ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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エイセツシティ編
ポケットモンスターXY バロンの旅 百九話


百九話

 

俺達はヒャッコクシティを出て18番道路(エトロワ・バレ通り)に来た。

ここは上の段と下の段と分かれており、階段を降りて通行する事になる。

上段はヒャッコクシティに繋がっており、下段はレンリタウンに繋がっている。

 

俺達はレンリタウンに一直線に進み、途中トレーナーにバトルを申し込まれたので全て受け、2人で手分けしながらバトルを行った。勿論全戦全勝だ。

 

あまり問題無く18番道路を進むと直ぐにレンリタウンに着いた。

 

※レンリタウン※

小さな町。

民家が数軒と小さなホテルが1つ建っている。

南側には川が流れている。

 

俺達はポケモンバトルで疲れていると思う・・・ポケモン達をポケモンセンターで回復させてからそのまま19番道路にむかった。

 

19番道路(ラルジェ・バレ通り)

ここはいくつもの階段があり、下には小さな湖がある。その周りに道があり、迂回してエイセツシティに行ける。

下の段はエイセツシティ側からは行けないので、行きたいのであればレンリタウンから行くしかない。

 

俺達は自転車を用意して迂回路を通り、一気にエイセツシティの側まで来たが、またしても行く途中にバトルを申し込まれ全て受けてしまった・・・勿論全戦全勝したが時間が掛かってしまうけどお金と経験値が欲しいので売られたバトルは買うようにしている。

 

エイセツシティに着くと先にポケモンセンターに行きポケモン達を回復させた。

 

※エイセツシティ※

雪が降り積もっている少し大きめの町。

ジムはこの町の真ん中に建っており、ポケモンセンターは19番道路側に建っている。

左側には21番道路に繋がる道があり、左下には20番道路に繋がる道がある。

 

俺は直ぐにジムに挑みたくてジムに挑戦しようとしたが、ジムの前にいる方に止められた。

 

「今はジムリーダーが居ません。この時間帯だと20番道路の方にいるはずです」

「ありがとうございます」

 

俺達は直ぐに20番道路に向けて出発した。

 

20番道路(迷いの森)

ここは迷いの森。

いくつもの道があり、最奥に辿り着くには知恵が必要。

 

俺達は20番道路に着くと立ち止まってしまった・・・

ここは道と言うより森。

俺はモンスターボールを出し、レックウザを出した。

 

「レックウザ、俺とセレナを乗せて迷いの森にいるはずのジムリーダーを探して欲しい」

『了解した!』

 

俺は先にレックウザに乗り、セレナが乗るのを手伝った。

 

「ありがとうバロン。さあ、探しましょう!」

「行こうレックウザ!」

 

俺達はレックウザに乗り飛び立った。

 

暫く森の上を飛んでいると雪が積もった平地が見えた。そこに1人の男性が居た。

 

「レックウザ、あそこに降りよう。人が居る」

 

レックウザは静かにその平地に着地した。

 

「すみません。エイセツジムジムリーダーさんを見かけなかったですか?」

「あれだよ、あれ。儂がエイセツジムのジムリーダーだ」

 

男は腕を組んで笑いながら言った。

 

「え?あなたがジムリーダー?」

「ん?可笑しいか?」

「そんなことはありませんが、速くバトルをしたくてここに来ました」

 

俺は直ぐにバトルがしたいことを言うとその人は・・・

 

「素直な坊主だな。あれだ。事項紹介がまだだったな。儂はウルップ。お前さん達は?」

「申し遅れました。俺はバロン」

「私はセレナです」

 

ウルップは満足そうに頷くと少し待ってくれと言われた。

どうしてかと戸惑っていると直ぐに原因が分かった。

ウルップさんの近くの木に横たわっているポケモンがいたのだ。

 

「このポケモンがな。伝説のポケモン、デオキシスに攻撃され何とかここまで逃げ込んできたと言っていた」

「「デオキシス!?」」

 

俺とセレナは心当たりがある。

俺は元自分のポケモン。セレナは途中で会った事がある。

 

「噂をすれば・・・お前達、あれだ、ここから逃げた方がいいぞ?」

 

ウルップは森の方を見ながらそう言った。

 

「もう少しすればデオキシスが来る」

「待ってください!俺、デオキシスの元トレーナーなんです!」

「え!?」

「なに?」

 

2人とも同時に驚き、俺を見た。

 

「ある事件がきっかけで俺の元を離れたんだ。だけど!俺はデオキシスを旅をしたい!俺に再びGETさせて貰えるチャンスが欲しい!」

「待って!私もデオキシスに会ってるの」

「おいおい。2人ともデオキシスに会ってるのか」

 

俺はデオキシスともう一度旅をするために再びGETしたい。

セレナはあの時出会って、GETしようと密かに思っていた。

ウルップはポケモンを傷つけられたので倒すつもりだ。

 

GETしようとするのは2人。倒そうと思ってるのは1人。

 

「あれだ。儂は倒そうと思っていたが、なんだ。GETしたい奴がいるなら俺は必要ないな。先にポケモンを連れてエイセツシティに戻るとするよ」

「「分かりました!」」

 

俺とセレナはもうじき来るであろうデオキシスをどっちが手に入れるか話し合う必要がある。

 

「私、今回は引かない!デオキシスは元バロンのであっても今は野生。手に入れるチャンスは私にもある」

「残念だが俺も引かないぞ。元俺のだが、思い出があるんだ。俺が手に入れる!」

 

2人同時に腰のモンスターボールに手を伸ばした。

 

「言っても分からないなら!」

「バトルで決める!」

「出て来て!マフォクシー!」

「出てこい!ブリガロン!」

 

2人のバトルが始まる!

 

 

 

ウルップはそそくさと町に戻りポケモンを回復させていた。

その後そのままジムの方へと行き、チャレンジャーが来るのを待った。

 

 


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