ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 百一話

百一話

 

ユウキ家の当主である閠炎様とのポケモンバトルは2戦目を迎えた。

 

 

ユウキ家第2戦

☆閠炎VSバロン☆

 

 

「ホウオウよ!当たりに聖なる炎!」

 

※聖なる炎※【炎】

高確率で相手を火傷状態にする高威力技。

 

「メタグロス、瞑想を使ってステータスを更に強化」

 

俺は瞑想を重ねがけし、ステータスを高めた。

聖なる炎は俺達の周りを覆い尽くし、高々と燃えているし、結構熱い!

閠炎様を見ると上半身裸になっていた・・・

筋肉すげー付いてる。

 

「バロン君は脱がないのかい?」

「俺は平凡な体ですので見せるほどは無いです」

「そうか」

 

閠炎は頷くとバトルを開始した。

 

「では行くぞ!ホウオウよ!全てを焼き尽くすがいい!業火!」

 

※業火※【炎】

辺り一面を焼く広範囲・高威力技。

 

ホウオウは上空から翼を広げ業火を放ち、バトル場の空は業火が広がった!その業火が俺達のいる場所に落ちてきた。

 

「メタグロス!ステルスロックで炎を撃ち尽くせ!」

 

メタグロスの周りに無数の岩を出現させ上空の業火に向かって撃った。

岩は業火に当たるとその場で爆発し、それが連鎖となって上空で爆発が連発した。

上空の爆発の煙が晴れたときには全ての炎は消えていた。

 

「次は俺達だ!メタグロス、四神・神装拳!」

「迎え撃てホウオウ!鳳凰拳!」

 

※鳳凰拳※【神・炎】

ホウオウの奥義。

神の炎を体に纏わせ全身を使い体術を使う。

デメリットで自身を火傷状態にさせてしまう。

 

ホウオウの体が白い炎に包まれた。

メタグロスは4本の拳に四神の力を纏わせ、両者バトル場中央でぶつかり合った!

 

ホウオウは脚や羽を使いメタグロスの上から攻撃。

メタグロスは2本の拳でホウオウを攻撃を迎え撃ち、残り2本の拳で確実にダメージを与えた。

この攻防が高速で行われているので2人は殆どバトル内容が分からない。なので2人は直感で指示を与えたりしている。

 

「ホウオウの炎が弱まっているだと?ホウオウ!いったん下がれ!」

「逃がすなメタグロス!ストーンエッジ!」

「くそ!ホウオウ!破壊光線!」

 

メタグロスが放ったストーンエッジはホウオウの破壊光線によって相殺された。

ホウオウは閠炎の前で舞い降りた。メタグロスも俺の元に来て待機した。

 

「バロン君!君のポケモン達は本当に強い!なので!ホウオウの真の姿でお相手をしよう」

 

閠炎はホウオウを見ると頷いた。

 

「ホウオウよ!真の姿を見せるがいい!擬人化!」

「ホウオウが擬人化!?」

 

ホウオウの周りに魔法陣が展開された。

ホウオウの体は人間の姿に変わり・・・

赤毛の長髪がポニーテール結びで結ばれている。

鮮やかな袴を着ている。

手には扇を持っている。

見た目は・・・男だ。

 

擬人化ホウオウ

特性【神の加護】

全ダメージを半減させる。

自動で体力を回復し状態異常も回復する。

 

特性【鳳凰の力】

炎と風を操る事が出来る。

自動で体力を大幅に回復する。状態異常にならなくなる。

 

ホウオウの特性で火傷状態が治った。

 

「ならば!メタグロス、俺達もするぞ!進化の真骨頂を見せてやれ!擬人化・神装ポセイドン!」

 

メタグロスの周りに魔法陣が展開され、人間の姿に変わる。

擬人化が完了し直ぐに神装に移り、青色の魔法陣が展開された。

 

青色の長髪はストレートで背中当たりまで伸びている。

服は蒼をメインとしたワンピースを着ている。

手には三叉の矛を持っている。

 

特性【神の加護】

全ダメージを半減させる。

自動で体力を回復し状態異常も回復する。

 

特性【ポセイドン】

海を支配する神・ポセイドンを神装した姿。

三叉の矛(トリアイナ)を武器として扱う。

大海と大陸を自在に支配する。

 

「ポセイドンか鳳凰が強いか決めようぜ!」

「はい!行くぞメタグロス!海洋神技・オーシャンセイバー!」

「行けホウオウ!炎帝・オーバーレイ!」

 

※海洋神技・オーシャンセイバー※【水・神】

三叉の矛の先から青い海のオーラを剣状に形成。

海の力を宿した巨大な力で相手を攻撃する。

 

※炎帝・オーバーレイ※【炎・神】

扇の先から炎のオーラを剣状に形成する。

炎帝の力を宿した巨大な力で相手を攻撃する。

 

2体の武器からそれぞれの剣状のオーラが形成され、バトル中央で激突した!

 

メタグロスはオーシャンセイバーを上段斬りし、その攻撃をホウオウがオーバーレイで薙ぎ払い、上段斬りで反撃。

その反撃を剣を一回転させ剣先で下から上に弾き返し薙ぎ払い反撃。

さらにその攻撃をバックステップで躱し、オーバーレイを腰に引き一気に突いて反撃。

その攻撃を紙一重で右に避け、オーシャンセイバーで突いて反撃し鳳凰の腹に攻撃を当てた!

 

『グハッ!』

 

ホウオウは持っていた扇を落とし地面に倒れ戦闘不能になり、擬人化が解けポケモンの状態に戻った。

 

「ホウオウが!?戻れホウオウ。お疲れ様」

「流石だメタグロス。次もやるか?」

『ああ。この力をまだまだ出し切れて無いみたいだからな』

 

メタグロスの神装・ポセイドンの力は今のでまだ40%しか使っていないのだ。

この力を100%使うと本当に神になってしまいそうだぞ・・・

 

「流石だバロン君、メタグロス。俺の最後のポケモンだ。出てこい俺の相棒!炎の伝説ポケモン!エンテイ!」

 

閠炎は最後のポケモンをモンスターボールから出した。

エンテイは閠炎の前に立ち、天高く吠えた!その時、周りの崩れている大地からマグマが噴き出した!

 

「な!?マグマだと!メタグロス。近くの岩でいいから俺の足場を造ってくれ!」

『了解した』

 

メタグロスは近くの大岩をサイコキネシスを使い俺の側に置いた。

俺はその岩に乗り、閠炎を見た。

閠炎はエンテイの炎の加護に守られており、マグマの影響を受けていなかった!

 

エンテイが閠炎の最後のポケモン。勝てば俺のストレート勝ちだが・・・

バトルしないと分からない。

 

さあ!戦うぞ!

 

 


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