誇り鷹き男〜ONEPIECE〜(しばし休載)   作:Another grass

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鷹のような鋭い目をした男。
ジュラキュール・ミホーク。しかし、今彼の目にいつもの鋭さは感じられない。むしろオロオロしている
何故なら...


おぎゃあおぎゃあ

そう、今まさに彼の第1子が生まれたからである。
ミホークが初めて愛し、そして二度とこの女以上の女は現れぬだろうと思わせた女
ジュラキュール・カラ(旧姓ロックブルー・カラ)
この女に
「あなた、いつものような険しい顔をしていると
生まれてくる子に嫌われるわよ?(笑)」と言われ
内心、「それはあるかもしれない」と思った彼は
生まれてきたその子に精一杯の、笑顔で告げる
「共に強く、強く生きていこう。ルーカス」

ジュラキュール・ルーカス誕生



黒鷹、始動編
1話〜転生から五年〜


……時は流れて5年後

ジュラキュール・ルーカスもとい、主人公は

父、ミホークの敵船からの戦利品を漁っていた。

 

「今日も...大漁だなぁ...」

 

ご存知ミホークは王下七武海。つまり政府公認の海賊。

海賊が相手の時だけだが略奪を許可されている。

 

今日も海賊船を5隻。彼曰く

「ヒマつぶし」で切り捨ててきた。

 

「おっ、この宝石高く売れそう!」

ルーカスは父の戦利品を無許可で売り飛ばそうとしていた。

 

ガァン!

 

ルーカス「いたっ!!!なんだ!?」

 

「帰ってみれば家におらんからもしやと思っていたが...やはりか...」

 

ルーカス「痛いなぁ。もういきなり鞘で殴ることないだろ!父さん!」

 

ミホーク「いきなり、と言うがならお前は俺の戦利品を

その、『いきなり』どうしようとしていたのだ?」ハァ...

 

ルーカス「あ、あはは...」

 

ミホーク「帰るぞ。夕食にしよう。」

 

ルーカス「あれ?いつもは帰ってきたらすぐ修行なのに

なにかあったの?」

 

ミホーク「いや、まあ気にするな」

 

ルーカスは転生する前の人生は18歳で幕を閉じた。

つまり、今の精神年齢は既に20歳程だろう。

 

しかし、大人びすぎているのも不自然なので

子供らしく振舞っている。

ほかの子どもと違うのは「強さ」を、貪欲に求めているところくらいだろう。

 

ルーカス「ふーん。まあいっかぁ」

ルーカス(ああ、そっかこの世界での僕の母さんの命日だもんね

て、ことは今日僕の誕生日か。今日で5歳。そろそろ『アレ』が来る頃かな?)

 

カラはルーカスを産んで1年後病に倒れ死去した。

それ以来ミホークはクライガナ島のシッケアール王国の城に移り住んだ。

 

決して子供を育てるための環境とは言い難いが

元々独りが好きなミホークは

息子とたまたま立ち寄った陰気そうなこの島にたまたま住むことにした。

 

ミホーク「何か食べたいものはあるか?」

 

ルーカス「に!く!」

 

ミホーク「まあ、そうだろうな。少し待っていろ」

 

ミホークは海賊と言ってもクルーがいる訳では無いので

航海術、料理など自分でしているので

実は料理が結構うまい。

 

そうこうしているうちに料理ができあがり

 

ルーカス「いただきます!うまぁぁあい!!!!」

 

ミホーク「行儀が悪いぞ...」グイッ

ワインを味わいながら父親らしいことを言う。

 

ルーカス「後でお母さんにほうこくしなきゃ!五歳になったって!」

 

ミホーク「そうだな...

その前に、渡したいものが三つある

そのうちの一つはお前の今後を大きく左右する。

それを受け取るか決めるのはお前だ。

あとの二つはあって困ることは絶対にない。」

 

ルーカス(ボムボムの実かな?)「なになに!?みたい!」

 

ミホーク「まあ、焦るな。一つ目は刀だ。最上大業物『炎夏』俺と同じ黒刀だ。

5歳の記念にやるが、まだ使いこなせんだろう。あと5年は今の練習用で我慢しろ。

しかし、刀になれるためだ。今から持っておけ」

 

最上大業物。黒刀『炎夏』

ルーカス自身、最上大業物と、指定したわけだが

まさか、黒刀とは予想外の、収穫である

 

ルーカス「ありがとう父さん!」

 

ミホーク「二つ目だ。

俺のビブルカードだ。」

 

ルーカス「うん?でもなんで今?」

 

ミホーク「少し、修行の趣向を変えようと思う。

まあ、ギブアップした時の保険...だ」

 

ルーカス「ふーん」ムスッ

 

ミホーク「フッ、ギブアップはしない?と言いたそうだな。

そして最後、これがお前の今後を左右する。

悪魔の実だ。何の実かはわからん

その何かわからんものを食えばお前はカナヅチになる」

 

ルーカス(きた!)

 

そう。これがボムボムの実である。

 

ミホーク「さあ、どうする?」

 

ルーカス「父さんよりすごいかいぞくになって、いつか父さんをたおしたい!だから食べる!」

 

ミホーク「そうか。なら、受け取れ」

 

ルーカス「うん!」モグモグ

 

ルーカス「ま、まず...」

 

ミホーク「はっはっは!悪魔の実は不味いらしいからな。どれ、何の実か...何かやってみせてくれ」

 

ルーカス「何かって言われても...

んー。おりゃ!」

 

どかーーーん!

 

ミホーク「!!」

 

ミホーク「爆発...そうか、ボムボムの実か...

これでお前は海に嫌われたのと引換に、全身起爆人間になった。」

 

ルーカス「かっこいい...!!」

 

こうして、ルーカスは晴れて能力者になった

 




さあ、第1話です。
ジュラキュール・ルーカス能力者になりました。

Mr5はどうなるのか...それはのちのち書いていくことになります!

ミホークの口調とか、表しきれてない部分、、と言うよりグダグダな気もしますが、まあ「息子と触れ合うミホーク」ってことで大目に見て...ください...(土下座)

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