pso2仮想戦記二年前の戦争   作:オラニエ公ジャン・バルジャン

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アウグスト・ヴォン・シュヴァーベン軍が第2銀河を平定すべく兵を進めている中、第1銀河においても新たな動きがあった…大将に昇進したタクミは第三銀河出兵の準備をして居た。


35話 軍神の末裔は今、一歩を踏み出した。

タジム・クヴァシルヒ・ミシェル・フェデルことタクミ・F大将率いる第三銀河勢力、グラール・オラキオ第二王子軍救援軍の出兵式は驚愕の事実によって締めくくられ、終わった。然し、タクミにさらなる困難が襲い掛かることになる。出兵式の最中、第一銀河内に残るダーカー・ネストのダーカーの一斉蜂起、ダーカー占領惑星の蜂起、更に惑星リリーパでの機甲種の大暴走、ハルコタンでの黒の民の模造体残党の襲撃、そしてアムドゥスキアの龍族の複数の大規模蜂起が起きた。これら反乱騒動に繰り出す兵が必要になったのである。それも練度の積んだ兵が。第三銀河救援軍に配備された陸軍部隊はその6割が、大本営勅令で直ぐに外され、代わりに新兵ばかり、と言うより新兵のみの師団や大隊をタクミは押し付けられた。

 

さてタクミは気が気でない。確かに今のオラクルは非常事態だろう。だが精兵師団、大隊を引き抜いて当てがう程ではない事をタクミは分かっていた。何せオラクルはまだ宇宙艦隊を、それこそオラクルの治安維持に回すだけの艦隊が足りており、それらを各地に派遣する事で早期的な解決ができる事を知っていた。然し、大本営と言うよりマッケンジー首相の言い分としては、混乱の収拾の為、精鋭軍を送り込み、早期解決及び環境破壊を最小限(艦隊を派遣して爆撃するよりは)をにしたい。これも間違っては居ない。

 

だがタクミが行こうとしているのは完全な敵地であり、熟練した兵の存在こそ勝利の近道になると思って居た矢先にこの始末。タクミの落胆は凄まじいものになった。翌日、明日に控える出兵の為に全軍の把握を艦隊司令部で一人自室に篭りながら行なっていた。タクミは部屋の片隅に置いてある。陸戦、または白兵戦時に着用する装甲服…と言うより具足を見やると一息つくべく席を立った。本来なら紅茶をイオかアリスが持ってくるのだが、二人とも今回は要塞に残すと決めて居るためこの場には居なかった。マトイも出陣前のケアという事でメディカルセンターに居るため、タクミは一人で紅茶を作って、席に戻った。

 

タクミ

(国家が軍事力を内では反乱鎮圧、外では侵略行為に使うような状況に立たされればそれは亡国の兆しと誰かが言っていたが…どうなのだろうな?)

 

タクミは一口飲むと手元の資料を見た。

 

タクミ

(然し、今回の緊急動員で騎兵旅団と砲兵旅団を動かされなくて良かった。私の直属として精鋭重騎兵とA.I.Sを含む機甲部隊を集め、装備を赤く塗装した具足に一新した精鋭混成騎兵旅団、『赤備え』。うちの家が続けて来た騎兵プロジェクトの集大成。大規模野戦において先方を務めるべく編成された軍団だ。今回は、敵の歩兵集団を相手に全面突撃を敢行する場面があるかは分からんが、敵も騎兵を使うことを考えると可能性は高い。)

 

タクミは別の資料に目を向けた。

 

タクミ

(今回はダーカー相手に戦う訳では無い。人間を相手にした対人戦闘になる。かつてのアーカスのような突撃主義を葬り去らないといけない。砲兵とフォースやテクターの火力で敵を翻弄する。その合間をレンジャーやガンナーが銃撃を加え、敵が崩れたところをハンターやファイター、あとブレイバーが騎兵と共に突撃する。)

 

タクミ

(最新型重砲30サンチ重榴弾砲を大量配備したお陰で陸戦は凄ぶる楽になるはずだ。制空権確保という圧倒的な戦況の中で巨弾を敵に叩き込む。いかにオラキオの兵が精強だろうとこれには敵わないはずさ。)

 

すると部屋のブザーがなった。タクミは内線を繋ぐと女性兵士が画面に映し出された。女性将校は口を開くとタクミに報告を行った。

 

女性士官

『提督。ネルソン元帥がお見えになっています。隣の応接室にお通し致しました。』

 

タクミ

『ありがとう直ぐに行くよ。』

 

応接室に入るとネルソンは和服に身を包み、杖をついて座っていた。ネルソンはタクミを見ると立とうとしたが、タクミは制止した。

 

タクミ

『お体の調子が悪いと聞いていましたが、元帥、その大丈夫でしょうか?』

 

ネルソン

『ここ最近立ち仕事が多かったからのぉ…。家内に無理をするなと言われたわい。心配するで無いわ、軍務に差し違いは無い。それに暫くはウォパル衛生軌道上の軍港に勤めることになったから、養生するぐらいの時間はあろう。』

 

タクミ

『そうでしたか。して、御用件は?』

 

ネルソン

『お前さんはどう思ってるのかと思ってな。アウグスト・ヴォン・シュヴァーベンをな。あと、第三銀河ではどう戦うつもりなのかをな。』

 

タクミ

『アウグスト・ヴォン・シュヴァーベンはまさしく覇王になる為に生まれた存在でしょうね。彼の戦術、戦略の才は紛う事なき神にでも授けられたものとでも言った方が良いでしょう。でも彼の様な君主は何も珍しい訳では無いので、必ずボロを出すでしょう。そこを突けば負けはしません。…勝てるかと言われたら望み薄ですけどね。

 

さて、元帥、次にこれをご覧下さい。これは、諜報班とグラール側からの情報を元に作った第三銀河における敵の配置図です。複数の艦隊で戦線を構築して居ますが、それぞれの位置は連携を取るには遠すぎます。つまりこれは多くの手柄を取ったものに何かしらの褒美を取らせると第1王子が配下に言ったのでしょう。その所為で功を焦り過ぎた連中の頭の中に連携と言う文字は消えたようです。

 

そしてここが敵の前線においての重要拠点。惑星セーシャン、砂の惑星です。先ずはここを目指し三国の精鋭艦隊で聯合艦隊を編成し戦線中央突破を図ります。同時に補給線を完全に断ち、敵最前線の艦隊を孤立、更に飢えさせます。あとはグラール、第二王子派オラキオ艦隊に殲滅させるもよし、此方側に付かせるもよし、この方針を敵本拠、オラキオンまで繰り返します。

 

敵艦隊を一つずつ倒しては時間が足りません。我々はアウグスト・シュヴァーベンとダーカーの両方を敵に回している事を忘れてはいけませんからね。』

 

ネルソン

『短期決戦か…。やはり第二銀河側が気になるか?』

 

タクミ

『ええ、どうしようもなく。彼なら要塞を奪うとかそんな事はせず破壊しに来そうですからね。奪いにくるなら誰でも退けられるとは思いますが、なにせ、スクロゥス・ヴォン・ゴッデス要塞は無敵ですからね。』

 

ネルソン

『しかしお前だけでは此度の遠征軍を統率するのはちと手を焼くかも知れんなぁ。』

 

タクミ

『そう思って何人か連れてけるようにウルク総司令にお願いしましたよ。シャオも連れてって良いと言ってたみたいなので、大丈夫でしょう。』

 

ネルソン

『そうか。そう言えばタクミ、お前さん武蔵を人に譲ったそうだな。ヒューズ君に譲ったと聞いた。』

 

タクミ

『ええ、今後は艦隊旗艦をスサノオ…じゃなくって、武装、通信システム、推進力を大幅に改装した改ガーディアン級艦隊旗艦型大型戦艦一番艦金剛に移そうかと。武蔵でも良かったんですけど、足が遅いのと、あと幸運を呼ぶ艦としては金剛の方が良いんです。

 

武蔵はトップクラスの戦艦ですが、前にシールド突き破って被弾してるので危ういと思いましたので(損傷は軽微で死人も出なかったんですけど)幸運艦金剛にした訳です。ヒューズ提督も武蔵を気に入ってたので話は直ぐにまとまりました。』

 

ネルソン

『ウム、ではお暇するかな。』

 

タクミ

『送りましょうか?』

 

ネルソン

『心配せんで良い。今は目下の課題を片付けるのじゃ。こっちの事は任せろ。』

 

タクミは祖国の老将を見送ると机につき、ペンと一枚の紙を取り出した。そして紙に何かを書き出した。それは演説の原稿だった。タクミは数万の新兵を戦いの中で古強者に変貌させなければならない。その為には出だしが肝心だったのだ。

 

 

翌日宇宙港の大広間の特設ステージにタクミは立った。傍らにはマトイや、今回の遠征に出陣する諸将も居た。

 

タクミは口を開き、この場で自分をただじっと見つめる一万余人の将兵に語りかけた。

 

タクミ

『諸君。知っての通りだが、我々は第三銀河に向けて出陣する。我らは参戦義務の無い戦争に介入する。普通に考えれば、我々は無益な殺生と流血をしに行く。これは我らにとって意味のない戦だ。だが諸君!我々は、我々オラクルの戦士達が意味の無い戦をした事はあっただろうか?

 

彼らは皆、必ず戦うにあたっての目的があった。意思があった。私は本来固い信念を持った人間ほど信用できないと公言して来たが、我々は常に確固たる意志を持って戦って来た。その意思とはなんだ?祖国を、いや、オラクル船団に生きとし生ける者の自由と平等、そして権利を守るという目的があった!確かに今回の戦場にオラクルの民は居らぬ。だが、同じ民主主義の旗を仰ぐ者、和をもって至尊の冠を頂き、民を導こうとする者とそれを慕う者、そして後のオラクルの民の為に戦うのだ!』

 

タクミの言葉に、居合わす兵士たちは口々に囁き始めた。

 

『後のオラクルの為?』『提督閣下は何をお考えになられているのだ?』『今ではなく未来の話をしているのか?』

 

タクミ

『我らの真の敵は、ダーカーと、戦争を賛美し、安楽な場所から幼気な民衆を戦争に駆り出す恥知らず共だ。我々は彼らを相手に生きる為に戦う!後のオラクルの民が憂う事なく、後世を生きる為に戦う。…諸君らに問う!』

 

一喝が飛び、将兵は再び姿勢を正した。

 

タクミ

『諸君らは、民主主義の軍人か?』

 

将兵

『『『『『そうだ。』』』』』

 

タクミ

『オラクルに忠誠を誓った兵士か?』

 

将兵

『『『『『そうだ!』』』』』

 

タクミ

『自由の灯火を守るために生まれた戦士か‼︎』

 

将兵

『『『『『そうだ‼︎』』』』』

 

タクミ

『ならば付いて来い!ここから先は未知の航路。我らは冒険者にして、戦の神々に魅入られし狂戦士…自由の殉教者。そして!祖国の地を再び踏まんと誓った絶対帰還者‼︎

軍団指揮官として命令する。皆、生きて、この船団の土を踏むぞ‼︎‼︎』

 

将兵

『おおおおおおおおおおおおああおおおお‼︎‼︎‼︎‼︎』

 

タクミは我ながら偉く大層な事を言ってのけた者だと内心呆れて居たが、厭戦気分が充満するのは予防しておきたかった上、更にはこれがオラクルの為になる物にしなければならぬと言う彼本人に対しての誓いでもあった。

 

なんにしても、こう言った皆を鼓舞するような大言を吐くのが滅法苦手なこの青年はなんとか自力でやってのけた。(大抵こういうのは、アースグリムや今は亡き、鹿島大佐やグリッドマン、ヒューズに任せっきりであった。)だがこの男には、この演説以上に難題な仕事はまだ残っていることを忘れてはならない。後に彼は国そのものを背負う事に成るのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主要人物紹介(ゲームキャラ優先)
小説での立ち位置や設定込みで挿入しておきます。
(年齢は作中の時系列に沿って考えて居るので結構適当)
1 タクミ・F(タジム・クヴァシルヒ・ミシェル・フェデル)年齢22。
種族ヒューマン。
身分 アークス(守護衛士)・オラクル国防宇宙軍大将、要塞方面艦隊司令官
(王族(フェデル王家))
アークス出身の若き艦隊司令官。奇策を多用する一方、堅実的な戦法も得意とする。
深遠なる闇との戦いでゆういつ治療冬眠を免れた(正確には短期間で済んだ)アークスにして、かつてオラクルを治め、栄華を誇った本家フェデル帝室の末裔。一時期、自分はオラクル共和制の国民として立っているのか、オラクル帝政の末裔として立っているのかと迷っていたが、マトイのお陰で踏ん切りがついた。父を早くに亡くしており、姉と母を実家に残している。
幼少期はフリードリヒ・ケンプ・オイゲン、ジェームズ・ネルソンに師事してした。

2 マトイ 年齢19
種族ヒューマン
アークス(守護衛士)オラクル国防宇宙軍第一艦隊首席副官(少佐待遇)
強力なフォトン感受性を持つヒューマンの女性。その正体は2代目クラリスクレイス。時を超えて起こった奇妙な事件の中でタクミと出会う。以後掛け替えのない戦友として数多の戦地を駆け巡るが等々、友人以上恋人未満を超えてしまった様子。実は結婚願望有り

3 イオ 年齢17
種族デューマン
身分アークス中一級(ゲームレベル60以上65未満)オラクル国防宇宙軍第一艦隊提督付き侍従→作戦参謀(少佐待遇)
デューマンの少女。種族の特性もあって未成年アークスの中でトップクラスの技能を持つ。タクミやアフィンを先輩として慕っている。タクミ麾下の第一艦隊に配属になった時に、タクミから艦隊運用や戦術の手解きを受ける。
その才能は、タクミやネルソン、更にウルクや、レギアス、シャオも認める程、優れた物を持っている。

4アウグスト・ヴォン・シュヴァーベン 年齢??(死後200年近く経っている)
種族ヒューマン→ダーク・ファルス・クローン(模造体とは違い普通のクローンにネガフォトンを持たせたもの。元の人間によるが、ダーク・ファルス模造体より高度な存在になる。)
身分 オラクル第二帝政軍大元帥永久欠番兼宰相(生前)
ダーク・ヒューマン独立派指導者(死後)
オラクル第二帝政期の軍人、貴族。若くして軍のトップに登り詰め、その戦略、戦術眼はダーカー、グラール、オラキオといった勢力に追従を許さず、宇宙を統一しかけた。しかし、病で早逝してしまう上、遺体からダーカーによってDNAを採取され、ダーカーの操り人形として復活させられるも、オリジナルの記憶を植え付けられていた事から前世の頃の野望であった、ダーカー殲滅、宇宙統一を目指す。

5シャオ
種族? 年齢?
身分アークス・マザーシップ
オラクル船団マザーシップそのもの。見た目は少年のような姿だが、言動はとても落ち着いている。深遠なる闇との戦い以降演算に集中しており、姿を表さなくなる。然し、指示だけは飛んでくるのでアークス総司令であるウルクは苛立ちを隠せないでいる。巷では、一切船団内に顔を出さないので巷では『家に居るのに、消息不明の存在』と言われて居る。

6ウルク 年齢18
種族ニューマン
身分アークス総司令(元帥又は大将と同格の待遇。)
オラクルに住むニューマンの少女。類い稀な創造力を持ち、決断力、判断力が優れて居る女性である。様々な経緯があり、アークスの長である総司令に就任する。因みに本人はフォトン感受性が低い為、アークスに成れなかったと言う苦い過去がある。副司令として自分を支えてくれるテオドールとは幼馴染である。今は戦力再編と国防のために奔走して居る彼女だが、時が来れば国防の為、陣頭に立つ日が来るかも知れない。因みに隠れ戦闘艦船フェチでもある。

7アフィン 年齢18
種族ニューマン
身分アークス上一級(ゲームレベル65以上70未満)首都防衛大隊第四大隊大隊長(大佐待遇)
ニューマンの少年アークス。タクミと同じ時にアークスになった少年。
アークスになった当初は戦いに対する覚悟や判断力が欠落していたが、姉を探すという目的の為に次第に成長していき、遂に姉ユクリータをダーク・ファルス若人から取り戻した。深遠なる闇以降はオラクル船団首都防衛大隊(首都だけでなく、オラクル船団の全居住艦の治安と、防衛を担う部隊。)の大隊長になるまで成長する。

8オーザ 年齢24
種族ヒューマン
身分アークス上一級
首都防衛大隊第一大隊大隊長
ヒューマンの青年。
ハンターとしてアークスに在籍しており、タクミやアフィンとは先輩になる。性格は真面目な勇者気質で頼れる兄貴的な存在である。当初はハンター第一と他職種特にフォースを蔑ろにしてきたが、戦いを通して、他の職業との連携を重視するようになる。マールーと何か因縁があるらしい…が詳細は定かでは無い。

9マールー 年齢24
種族ニューマン
身分アークス上一級首都防衛大隊第二大隊大隊長
ニューマンの女性。
アークスにはフォースとして在籍している。性格は大人しく、病弱な印象があるが、テクニックに対しての才能は一級品であり、芯の強い面もある。フォースこそ至高であると考えており、他職種特にハンターを蔑ろにしてきたが、戦いを通して、ハンターの良さを知った。どうやらオーザとは何か因縁があるらしい…

10リサ 年齢(?) 恐らくオーザー達と同じ位23〜26前後
種族キャスト(幼少時に難病の為キャスト施術を受けた模様)
身分 アークス上一級首都防衛大隊第3大隊大隊長
キャストの女性。幼少期に難病の為キャスト施術を受けた。(普通のキャストは、生まれたヒューマンの赤子を施術または胎児の時からナノマシンによる施術が行われる)
レンジャーとして在籍している。その丁寧な可愛らしい容姿と裏腹にとんでもない狂気が眠っており、味方も撃ちかねない程であるが、本人は乙女兼そういうものは弁えてると供述している。因みに、ウルクからその攻撃的性格を買われて、オラクル海兵隊の創設メンバー入りの打診を受けており本人は、『リサとしては、沢山敵さん撃てるなら何でも良いですよ♪』と答えている。

11テオドール 年齢18
種族ニューマン
身分アークス副司令(中将待遇)
アークス副司令を務めるニューマンの少年。
類い稀な才能を持っているが当時は自信が持てなかった。
ある時、ウルクの死を知り、ダーク・ファルス・敗者に闇に落とされていたが、タクミと配属されていた部隊のアークスの活躍により、ウルクの死は回避され、彼も闇から自分を取り戻した。今は六芒均衡達と共にオラクルの戦力再編と国防の為に奮闘している。

12 深遠なる闇 年齢(年齢の概念が無い)
種族 深遠なる闇
身分 深遠なる闇(闇の支配者)
全てを闇に染めようとする全宇宙規模の脅威。ダーカーとダーク・ファルス、そしてダーク・ヒューマンを使って宇宙の支配を目論んでいた。然し、オラクルに攻め入った際にアークス決死の特攻により、封印される。然し、この戦いの中、封印を免れたダーク・ファルス・双子模造体が居た為完全封印は免れる。(それでも自身の存在の99.8%は封印されてしまった。)大量のダーカーとダーク・ファルス模造体とダーク・ヒューマンを支配下に置くが、アウグスト・ヴォン・シュヴァーベン以下、ダーク・ヒューマンの一部に反乱を起こされる。然し、深遠なる闇は狼狽するどころかその状況を楽しんでいた。全宇宙の規模の脅威はまだ我々の知らない力を持っていることを伺わせるが…






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