神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第98話 驚きのお土産

 本部から戻った一行はそれぞれの任務に戻っていた。

 元から期間が短った事もあり、特に混乱する様な事は何一つない。何時もと変わらないはずの極東支部ではあったが、その中でも支部長室だけはそんな雰囲気が漂う事は無かった。

 現在部屋に居るのは支部長の榊と無明だけ。弥生が部屋に居ない時点で、機密性の高いやり取りである事が察せられていた。

 

 

「なるほどね。確かにこの考えは悪い物では無いと言いたくなる気持ちは分からないでもない」

 

「理論上問題は無いですが、やはり人道上までとなれば変わるでしょうね」

 

 榊が関心したのはオーバードースによるゴッドイーターの強化ではなく、これまでの戦闘データを脳内に記憶として定着させる技術だった。

 無明がエイジに伝え、それが本部で話されている頃、この技術の可能性と忌避感を募っていた。

 

 確かに人の記憶を転写させることが可能であれば、やり方によっては事実上の不老不死の如く知識は未来永劫生かせる事になる。それと同時に問題点もあった。

 一番の問題は、その記憶を転写させた際に、元の人間の人格はどうなっているのかだった。

 上書きとなれば元となった人格は完全に消滅するのか、それとも記憶として残るのかは無明が手に入れたデータからは何一つ出てこなかった。確かに戦闘経験を転写させる案は厳密に言えば、悪い物ではない。

 何も知らない新兵が一夜にしてベテランへと変わっていく。これまで教導をこなすことによって血が滲む様な努力をしなくても安易に手に入れる事が可能となっている技術は余りにも破格の内容だった。

 

 ここ極東支部ではあり得ないが、他の支部からすればかなり魅力的にも見えていた。突出した戦力が無い代わりに集団としての力は育まれていく。

 実質単独討伐を推奨しないのであれば、その方法はやはり有効だった。

 

 

「これは僕の仮説なんだけど、そんな煩わしい事全てをやらない様にする為に、一度人間としての器を破壊する方法を選んだのかもしれないね。こう言う言い方は正直好きではないが、やはり合理的に考えるならば、それが一番だろうね」

 

「確かにそうでしょうね。アメリカ支部での内容が非公開であると同時に本人は既に居ない今、確認のしようが無いですが」

 

 榊の言葉はある意味科学者としては正しい部分があった。

 幾ら感情が先走っても結果が見えないのであれば、一定の成果を求める為に分かり易い方法を選ぶ。それが正しいのか間違っているのかは誰にも分からないままだった。

 ヨハネスが提案した実験はその最たる物。当事者が容認したからこそ狂気とも言える実験の結果が今である以上は、今を見るのか未来を見るのかの違いでしかなかった。

 

 

「今回の件に関しては既にデータは完全に抹消しています。恐らくはフェンリル本部としても無かった事にするでしょう」

 

「それが一番妥当だろうね。それと、変異種に関してだが、リンクはしてあるんだけど、今後はどう思う?」

 

「ここでも変異種は見ますが、実際にはその原因が分からない以上は何とも言えないというのが本当でしょうね。ですが、あの研究が何かの要因になった可能性も否定できないですが」

 

 無明は改めて墜ちた者の考察をしていた。

 アラガミとなれば必然的にコアが生まれる事になる。それはこれまでの研究の結果、ゴッドイーターがアラガミ化しても同じ結果をもたらしているからだった。

 しかし、墜ちた者はコアを一切有する事無くそのまま瞬時に霧散していた。その時点ではアラガミと同じ結果ではあるが、やはりコアが無い事は気がかりだった。

 仮に一つの種として定着するとなれば厄介以外の何物でもない。現時点では本部周辺に出てくる可能性はあるものの、極東支部周辺だけに限定すれば対岸の火事に過ぎなかった。

 

 

「しかし、人類の天敵を人類が作り出す事になるとはね。やはりバタフライエフェクトの可能性もあるんだろうか」

 

「こればっかりは何とも言えませんね」

 

 理論が破綻している様にも思えるが、結局の所は本当の部分が何も分かららないままだった。

 榊としては研究の価値はあると考えるかもしれないが、無明にとってはここに危機が無ければ特に考える必要は無いだろうと考えている。

 様々な思惑を抱えながらも、支部長室では今後の課題と称して、そのまま終了していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え~これ本当に良いの?ありがとう!」

 

「はい。折角なので皆さんにも買ってきました」

 

 支部長室で厳しい話が行われている頃、ラウンジでは戻ってきた4人からそれぞれお土産と称して色々と配っていた。

 元々今回の本部行の任務は表向きはそれぞれの現状報告がメインだった為に厳しい内容では無かった。

 実際に戦闘した事実は最後の本部周辺の戦いのみ。墜ちた者に関しての戦闘だけは情報管理局からの指示でコンバットログや情報に関する全ての物が削除されていた。

 

 事実上の醜聞は他の支部にも影響を与える可能性が高い。そう判断したフェルドマンの言葉に、北斗達だけでなく、エイジ達もまた同意していた。

 事実関係が完全に伏せられた以上、精々がコンゴウの大量討伐程度。他の支部では分からないが、極東支部の面々からすればコンゴウの大量発生程度では驚く事は殆ど無かった。

 そんな事もあってか、お土産をシエルが次々と渡していく。少し前までの本部に渦巻く殺伐とした空気はまるで嘘の様だった。

 

 

「おっ、これカッコイイな。北斗、サンキューな」

 

「喜んでもらえて何よりです」

 

「でも、本部の連中は対応が悪かったんじゃないのか?何かと目の仇にするだろ」

 

「それは無かった。実際には全員とまでは行かなかったが、殆どがエイジさんが教導で相手した人だったから、特には無かったな」

 

 ギルの言葉に北斗は改めて思い出していた。

 来た当初はそんな事もあったが、エイジの姿を見てからはそんな空気は一変していた。

 教導のせいかなのかは分からないが、やはり自分達よりも上の人間がいる時点で不躾な事はしない。それはエイジが本部で築き上げた実績が全てを物語っている。

 実力も人柄も知られているのであれば、その周囲に居る人間にまで口を出す事は無かった。

 

 

「流石だな。それよりも聖域の事は何か言われたのか?」

 

「特には無かったな。実際にいくつか話はあったが、当面はこのままやってほしいとの事だ」

 

「ジュリウス。農業も大事だけど、他にも何か聞く事があるだろう」

 

「いや。本当に大した話にはならなかった。俺達よりも寧ろ、クレイドルの方が大変そうだった」

 

 ジュリウスの言葉にリヴィはツッコミを入れた所で北斗は改めて思い出していた。

 実際には機密の内容の方が話す内容が多く、残念ながらジュリウスが期待する程農業に関しては殆ど触れる事はなかった。

 そもそもジュリウスが毎回詳細まで記した膨大なレポートが毎週本部に送られている。態々担当者から話を聞くよりも、それを見た方が手っ取り早かった。

 常に日ごとの内容が記されたそれがどう活用されているのかは北斗にも分からない。そんな事を当然口にする事も出来ず、北斗とシエルは苦笑いするより無かった。

 

 

「そうだよね。アリサさんとか見てたら大変そうだもん。私だったら1日持たないよ」

 

「ナナは小難しい事考え無さそうだもんな」

 

「ロミオ先輩はそんな所がデリカシーが無いって言われるんだよ」

 

「んな事無いだろ。俺ほど気遣いをしている人間はそういないだろ」

 

「え~そうかな~ちょっと信じられないかも」

 

 何時もの光景に北斗とシエルは漸く極東支部に戻ってきた事を実感していた。

 本部は本部で色々とあるが、やはりここに居る方が落ち着く。気が付けば既にここが自分達のホームグラウンドだと実感していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ、使ってくださいね」

 

「ありがとうございますアリサさん。でも、これってなんですか?」

 

「それは、部屋に戻ってから開けて下さいね」

 

 ニッコリと笑うアリサの顔にマルグリットはそれ以上は何も言う事は無かった。

 態々部屋に戻ってと言われた以上は、ここで開ける訳には行かない。ラウンジの向こうではブラッドも同じ事をしているからなのか、今はそれ以上考えるのは止めようと考えていた。

 

 

「そう言えば、結構面倒なアラガミが居たんだろ?実際にはどうだったんだ?」

 

「多分変異種だと思うんだけど、コクーンメイデンの棘が地面から出るアラガミが結構苦戦した原因だったかな」

 

「地面からって厄介だな。他には何かあった?」

 

「いや、それ位かな。でも常に見えない場所からの攻撃は結構面倒だろうね。実際にこっちが戦場に着いた際にはかなり消耗の度合いが大きかったから」

 

「ここでそんなのが出ると厄介だな」

 

「少なくとも初見だと厳しいかもね」

 

 コウタの言葉にエイジもまた当時の事を説明していた。

 見えない場所からの攻撃は案外と厄介でしかない。目視できるのであれば回避や防御も問題無いが、やはり視覚の外からが続けば嫌が応にもそちらにも意識を向ける必要があった。

 実際にそれを討伐してからは数の論理を押しつぶせている。その情報だけは既に知っていたからなのか、コウタの質問は真剣だった。変異種や新種はある日突然発生する。

 以前とは役割が異なるとは言え、最前線に出る事が多い第1部隊を率いる立場としてはある意味では当然だった。

 

 

「コウタも少しは大人になったな」

 

「ちょっとリンドウさん、それ痛いんで止めて下さいよ」

 

 これまでのコウタとは大きく違ったからなのか、リンドウは自身のガントレットを付けた右腕でコウタの頭を撫でていた。

 人間の柔らかな手とは違い、ガントレットは硬質な金属の塊。撫でるというよりも、寧ろ、おろし金で削っている様だった。

 そんな2人のやりとりの他のメンバーも笑顔を見せている。漸くここに日常が戻っていた。

 

 

「でも、2人きりじゃなかったけど、旅行みたいな物でしょ、何か良い事あった?」

 

「そうです。聞いてくださいサクヤさん。最終日は任務も無かったんで、エイジと久しぶりにデート出来たんです。それで……」

 

 まるで興奮したかの様にアリサは目を輝かせながら何があったのかを話だしていた。

 どこの店に行ったとか、何をしたとか自分達の話をしたくてうずうずしていたようだった。一度開いた口が閉じる事は無い。気が付けばリンドウとソーマはこの場から離脱していた。

 それと同時に、サクヤもまた内心聞くんじゃなかったと後悔している。アリサとしては楽しいかもしれないが、サクヤにとっては苦行でしかなかった。

 

 

「そう言えば、北斗とシエルさんもデートしてましたよ。折角なんで行って来たらって言いましたので」

 

「あら、そんな事があったの?」

 

「はい。多分向こうは気が付いてないと思いますが、居住区で偶然見かけたので」

 

 アリサの言葉にその場にいた全員がブラッドの方へと視線を向けていた。

 視線の先には何やら楽しそうな話をしている。折角ならとサクヤは何をを閃いたかの様にブラッドの下へと移動していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇシエル。さっきアリサから面白い事聞いたんだけど、向こうで結構楽しかったみたいね?」

 

 突然の声にブラッドの全員が思わずサクヤの方に向いていた。

 色々と話を聞いたが、楽しかった話とは何だったんだろうか。これまで話題にも出なかったからなのか、誰もがサクヤとシエルの会話を固唾を飲んで見守っていた。

 

 

「はい。お蔭様で色々な経験を積ませて頂きました」

 

「経験って、どんな?」

 

「はい。北斗と初めて一つになれたんです!あの瞬間は嬉しかったです!」

 

「え……そう……なの」

 

「はい。一体感が凄かったと言いますか、何と言えば良いんでしょうか。とにかくお互いの考えている事が交わったんだと思います」

 

 屈託のない笑顔で答えたシエルに、サクヤはどう答えれば良いのか判断に迷っていた。

 これがクレイドルを基準に考えれば、それで揶揄う事は最早お約束でしかない。確かにサクヤは教官としての立場ではあるが、ブラッドに関してはそれ程深い付き合いをしている訳では無かった。

 事実上の巨大な爆弾の様にも聞こえる台詞。気が付けばシエルは何かを思い出しているのか笑顔が絶えない。その一方でロミオはどこか視線を外しながらも耳は赤く、ギルに関しては帽子を目深にかぶり直していた。

 

 

「シエル。一体感とは何だ?」

 

「はい。これまでにも何度か感じた事はあったんですが、今回は本当に北斗が何を考えて、何を望んでいるのかが手に取る様に分かったんです」

 

「そうか……」

 

 ジュリウスの質問に、何も考える事無く即答で返す。それ以上は突っ込まない方が良いのだろうか。言葉だけを聞けばどこか卑猥な話の様にも聞こえる。

 先程まで和気藹々としていたはずの空気は一気に氷点下まで落ち込んでいた。

 

 

「ねぇ、シエルちゃん。ひ、ひょっとして階段を上っちゃった?」

 

「どの階段かは知りませんが上りましたよ。結構大変でしたが」

 

「そ、そうなんだ……」

 

「ナナさん、どうかしましたか?顔が赤くなってますが」

 

「え、そ、そうかな。そんな事無いと思うけど」

 

 余りにも投下された物が巨大すぎたからなのか、誰もが回復する事はない。

 本来であればシエルではなく北斗に確認すべき内容なのは間違いないが、生憎と席を外している。

 少し前に用事があるからとそのままラウンジを後にしたままだった。あまりの衝撃に沈黙が支配し続けている。

 何かのキッカケが必要になる程の空気に、流石のサクヤも少しだけ困ったままだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「忙しいところ済みませんでした」

 

「気にしなくても良いよ。あの戦いで何かを思うところがあったからなんでしょ」

 

「そうですね。実際にはシエルが背後から刺さなかったら、あのまま俺は押し切られていたかもしれないかと思うと、少し不安なんで」

 

「焦った所で技術は急には進歩しないよ。僕やナオヤだって昨日今日で身に着けた訳じゃないから」

 

「そう言われればそうなんですけどね……」

 

 墜ちた者との最終決戦は結果的には勝ったものの、純粋な技量とて考えれば明らかに劣っていた。

 これがシエルの援護が無ければどうなっていたのだろうかと考えると気が重くなる。

 元々北斗も鍛練を続けていたはいたものの、目標となるべき者が居ないままのそれはどれだけ向上しているのかが分からない。極東支部に来て初めてその指針となるべき物が見つかった。これなら更なる階梯を上る事が出来る。そんな思いがあった。

 

 

「堕ちた者はもう無いんだ。悩んだままに鍛練を続けても良くはならない。ひとまずそれは記憶から外した方が良いだろうね」

 

「そうですね。少しだけ落ち着いた気がします」

 

 教導が終わった為に、まだ皆がいるはずだからと2人はラウンジへと歩いていた。

 一方のラウンジは未だカオスな状態から抜け出せていない。まさかこの後に一波乱起こるとは予測すら出来なかった。

 ゆっくり扉が開く。予想通り、そこにはブラッドだけでなくクレイドルもまたそれぞれの場所に集まっていた。

 

 

 

 

 

「これって………」

 

「なぁ北斗。一つだけ聞きたいことがある。正直に答えてくれないか?」

 

「あ、ああ。で、何だ?」

 

 鬼気迫るかの様な表情に教導を終えたばかりの北斗は思わず後ずさりした事で、素が出ていた。

 よく見れば、直接話すロミオだけでなくその後ろに居るナナもまた真剣な表情をしている。態々そうまで言うのであれば、ブラッドの危機か何かなのか。

 何とも言いようがない雰囲気に北斗は思わず息を飲んでいた。

 

 

「あのさ、シエルと……大人の階段を上ったって本当か?」

 

「大人の階段かどうかは知りませんが、階段はしょっちゅう上り下りしてましたよ。それが何か?」

 

「……そうか。忙しい所悪かったな」

 

「あの。ロミオ先輩?」

 

 どこか項垂れた様子のロミオに北斗は疑問だけが残っていた。階段を上る行為とその反応の意味が分からない。しかし、ナナの表情を見ればどこか驚いたまま固まっている様にも見えていた。

 

 

 

 

 

「ねぇアリサ。ブラッドは何かあったの?」

 

「私にもちょっと……」

 

 まるでお通夜の様な空気に来たばかりのエイジもまたアリサに確認していた。

 サクヤが話に行ってからの空気がまるで別物になっている。それが何なのかはアリサにも分からないままだった。

 

 

「サクヤさん。一体何があったんですか?」

 

「それがちょっと……ね。まさかあんな言葉を聞くとは私も思わなかったわ」

 

「言葉……ですか」

 

 サクヤのどこか狼狽した様子にアリサは首を傾ける事しか出来なかった。

 アリサの記憶中ではそんな慌てる様な雰囲気はない。そんな中、一つの事実を思い出した。

 自分達にとっては当たり前すぎた事だからなのか気にも止まらない。改めて確認するしかない。そんな事を思ったからなのか、アリサはサクヤに確認していた。

 

 

「2人が同じ部屋だった事に何か関係あるんですか?」

 

「え?同じ部屋だったの?」

 

「はい。私とエイジが家族用の部屋を用意してもらった関係で、何故かそのままあの2人もそうですけど」

 

 アリサの言葉にサクヤはここで漸く全ての意味を理解していた。僅かに口元に笑みが浮かぶ。新たな獲物を見つけたからなのか、再びブラッドのいる場所へと向かっていた。

 

 

 

 

 

「ねぇ、シエル。少しだけ良いかしら?」

 

「はい。なんでしょうか?」

 

「少しだけ確認したい事があったんだけど…」

 

 そう言いながらサクヤは硬直したブラッドから少しだけ距離を取っていた。

 未だそのままのブラッドを他所にサクヤはシエルに耳打ちをする。何を言われたのかは分からないが、シエルの顔はミルミル赤く染まっていた。

 

 

「私はそんな意味で言った訳では……」

 

「でも変更は直ぐに出来たはずよね?」

 

「………その通りです」

 

「そう。困った事があったら相談してね。力になるわ」

 

 漸く理解したからなのか、シエルは先程とは違いそれ以上は何も言わないようにしていた。

 そんなやり取りを見ていたブラッドの面々は何がどうなっているのかを把握する事無くその状況をただ見るより無かった。

 

 

 


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