暗殺教室 刃を研ぎ澄ます者   作:獣王

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今回は少し主人公を活躍させます。


転校生の時間

修学旅行から帰ってきてから始めての登校だ。

 

渚「黒鉄君、おはよう。」

 

黒鉄「あ、渚に杉野、おはよう。」

 

杉野「信乃ちゃんもおはよう。」

 

信乃「おはよう・・・・ございます。」

 

少し隠れながら挨拶してきた。前に比べると慣れてきた方だ。そこに磯貝がやってきた。

 

磯貝「おはよう!」

 

黒鉄「おはよう磯貝。」

 

磯貝「烏丸先生からの一斉メール見たか?」

 

杉野「ああ、転校生が来るって話か?」

 

黒鉄「でもこの時期に来るってことは・・・」

 

渚「十中八九殺し屋だよね。」

 

黒鉄「殺し屋転校生か・・・どんな奴なんだろう?」

 

岡島「そう思ってよ!」

 

そこに突然岡島が現れ、びっくりした。

 

杉野「いきなり出てくるな!?びっくりするだろう!?」

 

岡島「あ、信乃ちゃんおはよう♪」

 

しかし信乃は雨竜の後ろに隠れて怯えてる。

 

黒鉄「ああ、岡島はなんだかまだ苦手だって。」

 

岡島「何ーーー!?」

 

磯貝「それで話の続きだけど?」

 

岡島「ああ、転校生の話な?写真とかないんですかって聞いたら、ほれ。」

 

岡島のスマホを見てみると、そこにはピンク色の髪で可愛いらしい女の子が写っていた。

 

杉野「へー、結構可愛いじゃん。」

 

渚「仲良くできればいいけど。」

 

黒鉄「案外もう来てたりして。」

 

5人は教室に入って行った、すると前までは見慣れない黒い箱のような物が窓際の後ろに置かれていた。

 

黒鉄「なんだこれ?」

 

渚「まさか?」

 

すると正面の画面が起動した。そこに映し出されたのは、先ほど岡島が見せた女の子の顔が写された。

 

自律「どうも、ノルウェーから来ました。自律思考固定砲台です。よろしくお願いします。」

 

渚・杉野「そう来たか!?」

 

ホームルームの際烏丸先生は震えながら紹介して来た。それを見て皆は思った。

 

「(烏丸先生も大変だな)」

 

烏丸「それと黒鉄君、頼まれた装備を渡しておく。」

 

前原「何を頼んだんだ?」

 

渡されたのは対殺せんせー用ナイフを日本刀バージョンにしたものだった。

 

岡野「それ日本刀?暗殺には向いてないんじゃない?」

 

黒鉄「いいんだ、俺は俺のやり方でやってみる。」

 

殺せんせ「ふむ、自律思考固定砲台さんと同じでどのような暗殺をするか楽しみですね。ヌルフフフ。」

 

授業が始まりだした。しかし皆気になっているのは転校生の暗殺だ。どのような暗殺で来るのか?その疑問はすぐに解消された。突然自律思考固定砲台の両サイドから銃が多数出て来て砲撃を開始した。それはまさに弾丸の雨だ。生徒達は机に頭を埋めて当たらないようにした。しかし肝心のターゲットには命中しなかった。

 

殺せんせ「ヌルフフフ、ただ数で打っても当たりませんよ。もっと工夫をしないとね、それと授業中の発泡は禁止ですよ。」

 

自律「はい、注意します。続いて第2射を開始します。」

 

殺せんせーの忠告を無視して再び射撃を開始した。同じ結果かと思われたが、殺せんせーの指部分が弾け飛んだ。

 

殺せんせー「(ブラインド!?全く同じ射撃の後、見えないように一発隠れていたのか!?)」

 

自律思考固定砲台は自己計算で進化していたのだ。彼女の計算で卒業までに殺せる確率を90%以上と予想された。そしてそんな射撃はずっとつづいた。しかし最後の授業が始まる前に5分休みで

 

菅谷「結局ずっと打ちっぱなしで授業にならねぇよ。」

 

原「仕方ないって言っちゃえばそれまでだけど。」

 

千葉「しかもこの球は俺達で片付けるんだもんな。」

 

信乃「・・・・ふぅ。」

 

黒鉄「信乃、無理しなくていいぞ。俺がやるから・・・・ん?信乃ちょっとこっちに来て。」

 

雨竜が信乃の右の手の甲が少し赤くなっていた。

 

雨竜「さっきの砲撃か?」

 

信乃少し戸惑って頷いた。そしてこう言った。

 

信乃「兄さん、ダメ・・・」

 

黒鉄「大丈夫、もうあんなことあんなことはしないから。ここに来ていろいろやり方を教えてもらった。それに、大分はわかったよ。」

 

矢田「黒鉄君どうしたの? !!」

 

矢田が黒鉄の顔を見ると、穏やかに見えるが、怒っていることがわかった。そして最後の授業が始まった。もちろん砲撃も。しかし突然攻撃が止んだ。

 

杉野「何だ?」

 

自律思考「どうして邪魔をするのですか?黒鉄雨竜さん。」

 

雨竜がもらったんだ刀を持って立っていた。

 

黒鉄「別に。ただこのまま殺せんせーを殺されるのもシャクだし、大事な人に怪我をさせたくないだけだ。気にせず撃てばいいよ。」

 

自律思考「お言葉に甘えます。砲撃を再開します。」

 

雨竜を無視し再び砲撃を開始した。しかしそれが雨竜に命中されることはなかった。全てとは言わないが、雨竜の周辺にある球がはじき返された。それを見ていた烏丸とイリーナは

 

イリーナ「何今の!?雨竜の奴いったいなにやったの?」

 

烏丸「おそらく相手の動きを読んでそこに刀を合わせて動かし、刀で球を一つにまとめて弾き返したんだろう。」

 

イリーナ「そんなことが可能なの?」

 

烏丸「現に実現させている。(黒鉄雨竜、いままで目立った動きをしなかったが、実力が見えないな)」

 

 

 

 

黒鉄「君なら、そうやってくると思ったよ。」


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