百十一話
20番道路で俺とのバトルの後、デオキシスと連戦することになったセレナ。
このバトルでデオキシスに認めて貰えればデオキシスはセレナのポケモンとなる。
悔しいが俺はセレナに負けたので我慢する事にした。
「行って来てマフォクシー!」
『さあ・・・始めよう!』
デオキシスは両手を広げ、バトル開始の合図をした!
20番道路・デオキシス戦
☆デオキシスVSセレナ☆
「マフォクシー、灼熱地獄!」
『分身達よ集え!』
マフォクシーは杖で地面を叩き炎を一瞬で辺り一面を灼熱地獄に変えた!
デオキシスは体から分身体を出現させ、周りに待機させた。
『ほう?一瞬で炎を広げたか』
「凄いでしょ!さあ行くよ!マフォクシー、炎を纏え!炎帝・オーバーレイ!」
マフォクシーの持っている杖が剣に変わり、炎を纏った。
その剣は灼熱地獄の炎を吸収し更に大きくなり、炎の質量が格段に上がった!
『分身達よ!あいつのエネルギーを奪い、我が力の糧にせよ!ダウンチャージ!』
※ダウンチャージ※【悪】
相手のエネルギー(力・技を含む)を奪い、奪った分だけ更に強くなる。
分身達は一斉にマフォクシーを襲いに行った!
「流石に直ぐに攻撃は出来ないか。今は襲ってくる分身達を蹴散らしなさい!」
『了解しました!』
マフォクシーはオーバーレイで一斉に襲ってくる分身達を切り裂いていく。
だが・・・
『こんな数でくたばるなよ?』
デオキシスはそう言うと更に分身の数を増やし、今度は四方八方から襲わせた!
「数が多いわね・・・マフォクシー!ビッグバン!」
マフォクシーは襲ってくる分身達を勢いよく剣で一振りした後直ぐにビッグバンを放った!
ビッグバンは分身達を全て巻き込み更にデオキシスまでを巻き込んで大爆発した!
『グガアアア!』
デオキシスも広範囲に及ぶ高威力技は知らなく、まともに攻撃を受けてしまった。
ビッグバンの爆発が終わり煙りが晴れると半身が無くなっているデオキシスが現れた!
『流石に痛いな・・・再生』
※自己再生※
体力を回復させる。
傷ついた部分を元に戻す。
デオキシスは傷ついた体を再生させ、元に戻した。
「凄い速い回復ね。これで分身達は居なくなったよ?どうデオキシス?」
『見事と言わざるを得ないな。だが、我のこの姿に勝てるかな?』
デオキシスはそう言うと体が光り出し、白い魔法陣が出て来た!
デオキシスの体は少女の姿になっていき・・・
金色の長いが腰辺りにまで伸び・・・
白いワンピースが凄く似合う可愛い女の子に変わった。
『我はデオキシス。この姿ではそうは見えないだろう?』
「確かに・・・凄く可愛い女の子にしか見えないわ」
デオキシスlv600
特性【神の加護】
状態異常にならない。
体力自動回復(大)
擬人化【メイビス】
特殊攻撃が格段に強くなる。
防御系魔法(技)の発動時間、効果、範囲が大幅に強化。
俺も遠くで見ていたが特性が変わっている。能力も違うな・・・
どうなっているんだ?まさか・・・別のデオキシス!?
いや・・・あの容姿はどう考えても俺のメイビス(デオキシス)だ!
「デオキシスの特性凄いね。惚れ惚れしちゃう」
『ありがとう。バトルはまだ続いている。続き行くぞ!』
「うん!」
セレナはバトルに集中しデオキシスは構え直した。
擬人化のデオキシス、擬人化(神装)のマフォクシー。
両方本気を出せる状態になった。
セレナ・・・デオキシスに認めて貰うように頑張れよ!