ハイスクールD×D 俺と愉快な神話生物達と偶に神様   作:心太マグナム

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ゴールデンウィーク前は忙しくてメンドくせぇ。

あー、宝くじ当たらないかなー。

当たったらって妄想は結構してるんだけどなぁ……。

……悲しいなぁ。


○女

現在俺と祐斗は校庭でイリナ、ゼノヴィア相手に戦う事になっている。ん?何でかって?それはさっき頭何回も蹴ったのに俺の黒歴史覚えてるゼノヴィアって奴がいまだに俺のこと襲ってくるから

 

「そうだ!勝負しようぜ!俺とお前らで!お前ら勝ったら俺をしょっ引いていいぜ!だけど負けたらお前ら俺に何もすんなよ!」

 

って俺が言ってそれにゼノヴィアが同意して決闘をすることになったんだよ。そんで俺は1対2でも全然良かったんだけど祐斗がすごい顔してどうしてもって言うからこんな感じになってるわけだ。

 

話を聞いてみると祐斗はどうやら聖剣使いを人工で生み出す計画の犠牲者であり本人曰く失敗作とのことだ。今の祐斗の表情から察するにえげつない事やっていたみたいだな。

 

ふむ、ここは好きにやらせた方がいいな。溜まってるものは存分に吐き出させた方がいい。祐斗の相手はゼノヴィアでいいな。あいつはさっき俺の蹴りを避けられなかった、この時点であいつの強さは大体察しはつく。俺が魔力使わなくても余裕で勝てる程度の強さだから弱い奴は祐斗に任せるとしよう。問題はイリナの方だな、あいつの強さが俺にはよくわかっていない。不確定要素に対しては俺の方が応用力効くだろうしコイツは俺がやるとしよう。

 

俺は制服のジャケットを一誠に預け、タイとボタンを緩めて戦闘の準備に入るついでにイリナを軽く挑発する。

 

「さて、やるか。ああそうだ手加減なんてするなよ?言い訳されても面倒だからな。まぁ安心しろよ、俺は手加減してやるから」

 

「カッチーーン!中々言ってくれるじゃない。教会の聖剣使い舐めないでもらいたいかな!」

 

俺の軽い挑発にイリナは耐性が無かったのか口元をヒクつかせる。ていうか俺本気出すところ今の所ないし。出そうと思えば何時でも出せるけどまだ出しません。マジで痛いからやりたく無いんだよアレ。まぁ本気は出さないけどアイツを苛立たせる挑発の言葉は出すとしよう。

 

 

「舐めてるに決まってんだろ。だってお前ら全然強そうに見えないし」

 

「……ぶっ飛ばす!」

 

おーキレたキレた。イリナは額に血管を浮かせながら耳から聖剣を取り出し羽織ってたローブを脱ぎ捨てる。

 

……ん?

 

「あ、ゴメン。ちょっとタイム」

 

「はぁ!?何それ!?そんなの認めるわけ無いでしょ!」

 

少し気になる事が出来たのでタイムを宣言したのだが、イリナはそれを許してくれなかったようで聖剣を伸ばしながら攻撃してくるので仕方なくブリッジをして聖剣を躱す。

 

「ほいっと。いや少し気になったんだけどさ、お前その衣装何なの?」

 

「ハァ!?コレは教会の由緒正しい戦闘服だよ!?そんなのもわかんないの!?」

 

……え?アレが?

 

確かに言われてみれば前教会に忍び込んだ時にあんなの着てた奴がいたけどさ……

 

「いや……だってそれ……ボディコンじゃん……」

 

「ボディコン!?違うよ!コレは教会の由緒正しい戦闘服!ボディコンじゃないよ!」

 

いやどっからどう見てもそれボディコンじゃん……恥ずかしくないの?

 

「いやどっからどう見てもそれボディコンじゃん……恥ずかしくないの?」

 

ヤベェよ思わず思った事口にしちゃったよ。俺がこうなっちゃうくらいあの格好はヤバイよ。仮に俺があんなの着てたら街歩けないもん。そんなのを着るとかどう考えてもそうとしか考えられないよね。

 

「だーかーらーボディコンじゃないの!戦闘服なの!だから恥ずかしくないの!」

 

「……え?恥ずかしくないの?」

 

「当たり前でしょ!」

 

戦闘服だから恥ずかしくないもん!とか言っていたので再度俺が確認をするとイリナは当然でしょと言いながら聖剣を振り回す。うん、どうやら彼女は本物みたいだな。やっぱりコイツ……

 

「痴女じゃん……」

 

「痴女!?ちちちち痴女じゃないよ!何て事言ってるの!?」

 

俺が自分でもわかるほどドン引きしながら言うとイリナは顔を真っ赤にして否定する。うーん、これはそういうVIDEOでよく見る清純派なんちゃらって奴か……?業が深いよこの子……。

 

俺は未だにドン引きしながら顔を真っ赤にしているイリナに向かって再度口を開く。ホントもう、ドン引きしながら。

 

「いやだってそんな服装してて恥ずかしくないなんてそう言った性癖の人くらいじゃん……」

 

「な、なななな……!」

 

ドン引きしている俺と顔を真っ赤にして聖剣を振り回すイリナ。そこに先程から祐斗と剣戟を繰り広げているゼノヴィアがイリナに声をかける。

 

「落ち着けイリナ!そいつの言う事に気をとられるな!過去にあの男は今のように周りを呆気にとって自分のペースに巻き込んでから逃げ出したんだ!」

 

「あ、うん!わかったよゼノヴィア!」

 

ゼノヴィアの言葉によってイリナが落ち着くとイリナは自らの持つ変幻自在の聖剣を使って俺に襲いかかる。俺は普通に襲いかかる聖剣を捌いていると俺の中である考えが頭によぎる。ボディコンを着て幼気なイケメンに襲いかかる女……こんな光景……イッセーの部屋のエロ本によくある展開だなって。うん?待てよ、そしたらもしかして俺このまま負けちゃったら……?

 

「わぁぁぁぁ!?助けてぇぇ!エロ同人みたいにされちゃうぅぅぅ!犯されちゃうのぉぉぉぉ!!」

 

「ゼノヴィアの言う事はわかるけどやっぱり腹立つ!絶対にぶっ飛ばしてしょっ引いてやる!」

 

ちょっと本気で襲いかかりに来すぎじゃない!?そんなに俺の身体を狙っているっていうのか!?俺の初めてはキレイな熟女のために残しているんだよ!お前みたいなガキにやるわけじゃないんだよ!でも割とコワイ!これが貞操の危機って奴なんだね!マジでコワイ!

 

「イヤァァァ!助けてぇぇぇ!……なーんてな。出番だスラぼう!」

 

さて、おフザケもこれくらいにしとくか。そろそろ飽きたし。

 

俺はルールブックを呼び出し、直ぐさま無形の落とし子スラぼうを呼び出す。

 

『呼ばれて飛び出てピキーッ!無形の落とし子スラぼう只今参上!』

 

俺はイリナとの間に門を作り、そこに無形の落とし子を落とす。

 

「な!?スライム!?……なーんてね!スライム如き、聖剣の前じゃゴミみたいなものだよ!」

 

イリナはいきなり現れたスラぼうに最初は驚きはするがスラぼうを見てあからさまに楽勝そうに笑いながらスラぼうに向かって聖剣を振り下ろす。

 

振り下ろされた聖剣はスラぼうを容易く斬り裂き、イリナは勝ちを確信したように笑みを浮かべるイリナだがその笑みは直ぐに驚きへと変わる。

 

「……え?」

 

アッヒャッヒャッヒャ!ドラク○のスライムと同じと思って油断したなぁ!スラぼうに物理攻撃効くわけねぇだろ!お前が聖剣以外に攻撃方法が無いのはなんとなくわかった。だから物理攻撃無効のスラぼうを呼んだんだ。いやー、こういう奴の相手としてスラぼうはホント優秀だな。

 

ヤッベ、楽しくて思わず顔に笑みが浮かんできた。こっちだけズルして無敵モードとか楽しいに決まってるよなぁ?

 

「アッヒャッヒャッヒャ!さぁコイツに勝ってみせろ。勝てたら少し本気出して相手してやる。まぁ勝てたらだけど、なぁ?」

 

「うっわーえげつねぇ笑み。ああいう笑みを浮かべてる時の定治ってヤベーんだよなぁ……」

 

俺が悪役のように笑っていると一誠の奴がドン引きして苦笑いしているがそんなの関係ねぇ!楽しけりゃいいんだよ楽しけりゃ!

 

『おい定治』

 

俺が焦りを見せるイリナを嘲笑っているとスラぼうが俺を呼び止める。

 

『スラぼう何?今ちょっといい所なんだからちょっと待ってて』

 

『そういうわけにはいくか!定治、お前約束したよな!?俺の次の相手には色っぽい大人の女性にするって!それなのにあいつは何だ!どっからどう見ても乳クセェガキじゃねぇか!こっちはワクワクしながら来たのにこんな仕打ちあってたまるかボケェ!』

 

「何言ってるかはわからないけど何か腹の立つ事言ってるって事だけはわかるな!」

 

あ、ヤッベ。あの時の約束まだ覚えてたのかよ。どうすっかなぁ……あ、そうだ。

 

『落ち着けスラぼう。約束はちゃんと覚えてるって。だからお前を呼んだんだ。あれは、熟女だ。安心しろ』

 

『どっからどう見てもアレは熟女じゃなくてガキンチョだろうが!!スラ○トライクすんぞテメェ!』

 

ヤベェよコイツスラスト○イクの使い手だったの忘れてたよ。スライムもりもりのドラ○エとか見せるんじゃなかった。アイツがやるとマジでシャレにならない威力だからやめさせないと。

 

俺はスラぼうを納得させるためにワザとらしくヤレヤレと溜息をついてからスラぼうを見る。

 

『わかってねぇなスラぼう。お前には見えないのか?あそこにいる女の出す熟女特有の色気が』

 

まぁ俺は見えないんですけどね。

 

『……言われてみれば……熟女、なのか……?』

 

いやーコイツチョロいわー。マジ助かるわー。目の前のイリナを熟女と勘違いしたスラぼうに俺はしてやったりと内心笑いながらイリナに向けて指差し、命令を下す。

 

『おう、だから存分にヤッてこい』

 

『ッシャァァァ!!ヤル気出てきたぁぁぁ!!ピキーーーッ!!』

 

「え、何!?何!?キャァァァァッ!!?」

 

ヤル気になったスラぼうがイリナに向かっていく。イリナも最初は聖剣を振り回してスラぼうに近づかれないようにしていたがそれも時間の問題でやがてスラぼうに捕まりその身体に飲み込まれてしまう。

 

スラぼうに身体を包まれるイリナ。その身体はスラぼうの腹へと入っていき初めに戦闘服、そしてイリナの肌が溶かされていく。

 

さぁ、捕食の始まりだ。

 

『ングング……。ンッ!?やっぱりガキンチョじゃねぇか!!ペッ!!』

 

「キャァァァァ!?あひんっ!?……きゅう」

 

スラぼうは取り込んだイリナを熟女ではないと判断するやいなや勢いをつけて吐き出す。吐き出されたイリナは勢いよく木に叩きつけられて頭を打ちそのまま気絶してしまう。

 

ちょっと早い早い!捕食シーン終了早いよスラぼう!さぁ、捕食の始まりだとかカッコつけてたのに直ぐに捕食やめるのやめてよ!なんかカッコわるいじゃん!

 

ヤベェなぁ、イリナが熟女じゃないってバレちゃったからなぁ。スラぼうマジギレしてそうだなぁ。嫌だなぁ、アイツ蹴り効かねぇからキレてたら相手すんのメンドくさいんだよなぁ。

 

『おいどういう事だ定治ゥ!やっぱりガキンチョだったじゃねぇか!全然熟れてねぇじゃねぇか!折角服溶かしてから触手プレイしようと思ったのに!テンションマックスから一気に萎えたぞテメェ!』

 

ヤッベェよマジでキレちゃってるよ……あ、そうだ。

 

『クッ……すまない。俺の目にも狂いがあったみたいだ……今度お宝貸してあげるから許して』

 

『許す!!』

 

『サンキュースラぼう!!』

 

危ねぇー。チョロくて助かったー。ホント助かったわー。俺と同じ熟女好きで良かったわー。趣味が同じで良かったわー。

 

俺が内心ホッとしているとスラぼうが俺から見て微笑みを浮かべながら腹から手を出していた。

 

『なぁ、定治。俺たちって』

 

『ああ、そうだな。俺たちって本当……』

 

微笑み、俺を許してくれたスラぼうに俺は同じように微笑みを浮かべながらその手を取り、お互いが思った事を口にする。

 

『『熟女大好き!!』』

 

あ、コイツの腹部分強酸性だったの忘れてた。

 

俺の手ジュウジュウ言ってるよ、メチャクチャ痛いんだけどどうしたらいいのコレ?

 

あ、皮が無くなってきた。

 

『な、なぁ……そろそろ手を離さない?』

 

『何!?俺たちの友情はこの程度の握手で表現できるわけ無いだろう!』

 

俺が顔に冷や汗を浮かべながらスラぼうとの握手を止めようとするがスラぼうは余計に手のようなモノに力を込めて離そうとしない。あ、ヤベェ流石にピンチかも。

 

『いや俺もそう思うけどさ、そろそろ手が痛いんだよね……』

 

『ん?ああ、強く握りすぎた?でもこんくらいじゃないと俺たちの固い友情は表せないだろ?』

 

うん、友情はこの程度じゃ表せないけど……でもね……もう無理なんだよね……。

 

耐久力のピンチを感じ取り、俺は皮が無くなり筋肉が露わになってきた俺の手に魔力を込める。

 

『溶けてんだよ''ぉぉぉぉ!!俺の手がァァァ!!いいからとっとと手を離せやぁぁぁ!!燃やすぞこのクソスライムゥゥゥゥ!』

 

『燃やしながら言ってんじゃねぇぇぇ!!マジでア"ッヅゥゥゥゥ!?フザケんな定治ゥゥゥゥ!!』

 

俺が魔力で生み出した炎でスラぼうの身体を燃やすとスラぼうは身体をその身体を炎で包まれながらも俺を飲み込んで反撃をしようとする。暫くの間俺とスラぼうは全裸で気絶してるイリナを放っておいてケンカを始める。

 

後日、俺とスラぼうは一緒にエロ本読んで仲直りしましたんでソコは大丈夫です。

 

あ、俺はスラぼうのお陰で余裕でイリナに勝てたけど祐斗は負けてしまったらしい。

 

……おいおいマジかよ。何があったんだよ祐斗……。

 

 

 




無形の落とし子

変幻自在の黒い生き物、ヒキガエルに似た塊から体の形を即座にいろいろ変えられることが出来る生物。分かりやすく言うと物理攻撃無効のメチャクチャ強いスライム。ダメージを与えるには火、もしくは化学薬品などくらいだろう。因みに定治に熟女好きについて語られ熟女好きに目覚め、熟女の事が食べたいくらい好き。なお、ホントに食べようとしたら定治がマジで殺しにかかる模様。

SANチェック 1/1D10

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