百二十六話
ハクダンジム防衛戦
☆ビオラVSヘルガー率いるポケモン軍団☆
『お前ら一斉攻撃だ!』
「私達も一斉攻撃よ!」
ビオラとヘルガーはそれぞれ仲間達に指示し攻撃に移った!
「ドラピオン、クロスポイズンクロー!
ハガネール、ラスターカノン!
クチート、ムーンフォース!
ミロカロス、ハイドロポンプ!
オンバーン、爆音波!」
『サイコカッター!』(エルレイド)
『オーバーヒート!』(ブーバーン)
『ラスターカノン!』(ジバコイル)
『雷!』(エレキブル)
『破壊光線!』(ムーランド)
ヘルガー達のポケモン軍団は的確に相手の弱点属性の攻撃で押し返しビオラのポケモン達にダメージを与えた!
『今だ!突撃~!!』
『『『ギガインパクト!』』』(ケンタロス×2)(プテラ)(カビゴン)(ムーランド)
「ハガネール!守るを発動して!」
『おっと~そうはさせないぜ?エルレイド頼んだぞ』
『お任せを。フェイト発動!』
ハガネールが守るを発動しようとした時、エルレイドのフェイトが炸裂!
守るを発動出来なくなり攻撃を受けた直後エルレイドは直ぐに後退し突撃してくる仲間達に進路を譲った。
その突撃部隊はビオラのポケモン達全員を攻撃しジムの壁ごと破壊し戦闘不能にさせた!
「そんな!!」
『後は貴女だけですね。スリーパー頼みましたよ』
『お任せください。サイコキネシス』
スリーパーはサイコキネシスでビオラを浮かばせると民間人を閉じ込めている牢屋へと連れて行った。
その時ビオラは助けてと連呼していたが自分達の仲間になろうとしなかった者には容赦はしない。
ヘルガーはビオラの元ポケモン達に歩み寄り、もう一度あの言葉を贈った。
『お前達にもう一度だけ問う。ブレイン様の計画に参加する者は俺達の仲間として迎え入れよう。拒否をすればここで倒す』
ビオラの元ポケモン達は下を向き、歯を食いしばっている。
参加すれば自由が得られるが、拒否すれば自由は無いと言う事は皆解っているからだ。
『ドラピオン。お前からでいい。返答はどうだ?参加か?それとも拒否か?』
ドラピオンは数秒悩み決断した。
『自由が無いのは辛い。だが、俺はビオラに忠誠を誓っている。お前達には付いて行かない。俺を捕まえたければ掴まれろ』
ヘルガーがスリーパーに首で指示すると隣に来てサイコキネシスを掛けた。
そのままポケモンの牢屋に連行した。
『次はハガネール。お前だ』
『その前に少し聞かせてくれ。お前達はポケモンを解放するために動いているのだろう?拒否する奴等を捕まえて何をする気だ?後、トレーナー達はどうなる?』
『そりゃあ勿論、従わない者建ちにはブレイン様の計画の生け贄になって貰うさ』
『『生け贄!?』』
ヘルガーはブレインの計画で拒否さればどうなるか細かく教えた。
拒否したポケモン達は、ブレイン様が開発した【神支配マシン】のエネルギーにするために必要なエネルギーを拒否したポケモンから奪いとり、神を仲間にしこの地方の完全な王となる為の生け贄になって貰う。
トレーナー達は皆、地下牢に閉じ込め出れなくする。
有能なトレーナーにはポケモン達のご飯を作って貰う。勿論、ポケモン達の監視有りでだが。
ハガネール達はこの説明を聞き驚愕した。拒否すれば神を支配するマシンの生け贄になるだなんて助かる事はない。それならこいつらの仲間になってタイミングを見計らいビオラを助けに行った方がいい。
『わかった。ならば俺はお前達の仲間に加わろう。神の生け贄なんてごめんだ』
『そうか。ならば歓迎しよう!ようこそ我がヘルガー隊へ!』
ヘルガーはハガネールを招き入れ、仲間を呼びアジトへと連れて行かせた。
『後はお前達だが?誰から聞こうか』
『私も貴方の仲間になりますわ』
『ほう。ミロカロスからそう言うとはな。だが、仲間になるなら歓迎しよう!』
ミロカロスもヘルガーの仲間とアジトへと連れて行かせた。
『仕方が無いか。俺達も仲間になるぜ。これから頼むわ』
『そうかそうか!それならばドラピオン以外は我らの仲間だな!歓迎しよう!』
残りのビオラの元ポケモン達はヘルガーとバシャーモとヘルガー達の数匹連れてアジトへと連れて行った。
プテラとその残りのポケモン達はハクダンシティをくまなく探し、トレーナーやまだ仲間になっていないポケモンを勧誘するように命じた。
ヘルガー隊のアジトはハクダンの森で、その森の出入り口はトリデプスとアーマルドが守っている。空はピジョットやアメモース、ビビヨンなどが見守っている。
『ここが俺達のアジトだ。皆と仲良くしろよ』
『はい』
クチート達は周りを見渡しながら本当にここはハクダンの森なのか少し戸惑っていた。
緑豊かな感じは一緒だが、周りの木が多いし、ここの場所・・・中心だと思う場所は木のドームで囲まれている。
ヘルガーはその木の台座みたいな場所で寛いでいるし、プテラはこのドームの上で居座っているし・・・
緊張感が凄い・・・
『少しは落ち着けばいいだろう。お前達は仲間なんだから』
『そ、そうですね』
クチートとその仲間達はまだ違和感が残りながらもドームを出て森の中を散歩する事にした。
暫く散歩してかたドームに戻るとヘルガーが待っていた。
『散歩は済んだか?お前達が落ち着かない理由を考えていてな。仕事が欲しかったんだろう?』
『え?』
クチートとその仲間達はびっくりしてしまった。
『やはりそうか!すまんかった。では早速仕事を与えるのでしっかり仕事をしてくれ!
オンバーンはプテラの副官として一緒に仕事をしてくれ。
クチートは森の出入り口の警備のトリデプス達と仕事をしてくれ。
ハガネールはこの森の地下の警備をダグトリオ達と仕事をしてくれ。
ミロカロスは新しく出来た湖の調整をシャワーズと仕事をしてくれ。
ウルガモスは空の警備をピジョット達と仕事をしてくれ。
以上だ。何か分からない事があれば聞いてくれ』
ヘルガーは満足そうそう言い、各担当のポケモン達を呼び出し、連れて行かせた。
ヘルガーは再びハクダンシティへと向かった。
ヘルガー隊はハクダンシティ周辺を任されています。