ポケットモンスターXY バロンの旅   作:バロン

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ポケットモンスターXY バロンの旅 一話

一話

 

ここは俺が生まれ育った町、アサメタウン。

 

お隣さんはセレナといって、可愛い女の子だ。

ちなみにセレナは同い年で、昨日、始めのポケモンを一緒に貰いに行こうと誘ったので、今日、町の出口で昼12時に待ち合わせすることにした。

 

俺の名前は、バロン。今日は、俺とセレナがポケモントレーナーになれる日だ。

 

俺は待ち合わせ時間の15分ほど前に着いたので、しばらく待つ事にした。

その時、町の大工さんに声をかけられた。

 

「おうバロンじゃないか!今日からポケモントレーナーになるんだってな!頑張れよ!」

「ありがとう、ガンジさん!」

 

大工のガンジはそう言い、仕事をするために工房に行った。

その後すぐに、セレナが手を振って走って来た。

 

「待たせちゃってごめん!待った?」

セレナは走って来たので、息を整えるのに必死だ。

 

「俺も、今来たところだから大丈夫だよ」

一度言ってみたかった事、言えた〜!

 

「そう、ありがとうね。じゃ行きましょうか、メイスイタウンに」

「うん!」

 

こうして、俺とセレナは一緒に一番道路に踏み込んだ。

遠くの方で町の人達が温かい目で見ていたが、見ないふりをした。

 

「一番道路では、ポケモン達が出ないから安心だね。バロン君」

「そうだね。けど、万が一セレナが危険な目にあったら全力で守るよ」

 

セレナは俺の言葉を聞いて下を向いた。

「ありがとう」

「うん」

 

俺達はその後、メイスイタウンまでポケモンの話で盛り上がった。

 

 

しばらく歩くとメイスイタウンに着いた。

 

そのメイスイタウンの入り口にいた白い研究服を着た女の人に呼び止められた。

 

「君達!新人トレーナーね!ポケモンは見たところ持ってないみたいだけど?」

 

一方的に話されたが、今はポケモンを持ってないのは事実。

「はい。俺達はまだポケモンを持っていないので、このメイスイタウンでポケモンを与えてくれるという人を捜そうとしてました」

 

俺の説明を聞いた研究服の女の人は、

 

「そのポケモンを与えてあげる人…それ、私よ?」

 

「「………」」

 

俺達は沈黙してしまった。

 

「ああ、私の名前よね!私はダンテ。このメイスイタウンのポケモン研究所の所長をやっているわ」

 

ポケモン研究所の所長⁉︎

 

「君達、驚き過ぎて言葉が出ないのね。とりあえず、研究所においで」

 

「「はい」」

 

俺達はダンテに着いて行き、研究所に案内された。

研究所は表向きは普通の家だが、中の入ると機械がいっぱいあり、書類の山が凄かった。

 

「散らかっててごめんね。ここの部屋で待っててね、バロン君にセレナちゃん」

 

「「!?ダンテさんなんで」」

「俺の」

「私の」

「「名前を知ってるの!?」」

 

ダンテは凄く満足そうにして、

 

「見事なハモりね。名前を知っていたのは、あなた達の親に頼まれたからよ」

 

なるほど。親が頼んでくれたおかげだったのか。

 

「じゃ、私はポケモンを連れて来るから待っててね」

「「はい」」

 

ダンテはそう言い、部屋を出て行った。

 

「ダンテさんって所長だったのね…凄いわ」

「確かに」

 

それからすぐにダンテは戻って来た。ポケモン達を連れて。

 

「この子達の内一体があなた達に与えるポケモンよ。左から、フォッコ、ケロマツ、ハリマロンよ」

『フォコ!』

『ケロ!』

『マロ!』

 

このポケモン達、可愛いな。

 

「セレナはどのポケモンを選ぶの?」

「私はフォッコがいいなぁ〜」

フォッコか。なら良かった。俺はケロマツを選ぶつもりだったから…

「なら大丈夫だね。俺はケロマツを選ぶつもりだったから」

「良かった〜」

 

「あなた達ポケモンは決まったみたいね!」

「「はい!」」

「私はフォッコで!」

「俺はケロマツで!」

「「お願いします!」」

 

俺達はまたハモったが、もうポケモンが貰える事で頭がいっぱいになっていた。

 

「はい!じゃあこのモンスターボールがこの子の分ね」

 

ダンテはそう言い、俺達にモンスターボールを手渡した。

 

「ありがとうございます!よろしくな、ケロマツ」

『ケロ!』

 

「ありがとうございます!よろしくね、フォッコ」

『フォコ!』

 




主人公のバロンは10歳です。
セレナはアニメと一緒の容姿です

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