pso2仮想戦記二年前の戦争   作:オラニエ公ジャン・バルジャン

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28話 我ら、鬼神の如く

フランシス・オーヴェルニュ艦隊を退け、第1艦隊は、schloss von gott回廊に進入していた。そんな中、マトイは、タクミが顔を曇らせた事に気になっていた。かつての王朝の象徴…貴族、王族に彼は思う所が有るのだろうか…。普通の人間なら過去の遺物。然れど、彼はそんな物では無かった。まるで思い出させたくない物を無理やり思い出させられた様な顔をしていたのだ。物思いに耽る彼女は、武蔵艦内を歩いていた。

 

マトイ

『タクミ…大丈夫かな?』

 

アリス

『あっ、マトイ様。どうかしましたか?』

 

マトイ

『アリスさん。あの…』

 

マトイはアリスに自分が気になっている事を洗いざらい話した。アリスは一瞬、驚きを見せたが、タクミという男の人となりを知れば納得が行くこともマトイに伝えた。

 

アリス

『閣下は歴史家になりたかったって言ってた事もありましたよね?ならば彼等の愚劣さもよく分かってるはずですよね?それを思い出して、不愉快になっただけだと思いますよ?』

 

マトイ

『それなら良いんですが…。』

 

マトイは納得した様なしてない様な微妙な感覚に囚われた。彼女はタクミの一瞬だけ見せた表情にとてつもない嫌悪感を覗かせていたのが忘れられなかったのだ。

 

その時、艦内に警報が鳴り響いた。戦闘配置。それを知らせる警報が艦隊全艦に鳴り響いた。艦隊の将兵達の表情は一気に影を落とした。

 

マトイとアリスが艦橋に登ると、すでに、タクミとサミュエル、そしてフリードリヒが防衛配置を命令していた。

 

マトイ

『敵艦隊?何処から。』

 

タクミ

『待ち伏せだね…こんなところに待ち伏せているとは。残骸も見当たらないから、我々を待ち構えていたんだね。きっと回廊手前のアステロイドで戦った艦隊だろう。もう既に艦載機隊が発艦してこっちに向かってるらしい。』

 

チェン

『第1航空団!出撃します‼︎』

 

サミュエル

『健闘を祈る!次、第2航空団出撃!A.I.Sもスタンバイさせろ。甲板に立たせて対空火器がわりにする。』

 

フリードリヒ

『近距離戦になりそうですな。ポツダム連隊以下各白兵戦要員に武装待機を命じます。』

 

タクミ

『宜しくお願いします。schloss von gott要塞に通信は送ったか?』

 

オラクル兵

『はっ‼︎現在返答を待っているところであります!』

 

タクミ

『宜しい。(とは言っても残してきたのはたかだか2,000隻。相手は30,000隻ちょっと。14000対30,000勝負にならんな。要塞まで逃げるに越したことは無いが…)

 

その頃、要塞に救援要請が届いており、要塞司令官代理、ルイ・フィリップ少将は、この現状に目眩の様なものを感じていた…

 

ルイ

『不味い…本当に不味いな。要塞は改修の影響で浮遊砲台の殆どが使えんし、要塞主砲【神の息吹】エイテム・ゴッデスを発射するには時間が掛かるし、あとは…』

 

ルイは如何にか自分の後輩達を救う手立てを考えようとしていた。そこに、

 

ネルソン

『どうしたんじゃ?フィリップ君。なにやら騒がしいのう。』

 

ルイ

『ネルソン元帥。たった今、第1艦隊より通信が入りまして、救援を要請してきたのですが、現在の駐屯戦力2,000隻。浮遊砲台の実に95%が現状使用不可能、要塞主砲は発射体制が全く整っておらず、チャージを始めるにしても時間が掛かってしまいどうしようかと思っていた所です。』

ネルソン

『フム、少なくとも駐屯戦力に間違いがある様じゃな14000足して16,000隻じゃな。これでタクミのとを合わせて30,000対30,000これでイーブン。良くて此方が少数残るか悪くて相手が少し残るか、普通に対消滅するかの三択になったのぉ。どう転んでも要塞は無傷じゃい。』

 

ルイ

『元帥の艦隊が出撃なさるのですか⁉︎やっと無事に帰ってきたのに!』

 

ネルソン

『こんな老骨より未来ある若者を生かした方が何万倍もマシだとは思わぬかね?フィリップ君?』

 

?

『それなら私も付き合いましょう!』

 

ルイ

『貴女は、シャオメイ・ミン中将。第9艦隊も出撃なさるのですか?第九艦隊の残存艦艇8000隻も?』

 

シャオメイ

『命を助けて貰った。それだけでも彼を助ける理由になると私は考えます。』

 

ネルソン

『本当は三十代未満の未成年は来るなと言おうと思うたが、誰も彼もろくに兵隊を持っとらんからの。ミン提督頼む。』

 

シャオメイ

『はっ‼︎』

 

ルイ

『これで38,000隻!両提督。あいつがこの要塞の防衛戦術として考案してあったものがあったので、是非ともお使い下さい。向こうには伝えておきます。』

 

ネルソン

『ウム、了解した。』

 

これは直ぐにタクミ達に伝えられた。

 

タクミ

『良し!みんな聞いたな?援軍が駆けつけてくれるぞ!それまで何が何でも逃げるのだ‼︎』

 

『『『『『オオオオオォ‼︎』』』』』

 

イオ

『敵艦隊が降伏通信を送ってきました。パネルに写しますか?』

 

タクミ

『please』

 

敵の首領の顔が正面のパネルに移された。その顔立ちや服装から見ても、大貴族でございと言わんばかりの姿であった。後にイオが笑い話として、敵の司令官の顔が移された時、タクミは腰のホルスターに手を置いていて、作り笑いを浮かべていたと話した。

 

敵司令官

『オラクル船団を名乗る叛徒どもに告げる。我々は創造主の名の下に貴公らに天誅を下さんと参った。司令官の首を差し出さねば皆殺しにする。さっさと選ばれるが良い。』

 

通信は切れた。タクミは、ザッと立ち上がり…

 

タクミ

『アースグリム‼︎グリットマン‼︎ヒューズ‼︎全艦転進‼︎後退しつつ撃ちまくれ‼︎援軍が到着したら全速力で敵旗艦に突進する‼︎あのカツラ頭の首を私の前に持ってこい‼︎』

 

『『『はっ‼︎‼︎‼︎』』』

 

イオ

『煽られて、見下されて怒ってるんでしょ?』

 

タクミ

『………。』

 

イオ

『でも、先輩も相当酷い煽りを向こうにやったよね?』

 

タクミはそれを聞くと、ベレー帽を目深に被った。第1艦隊は後退しつつも遮二無二撃ちまくっていた。一方防空戦闘についていたチェンは提督同士のやりとりをこう部下に話していた

 

チェン

『あれを大人の中でもかなりな低レベルな戦いと諸君は思ったろう。確かに我らが提督閣下はまだ成人になりたてなので未成長の部分があるものの、お偉いさんがたのやり取りってのは基本そう言う低レベルなしろ物なのさ。』

 

この時、タクミは言い分があり、それを後輩と自分の参謀と想い人に語った。

 

タクミ

『彼奴らはこっちが降伏すると高を括って来た。弱きものを足蹴にして、鼻っ面を引っ張る奴らのやり口が気に入らんのだ!人の世ですることでは無い。これを日常でありとあらゆる所で起きてると考えると余計腹が立つ!』

(尚、後にポツダム連隊副隊長シュミット(この時点でフリードリヒは要塞防衛司令官になっていて、ポツダム連隊連隊長はカールになって居る。)はこの時、『いや、あんたらいる時点で象(タクミ御一行)に喧嘩売ってる虫ケラ(銀河教国)でしょうが。』と呟いたと明かしている。)

 

然し、象は手負い。相手は軍隊アリ。

いずれ、象は食い尽くされてしまう。現に第一艦隊の戦力は半数程度になっていた。旗艦武蔵の前方にいた戦艦が撃沈され、彼等の眼前に敵の戦列が現れた。

 

オラクル兵

『戦艦シアーズ撃沈!本艦は、敵の真ん前に出ます!』

 

タクミ

『クッ…!』

 

アリス

『艦長!退避を‼︎』

 

艦長

『周りの僚艦が、近過ぎて無理です!回避不能‼︎』

 

然し、武蔵に敵の砲火が来る事は無かった。敵の艦隊は左右から突如現れた艦隊に挟まれて、次から次へと沈んでいった。

 

ネルソン

『無事かね?諸君。』

 

サミュエル

『元帥閣下⁉︎どうしてそんな所から??』

 

シャオメイ

『貴方方を置いて、国に帰れるわけありません!』

 

サミュエル

『いや、あの…嬉しいんですけど…どうやってそんな所から…。』

 

タクミ

『話してなかったけ?この回廊は、要塞取り返した後、第1銀河から第2銀河の出口まで、一帯をフォトンで満たして居るんだ。だから回廊内、航行可能領域何処へでもおまけに無制限にワープ出来るようにしたのさ。これが新しい要塞防衛戦術の要よ。』

 

アリス

『閣下知らないのは無理ありませんよ。だってサミュ…ジャクソン少将は要塞回廊を一度も通ってないんですから。高級将校でただ一人通ってないって気にしてたんですよ。』

 

タクミ

『そ、そうなの?(チラ)』

 

サミュエル

『ショボーン(´・ω・`) 』

 

タクミ

『ごめん。』

 

サミュエル

『今は戦闘中です!閣下御采配を。』

 

タクミ

『全艦!L382に小ワープ。座標を第6艦隊と第9艦隊に送信。』

 

ネルソン

『ワープ。』

 

シャオメイ

『ワープを!』

 

三艦隊は瞬く間に空間を跳び、敵の艦隊を包囲した。そのワープ速度は彼等の尺度を超えて居た。

 

タクミ

『ファイアー‼︎』

 

ネルソン

『ファイヤー‼︎』

 

シャオメイ

『ファウ‼︎』

 

三提督のそれぞれの号令に合わせて艦隊は斉射し、また空間を跳び、また斉射を繰り返した。

 

タクミ

『頃合いだ。敵旗艦に突進!ポツダム連隊に乗り込み用意をさせろ。』

 

フリードリヒ

『敵の首とってご覧にいれる。ついでに将校と兵卒をそれぞれ捕虜にとって参ります。』

 

ポツダム連隊を乗せた揚陸艇が敵の旗艦に肉薄する頃には敵の艦隊は小さくすり潰されていた。この要塞防衛軍の新戦術は、駐屯艦隊が絶えず小ワープを繰り返し、敵に対して全方位から攻撃し続けるというものであり、回廊一杯に包囲し、回廊に満ちたフォトンのお陰でエネルギーに困る事なく無制限に跳躍出来るうえ、敵はオラクルを攻撃出来ないのだ。そのうえ、敵の旗艦にピンポイントに砲火、揚陸部隊を差し向けられるので、一気に無力化も図れるなど、オラクル内に於いては革新的な戦術であり、此方の損害も全くなく敵を壊滅できるのだ。(実施する上で、各艦隊の連携が取れていればの話しではあるが)

ポツダム連隊は敵の旗艦に乗り込んだ。数百名の装甲擲弾兵が艦内に侵入した。それを非装甲の軍服を着た兵や装甲を着た兵が銃撃しつつ、軍刀や戦斧を持って迎撃せんと襲い掛かってきた。

 

フリードリヒ

『フォース、レンジャーは下がれ!ハンター、ブレイバー、ファイターはついて来い‼︎』

 

カール

『よく見ておけ、新入りども!今、目の前で暴れまわってるのがポツダム連隊アークス出身者、その中で10年この連隊で戦い抜いた者、この連隊で華々しい功績を挙げた者が入れる栄光ある部隊、老親衛隊だ。この戦いで武功を挙げた者は、軍歴、出身(アークスかオラクル軍かと言う意味で)関係無く老親衛隊に入れるぞ‼︎』

 

連隊員

『オオオオオオォ‼︎‼︎‼︎‼︎』

 

ポツダム連隊は敵司令塔目掛けて突進した。オラクルのユニット技術は、当時の宇宙の中でトップクラスを誇る清廉さと美しさと防御力を秘めていた。

背中、腕部、脚部の三箇所に装着できるこの鎧は基本ステルス化して軍服や装甲服に装着して居る。そこから発生する力場で銃弾や打撃を防げる。(然し、砲弾や斬撃には無力で、これについてはユニットと装甲服の素材の防御力に一存していた。)特に装甲服を纏う、装甲擲弾兵は、正しく、歩く戦車。ポツダム連隊は基本接近戦を担当するハンターやブレイバー、激しい戦闘ではレンジャーやフォースも身につける為、全員が装甲擲弾兵であると言っても良い。元々アークスしか着けられないユニットを一般人であったオラクル兵が着けられるのは、軍発足に基づいた技術革新の賜物であった。兎も角も、ポツダム連隊はその圧倒的な戦闘力とオラクル驚異の技術力が生み出した防御力の二つの力によって、敵を粉砕して行った。後にタクミが一個軍20万の将兵の内、11万を装甲擲弾兵にしてしまうのだが、これは後の話である。話が逸れた。…ポツダム連隊が敵の旗艦を占領するのに対して時間は掛からなかった。元々宇宙戦闘艦は航行と戦闘に必要な人材さえあれば良いので、必要最低限の人材しか乗せなかった。そこにクルーの数倍の歩く装甲が乗り込んできたら、結果は火を見るより明らかだろう。さて、この時にはシュミットがロッドにフォトンを溜めて、敵の旗艦の司令塔に繋がる隔壁を破壊した。フリードリヒ以下老親衛隊が艦橋に雪崩れ込んだ。抵抗は無かった。フリードリヒは辺りを見回した。

 

フリードリヒ

『この艦隊の司令官は誰か?名乗り出るが良い‼︎』

 

すると一人の貴族が手を挙げた。

 

艦隊司令

『わ、私だ。降伏する。残った艦隊の命ばかりは…』

 

フリードリヒ

『そうか、あんたか、 。とは言って残ってる艦隊なんて、旗艦と数隻だ。他は沈んだか逃げちまったよ。』

 

フリードリヒはそう言い終わると首を動かして合図をした。するとレンジャーの老親衛隊隊員が二人で艦隊司令を組み伏せた。そしてその艦隊司令の前には斧を持ったシュミットが居た。

 

フリードリヒ

『我が司令官殿は貴公の首を欲して居られる。将兵は助けよう、然し、貴公の首と引き換えだ。』

 

そう言い終わると同時にシュミットが斧を振り下ろし、艦隊司令の悲鳴が艦内に木霊した。

 

フリードリヒ

『閣下。仕事は済みました。ご要望通り、敵の大将首と捕虜を取りました。はい…では残った艦を鹵獲して帰投します。他の艦は…ハイ、ハイ。逆らうようであれば斬り伏せよと、はい。流石にそこまでは愚かでは有りますまい。では直ちに。』

 

タクミ

『勝った…ふぅ…どうなるかと思った。帰れぬものかと…』

 

マトイ

『敵の捕虜はどうするの?』

 

タクミ

『どうしたもんかね…捕虜交換を申し込まなければ、射殺するしか無いんだけど…出来ればそんな事はしたく無いから、当面は要塞内で大人しくしてもらうさ。首狩り軍団(ポツダム連隊)が常時うろついてる要塞に入ったら生きた心地はしないだろうけど暴れないだけマシだよ。』

 

マトイ

『………。』

 

タクミ

『そんな顔をしないでくれよ(汗)さぁ、帰ろう?マトイ。』

 




☆【オマケ】☆
pso2で御伽噺(アラビアン・ナイト)をしたら…

昔々あるところに一人の青年…じゃ無かった。やたらボーイッシュな少女がおった。その名をイオと言う。
イオ
『なんでこんな事になってるんだ?』
イオは懐も胸も貧しい少女であったが
イオ
『余計なお世話だ‼︎』
ある日、ひょんな事からこの国の王女…マトイ姫に出会う。
マトイ
『わ、私お姫様なんてやった事ry(汗)』
然し、イオは兵隊に捕まり、牢屋の中。(薄い本に成らんぞ?)姫は城に連れ戻された。はてさて、この国の大臣ジャフ…ならぬ、ルーサー大臣はどうにか姫を我が物に従った。
ルーサー
『僕の計算に間違いは無い‼︎(通算114514回求婚して失敗)今度こそマトイ姫を嫁に!』
ルーサーは考えた。どうやったら姫は振り向いてくれるか…そうだ伝説の魔法のランプを使おうと考えた。そこでルーサーは賢者に聞いた。
賢者ドゥドゥ
『魔法のランプは此処から遥か東の砂漠のバンサーの宝物庫にあるかね。光輝く黄金で出来てるからすぐ分かる。欲しかったらそこまでは言って取ってきたまえ。地図は弟子のモニカに書かせるから。』
賢者の弟子モニカ
『あの、これで分かると思います。…多分』
然し、バンサーの宝物庫は危険な魔法が掛かっていて危険な場所であった。かつてえら〜い剣士とやたら暑苦しい武闘家とやたら老爺心を焼く熟女戦士が、巨人ダーク・ナンチャラ・エナントカダーを封印した時の穴がその宝物庫なのだ。そこでルーサーは…。
ルーサー
『そうだ、あの姫を誑かした貧乳人間風情を利用してやれそうすれば僕は安全だ!』
と思った。さてその頃イオは牢屋に捕まっていたが友達のウーダンが助けに入ってきて枷を外そうとしていた。そのウーダンの名はアフィン。
アフィン
『なんで俺は猿なんだウキー‼︎説明しろよ責任者‼︎』
枷が外れたその時、暗闇から老人の声が聞こえた。
老人(cvオラクル最強剣士さん)
『お若いの…枷を外したところで牢屋から出られんぞ。』
イオ
『あんたは?』
老人
『ワシもお前さんと一緒じゃよ。だがなワシはこの牢屋から出る方法を知っておる。出たいならワシの手伝いをしておくれ…どうじゃ?』
老人が言うには、かつて城で働いていたが、ある砂漠に王様が大事にしていたランプを落としてしまったのだと言う。それを見つけて持って帰れば罪を許すと言うのだ。王様に許されて褒美を出るのならと親切なイオは手伝う事にした。さて二人と一匹は砂漠にある宝物庫に着いた。
イオ
『この中なんだな?ランプは?』
老人
『そうじゃ。この宝物庫の中にある。魔法が掛かっておるからの。気をつけるんじゃぞ!』
バンサーの宝物庫(cvハンター推しのアークスさん)
『おう!よく来たな!少女よ。勇気があるなら入るが良い!豊胸グッズも沢山あるかな!あと何よりハンター教本がつらつら…』
イオ
『胸胸煩いよ…好きで貧乳になったんじゃ…でも豊胸…』
アフィン
『スッゲー気にしてたもんな?ランプはどっかその辺の見つけて豊胸グッズ頂いて帰ろうぜ…アイタ‼︎』
イオと猿のアフィンは宝物庫に入っていった。その中には信じられないほどの宝石や金銀財宝が溢れていた。暫く、行くと、おかしな人形が有った。綺麗な鉄で出来た人形だったが、イオには重すぎて持っていけ無かった。
イオ
『仕方ない。諦めよう。』
?(cv彼女大好きガンスラ六芒さん)
『おーい?ランプが目当てか?遠すぎて歩くには辛いぜ?のたれ死んじまうぞ?』
誰も居ないはずなのに声がして、イオは辺りを見回したが、誰も居らず有るのは人形だけ。
イオは肩を叩かれたので振り向いてみると、なんと人形が動いてるでは無いか!
イオ
『うわ‼︎人形が動いてる!もしかして御伽噺の空飛ぶ魔法の人形?』
魔法の人形
『おお‼︎よくぞ推理してくださいました‼︎お礼に乗っけててやるよ!』
魔法の人形で直ぐにランプのある場所に飛んでいったイオはついにランプを手に入れました。
アフィン
『ふぅ…やっと一段落だなぁ。はやく出ようぜ…おっと?なんだぁ?』
アフィンは銅像に触った。すると…
銅像(cv狂った美少女レンジャーキャストさん)
『アレ?アレレレレレレ⁇⁉︎貴方、リサに触っちゃいましたね?リサはお安い女の子じゃあ無いので、ゴメンナサイですけど宝物庫は崩壊します。ホントはリサが鉛玉をご馳走出来れば良かったんですけどね?まぁ!圧死するのも楽しいですよ‼︎⁉︎』
イオ
『逃げろ‼︎』
イオ達は魔法の人形で宝物庫の出口まで飛んだが宝物庫は崩れて、イオは片手でバンサーの口に捕まった。
そこに老人が現れ、ランプを手に取ると…
老人
『ありがとう。イオ。だがもう用無しだ。』
そう言うとイオを突き落とし、イオとアフィンと魔法の人形は落ちていった。
老人→ルーサー
『やった。これで魔法のランプは僕の物。これで姫を…』
しかしどこを探してもランプは無かった。
ルーサー
『未知の事象だと‼︎バカな確かにランプを仕舞ったはずだ‼︎バカなァァァァァァ‼︎』
さて落とされたイオ達は途方に暮れていた。
イオ
『騙されてたんだな…ランプも取られ、ここで死ぬのかな?はぁ…。』
アフィン
『おっと…失望するのは早いぜ‼︎ランプ登場!』
人形
『スゲーな!あの一瞬で盗ったのか?』
イオ
『魔法のランプって言うくらいだから明かりになる筈だ。なんだこれ?変なシミが…』
イオがランプを擦ると…ランプから光線が出て来て辺りはしっちゃかめっちゃか。煙がモクモクと出て来て…
?(cvヤン提督もどきのアークス)
『やーっと出て来たー‼︎ふぅ‼︎流石に一億二千年もランプ中にいたら肩こるは腰はあかんわ、いい事なしだね!あっちょっと待ってて?』
そう言うとランプから出て来た巨大なモノはイオは空中に吊るした。イオはポカンとしたまんまだ。

『アッソーレっと!(首を360度回す。)はいどうも、お待たせしました。お名前とご用件をどうぞ?』
イオ
『イオだ。』

『イオさん!どうもイオさん本日のゲストにようこそ!私は魔法のランプの精。お気軽にターニーとお呼び下さい。願い事を三回叶えてあげましょう。何せ貴女は私のご主人なのですから!』
アフィン
『なぁ、イオ。(ゴニョゴニョ)』
イオ
『そうだな。勿体無いもんな(ゴニョゴニョ)』
ターニー
『おっ!魔法の人形君じゃ無い⁉︎元気してた?』
イオ
『本当にランプの魔人?そうは見えないなぁ〜なんつうかアホっつかバカぽいし〜』
アフィン
『詐欺師みてぇ〜!』
ターニー
『ほう…そこまで言いますか?良いでしょう。見せてやりますよ!ランプの魔人の底力ァァァァァァ‼︎』
そう言うと一行は人形に乗ってあっという間に砂漠と岩を吹き飛ばして空の彼方に消えていった。そして砂漠の真ん中に着地した。ランプの精はドヤ顔。一人と一匹とはクラクラしていた。
ターニー
『どうですかこれが魔人の力!そして願い事は一個消費しました!』
イオ
『うん?お願いしてないよね?』
ターニー
『あっ…せやな…。では気を取り直して、願い事1個目〜聴いちゃう‼︎』
イオ
『もう一度、あのお姫様に逢いたい…ターニー俺を王子様にしてくれ!』
ターニー
『○塚風の?』
イオ
『普通の‼︎』
ターニー
『王子なら乗り物も必要だな…ウーダンさんを…ドーン‼︎』
アフィン
『うん?なにしやが…った…ウワアアアアア‼︎何だよこれ‼︎マルモス⁇』
暫くして…

王様(三代目クラリスクライス)
『一体何時になったら姫は婿を取るのだ?私は待ちきれなくてまた爆破しちゃったぞ』
家来(サラ)
『(何で私が家来なのよ〜)王様‼︎外に、外になんか、おかしな行列が!なんかディ○ニーのパレードか、ラスボスの電飾ロボみたいのが沢山来ました!』
王様
『ナ、ナンダッテー⁉︎』
マトイ姫
『お外が騒がしいわ…何かしら?』
街の大通りに行列が練り歩いていた。
ターニー
『イオ王子様の御なーりー!』
BGMにあば○ん○将軍を流しながらその行列は王宮に向かっていた。行列には巨大なヒヨコやらウサギみたいは生き物やらアイドルやら沢山連れて来ていた。
クーナ&ラッピー&リリーパ
(我々の扱い雑じゃ無いすか⁉︎)
そんな感じでお祭り騒ぎを起こしながら宮殿に着いたイオは早速、国王に謁見した。国王はポカンと何があったか分からんといった顔をしていた。するとそこにマトイ姫が入ってきた。
マトイ姫
『ああ、やっぱりあの人!』
マトイ姫はイオに走って行き、再会を喜ぶ二人を見て、もっと訳が分からなくなった国王は泣きそうな顔をしていた。二人が事情を説明すると国王は…
国王
『そうかそうか!よし式の用意‼︎サラ‼︎式の用意!式…式ってなんだ?』
家来
『ちょっと王様には早かったわね〜後で教えるからそっち行こうね〜?』
国王
『こら!子供扱いするな‼︎』
ターニー
『なんか早々にバレちゃったけど…結果オーライ!ハッピーエンドやね‼︎』
ルーサー
『何がハッピーエンドだコラー‼︎俺の姫とランプ取りやがって‼︎』
イオ
『うるせぇ‼︎このロリコン!こちとら死にかけたんじゃ‼︎ボケェ‼︎‼︎』
ルーサー
『ええい‼︎人間風情が‼︎死ねぇぇぇぇぇ‼︎‼︎』
すると宮殿の裏から、金色に輝く時計を抱えたフクロウの様な人形が出てきたのだ。
イオ
『な…なんだこれー‼︎ターニーふたつ目の願い事!俺たちを守って‼︎』
ターニー
『ハイハ〜イ!ヨッシャァ‼︎動くんじゃね鳥畜生‼︎動いたらこの改人形君スタ○ドが火を噴くぜ‼︎』
ルーサー
『………。』
ターニー
『………。』
ターニー
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ‼︎‼︎』
ルーサー
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄‼︎‼︎』
バキッ‼︎
ターニー→タクミ
『うん?』
ギィィィィィ…ドスン!(セットが壊れる音)
監督
『カーァット‼︎カットカット!何してんの⁉︎』
タクミ
『いやいや‼︎幾ら何でも低予算にも程があるでしょう‼︎もうあらすじとか飛びまくってたし!』
イオ
『つかこれ民間用のアークス、オラクル軍PVに使うんだよな?こんなんで良いのか本当に!』
魔法の人形→ゼノ
『つかなんでルーサー居るんだよ⁉︎出演陣からツッコミどころ満載だわ‼︎』
ルーサー
『いやちょっと最近ゲームでも出番無いし…ギャラが…』
タクミ
『クッソ生々しい話聞いちゃったよ!』
ウルク
『コラァ!ちょっと待ちなさいよ‼︎』
タクミ
『総司令⁉︎』
ウルク
『なんでアークスのPVなのに私達にお呼びがかかんないのよ‼︎こんな楽しそうな事秘密にして!』
監督
『いやだから予算が…』
マリア
『あたしゃなんか、ただの字幕だけじゃないのさ!』
ゼノ
『マリア姉さんどっから出てきたんだ?』
ドゥドゥ
『そう言えば私の主演映画はどうなったのかね?』
イオ
『そんなもん一生ねぇよ!どいつもこいつもムネ!ムネ‼︎ムネ!!!ムネ‼︎‼︎』
パティ
『私達これどころか上のだって出れてないんだけど‼︎どうゆうことよ!』
ティア
『ああとうとうパティちゃん気がついちゃったか〜喜んで良いのやら悪いのやら。』
タクミ
『お前らの出番は薄い本だけだよ!もうどいつもこいつも出番出番』
スクナヒメ以下地球キャラその他アークスキャラ諸々
『オドリャアー‼︎出番よこせー‼︎』
タクミ
『あっ!ちょwそんなに入ってきたら…あっ!』

通信障害によりサーバーがダウンしました
通信障害によりサーバーがダウンしました


アークス民間用PV制作計画………凍結!(完)





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