ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 百三十四話

百三十四話

 

「行くよディアスフィア!」

『はい!』

『俺の施設をよくも~!』

 

アブソルは咆哮するとメガ進化した!

 

「1人でメガ進化か。ディアスフィア!やってしまいなさい!攻撃は任せます」

『了解しました!』

『悪の波動!』

『新・亜空切断』

 

※新・亜空切断※【神】

空間を切り裂き異空間を発生させた刃を放つ。

 

アブソルが放った技は亜空切断により異空間へと消えていった。そのまま施設の機材諸共を異空間へ消していきアブソルを攻撃した。アブソルは異空間に引っ張られそのまま消えていった。

ポケモンセンターの施設は右半分を異空間へ消し去ったので左側しか残っていない。

 

「凄い。これがディアスフィアの力なのね!」

『空間を支配する力なのかな?もしそうだとするとディアルガやパルキアが黙ってなさそう・・・』

「そ・・・そうね・・・」

 

マーシュとディアスフィアは苦笑いしながら掴まっている人達を助けるため施設の地下へと降りていった。

 

その頃ヘラクロスはジムリーダーの補佐を任されているトレーナーと戦っていた。

 

『しつこい人間だ!メガホーン!』

「そっちもでしょ!ムーンフォース!」

 

ジムリーダーの補佐を務めているのは、フラン。

水色の着物が似合うトレーナーだ。

その補佐のポケモンはトゲキッス。厳しく育てたポケモンでありフランの相棒だ。

 

ヘラクロスの攻撃はトゲキッスの攻撃を押し返した!

 

「なんで!?」

『フハハハ!俺の攻撃をメタル化させたのだ!メタルメガホーン!』

 

そのまま一気に加速しをトゲキッスを攻撃した!トゲキッスは地面に勢いよくぶつかり一撃で戦闘不能になった。

 

「トゲキッス!?」

『次はお前だ!メタルメガホーン!』

 

ヘラクロスはフランに攻撃しようと接近したその時!

 

「そこまでよ!ディアスフィア行きなさい!」

『紫城防壁!』

 

※紫城防壁※(しじょうぼうへき)【地面・毒】

地面から紫色の城壁を造り出す。

物理攻撃した物全てを猛毒状態し10秒で死なせる。

 

ディアスフィアは地面に手を付き、トゲキッスの前に猛毒の城壁を造りだした。

ヘラクロスは止まることが出来ずにその城壁を攻撃し猛毒を浴びた!しかも城壁には傷1つ着いてない。

 

『ぐああ・・・!!!』

 

ヘラクロスは地面に野たれ周り10秒後動かなくなった。

その後、紫城防壁は消え去った。

 

「マーシュ様!と・・・名前は分かりませんがありがとうございます!助かりました!」

「このポケモンは私の相棒。ディアスフィアよ」

『フラン様、ディアスフィアです。今後ともよろしくお願いします』

「あ、はい!こちらこそよろしくお願いします!」

 

マーシュはディアスフィアの事を軽く説明しフランは少し驚いたが納得した。

 

「他の人達も助けるわよ!後、元気の塊をトゲキッスにどうぞ」

「ありがとうございます!」

 

マーシュは元気の塊をフランにあげ直ぐにトゲキッスを回復させた。

元気の塊は瀕死状態(戦闘不能)のポケモンを全回復させる貴重な代物だ。元気のかけらは市場に出回っているが、塊は洞窟の奥深くにあり数も少ない。

 

その後2人はクノエシティの人達を助け、半数を取り戻した。

だが・・・残りの半数は生命エネギーを吸い取られ死んでしまっていた。

 

「そう言えばマーフィア様の姿見たこと無いわね・・・」

『私は妖精の姿ですが今はまだ貴方達にお見せすることは出来ません』

「そうなのね。事情があるみたいだからこれ以上は聞かないようにします」

『ありがとう。それとルカリオはもうこの街にはいません。ミアレシティに向かいました』

 

マーフィアはクノエジムの上にある時計から映像を映し出しルカリオを映し出した。

 

『あの速度で走っているのでもう追いつけないでしょう』

 

その時、ルカリオの前に突如白い光線が降ってきた!

その光が収まると謎の人物がルカリオの前に立っていた。

 

「あの人は?」

『あれは!?全能神・シンテイ様!?』

 

ルカリオは突如現れた男に戸惑ったが直ぐに攻撃をした。

 

『ボーンラッシュ!』

「邪魔だ。消えなさい」

 

シンテイは手を前の出すと銀色の光線を放ちルカリオの体を貫いた!

 

『ガハッ!』

 

ルカリオはそのまま地面に倒れた。

シンテイはルカリオに近づくと手を翳しルカリオの潜在能力である波導を吸い取り我が物にした。

 

「この力が波導か。便利だな。ルカリオ、お前はもう用済みだ」

 

シンテイはルカリオに触れた瞬間、ルカリオの体が光りの粒子になり消えていった。

その後、シンテイは光りの柱を発生させいなくなった。

 

その光景をクノエシティで見ていた皆は恐怖を感じた。

シンテイ様に会えば命は無いと・・・

 

そう皆で思った瞬間、背後に気配を感じた。皆、一斉に振り返ると・・・

 

『人間共、我を見て恐怖したか?』

 

シンテイがそこにいた・・・

 


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