ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

128 / 174
ポケットモンスターXY バロンの旅 百二十八話

百二十八話

 

「お前達!一斉攻撃だ!

アマルルガ、冷凍ビーム!

ガチガロス、龍の波動!

アバゴーラ、ハイドロポンプ!

プテラ、岩石砲!

メレシー、ムーンフォース!

テラキオン、波動弾!」

『皆!押し返して戦闘不能にさせろ!』

『『『はい!』』』

 

カメックスの周りに集まっていたポケモン達が直ぐに陣形を組み技を放った!

 

『大文字!』(ギャロップ)

『ムーンフォース!』(トゲキッス)

『雷!』(シビルドン)

『気合い玉!』(チャーレム)

『ラスターカノン!』(ドータクン)

『暴風!』(オンバーン)

 

※ギャロップ※【炎】

全力で駆け抜けるとき燃えるたてがみが煌めいてよりいっそう美しく見える。

 

※トゲキッス※【妖・飛行】

お互いの存在を認め合い無駄に争わない人のために様々な恵みを分け与える。

 

※シビルドン※【電気】

吸盤になっている口で張り付いて牙を差し込み強力な電気を流す。

 

※チャーレム※【格闘・エスパー】

ダンスのような優雅な動きで攻撃を躱して強烈な一撃を相手にお見舞いする。

 

※ドータクン※【鋼・エスパー】

雨雲を呼べるポケモンとして大昔から祀られていた。時々地面に埋められている。

 

※オンバーン※【飛行・龍】

月明かりすら無い闇夜を跳び油断している獲物を襲う。暗闇の戦いでは無敵だ。

 

ポケモン達はそれぞれ得意な相手を選び技を放った。

アマルルガの冷凍ビームはギャロップの大文字により押し返されアマルルガを攻撃した。

だが、アマルルガのタイプは岩タイプ。炎では相性は悪い。効果はいまひとつになり倒す事は出来なかったが後退はさせた。

ガチゴラスの龍の波動はトゲキッスのムーンフォースにより簡単に押し返されガチゴラスを攻撃した!

ガチゴラスはこの攻撃により戦闘不能になった。

アバゴーラのハイドロポンプはシビルドンの雷によって押し返されアバゴーラを攻撃し戦闘不能にした。

プテラの岩石砲はチャーレムの気合い玉で相殺。押し返すことは出来なかった。

メレシーのムーンフォースはドータクンのラスターカノンで押し返しメレシーを攻撃、戦闘不能に出来た。

テラキオンの波導弾はオンバーンの暴風により波導弾ごと押し返しテラキオンに攻撃しようとしたが、テラキオンは咄嗟に聖なる剣を発動し、波導弾を相殺したが、暴風の攻撃は防ぐことが出来ず攻撃を受けた。

だが、伝説であるテラキオンはそう簡単には倒れない。

 

「結構強いな・・・戻れお前達」

 

ザクロは腰のモンスターボールを取り出し戦闘不能になったポケモン達を戻そうとしたが・・・

 

『そうはさせないぜ。黒いまなざし!』

 

※黒いまなざし※

相手は戦闘では逃げること、手持ちに戻る事が出来ない。

 

クロバットがザクロのポケモン達に技を出し、手持ちに戻させないようにした。

 

「ちっ!ならば倒すまで!テラキオン、聖なる剣で相手を蹴散らせ!アマルルガ、光りの壁でサポートだ!」

『『了解!』』

 

アマルルガは直ぐに光りの壁を発動し、テラキオンは聖なる剣を発動し、カメックスに向かって行った。

 

『チャーレム、光りの壁を破壊しろ。テラキオンは俺達が袋だたきにしてやる』

『かしこまりました。瓦割り』

 

チャーレムは瓦割りを発動し、光りの壁を砕いた!

その後直ぐにカメックス達の一斉攻撃が始まる。

 

『サイコキネシス!』(フーディン)

『ハイドロカノン!』(カメックス)

『大文字!』(ギャロップ)

『断崖の剣!』(ドーブル)

『岩雪崩れ!』(ゴローニャ)

 

フーディンが迫ってくるテラキオンをサイコキネシスで動きを止め、カメックス率いる一斉攻撃でテラキオンを総攻撃し戦闘不能にした。

 

「なに!?アマルルガ!破壊光線!」

 

ザクロはとにかく1体でも多く敵を倒すために近くにいたポケモンを狙わせ破壊光線を使わせた。

そのポケモンはソーナンス。

 

『その攻撃、倍にして返すぜ。カウンター!』

 

※カウンター※

相手の攻撃を倍にして跳ね返す。

 

ソーナンスは破壊光線をカウンターで跳ね返し、アマルルガに攻撃した!その攻撃によりアマルルガは戦闘不能になった。

 

「く!?お前ら!覚えてろよ!」

 

ザクロはポケモン達から逃げるように逃げ出したがポケモン達はそれを許すわけがない。

 

『逃がすかよ。サイコキネシス!』

 

フーディンが直ぐにサイコキネシスを使いザクロを捕らえカメックスの前に連れて来た。

 

「離せよ!」

 

カメックスの背中の砲台はきっちりとザクロに向いている。

 

『お前はいらないな。さよならだ』

「そうだろ!だから速く離せ!」

 

ザクロはそう言い、苦笑いしながら話したが、カメックスの砲台からはエネルギーがチャージされていく。

 

「おい?冗談は止そうぜ?」

 

ザクロも笑うのを止め、言葉を掛けたが・・・

 

『言ったろ?お前はいらない。さよならだ(破壊光線発射)』

 

カメックスの砲台から破壊光線が発射された・・・

その攻撃がザクロに当たる直前、空から白い光線が降ってきて破壊光線を相殺した。

 

『誰だ!?』

 

カメックス達は直ぐに上を向き敵を探したが見当たらない。再びザクロの方を見ると消えていた。

 

『くそ!逃がしたか!!お前らあいつを探せ!後、そこのお前ら、俺達の仲間になるなら命は助ける。嫌なら消えろ』

 

カメックスはザクロのポケモン達にそう言い、答えを促した。

 

『仲間にならせて頂きます』

 

全員が一緒の返答でカメックスの仲間に加わった。

カメックスは従わない者は消し、従う者だけを活かしているので『神支配計画』のエネルギーが殆ど溜まっていない。それをヘルガーが頑張って補っている。

 

カメックスはバトル好きで砲台から発射される光線系はとても強い。

その攻撃を相殺した者はカメックス並の強さを持つ事になる。カメックスは絶対にそいつを見付け仲間にする。勿論、断れば消しつもりだ。

 

『ぜってぇ〜見付けてやる…』

 

カメックスはそう言い捜索を開始した。

 

 




カメックスはショウヨウシティ周辺を任されています

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。