスラッシュを放ってきた!
「あ!?ルカリオ!ボーンラッシュを使って上に飛んで!」
『え?了解!』
ルカリオは少しだけ戸惑ったが直ぐに技を使い上に飛んだその時!2方向から放たれた攻撃がそこに当たり、技同士がぶつかった衝撃で爆発した!爆発の衝撃はコルニの方にも来たが影響力は少なく目を庇うだけで持ちこたえた。ルカリオは元の場所に着地した。
「ディアスフィアの加護が切れたのかな?」
『もしそうだとしてもコルニは俺が守る!』
ルカリオはコルニの前に立ち、構えなおした。
「ありがとうルカリオ。この戦い勝つよ!我らの絆の元にメガ進化せよ!」
『メガ進化!』
コルニは指に付けていたキーストーンに触れ、ルカリオの腕に付けていたメガストーンと共鳴!虹色の光りが2人を包み込み、ルカリオはメガルカリオに姿を変えた!
だが、今回のメガ進化は通常のメガ進化と少し違い、色が違った。
通常の色と違い、虹色になっているのだ!
「その色は・・・?」
『分からない。けど、今までよりも力が溢れてる。コルニと俺の絆が具現化したのかもな』
「そうだよ!それだよ!さっすがルカリオ!さあ、攻撃開始よ!」
『ああ!』
新たな力を得たメガルカリオを見たボーマンダは、自身もメガ進化をした。
メガ進化同士の対決になったが、ボーマンダの方は仲間がまだまだいる。
攻撃中に攻撃が来ないかをコルニがしっかりと見定め、ルカリオに指示を出しながらのバトルになる。
厳しい戦いになるが、頑張るしかない!