ラブライブ!+man   作:shintaro-0630

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どうもシンタローです!
超お久しぶりです!!!w
いろんなことがあってゴールデンウィークから投稿ができませんでした!
僕は最近BO3というゲームにはまってしまいましてそちらのほうをやっておりました…
そのあとテストも重なり投稿ができない状態が続いてしまって…
本当に申し訳ございませんでした!!!
これからも頑張ります!
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それでは本編に参りましょう!
本編に…どうぞ!!!


夏休み二週目(中編)互いの言葉

夏休み二週目(中編)互いの言葉

 

 

 

 

理事長室

「失礼します」

慎は理事長室に入った。

「…」

理事長がいつになく険しい表情をしている。

「…なぜここに呼ばれたかわかるわね?」

「…」

慎は無言でうなずく。

「それで西木野さんの容体は?」

理事長が慎に聞く。

「熱中症だったそうです。最近作曲を家に帰っててもずっとやっていてあまり眠れていなかったみたいです…それであんなことに…」

慎が事情を説明する。

「…それでどうするつもりなの?」

「スクフェス?だったかしら?」

「出場するの?」

「…」

慎が黙り込む。

少しすると

「…出たいです」

と慎が小さい声で答える。

「…これで二回目なのはわかってます…それでもやっぱりここまで期待してくれている人たちを裏切るわけにはいかない。そう思います…」

「俺たちはラブライブという目標を失って…そしてこのスクフェスに向けてまた走りだすことができたんです…」

「だから今度こそみんなの期待を裏切らないためにも…!」

「お願いします!」

慎が頭を下げる。

「…次同じようなことがあれば…わかってる?」

「はい…」

「すみません…」

「失礼します…」

慎が部屋を出ようとしたとき

「黒崎君。」

理事長が慎を呼び止める。

「自分のことも大切にしなさい…」

「はい…」

慎は一言返事をすると理事長室を出た。

「あ…」

理事長室を出ると

「希…」

「ごめんね…いつも面倒なこと頼んで…」

「いいんだよこれが俺の役割だからな」

「それより真姫のところに行くぞ。

「うん。」

希がうなずく。

「慎君最後の理事長の、どういうこと?」

希が慎に聞く。

「最後のって?」

「ほらあの自分を大事にしなさいって…」

「ああ…」

「なんだろうな…よくわからんが…」

慎が嘘をつく。

「とにかく行くぞ」

慎がそういうと二人は病院へと向かった。

 

 

 

 

 

病院

二人は真姫のいる病室の前まで来ていた。

コンコンッ

慎がドアをノックする。

「真姫?」

慎がドアを開ける。

「あ、慎ちゃん!希ちゃん」

穂乃果が二人に声をかける。

「おう」

慎が軽く挨拶する。

病室には希と慎以外の八人がそろっていた。

すると

「…」

慎は黙ってベッドに近づく。

他のメンバーは道を譲る。

「慎…」

真姫が力なく名前を呼ぶ。

真姫はまだ起き上がることができなかった。

「…」

慎は黙って真姫の腕を握った。

「ごめんな…気づいてやれなくて…」

「俺があのとき気づいていれば…」

「まさかこんなことになるなんて…」

「ごめんな…」

慎がもう一度謝る。

「慎が悪いんじゃない…」

真姫がかすかな声で言う。

「それより…スクフェスは…?」

「次はないって言ってた…」

「そう…ごめんね迷惑かけて…」

真姫が謝る。

「謝らなくていいんよ。ウチらこそごめんな真姫ちゃんが無理してることに気づけなくて…」

希が言う。

「一週間の安静が絶対だ。わかったな?」

慎がそういうと

「うん…」

真姫は小さくうなづいた。

その後真姫以外の九人は病院の外に出た。

「真姫ちゃん…大丈夫かな…?」

花陽が心配する。

「熱中症っていってたししっかり休めば大丈夫なはずよ今は真姫が回復するのを待ちましょう」

絵里が言う。

「そうやね…」

「でもスクフェス…間に合うかな…」

ことりが言う。

「…」

少しの間、沈黙が訪れる。

「正直厳しいとは思うが…やるしかない」

慎がしゃべりだす。慎は話を続けた。

「真姫もここまで頑張ってくれたんだ。俺たちの間でできることはやっておこう」

「明日からはどうするの?」

にこが聞く。

「やれることはやっておかないといけないし…衣装作りと歌詞作り、それにダンスも仕上げないと」

穂乃果が言う。

「それじゃ曲以外は完成させて…真姫が返ってきたときに効率よく進めるようにやっていきましょう」

絵里が話をまとめる。

 

 

 

帰り道

慎は希とともに帰っていた。

「希ってこっちの方向だったか?家…」

「今から神社で手伝いがあるからこっちでええんよ」

「大変だな…」

「まあね」

「慎君…行かなくていいの?」

「どこに?」

「真姫ちゃんのところ」

「確かに心配だけど…スクフェスもあるし…」

「もう…こういう時はウチらに任せて真姫ちゃんのそばにいてあげな」

「大事な友達なんやろ?」

「…すまん…頼んだ」

「ウチらにまかしとき!ウチからみんなに言っておくから真姫ちゃんのこと頼んだで~」

希はそういうと手を振って慎と別れた。

その後慎は一度家に帰り、病院に泊まる身支度をもって病院へと向かった。

 

 

 

 

 

そして

コンコンッ

慎がドアをノックして真姫のいる病室に入った。

「真姫?」

慎が真姫のそばまで行く。

「…」

真姫はすやすやと眠っていた。

慎はできるだけ物音を立てないようにして椅子に座わった。

慎は黙ってすやすやと眠る真姫を見つめていた。

 

 

 

「…慎」

真姫が慎の体をさする。

「…ん?」

慎が目を覚ます。どうやら眠っていたようだ。

「どうしてここに?」

真姫が体を寝かしたまま言う。

「お前を看病しに来たんだよ」

「希が行って来いって」

「でも練習は?」

「ウチらに任しときって」

「希らしいわね…」

真姫が少し笑う。

「まだ夜だな…」

慎が時計を見る。

時計の針は深夜の三時をさしていた。

慎は立ち上がり病室のカーテンを開けた。

病室に月明りが差し込んでくる。

「…綺麗ね」

「ああ…」

真姫と慎が夜空を見上げる。

そこには無数の星と丸い月が輝いていた。

「なんだか懐かしい」

慎が言う。

「え?」

「こうしてると昔のことを思い出す…」

「いつもこうやって俺の横にいてくれて看病してくれたよな」

「そ、そんなことあったかしら?」

「覚えてないのか?」

「もう昔のことだから…忘れちゃったみたい」

「まあ…しょうがないか…」

「…忘れるわけないじゃない」

「ん?何か言ったか?」

慎が聞く。

「…別に」

真姫がそっぽを向く。

「あなたこそ…覚えてないの?」

「私になんて言ったのか…」

「ん?なんのことだ?」

「もういいわ…」

真姫はため息をつくと慎に背中を向けてまた横になった。

「なんだよ…なんのことだよ?」

「…」

真姫は答えず背を向けたままだった。

「もう遅いし寝るか…」

慎はもう一度寝ようと椅子に座った。

 

 

 

 

 

 

そして朝。

慎は外から差し込むまぶしい朝日で目を覚ました。

「…」

慎は自分の持ってきたカバンから二冊ノートを取り出す。

一冊だけノートのページを開ける。

そこには何も書かれていなかった。

慎は寝起きの頭で考え事を始める。

(…)

すこしすると

「…ん?」

「あ、おはよう」

「おはよう」

真姫が目を覚ます。

「何してるの?」

真姫が聞く。

「ああ、歌詞作りと衣装のアイデアを考えてくるのを任されてな…この間に考えとこうと思って」

「へえ…ごめんね慎も忙しいのに…」

「謝るなって…別に大丈夫だから」

「何かいいアイデアあるの?」

「…」

慎が黙り込む。

「ないのね…?」

「なんだか難しくてな…一から作詞するってこんな大変なんだな…」

「合宿の時作ってたんじゃないの?」

「あれはテーマだけ海未とことりと話し合って決めていたんだが…一から作るのとテーマがあるのとでは全然違うんだ」

「へえ…」

「そっちのノートは?」

真姫が慎のもう一つのノートに気づく。

「これは日記だ」

「日記?」

「毎日つけるようにしてるんだ」

「見てもいい?」

真姫がノートに手を伸ばす。

「だめだよ!恥ずかしいだろ?」

慎がもう一冊のノートをさっと取り上げる。

「また見せれるときになったら見せるから…」

慎が言う。

「なにそれ?」

「ふふっ…じゃあ楽しみにしておくわ…」

「それより今は歌詞を考えないと」

「そうね、私も手伝えることがあるなら手伝うわ」

「ああ、ありがとう」

その後慎と真姫は二人で話し合いを始めた。

「ファンに感謝を伝えるライブね…」

「ああ、その気持ちをどう伝えるかが重要だ」

「でもどうやって?」

「そうだな…」

「…」

沈黙が訪れる。

「…難しいわね」

「そうだな…」

「まだ時間はあるし…ゆっくり考えればいいさ」

「真姫が退院するまでには決めておきたいところだが…」

「あと六日ね…」

「そろそろ朝飯の時間だしいったん終わりにしてまたその後考えるか…」

「そうね…」

その後二人は病室に届いた朝食を食べることにした。

 

 

 

「ふう…」

慎が一息つく。

「病院の食事ってこんなに味のないものなのね…」

真姫が言う。

「お前院長の娘だろ?」

「だって食べたことなかったし…」

「まあなれればおいしく感じるさ」

慎と真姫が会話をしていると

コンコンッと誰かがドアをノックした。

「どうぞ」

慎が言う。

病室のドアを開ける

病室に入ってきたのは

「ママ!」

真姫の母だった。

「こんにちは」

慎が頭を下げる。

「こんにちは慎君。」

「どうしてここに?」

真姫が聞く。

「慎君に用があって…」

「ちょっといいかしら?」

「はい。」

慎が返事をする。

「じゃあちょっといってくるわ」

慎は真姫にそういうと病室を真姫の母と出て行った。

 




…いかがでしたでしょうか?
今回は初の中編ということで次で夏休みの二週目は終わります。
次はできるだけ早く投稿するのでよろしくお願いします!
次回もよろしくです!
では!

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