神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第94話 消耗戦

 教団施設での戦いと同時刻、フェンリル本部周辺は既に泥沼の戦いへと突入していた。

 最初は地下からの攻撃によっての負傷を皮切りに、まるで何かに誘われるかの様にコンゴウとその堕天種が突如として出没していた。

 コンゴウや堕天種だけであれば対処のし様は幾らでもあったが、問題なのは地下からの攻撃だった。不確定要素を満載に、地面から突きだす棘は確実に戦場に降り立つゴッドイーターの集中を乱していた。

 

 幾重に飛び出す棘は足に対して容赦なく攻め立てる。幾ら回復錠や回復球で治療しても、常に同じ事を繰り返す。事実上の無限の攻撃に対し、ゴッドイーター側は各自の所有出来る総量はバラバラ。回復だけでなく、オラクルも回復させる事を考えれば、連続して受ける攻撃はまともに攻撃を繰り出す事を許さなかった。

 地面に意識を向ければコンゴウからの攻撃が直撃する。

 既に北斗とシエル以外は何度かチームが入れ替わっていたが、事態が好転する気配は何処にも無かった。

 

 

「シエル。何か対策を立てる事は出来ないか?」

 

「今の状況だと攻撃した瞬間に地面を突き刺す位です。ですが、正確な位置を特定している訳では無いので何とも言えません」

 

 地面からの攻撃を回避しながら北斗は純白の刃を回転するコンゴウに向けて振るっていた。

 弱点とも言える顔面に飛ぶ斬撃は、そのままコンゴウの顔面を上下二分割にしている。事実上の一撃必殺によって襲いかかって来たコンゴウはそのまま絶命していた。

 一方のシエルもまた、自分の方に向いてくる攻撃を回避しながら素早くデファイヨンで数度斬りつける。大気をも斬り裂く斬撃は、寸分違わず同じ個所を斬りつけていた。

 本来であればショート型の刃は攻撃力は劣るが、その分手数を増やす事で与えるダメージを大きくしている。勿論、シエルの持つデファイヨンもまた同じだった。しかし、連続で同じ場所に攻撃する事によって与えるダメージは従来の倍以上の効果を発揮していた。

 僅かに漏れるコンゴウの悲鳴が致命傷を与えている事を示している。

 既に戦闘が始まってから時間の経過は分からなくなっていた。如何に極東で鍛えられたとは言え、2人の体力は無限にある訳ではない。

 ここで何らかのテコ入れをしない限り、事態はこのままズルズルと行くだけだった。

 

 

「せめてここにナナかロミオ先輩が居ればな」

 

「北斗。気持ちは分かりますが、今は無い物ねだりです」

 

 ブラッドのメンバーの中で今の状況を打破できるとすればナナの『吸引』で一か所におびき寄せるか、ロミオの『対話』によってアラガミそのものを遠くに追いやるのが一番だった。

 勿論、シエルが言う様に無い物ねだりに違いは無い。しかし、今のこの状況ではそんな願望を口にしても文句が出る事は無いだろう。そんな取り止めの無い事を北斗は考えていた。

 

 

《ブラッドの諸君。どうやら教団施設の件は片付いた様だ。これからクレイドルの2人がそちらに向かう。暫くの間は耐え忍んでくれ》

 

「了解です。時間はどれ位ですか?」

 

《場所は元々本部の端になる。君達の居る場所からは正反対だ。恐らくは20分。いや15分は欲しい》

 

 北斗とシエルの耳朶に飛び込んで来たフェルドマンの声に、北斗は無意識に到着の時間を訊ねていた。

 元々コンゴウ種だけなら問題無いが、地下からの正体不明の攻撃を完全に理解しない事には明確な打開策は何も浮かばなかった。

 既に3度めの部隊の変更はこれまでの人間よりも格段に実力が落ちている。これまで尉官級を見ていない為に一概には言えないが、それでも居ないよりはマシだと判断し、フェルドマンからの答えにも思わずぞんざいな対応をしていた。

 

 

「了解。だが、こちらも正体不明のアラガミの攻撃に苦戦している。そちらのレーダーでは判断できないのか?地下からとは言っても攻撃に規則性が無い。可能性があるとすれば遠隔攻撃位だ」

 

《その件に関してはこちらも調査している。対策が分かれば直ぐに対応しよう》

 

 通信が切れると同時に他のメンバーの悲鳴が響く。気が付けば足だけでなく腰までやられたからなのか、完全に足が止まっていた。

 

 

「お前ら止まるな!すぐに攻撃が来るぞ!」

 

 北斗の怒号が戦場に響く。しかし、周囲の戦闘音の方が大きいからなのか、その言葉が届く事はなかった。

 足止めされた事により動きが完全に止まる。その瞬間だった。丸太の様に太い純白の腕によって、その場に居たはずのメンバーの姿は血飛沫と共に既に消え去っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか外縁部がそんな事になってるなんて」

 

「地面からの攻撃が厄介らしい」

 

 フェルドマンからの情報を聞きながらも3人は止まる事無く走り続けていた。元々本部の居住区はかなり広くなっている。

 それと同時に一部のエリアに制限がかかっているからなのか、車での移動やヘリでの移動は結果的には時間をロスする可能性が高かった。

 3人は神機を持ちながらもバランスをとり、建物の屋根を伝って行く。音だけでなく衝撃も殆ど感じさせない移動に家の中にいた住人は気が付く事は無かった。

 

 

「新種かもしれん。それと先程の端末の情報を抜いた際に、もう1体の『墜ちた者』が居る事が判明している。先程戦ったのはまだ実験体だ。可能性があるとすれば次に対峙するのは限りなく完成体に近い。警戒は緩めるな」

 

「結局は墜ちた者は2体だけなんですか?」

 

「端末上ではそうなっている。介錯した物を含めて都合3体。それがビューラーの実験の全てだな」

 

 エイジが懸念していたのはそこだった。元々墜ちた者は力こそ強いが、戦闘データは未熟としか言えないままだった。

 実際に対峙しかたからこそ分かるレベル。極東で慣れた人間であれば問題は無いはずだった。

 しかし、ここは極東ではなく本部。実力の程は数段劣っているのは間違い無い。だからなのか、エイジはここで全ての禍根を断ち切りたいと考えていた。

 

 

「ですが、あの場には居ませんでした。だとすれば捜索した方が良いんじゃないですか?」

 

「アリサの言う事は尤もだが、現時点では捜索のし様が無い。あれはそれ程でもなかったが、今未確認のそれはもう少し知性があるはずだ。警戒した方が良いだろう」

 

 アリサもまたエイジと同じ事を考えていたからなのか、無明に確認していた。

 細かい事は不明だが、無明の言葉に偽りは無い。これまでに何度も情報の精度を見たからなのか、それ以上の言葉は見つからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シエル。俺の事よりも先に他のメンバーの回復を優先してくれ!」

 

「ですが、それでは北斗が」

 

「今は下手に数を減らすのは得策じゃない」

 

「……分かりました」

 

 外縁部の戦場は何も変化は無いと言っても良い程だった。

 未だ正体不明の地面から突き出る棘を回避しながらの攻撃は神経を常にすり減らす作業でしかない。本来であれば力の籠った一撃を加える為には、それなりに斬撃に体重をかけるのが当然である。

 幾ら刃に抜群の切れ味が有ろうとも、そこに速度と圧力が無ければ切れ味がどうこう言うレベルでは無いに等しかった。

 出来る限り回避をしながらの攻撃は腰が入らない。既にそれなりに戦っているからこその戦術。決して本部のゴッドイーターを蔑む訳では無いが、やはり火力不足は否めなかった。

 

 

 

 

 

 

「幾ら何でもこれは異常すぎる」

 

「そう言われれば確かにそうですが、何か確証でもあったんですか?」

 

 小休憩とばかりに北斗とシエルは僅かながらに休息を取っていた。

 周辺を未だ占拠するかの様にコンゴウの群れは減る気配が無い。既にかなりの数を討伐したにも拘わらず、一向に減る気配が無いのは余りにも異常だった。

 現時点で何度目かの交代かすら判断出来ない程に疲弊している。僅かに時間を確認すれば、そろそろエイジ達が援軍として来る時間に差し掛かろうとしていた。

 

 

「確証は無いけど、明らかに誘導されている様にも感じる。確か『直覚』だと多数のアラガミが居るのは分かるんだよな。だったら、移動の履歴みたいな物って分からないか?」

 

「一度やってみます」

 

「頼んだ」

 

 北斗の言葉にシエルは改めて自分の今の状況を確認しながら周囲の状況を確認していた。

 元々有効半径はレーダーには及ばないが、少なくともこの近郊程度であれば確認するのは可能だった。

 これまではアラガミと自分達の場所だけを確認していた為に、北斗が言う様な事を試した事は一度も無い。

 改めて自分の中へと意識を集注させる。履歴は分からないが、アラガミの移動方向がどこか一定方向を向いている様にも感じる。それが何を意味するのかは考えるまでも無かった。

 

 

「北斗。恐らくは推測は正解かもしれません。履歴は分かりませんでしたが、アラガミの反応は一定の場所に向けられている可能性は高いです。ですので、このコンゴウの大群はその道中に襲い掛かっていると推測出来ます」

 

「因みに場所は?」

 

「……すみません。そこまでの事は感知できませんでした」

 

「いや。無理言う様で済まなかった。だが、そろそろ援軍も来るはずだ。ここが正念場だ」

 

「はい」

 

 少しだけ項垂れるシエルをフォローしながら、北斗はもう一つだけ懸念していた。

 仮にこうまでおびき寄せるとなれば、間違い無く誘引する要素はあるのは間違い無い。

 しかし、昼夜を問わず周辺を巡回しているゴッドイーターの眼を掻い潜って出来る物なのだろうか。それだけが少し引っかかっていた。

 

 それと同時に、少しだけアラガミからかんじる違和感。これまで極東で対峙したアラガミは少なくとも捕喰欲求に従っているとは言え、それなりに目的を持っている様に感じていた。

 確かに極東と本部では環境も異なる為に、それが本当に正しいのかは分からない。事実、ここで対峙しているアラガミは少なくとも捕喰欲求に従っている様には見えなかった。

 何か強引に意識を寄せている。そんな違和感だけが漂っていた。

 

 

《こちらエイジ。そっちはどうなってる?》

 

「苦戦と言えば苦戦です。一体あたりの強さよりも、湧き出る数が厄介ですね」

 

 北斗の思考を止めたのは一つの通信だった。

 声の主はこちらに向かっているはずのエイジ。お互いの通信が届く距離まで来ているからなのか、通信越しの音声はクリアだった。

 距離は分からないが、恐らくはこの周辺まで来ているはず。無意識ながらに北斗は会話をしながら安堵していた。

 

 

《そうか……こっちはどう急いでもあと5分前後はかかる。それと、兄様からの伝言だ。『イレギュラーは全部で2体。そのうちの1体はそこにあるから気を付けろ』だって》

 

「まさかとは思うんですが、ここにも?」

 

《少なくとも教団施設内には居なかった。念の為に生活環境も調べてみたけど、結果は予想通りだった》

 

「そうです……か」

 

《こっちも到着まであと僅かだから、無茶はしない様に》

 

「了解です」

 

 エイジからの通信が切れると同時に北斗は全身をほぐすべく一つだけ大きく伸びをしていた。元々ゆっくりとした休憩を取れる程戦線は安定していない。直ぐに用意していたレーションを齧り、改めて戦線に復帰していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 外縁部の戦闘は時間の経過と共にフェンリル本部内にも色々と物議を醸しだしていた。

 当初はそれ程の問題にならないと思われたはずの戦闘は時間の経過と共に苦戦の色合いが濃くなりつつあった。

 現時点でレーダーに映るアラガミの数は小さな点ではなく、大きな塊の様にも見える。

 実際に戦場の詳細はここからでは何一つ分からない。今分かるのは精々がゴッドイーターのバイタル信号の乱高下だけだった。

 

 リンクエイドすれば一瞬にして数値の回復をするが、既に現時点ではそれ程の回復を見せていない。回復できる量が少ないと言う事は、即ち現地ではかなりの苦戦を強いられている証拠だった。ギリギリまで粘り、アラガミの意識を少しだけ外した人間から一時離脱し回復に努める。今はそれが上手く機能している為に戦線が崩壊していないだけだった。

 

 幾らアラガミ防壁が強固であってもこれだけの数で押し切られれば、防壁の崩壊は時間の問題。事実これ程の苦戦を過去に一度も経験した事がなかったからなのか、既に本部の一部の人間は離脱を開始していた。

 勿論、離脱と言っても容易ではない。自分の財産が多ければ多い程持ち出す物が必然的に多くなる。レーダーを見る限りでは一方方向から襲撃されている為、離脱は反対方向からを予定していた。

 

 

「フェルドマン君。ブラッドの人間や極東の人間がいるのにどうしてここまで苦戦する?極東の人間も実際には話が誇張されただけじゃないのかね」

 

「お言葉ですが、幾ら強くてもこれだけの数を相手にすれば本来であれば戦線は早々に崩壊しています。寧ろ、彼らは良くやっているかと」

 

「そんな経過など我々にはどうでも良いんだ。早くこの状況を何とかし給え」

 

「それであれば、新たな部隊の投入許可を出してください。今戦場に居るのは大半は曹長かそれ以下の人間だけです。尉官を出せば少なくとも指揮系統も安定しますし、戦場も戦力の増加で一気に制圧できると思いますが」

 

「そんな危険な事が出来るか!尉官はここの最後の砦。そう易々と戦場に出せるか」

 

 あまりの物言いのフェルドマンは内心呆れるしかなかった。

 こうまで総力戦に近いにも拘わらず、未だ戦力を出し渋るのは偏に自分の身を護る為。

 本来であれば反対の意見も出るはずだが、生憎とここでフェルドマンの意見に賛成する者は誰一人居なかった。余りにも自分本位な意見は近いうちに自信の身を亡ぼす可能性がある。これが今の上層部かとフェルドマンは戦場に出ているゴッドイーター達に同情していた。

 

 

 

 

 

《フェルドマン。我々も現地にもう到着する。それと一つ確認したい事がある。レーダーの中で特異な動きをしている反応は無いか?》

 

「反応ですか?少しお待ちください」

 

 無明からの通信にフェルドマンは自身の権限でレーダーの画面を確認していた。

 元々情報管理局は全てのデータを閲覧できる権限を持っている。もちろん普段であれば捜査以外での使用には面倒な手続きを行う必要があったが、今の様に混乱した状況下では何も出来ない。

 それを知った上でフェルドマンは自身の端末にデータを映し出していた。

 ほぼ真っ赤に拡がる塊の中で特異な動きを探すのは困難でしかない。しかし、無明が態々言うからにはフェルドマンとしても従わない訳には行かなかった。

 目を皿の様にして動きを逐一観察する。時間はそれなりに経過したものの、目立つ動くは何処にも無かった。

 

 

「今の所は特に目立った物は見つから……一つだけ違う反応はありました。ここではありあせんが今の襲撃拠点よりも少しだけ遠くに離れた所です」

 

 何気なく画面を切り替えた瞬間だった。時間にしてそれほど経過した訳では無い。

 全体を見た際に違和感を感じた程度だった。明らかに外部から中に侵入している様に見える。データが無いからなのか、対象は『unknown』データが一切確認出来ない物だった。

 

 

《教団施設を破壊する前にビューラーのデータを全て吸い出した。その際に、『墜ちた者』は全部で2体。うち1体はこっちで討伐している。どうやらアラガミを餌として摂取するタイプらしい》

 

「……そうでしたか。ですが、今はそれをどうにかできる程の戦力がこちらにはありません。指を咥えて見ているつもりは無いですが、やはり手の施しようが無いと言った所です」

 

 フェルドマンの言葉が全てだった。既に戦線の維持が厳しくなりつつあったのか、バイタル情報は以前程動く事はなくなっていた。

 それはゴッドーターの殉職でもあり、命の鼓動が無ければデータが送られる事は無かった。減って行くバイタル信号の数に僅かに目を閉じるも、今は打開できる物が何一つ無いままだった。

 

 

《俺達が一時的に戦場に出る。それまでに戦線を維持させるんだ》

 

「分かりました。ではこちらの早急に整えます」

 

 無明の言葉にフェルドマンの対応は早かった。

 気が付けば2人のマーカーは戦場付近まで近づいている。エイジとアリサが参戦するのであれば下手な尉官を投入するよりも格段に戦力は高くなる。だからなのか、今はただ準備をしながらも時間の経過と到着を待つよりなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「現地にそろそろ着く。ここから先は推測に過ぎんが、参考に聞いてくれ」

 

 無明の言葉にエイジとアリサは話を聞いていた。元々今回の大量発生は少なくとも何らかの意図があって実行されている点と、もう一つがビューラーの完成体に近い墜ちた者の事だった。

 データを完全に確認した訳ではないが、少なくとも今回の墜ちた者はアラガミを養分として取り込む事によって確実に成長していく点だった。

 検証した訳では無いが、少なくともデータ上では吸収すればするほど力は蓄えられるが、それを使う事ににって効率的に力を発揮していく可能性がある。

 確かにアラガミを吸収すれば力は上がる。

 だからと言って、そう簡単にアラガミを大量に見つけるのは困難だった。その結果、強引でも集めれば問題無い。その結論に達した事によって人知れず、誘引する何かをアラガミ防壁周辺に設置した可能性が高い事だった。

 

 

「確かにそれなら効率的ですね。だとしたら先にそれを見つけないと、このままの状態が続くんじゃないですか?」

 

「実際に苦戦するのは地下からの攻撃を避けるが為だ。まずはそれを討伐してからコンゴウを討伐する。お前達2人は確実にそれを実行してくれ」

 

「分かりました。アリサ、僕が周囲を何とかするから、地下からの攻撃の分は頼んでも良い?」

 

「勿論です。任せて下さい」

 

「では、実行開始だ。それなりに数を減らしてからは俺がその物を処理する」

 

 既に戦場は目と鼻の先だった。コンゴウの雄叫びや咆哮と同時に神機から発射される発砲音も徐々に聞こえ出す。既に作戦が決まったからなのか、3人は既に臨戦態勢に突入していた。

 

 

 


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