ハイスクールD×D 俺と愉快な神話生物達と偶に神様   作:心太マグナム

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定治の身体能力ですが、前にも書いた通り英雄の子孫たち並みの身体能力とさせて頂きます。ぶっちゃけこれくらい無いと後々キビシげふんげふん。

タグにチートつけてあるからいいですよね……?

また、今作品ではクトゥルフ神話TRPGルールブックの魔術の設定に一部変更を致します。クトゥルフ神話の魔術はデメリットが大きい為です。グダグダですがホントに許して下さい!
タグに''一部の魔術設定変更''を追加させて頂きました。


ずっと俺のターン

さーてと、人殺しといて笑ってられるようなサイコパス野郎には容赦しなくていいよな?というわけで、始めるか。

 

俺は神父に向かってとある物を投擲しながら片手で深淵の門(ルールブック)のとあるページを予め開いておく。

 

「甘ェんだヨォ!!」

 

俺がページを開き終えた頃に神父は持っている剣のような物で俺が投擲した物を弾いた。よし、計算通りだな。

 

消滅(VANISH)

 

「なっ!?消えガハッ!?」

 

俺が突然消えて驚く神父の背中に俺は思いきり蹴りを入れて神父を蹴り飛ばす。

 

先程俺が投擲したのは儀式で作り出した消滅の呪文用の箱で、奴が箱を剣で弾き、それで死角に行った箱の元へ俺が転移し、それにより奴の死角から蹴りを入れる事が出来たってわけだ。

 

うーん、久しぶりに割と本気で蹴ったけどよく飛んだな。大体10数メートルくらい飛んだかな?よし、距離は取ったしこれで安心して召喚が出来る。

 

「テメェ〜!なんつう蹴りしてやがる……!英雄の子孫か何かかァ?」

 

「そんなカッコいい設定なんざ無ぇよ。……普段は相手の数と同じだけ召喚するのが俺のモットーだけど今回は別だ。来い、シャッガイからの昆虫たち」

 

『『『『ウィーーーwww』』』』

 

「何ダァ!?このキメェハエみたいな虫どもは!?」

 

黒い穴から10本の足を持ち、三つの口を持つ鳩ほどの大きさのハエに似た生き物、シャッガイからの昆虫が数えるのも馬鹿らしくなるほど大量に現れる。現れたシャッガイからの昆虫たち(以後シャッガイと明記)は驚く神父を他所に俺の周りを取り囲むように辺りを飛び回る。

 

『久しぶりじゃん定治w何?寄生先でも紹介してくれるのw?』

 

『悪いけどそうじゃねぇ。今回呼び出したのは目の前のクソ神父ぶっ飛ばすのにお前らが適任だからだ』

 

『マジかよwそんな事の為に俺ら呼ばれたのかよw』

 

『定治虫使い荒すぎてワロえないw』

 

『くやしい!でも従っちゃうw!ビクンビクンw!』

 

『俺等基本ヒマだから退屈凌ぎになればそれでいいしなw』

 

相変わらずこいつ等の話し方は変だな。語尾にwが見える喋り方なんておかし過ぎる。過去に俺はこいつ等と初めて出会った時、こいつ等の喋り方が素だと思わなくて、俺の事煽ってんのかと勘違いしてしまいこいつ等にかけてる地球の大気への保護を消しかけた事があります。あの時はホントごめん。

 

さて、あの神父がいつ攻撃してくるかはわからない。無駄話はそろそろ終わりにしよう。神父は俺とシャッガイたちとの会話は聞こえていないだろうが俺の口の動きから、シャッガイたちと俺が会話をしている事に気がつく。

 

「ハエとお話しするなんて何てお下品な人間なんでショ!これはしっかりこの僕チンが虐殺してあげなければいけませんねぇ〜?」

 

「やってみろクソ神父」

 

神父は銃の照準を俺に向け、俺は軽く跳躍してから拳を構える。先に動いたのは俺だ。奴は銃を持っている分離れて攻撃が出来るが俺は今回奴を俺の拳と足でぶっ飛ばすと決めているので攻撃を当てるために拳と蹴りを当てられる間合いに入らないといけない。俺が動くと同時にシャッガイどもが俺より速く動き、俺の前方をその数で埋め尽くし俺と神父の視界を塞ぐ。

 

「チッ!」

 

神父は俺が見えなくなった事で舌打ちをしながら先程俺がいた所を銃でうつ。だが残念、もうそこからは移動済みだ。

 

『ウィーw定治ゥ箱回収したぜw』

 

「よくやった!消滅(VANISH)!」

 

ここで一体のシャッガイが俺が先程投擲したまま放っておいた箱を回収して神父にバレないように奴の死角に回ってくれたので俺は消滅(VANISH)の呪文を唱え箱の下に転移し、死角から思い切り奴を蹴り飛ばす。

 

「ゲハァ!?」

 

『ほれもう1回w』

 

消滅(VANISH)!」

 

「同じ技がこの俺に通じると思うなヨォッ!!」

 

蹴り飛ばされて神父が吹っ飛ぶより先に箱を持ったシャッガイが神父の上に回り込む。それを瞬時に把握し、俺は再び消滅(VANISH)の呪文を唱えて奴の上へと行く。だが神父も馬鹿では無い。箱を持ったシャッガイが俺のワープの鍵だと気づいてたようで俺が転移して現れたと同時に奴は自身が持つ剣を振って迎撃をしようとする。だが、その行動を直ぐに止めてしまう。

 

『させっかよw』

 

「グガァァァァ!?」

 

「オラァッ!!」

 

神父の攻撃を止めさせたのはシャッガイが放った青いチカチカと光る光の様なモノ。アレはシャッガイが持つ神経ムチというもので食らってしまった場合恐ろしいほどの苦痛が神経に直接響いてくるというシャッガイの武器の一つだ。俺は奴が怯んだ隙に神父を上から叩き潰す様に拳を奴の腹にぶつける。殴られた神父はコンクリートの床に叩きつけられ、ぶつかったコンクリートにはヒビが入る。

 

『よーしw俺暇つぶしにコイツにいっぱい神経ムチぶつけちゃうぞ〜w』

 

『俺も〜w』『わたくしも〜w』『拙者も〜w』『僕ちんも〜w』『ワイも〜w』

 

『『『『もうみんなでやろうぜ〜w』』』』

 

『『『『ナイスアイディアw』』』』

 

「グガァァァァッ!?ア''ア"ァア"ア"ア"ア"!?」

 

おー、痛そ。一体が神経ムチを当てた瞬間、無数のシャッガイたちが神父の周りを取り囲み、神経ムチを様々な場所に当てていく。その強烈な苦痛の度合いは神父があげる悲鳴が表している。

 

『殺すなよ?そいつには会わせたい奴がいるんだ』

 

まぁ、会わせたい人物って部長の事なんですけどね。コイツは恐らく法じゃ裁けない。こういう奴の相手は部長にぶん投げておけば一安心だ。

 

俺がシャッガイに神父を殺さないように言うとシャッガイたちは相変わらず人を煽るような喋り方で俺に向かって話す。

 

『おうw任せろwこちとら拷問のプロだぜw殺さない様にするなんて朝飯前だからw』

 

『ならいいや』

 

暫く苦痛でもがき苦しんでろクソ神父。それは俺みたいなクズはともかく、何の罪の無い見知らぬ人間を惨殺した罰だ。

 

文字通り神父をぶっ飛ばし終えた俺は制服のタイを締め直し、拳を拭う。一息つこうとした俺だったが上を見るとそこには黒い翼を持った女がこちらに向かって光の槍を今正に投げようとしている所だった。

 

「あっぶね!」

 

「あら?今のを避けるの?やるわね」

 

『おいおい新手かよw』

 

投擲された光の槍は俺が避けた事でコンクリートに突き刺さり、その音に気づいたシャッガイたちが神父への神経ムチ攻撃を止め直ぐに俺の周りへと集まっていく。

 

「ま、待って下さいぃ〜レイナーレ様〜!」

 

クソ、新手か。黒髪のボンテージを着た女の次は金髪の幼い体型をしたシスターがやってきた。これで相手はあの神父を含めて数は3、いけないことは無いがこのままだと派手にやり過ぎて寝ているマダムのお肌に悪影響を与えることになってしまう(※もし熟女が近くに住んでたら今でも大分悪影響を与えています)。それは絶対に防がなければいけない。熟女好きにかけて!え?熟女以外?30過ぎてから出直して来てください。いずれ30過ぎになるかもしれないけれど今30過ぎてなければ論外だから。

 

ていうかさ今頭上に飛んでる女、前見たイッセーの元カノにそっくりなんだけどどういう事?

 

「定治!来たわよ!」

 

「悪ぃ!遅れた定治!」

 

「無事かい定治くん!」

 

そんなこと考えている内に部長を呼んできた一誠たちがこちらへとやってくる。あ、ちょうど一誠来たじゃん。夕麻ちゃんだったけ?一誠の元カノの名前。あれが夕麻ちゃんなのか聞いとこ。一誠は俺の周りを飛び回るシャッガイたちにビックリするのも束の間、俺の前に現れた少女を見て驚いた表情をする。元カノがボンテージ着て空飛んでたらそらビックリするよね。空だけにウン、ゴメン寒いよね。ホントごめん。

 

「アーシア!?」

 

「イッセーさん!?」

 

まさかここで会うとは思わなかったのだろう、見つめ合い驚愕しあう一誠と金髪のシスター。

 

いや元カノっぽい奴の方じゃなくて金髪シスターの方かよ!

 




うん、消滅の呪文による瞬間移動攻撃、どうみても某忍者マンガのパクリですね。でもクトゥルフ神話の呪文でも同じような事出来ると思ったから書いたんです許して下さい!

シャッガイからの昆虫

光合成で栄養を得る事が出来る鳩ほどの大きさの虫。彼らは食料に困らず、寿命がとても長い。退廃的な文化を好み、異種族を拷問する事が好きな事からそれはわかるだろう。彼らは物質的な肉体は持たず、異種族に寄生してじわじわと悪夢などを見せ人格を侵食していく。地球の大気に含まれる謎の成分により、彼らは地球では生活がしにくい、もしくはできない。定治の神器ルールブックで召喚された際は、特殊な膜によって守られその影響は受けない。定治は一度これを解除してしまい、シャッガイからの昆虫を召喚したのに殺しかけた過去がある。スピードはメチャクチャ速い。wをつけたのはぶっちゃけキャラ付け。

SANチェック 0/1D6

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