神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第89話 作戦開始

 常に雷を纏い続ける猛獣の目には、まるで全てを喰らいつくさんとする明確な意志が見える。

 既に周囲に散った人間達が自分を見る視線は畏怖なのか、一睨みしただけでその意志はいとも簡単に萎えていた。

 このままならば自分の進化の為の贄となり、我が身の更なる進化を遂げる事も不可能では無い。そんな取り止めの無い考えが不意に浮かぶ。全てはそこまでの話だった。

 

 漆黒の刀身を持った人間と、純白の刀身を持った人間が周囲に散った人間に指示を出す事によって、攻撃が可能な距離から徐々に離れだしている。本来であれば自分の体躯を活かす事でそのまま捕喰すれば何も問題は無かったはずだった。

 敵対する人間は先程の6ではなく2。躊躇する様な事は何処にも無いはずにも拘わらず、その小さき人間は自分すらも飲みこまんとする気迫を持つからなのか、雷を纏った猛獣は完全にその場に縫い留められていた。

 

 

 

 

 

 事前の調査が功を奏したからなのか、目の前に対峙するヴァジュラはやはり自分達では超える事が出来ない場所から奇襲をかけていた。

 元々ヴァジュラの討伐任務に関しては本部側のゴッドイーターを当てる予定ではあったが、突然の奇襲により冷静な判断が困難となっていた。

 本来であればそのまま反撃するのが当然ではあるが、やはり大型種との交戦経験が無い事が致命的だったのか、その勢いは完全に無くなっている。このままでは捕喰されて終わる。そう判断したからなのか、エイジと北斗は互いのパートナーに素早く指示を飛ばしていた。

 

 

「北斗。これはあくまでも教導の一環だ。仕留めるのではなく、一旦は仕切り直しさせるんだ」

 

「了解しました」

 

 エイジの指示に北斗は自身の神機を構え、そのまま様子を見る事を優先していた。

 元々極東以外の大型種の力はそれほど大きな物では無い。実際に自身の刃をたてれば大よそながらにもその力量は判断出来る。そんな事もあったからなのか、北斗は一旦他の人間が落ち着くまでの時間稼ぎの為にその場から動く事無く視線だけで牽制をしていた。

 

 これまでの経験からなのか、本来であれば大型種がゴッドイーターに怯むケースはそう多く無い。実際にその対比だけ見れば明らかにどちらの方が優勢なのかは考えるまでも無かった。

 大きい者が小さき者を蹂躙する。これが本来の自然界の常識でもあり、これまでの結果でもあった。

 お互いが動かないからなのか、アリサは直ぐに距離を取った6人のフォローに回る。完全に動きが見えないからなのか、漸く奇襲からの混乱が落ち着きつつあった。

 

 

「どうしますか?」

 

「あと少しだけ時間が欲しい。それと、出来るならなるべくその場に留めておいてくれれば良いよ」

 

 エイジからの言葉に北斗は視線を動かす事無く会話を続けていた。

 幾ら距離があるとは言え、実際にはヴァジュラの一足飛びで届く距離。もちろん、襲い掛かった瞬間に純白の刃は何らかの部位を斬捨てる可能性を本能で理解しているからなのか、今は様子を伺う事しか出来なかった。

 時間がどれ程経過しようと測ったかの様にその距離は変化しない。北斗はただエイジから来る言葉を待つよりなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これからヴァジュラの討伐任務に入る。基本的には僕らはサポートだけをするから、君達だけで一度やってみるんだ」

 

「……え?俺達だけで、ですか」

 

 エイジの言葉に誰もが驚きの表情を浮かべていた。元々今回のミッションに志願しているものの、クレイドルやブラッドの人間が一緒である以上、自分達は精々が手伝うか少しだけ攻撃する程度の認識しか持っていなかった。

 もちろん、それだけでも実戦の勘を養う事は可能である。幾らシミュレーションを繰り返そうとも、自分の目で直接見た情報量とは段違いになってくる。

 誰もが自分達がメインで戦うとは想定していなかったからなのか、暫くの間誰もが口を開く事は無かった。

 

 

「因みに言っておくけど、僕らもサポートで入る。今回の目的は少しでも大型種の免疫を付けてほしいからであって、それが出来ないのであればこのまま帰還して貰う事になる」

 

 エイジの言葉を聞いて誰もがこの場から去る事はなかった。

 元々教導に志願したのであれば、手ぶらで戻れば全くの無駄でしかなくなる。それを無意識に理解したからこそ、誰もが真剣な表情を崩す事無く話を聞いていた。

 

 

「基本的には攻撃の合間には結構大きい隙が出来る。その瞬間を狙うんだ。結果的にはその方が良い結果を生む。それと活性化した際には雷撃に注意するんだ。活性化時の電圧はかなり高い。最悪は麻痺した所を頭からやられるから」

 

 エイジの言葉に6人は返事をする。未だ視界には何も映らないからなのか、誰もが少しだけ警戒を緩めた瞬間だった。

 

 

「北斗!上から来ます!」

 

「全員散開!」

 

 『直覚』の効果なのか、瞬時に叫んだのはシエルだった。

 気が付けば地面には小さかったはずの影が瞬時に大きくなる。6人は半ば無意識の内にそ、その場から大きく跳躍していた。

 その瞬間、先程までそこに無かったはずの体躯が悠々と佇んでいる。突然の出現に6人に動揺が走っていた。

 既に臨戦態勢に入ってるからなのか、ヴァジュラはまるで自分に意識を向けるかの様に大きな咆哮をあげる。気が付けば、ヴァジュラを取り囲んでいたのはエイジトアリサ。北斗とシエルだった。

 全員が四方に散っているからなのか、お互いは様子を見ている。それを理解しているからこそヴァジュラもまた周囲に意識を向けながら様子を伺っていた。

 

 

「北斗。この場は4人ではなく2人で待機だ。アリサ、頼んだ」

 

「はい。直ぐに動きます」

 

 エイジは周囲に視線を走らせると同時に直ぐにアリサに指示を飛ばしていた。元々教導目的のアラガミを自分達で討伐するのは些か問題が発生する可能性があった。

 無理を言って連れて来た以上は、確実に経験を積ませたい。そんな思いがあったからなのか、そのまま体制を直ぐに変更し、それぞれが与えられた行動を開始する。

 既にアリサがこの場から離脱し、散開した人間を収集する。それまでの間の時間稼ぎをエイジと北斗がする事にしていた。

 

 

「シエルも、アリサに続いてくれ」

 

「了解しました」

 

 既に4人から2人になると同時に、エイジもまた距離を取り始めていた。このレベルであれば1人でも問題は無いはず。だからなのか、その後の指示は早かった。

 

 

 

 

 

「全員落ち着いたな。それではこれから討伐を開始する。ヴァジュラの行動には常に目を光らせるんだ。下手に攻撃を受ければ自分の命が危なくなる」

 

「はい!」

 

 エイジの言葉に全員は既に落ち着きを取り戻していた。元々それなりに戦えるからなのか、動揺していた時間は然程長い者では無かった。

 檄を飛ばすと同時に北斗へも合図を出す。北斗もまたゆっくりと距離を取り始めていた。

 改めて6人は自身の神機を握り直し、そのままそれぞれの決めていた場所へと移動を開始していた。

 1人の銃撃が仕切り直しの開戦の合図と言わんばかりに銃撃を開始する。死角からの銃撃はヴァジュラの首元へと着弾していた。僅かに怯むヴァジュラを尻目に再び開戦されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何とか……やれた」

 

「ああ。俺達だけでもやれたんだ」

 

 誰ともつかない言葉に6人は安堵の表情を浮かべていた。

 元々4人でも問題無かったミッションではあるが、やはり数の力は大型種にもダイレクトに反映されていた。

 6人での討伐は本来であればお互いの動きを余程理解していない限り、場合によっては互いが邪魔になりやすい。それに関しては最初から分かり切った話だった。しかし、今回の作戦はそれを最大に活かした事によって本来の動きと同様の効果を発揮していた。

 

 一番の利点は4人+2人の考え方。4人が常に動き回る事によって攪乱をしながら2人が銃撃をメインに行動する事だった。幾らゴッドイーターと言えど、常に動き続ければスタミナの消費も大きくなると同時に、隙も生まれやすい。

 ここが何も無い平原であれば特段問題は無かったが、やはり狭所の場合は、どこかで必ず動きが止まる場面が存在していた。

 事前に確認した際に考えられたのはその点だった。狭所での戦いを幸か不幸か北斗とシエルは嫌な記憶として体験している。だからなのか、どう動けば効果的なのかを身を持って示していた。

 その為に攪乱しながら行動した隙を埋めるかの様に止まった瞬間に銃撃の雨が襲い掛かる。スタミナの回復を兼ねているからなのか、時折動きの隙を見ながらその位置を常に変更していた。

 如何に大型種のアラガミと言えど、常に攻撃にさらされたままの一方的な展開にそのまま地面へと沈み込む。気が付けば誰もが疲れ切ってはいるものの、攻撃を受ける事は殆ど無いままに一方的な攻撃で幕を下ろしていた。

 コアを抜かれた事により、躯体はゆっくりと霧散していく。これで漸く自身のミッションは終わった。誰もがそう思った瞬間だった。

 

 

「全員散開しろ!」

 

 エイジの叫び声に全員は無意識の内に行動していた。

 命令によって出される行動は回避命令。ここで躊躇すれば待ってるのは自身の死だった。

 叫び声に反応するかの様に新たなアラガミがその場に留まる。彫刻の様な顔を持ったアラガミ、プリティヴィ・マータが出現していた。

 まるでこの瞬間を待っていたかの様に彫刻の様な顔をしたアラガミが咆哮を上げる。まるでその存在感を示すかの様に周囲に響き渡っていた。

 

 

「アリサ!」

 

「了解です!」

 

 漆黒の刃が現れたアラガミに向って振りかざされる。先の一言が全てを物語っていたからなのか、エイジはそのままプリティヴィ・マータめがけて一輝に攻め立てていた。

 疾駆する速度をそのまま活かし刃はそのまま水平に薙ぐ。一方のプリティヴィマータもまたその攻撃を読んでいたからなのか、顔面に疾る剣閃を前足を受け止めようとしたその時だった。

 

 

「ここ!」

 

 突如としてエイジの身体が僅かにブレる。先程までエイジの身体があった場所には業火とも取れる程の火球がプリティヴィ・マータの顔面を捉えていた。

 自身の身体をブラインドにし、背後から撃つアリサの銃撃を完全に隠す。

 半ば死角からの一撃は不意討ちを同様の効果を発揮していた。

 次々と着弾する銃撃にプリティヴィ・マータも大きく怯む。ブラインドの代わりに行動したエイジもまたその隙を逃す様な真似はしなかった。

 真横ではなく斜め前に移動した為に、若干の距離は離れても斬撃の間合いまでははずれてはいなかった。漆黒の刃が純白の胴体の中でも柔らかい腹に下から深々と突き刺さる。切れ味が鈍る事無くそのまま腹を縦に斬り裂いていた。

 

 

「シエル!」

 

「はい!」

 

 斬り裂かれた胴体からは内臓の様な何かが零れ落ちる。既に意識がそこに向っているからなのか、誰もがその箇所にだけ視線を集めていた。

 その瞬間、黒い影は一気に接近する。先程とは違い、今度は純白の刃は再び斬り裂かれた胴体へと疾っていた。先程とは違い、真横に剣閃が疾る。十字に斬られた事によって完全にダウンしていた。

 

 

「嫌な予感がする。この個体は直ぐに仕留めよう」

 

「そうですね」

 

 神機から湧き出る黒い咢を出しながら、エイジだけでなくアリサもまた嫌な予感だけを感じていた。

 これまでに無い程の圧力を何となく感じる。背筋や首筋に走る悪寒が全てを表していた。

 このままでは拙い。そんな戦場で培われた勘が今の行動に駆り出していた。

 4人が倒れたプリティヴィ・マータの四肢を齧る事によって全身にオーラが走り出す。バーストモードの高火力で一気に殲滅するのは既に既定路線だった。

 全員が一斉に攻撃を開始しようとした瞬間だった。

 これまでに無い最大の悪寒。口に出す事もなく全員が倒れたプリティヴィ・マータの元から飛び去っていた。

 

 

「やっぱりか………6人は一旦退却してくれ。このままここに留まると負傷だけでは済まなくなる」

 

「ですが……」

 

「今のお前達では実力が足りない」

 

「…はい」

 

 気が付けば先程までダウンしていたプリティヴィ・マータには幾重にも連なったかの様な氷柱が突き刺さっていた。

 仲間意識は元より無いからなのか、そのまま絶命した事も歯牙にもかけない。

 弱き者は死あるのみと言わんばかりに新たなプリティヴィ・マータが2体こちらを眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 旧時代とは違い、今の世に於いて丸腰で外を歩くのは自殺行為と何も変わらなかった。

 実際には、これまで第一線の兵器として活躍してきた銃火器そのものが一切に通用する事は無い。今の世に於いては精々が時間を稼ぐためか、牽制程度にしか使えない代物だった。

 そんな銃火器すら持たず、一人の青年は何も手にする事無くただ彷徨うかの様に歩いていた。

 既に色素が完全に抜けたのか、雪の様に白い肌からは細胞が剥がれ落ちるかの様にポロポロと落下している。肌だけでなく髪もまた色素が最初から無かったかの様に抜け落ちているからなのか、完全な白髪のままだった。

 周囲を警戒するそぶりすら感じられない。

 そんな一人の青年はアラガミからすれば完全に餌でしかなかった。

 狩りではなく単なる食事。引き寄せられるかの様に近寄るオウガテイルは既に大きな口を開けていた。

 待つつもりも毛頭ない。そのまま大きな咢が一気に閉じようとしたその時だった。

 

 

「…………シネ」

 

 呟き程度の声量の後に出てきたのは一つの武器だった。

 ゴッドイーターの様な神機ではなく、明らかにアラガミの一部分の様にも見える。

 大きく開いた口は鋭利な槍の様な物に瞬時に貫かれていた。

 突然の出来事に理解が出来ないからなのか、オウガテイルは大きな口を開けたまま絶命している。先程まで槍の先端の様でもあった腕は、気が付けば人間の物へと変化していた。

 先程まで生きて居たはずのオウガテイルは物言わぬ肉塊へと変化する。

 本来であれば万が一の事も考えて警戒するが、その青年に関してはそんなつもりすら無い様にも思えていた。

 ゆっくりと歩く先に何が有るのかはまだ分からない。しかし、厄災をもたらすかの様な存在は誰の目から見ても明らかだった。

 

 

「……ココ…カ」

 

 そこは完全な廃墟だった。既に建物としての価値はどこにもなく、多少の強い風が吹こうものならがそのまま倒壊するのではと思う程だった。

 時折吹く風で扉の場所は軋みを上げ、窓の部分もまた歪んでいるからなのか、大きな音を立てていた。

 周囲に人影は感じられない。だからなのか、まるで最初からそこにあったかの様に地面に隠された扉を開けて、そのまま階下へと沈んでいた。

 完全に見えなくなると同時に、改めて周囲に同化したかの様に消え去っている。そこには最初から何もなかったの様だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「北斗!」

 

「だ、大丈夫だ。問題無い」

 

 シエルの叫びの様な声に、北斗は何とか返事をする事に成功していた。

 2体のプリティヴィマータはまるでこちらを見極めたかの様にエイジ達と分断されていた。

 元々この場所での戦闘は最初から厳しい事は理解していたが、まさかこうまで厳しい戦いになるとは完全に想定外だった。

 当初は何とか互角に戦っていたものの、オラクルが活性化してからの行動はこれまでのパターンから大きく変貌していた。

 

 これまでの様に特定の行動をする前には予備動作が存在したが、今の時点ではそんな気配すら無かった。

 まるで野生の本能で戦うのではなく、コンピュターが搭載された戦闘用の機械を相手にしている様な感覚はこれまでの経験を全て無かった事にしていた。

                                         銃撃の様に放たれた氷柱はこれまで以上の威力を有している。通常であれば完全に防御出来るはずのそれも、今はただダメージを軽減する事を優先するしかなかった。

 途切れる事を知らない様に北斗に向けて放たれるそれは、永遠に続くかと思われる程長時間放たれている。

 シエルとしてもこのまま手を拱く程に無能では無い。すぐさまプリティヴィマータの顔面、視覚を奪うために目に向けて発砲していた。

 僅かに尾を引きながら一筋の赤い銃弾は狙いの通りプリティヴィ・マータの目に着弾する。如何にアラガミと言えど、急所の攻撃を受ければ同じ事だった。

 

 

「ですが、この場所では私達に分が悪いです。直ぐに場所を変更するしかありません」

 

「そうだな。問題はどちらに向かうかだが」

 

 北斗は周囲の状況を改めて見ていた。周囲には切り立った崖の様になっているからなのか、周囲全体を見渡す事が出来ない。

 事前に調査した周辺地域には明らかに何も無い平原の様な場所と、ここよりも更に狭所となっている場所の2つが存在していた。

 確実性を取れば平原に誘導するのが得策だが、問題もあった。

 元々今回のミッションに関しては、プリティヴィマータの討伐がメインではなく、その後ろにあるディアウス・ピターの討伐がメインとなっている。

 平原に誘導した場合、最悪はディアウス・ピターを呼び寄せる可能性が高い事だった。

 

 ただでさえ困難な状況下で更に厳しい戦いを強いられる。幾らブラッドと言えど2人でのミッションには厳しすぎる相手だった。

 既にエイジ達も同じくプリティヴィ・マータと対峙している。まるで見えない何かに誘導されている様な感覚があるからなのか、平原に行くと言う考えに踏み切れないでいた。

 

 

「北斗!後ろです!」

 

 時間にしえ僅かなはずだった。先程のプリティヴィマータの回復は自分体が予測した以上の早さで回復していた。

 気が付けば目を攻撃された事で完全に活性化している。

 攻撃の範囲に入ったからなのか、プリティヴィマータの爪は北斗に襲い掛かろうとしていた。

 シエルの場所からも間に合わない。北斗自身も盾を展開するには完全に間合は近すぎていた。

 迫り来る攻撃に対し、回避以外に選択肢はない。しかし、接近を許したからかなのか、今の北斗にとっては最悪の事態だった。

 

 

 


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