ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 百七話

百七話

 

ゴジカさんの2体目はニャオニクス。

見た目はメスのニャオニクスだな。

 

 

ヒャッコクジム戦

☆ゴジカVSバロン☆

 

 

「ニャオニクス、未来予知!」

 

※未来予知※【エスパー】

未来を予知し、少し経つと空間から特殊攻撃される。

 

「未来予知か!厄介だな・・・ミュツウー!速攻で勝負を付けるぞ!神速、爆裂パンチ!」

「何度も一緒の技で私勝てると思わないことだ。ニャオニクス、身代わり」

 

※身代わり※【ノーマル】

身代わりを用意して相手に当てさせる。

体力の1割が減る。

 

「身代わりされる前にこっちのスピードが上だ!行け!」

 

ミュウツーの素早さはトップレベルに位置する。

だから一般のポケモンに遅れを取ることはない!

 

だが・・・

 

ニャオニクスに攻撃は当たらなかった・・・

良く周りを見ると何かの結界が張られていた。

これは!?

 

「やっと築いたか。ニャオニクスに未来予知をさせた後に、トリックルームも使わせたのだ」

 

トリックルーム・・・

くそ!厄介な事になったぞ・・・

 

トリックルームは素早さが低い方から攻撃できる。

今のミュウツーは素早さはトップクラス。だが、このルームの中では・・・

 

その時!ミュウツーの背後の空間から特殊攻撃が来た!

 

『なに!?』

 

ミュウツーは避けることが出来ず、攻撃を食らった!

未来予知の攻撃が来たのだ!

 

「もう来たのか!」

「ニャオニクス、再び未来予知だ!」

「ミュツウー!神速で・・・」

『マスター?』

 

トリックルームでは素早さが高ければダメなんだから・・・

 

「ミュウツー!当て身投げだ!」

『了解した!』

「当て身投げだって!?そうか!後攻技でトリックルームを活用したんだな」

 

ゴジカは驚いた後、満足そうに頷いた。

 

「よし、ニャオニクス、このままでは攻撃を受けてしまう。トリックルーム解除してシャドーボール!」

 

ゴジカがトリックルームを解除した!

好機だ!今ならミュウツーの素早さを活かせるぞ!

 

「ミュウツー!当て身投げは強制キャンセル!神速、爆裂拳!」

『うお!?りょ、了解した!』

 

ミュウツーは技のモーションに入っていたので強制キャンセルし、直ぐさま技に移った!

 

「なんと!?トリックルームの解除は不味かったか!」

「もう遅い!倒せミュツウー!」

 

ミュウツーはニャオニクスまで一瞬で距離を縮め、爆裂拳をニャオニクスに当て、勢いよく吹っ飛ばされてから爆発した!その爆発が最後の決定打となり地面に倒れ戦闘不能になった。

 

「見事な素早さ。戻れニャオニクス。私の最後のポケモンは簡単には終わらないよ。出て来なさい私の相棒!ラティアス!」

「やはり伝説のポケモンが出て来ましたか。俺のポケモンも伝説です。さあ!行きますよ!」

 

ラティアスが場に出たのを見計らい行動に移った。

 

「ミュウツー、神速、ドラゴンクロー!」

「ラティアス!直ぐにメガ進化を!」

「ちっ!やっぱりメガ進化するか!」

 

メガ進化中はいかなる攻撃も受け付けない。言わば一時の無敵時間だ。

 

ラティアスの体は一回り大きくなり、赤い綺麗な体は青色と変わった。

翼も前より大きくなっていた。

メガラティアス完成だ。

 

「さあ!行きますよラティアス!龍の波動!」

「ミュウツー!シャドーボール!」

 

お互いの技はぶつかり合い共に爆発した。威力が互角で相殺したのだ。

 

「ミュウツー!神速、ドラゴンクロー!」

「ラティアス!リフレクター!」

 

※リフレクター※【エスパー】

暫く相手の物理攻撃を弱くする。

 

『遅い!』

「ミュウツーの素早さをなめるな~!」

 

Wメガミュウツーはメガラティアスが技を発動する前に攻撃を当てた!

ドラゴンクローはラティアスにとって弱点技だ。

ラティアスは大きく後退し、倒れることは無かったが大幅に体力は減らせた。

 

「凄い速さね・・・」

「俺のミュウツーは並大抵の素早さじゃないからな」

 

ミュツウーはいつでも次の攻撃が出来る準備をした。

 

「ミュツウー!爆裂拳!」

「こうなったら・・・ラティアス!奥の手を使うぞ!擬人化!」

「また技が無効化に!だが、擬人化か・・・ミュウツー!俺達も今のうちに擬人化だ!進化の真骨頂を見せてやれ!」

 

お互いのポケモンに魔法陣が展開された!

 

「バロンのポケモンも擬人化が出来るのは他のジムリーダーから聞いておる」

「だから驚かないのですね。僕もジムリーダーが擬人化出来て、そのまま戦闘出来る。数少ない本気でバトル出来る相手には敬意を払いいつも全力でバトルしてます!」

 

お互いのポケモンの擬人化が終わるのは同時だった。

 

ラティアスは小柄な可愛い女の子。

髪は短いけど2つに結んでいる。

服は動きやすそうな服にズボンと学生の私服みたいな感じだ。

手には何も持っていない。

 

擬人化ラティアス。

特性【格闘馬鹿】

格闘技を使う。他はしない。

 

「・・・格闘馬鹿?」

『もう!失礼ね!馬鹿じゃないもん!』

 

あ・・・つい声に出して言ってしまったか。

 

「すまない。つい声に出てしまった。1つ聞きたい。ポケモンの時は格闘系の技使って無かったけど、擬人化は格闘で大丈夫?」

 

俺はどうしても気になることを聞いた。

 

「ああ。ラティアスはね・・・擬人化したら魔法が使えなくなるのよ。それで格闘技だけって訳」

 

格闘技だけね・・・

普通に遠距離で攻撃したら勝てるだろうが、そんな勝ち方俺は望まない。

正々堂々こちらも格闘技で相手をしてやる!

 

「分かりました。ならば俺達も格闘技でバトルしましょう!行くぞミュウツー!」

『了解した』

 

ゴジカの最後のポケモンと格闘試合にしてバトル勝つことを決めた。

 

 

 


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