百四十話
ヒャッコクシティ戦
☆ムサシ&コジロウVSフーディン☆
「カラマネロ!」
「バケッチャ!」
「「シャドーボール!」」
ムサシとコジロウは同時に技を命令しフーディンに放ったが分身達が身代わりになり、本体に攻撃が届かない。
『もう終わりか?ならば行くぞ!サイコキネシス』
フーディンはサイコキネシスを使い、バケッチャとカラマネロをぶつけさせた!その後地面に勢いよく叩き付けた後、湖に放り投げた。
デカい水晶のある場所は湖にあり、その湖に2体は落ちた。
『さあ、フィニッシュだ。落雷!』
フーディンは雷を使い湖に落ちた2体を攻撃した!水は電気を満遍なく通るので、全身濡れた2体はこの攻撃により戦闘不能になった。水晶は黄色く光ったが全く傷は付いていなく無傷だ。
「バケッチャ!?」
「カラマネロ!?」
ムサシとコジロウは直ぐにモンスターボールを取り出し2体を戻そうとしたが・・・
『させるわけ無かろう?毒層壁!』
※毒層壁※【毒】(どくそうへき)
猛毒の層を幾十にも重ねた壁。
当たれば猛毒を受け10秒も経たない内に死ぬ。
フーディンは湖の側にある手すり付近に毒層壁を出現させ近づけなくさせた。
更に湖の方から出現させた事により、毒層壁の猛毒が湖に流れ出した。湖は瞬く間に毒化した。
湖で戦闘不能になっている2体は、上空を飛んでいたエアームドにより救出されていた。
勿論、そのままポケモンセンターの施設にいるフシギバナに渡すためにそのまま飛んでいった。
ムサシとコジロウは毒層壁のせいで助けられている事は知らず、慌てていた。
「触ったら死んでしまうぞムサシ!?」
「じゃあどうするのよ!あの子が死んじゃうじゃない!」
「それでも俺はムサシに死んでほしくないから止めるぞ!」
『話しは済んだか?』
フーディンは2人が喧嘩している間に分身達を2人の周りに配置し待っていた。
「ちょっとフーディン!この壁を退かして!バケッチャを助けられないじゃない!」
『既に2体は助け出したぞ。今はポケモンセンターに運んでいる』
ムサシとコジロウはこの言葉で嬉しくなりはしゃぎだした。
『むう・・・これで攻撃すれば外道か・・・お前達、ポケモンセンターに連れて行こうか?』
「良いのか!?」
『勿論だ』
フーディンは笑顔でそう言った。
なぜなら今のポケモンセンターはフシギバナによって生命エネルギーに変える施設に変わっているのだから。
そこに自分達から行くと言っているのだから手間が省ける。
『では行こうか。分身達よそこの2人を運んでやれ』
「待って!ニャースは・・・」
『亡骸なら既にポケモンセンターに運んだ』
「ありがとう!」
勿論亡骸なんてこいつらが見えないところで処分している。
それに俺は元々外道だ。このまま殺しても良いがどうせなら命を吸い取って、使い物にならなくなってから処分すればいい。ああ・・・早くサボりてぇ~
フーディンは分身達に2人を運ばせ、自分は建物の裏に行き休んだ。