ラブライブ!+man   作:shintaro-0630

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どうもシンタローです!
今回から二期に入っていきたいと思います!
よろしくお願いします!
今回はオリジナルストーリーでいきます!
Twitterやってます!→@shintaro0605
それでは本編に…どうぞ!



十三話 もう一度ラブライブ!と

病院

 

慎は久しぶりに足を運んだ。

受け付けの看護師に話しかける。

「あのすみません…黒崎なんですけど…」

すると看護師が

「黒崎君!?待ってすぐ呼んでくるから!」

受付の看護師は走っていった。

慎は受付で時間をつぶしながら周りを見て入院していた時のことを思い出していた。

 

 

 

お前らのせいで!

私の家族を返して!

なんでお前が…

死ねばいいのに…

 

死ねばいいのに…

 

慎の頭の中にこの言葉がこだまする。

(ここは…嫌いだ…)

慎がそう頭の中でつぶやいたとき

一人の白衣を着た男が近づいてきた。

「こんにちは…輝くん…おっと…今は慎君…だったね?」

「おはようございます…」

慎が頭を下げる。

「じゃあ行こうか」

白衣をきた男に慎は黙ってついていった。

 

病室

「まあまあそこに座ってくれ」

「失礼します」

慎が席に座る。

「まずは…はい、これ」

男はタブレット菓子のようなものを渡す。

「ありがとうございます」

慎は受け取ると早速一粒口に入れた。

「どう?体の調子は?」

医者が慎に聞く。

「はい…ちょっと無理をしたら倒れて…あとは…」

慎は言いたいことがあるが言えなかった。

それを察したのか医者は

「過去の記憶かね?」

医者の言葉に慎が反応する。

「…はい」

慎がうなずく。

「同じような光景を見たとき…頭の中で記憶が…」

「どんな記憶だった?」

医者が慎に聞く。

「ぐちゃぐちゃの車の横にぐちゃぐちゃの女の子が倒れてる…?」

慎が説明する。

「それは災難だったね…他の楽しい記憶は…?」

医者が聞く。

「ある女の子に手を捕まれて走れないのに無理やり引っ張られて…するとフワッてなんだか懐かしく感じたり…」

「その女の子は…僕が記憶を失う前の友達だった…といっていました」

「ほう…その子から何か聞いたのかね?」

「まあ…色々と…」

「なるほど…」

「先生!」

慎が立ち上がる。

「その後…どれくらいですか…」

慎は声を小さくして言う。

「何が?」

「…俺の…」

「それを確認するためには…」

医者が一枚の封筒を見せる。

「これって…!」

「そうだ海外に行って精密な検査を行う必要がある。」

医者が説明する。

「でも…」

慎はためらっていた。

「それは…いつごろですか?」

慎がおそるおそる聞く。

「約一か月後だな…」

医者が言う。

(そっか…よかった…)

慎は胸をなでおろす。

「何か予定でもあるのかね?」

医者が聞く。

「いえ!予定と被らなくて安心しました!もうすぐラブライブの予選ですから」

「ラブライブ…?」

「全国のスクールアイドルの頂点を決める大会です」

慎が言う。

「年寄りには難しい話だな…」

医者が笑う。

「それでは今日は帰っていいよすまんな急に呼び出して…」

「いえ、ありがとうございました」

慎が医者に頭を下げる。

「車で送っていくよ」

「いや…でも仕事は…」

「私が呼び出したんだ送らせてくれ」

「はあ…」

慎は医者の車に乗りこんだ。

 

 

「ここらへんでいい?」

「はい、ありがとうございました」

慎はお礼を言うと家に向かった。

「慎君!」

医者が慎を呼び止める。

「いや…なんでもない」

「がんばれよ!」

医者が力強く言う。

「はい!」

慎は返事をする。

 

 

 

慎は部屋に入ると

早速制服に着替え始めた。

(もうこの制服ともお別れか…)

慎は壁にかかる女もの制服を見てしんみりしていた。

(…って男じゃん…)

慎は一人で自分にツッコむと制服に着替え家を出た。

 

 

 

アイドル研究部 部室

「おはよう!」

慎が挨拶をする。

「遅いわよ!」

にこが言う。

「いや~!ごめんごめん!」

慎が謝る。

「慎ちゃんおはよう!」

ことりが言う。

「ことり、おはよう!」

「ことり例のものは?」

「うん!完成してるよ!」

「じゃーん!」

ことりが服を見せる。

「おおお!」

慎が声を上げる。

「もう慎ちゃん大げさだよ~」

ことりが笑う。

「だって!この女ものの制服からさよならできるんだ!嬉しくないわけないだろ!」

慎がはしゃぐ。

「じゃあ早速着てみて!」

「おう!じゃあ奥の部屋借りるよ!」

慎が奥の広い部屋の扉を開ける。

「あ…」

慎が制服を落とす。

「きゃー!!!」

七人が悲鳴を上げる。

他の七人はまだ着替えの途中だった。

「この変態!」

真姫がかばんを慎の顔面に投げつける。

「ぶっ!」

慎は倒れる。

「さあこんな変態なんてほっといていきましょ!」

真姫がそういうとにこを含めた八人は着替えを終え、出て行った。

「ごめん慎ちゃん…止めればよかったね…」

ことりが謝る。

「い、いや大丈夫だ…」

慎が起き上がる。

「とりあえず制服はあとにして練習いくか!」

「うん!」

慎は広い部室で練習着に着替えた後、ことりと屋上へと向かった。




…いかがでしたでしょうか?
慎は久しぶりに病院に行って一人の医者と出会い
また登場しましたね…『タブレット菓子のようなもの』
これは慎の何なのでしょうか…
それと慎が海外に…
これからどうなるのでしょうか…?
誤字脱字あれば報告よろしくお願いします!
次回もよろしくです!
では!

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