神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第82話 視察と護衛

 本部からの視察の日程は事前に聞かされていたからなのか、大きな問題も無く勧められていた。

 元々任務にだけ就くゴッドイーターにはあまり関係の無い内容。だからなのか、一部の部隊長以外には現時点では大よその内容しか聞かされていなかった。

 

 

「今分かってるのは、ここに来るのは本部の佐官級の人間と一般人。後は護衛が3人だけ。因みに、護衛の人達の要望で、滞在期間中は第1部隊にお任せするわ。コウタ、お願いね」

 

 サクヤのブリーフィングの声にコウタだけでなく、北斗とエイジもまたサクヤの下で話を聞いていた。

 既に決められているからなのか、部隊編成も記されている。基本的にはコウタが指揮を執るのが筋だが、本部のゴッドイーターがどんな感情を持っているのかを事前にツバキから聞かされていたからなのか、サクヤも第1部隊副隊長でもあるマルグリットを隊長として組んでいた。

 他の支部とは違い、極東支部の場合は殆どが第二世代神機が今では主流となっているが、一部の部隊長は第一世代型神機を使用している。

 生き残れる力がある以上、下手な二世代型よりも格段に実力は高い。しかし、あくまでも極東支部内の話であって、周囲ではそこまで知られている訳では無かった。

 未だに心無い人間は第一世代を下に見ている。だからこそ、コウタではなくマルグリットを主体としてゲストを部隊内に置くつもりだった。

 

 

「了解です。でも、3人なんですよね?って事はマルグリットの所に全員ですか?」

 

「ううん。流石にお客さんに就いて貰うのに3人は無謀すぎるから、そのうちの1人か2人ね。あとは要求される技量がどれ程あるのかにもよるんだけど」

 

 サクヤの言葉にコウタも同感だった。これまでに外部から来たゴッドイーターの大半は当初にコウタを下に見る事によって自分の技量を勘違いするケースが多かった。

 想定外のミスマッチは死に直結する。他の支部とは違い、極東支部でのミスや油断は命の危険性も孕んでいた。

 全員が無事に生き残れる訳では無い。如何に経験豊富な極東のゴッドーターも超人ではない。判断ミスによって目の前で捕喰された事はこれまでにも何度かあった。

 

 

「何時もなら仮に死なれてもどうとでも言えるんだけど、今回はちょっと……ね。榊博士だけじゃなくて、いざとなったら無明さんからのフォローも入るから問題は無いんだけど、現場に変な緊張を持たれても困るのよ」

 

 何時もの様な軽快な雰囲気はどこにも無かった。

 事実サクヤとしても実力不足を棚に上げての抗議は正直な所、相手をするだけ無駄だと考えていた。

 ここでは容赦ないスパルタによって、どこか強制気味に技量が向上する為にプライドを持つころには逆にへし折られている。戦場での数字が自ずと上がる事からも、それが正解だと考えていた。

 しかし、全員が素直に応じる訳ではない。時には自分の実慮億を勘違いしたまま戦場に出て、直ぐに捕喰された事実もある。慢心した未来は何も見通しが立たない。だからなのか、最近ではその事実を伝えると直ぐに教導をメニューに取り込む物が続出していた。

 

 

「確かにそうですね。因みに誰が来るとか、階級は何かとか分かりませんか?」

 

「多分だけどギリギリにならないと分からないわね。他の支部とは違って本部はその辺りがルーズなのよ」

 

「……そうですか」

 

「来たら直ぐに教えるから安心して」

 

 ウインクしながらコウタに伝えるとサクヤはそのままカウンターの方へと歩いていた。

 コウタとて態々自分が居る部隊に配属された人間を素直に捕喰されようととは思ってもいない。しかし、本部から来るであろう事実と、階級によってはコウタの指示はおろか、誰の言う事も聞かない可能性もあった。

 力で劣るからこそ、その組織力を活かした行動でアラガミを狩る。エイジやリンドウ、ソーマの様に単独で確実に討伐出来る人間も居るが、それでも万が一の事を常に考えるからなのか、部隊としての行動を当然の様に行っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、実際には本部の連中ってどれ程なんだ?」

 

「人によるよ。僕が教導したのはどちらかと言えば若い世代が多かったからね。護衛をする位ならそれなりにベテランを付けるんじゃないかな」

 

「ベテラン……ね。全員が悪いとは言わないんだけどさ、どうしてもその系統の連中は俺達みたいに第一世代型をポンコツかアンティーク扱いしてるんだよね」

 

 ラウンジのカウンターではコウタが珍しくエイジと話をしていた。本部からの護衛が来る事は事前に聞いているが、それが誰なのかを探るのであれば、そこに滞在した人間に聞くのが一番効率が良い。そう考えたからなのか、コウタはエイジが居るカウンターの椅子に座っていた。

 注文らしい物のは何一つしていないが、顔を見るなり辛口のジンジャーエールとスコーンを出す。まるで阿吽の呼吸の様にコウタもまた考える事無くスコーンを口にしていた。

 

 

「実際に体感しない事には分からないレベルなんだけどね。ここだとヴァジュラが出ても、一部隊だけで討伐出来るけど、他の地域だと少なくとも中隊レベルの人員を投入する事が殆どらしいよ。実際に本部で大型種が出るなんて稀だから」

 

「……って事は実力は?」

 

「それなりだよ。鍛えた人間は分からないけど、一回も来ていないとなれば実力は未知数だよ」

 

 そう言いながら夕食の仕込みをしているからなのか、エイジの手は止まる事は無かった。既に時間も食事の時間に近くなりつつある。何時もであればこのまま食事になるが、ここ最近のコウタがここで食べる機会は格段に少なくなっていた。

 

 

「そう言えば、一緒に住み始めたんだよね?」

 

「一緒にって……まぁ、そうだけどさ」

 

 まさかこの話題がエイジの口から出るとは思わなかったからなのか、コウタは僅かに動揺していた。

 実際に今回の視察の兼ね合いで半ば仕組まれ気味になった部屋割りではあったが、コウタとマルグリットの生活は実際には何時もと然程変化はないまま過ぎていた。

 寝る時とシャワーは仕方ないが、それ以外はマルグリットもコウタの部屋に居る事が多く、その結果銃閑居に大きな変化は見られなかった。時折起床時に目を開けるとマルグリットのアップが目に飛び込む事はあったが、それも最近になって漸く見慣れつつあった。

 

 

 

 

 

「なぁ、エイジの時はどうだったんだ?」

 

「僕の時はあまり変わらないよ。特段変化はしない様に心掛けていたからね」

 

「そっか……」

 

 既にコウタとエイジの立場は大きく異なっている。既婚者が故の余裕なのか、本人の性格が成せるからなのか、その正しい答えをコウタは知らない。しかし、少しだけ口にしたからなのか、コウタも少しだけ気分が楽になった様に感じていた。

 

 

「そうそう。本部の件だけど、恐らくは三日後にはここに来る予定らしいよ。さっき弥生さんから聞いたから」

 

「了解。せめて素直な人間ならな~」

 

「そろそろ時間だからコウタも自室に戻りなよ。料理、作って待ってるかもよ」

 

「そうだな。あと聞いてくれてサンキューな」

 

 既に飲み終えたからなのか、コウタはラウンジを後にしていた。元々何かを悩むのがコウタではあるが、だからと言って悩み過ぎるのは良い結果を生まない。だとすればどこかでガズ抜きをするのが一番だった。本来であればその役目はマルグリットにお願いしたいが、今の環境に慣れない限り、容易く口にする事は恐らくない。

 そんな事を思いながらエイジは部屋に居るマルグリトに対し、内心頼んだと言いたげだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ極東支部へ」

 

「こちらこそご迷惑をおかけします」

 

 本部からの来襲とも呼べる訪問は弥生の言葉通り三日後に来る事になっていた。

 元々本部に居る人間の誰もが胸に一物を持っている訳では無い。事実、今回来ているのも本部内では穏健派と呼ばれた人物だった。

 物腰が柔らかいからなのか、言葉のの一つ一つに配慮が見える。遠目でしか見ていないが、まさに紳士と呼べる人物だった。

 

 

「いえ。今回の視察が有意義な物になればと考えていますので」

 

「では、我々は現場に行こうかと思うのですが」

 

「ああ。その件については既に連絡してある。ロビーかカウンターに行くと良いよ」

 

 何時もの榊とは違い、既に支部長としての仮面を被っているのか、それとも研究者としての仮面を被っているのか部屋の中の空気は何時もとは違っていた。

 そんな中で、護衛と思われる人物が口を開く。既に支部内に居るからなのか、その態度はどこか護衛とはまた一味も二味も違う様だった。

 

 

 

 

 

「すまないが宜しく頼む」

 

「何で俺達よりも階級が下の連中の指揮下に就くんだよ。俺達の方が上だぜ」

 

「ここでは我々はゲストなんだ。当然だろ」

 

「まぁまぁ、初日から揉めなくても……」

 

 年長者とその部下、恐らくは研修と言う名の厄介払いなのか、護衛で来た3人がロビーで自己紹介をしていた。

 元々護衛に成れる以上、それなりに技量が無ければ話にならない。これまでにも極東でも護衛任務に就けるのは最低でも曹長以上が条件だった。そんな中、本部から来たのは全員が尉官級。

 だからなのか、その中の一人の態度はどこか尊大な様にも見えていた。

 

 

「元気があって良いわね。私の名前は雨宮サクヤ。ここの教導兼指揮官をしてるわ。これから貴方達は別れて部隊配属する事になるからそのつもりで。それとここでは油断はしない事ね。これまでにも外部からの志願者はかなりの数に上るけど、うち最低でも3割が何らかの負傷、若しくは死に繋がってる。ここでは無理をしない様に」

 

 笑顔ながらに話の内容は尋常ではなかった。これが他の支部であれば強面の男が脅すかの様に話すが、ここではサクヤが担当しているからなのか、そんな雰囲気は微塵も無かった。

 決して下に見ている訳でも無ければ、ないがしろにしている訳でも無い。純然たる事実だけをサクヤは述べていた。

 

 

 

 

「あ!如月中尉、お久しぶりです!」

 

「あれ?どうしてここに?」

 

エ イジが声をかけられたのは偶然だった。まだエイジが本部に派兵に出て居た頃に何度か教導で扱った事がある青年。当時の面影は未だ残っているからなのか、屈託のない笑顔は当時と変わっていなかった。

 

 

「実は護衛の関係でここに来たんです。元々志願制だったんで真っ先に手を挙げました。時間があれば、またお願いします」

 

「そうだね。こっちも今の所は融通が利くから、その時は連絡するよ」

 

「はい。お願いします」

 

「おい!いつまでこんな所でサボってるんだ。さっさと行くぞ」

 

「は、はい。分かりました」

 

「あんたが如月エイジか。俺の方が階級は上なんだ。何かあるなら先に俺に話を通してくれ」

 

「そう。で、君は誰なんだい?」

 

「どうせ短い期間なんだ。態々名前なんて言うまでもないだろ」

 

 エイジとの会話は不意に途切れていた。青年の背後には20台後半の男性の姿が見える。

 階級が下だからなのか、それとも何かあるのかは分からない。慌てて向かうその姿にエイジは少しだけ疑問を持ちながらも、自分のやるべき事の為にその考えは直ぐに追いやっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何なんだよあいつは!」

 

「何かあった?」

 

「実はさ、さっきミッションに行ったんだよ。で、例の護衛の一人とさ……」

 

 ラウンジでは珍しくコウタが何時も以上に疲れ切った表情で項垂れていた。

 エイジの記憶の中では護衛の人間もミッションに組み込まれる事は記憶にあったが、肝心の内容に関してはまだクレイドルには来ないからなのか、何も聞かされていないままだった。

 ただでさえ第1部隊はエリナとエミールの扱いで気苦労が多いが、それは何時もの事のはず。にも拘わらず、目の間に座るコウタの姿はどこか哀愁が漂っていた。

 そんなエイジの視線を感じたからなのか、コウタは愚痴を零すかの様にエイジに先程までの内容を話していた。

 

 話の内容の大半は、アラガミの動きに対する慢心からくる部隊運営だった。

 どこの支部の人間であっても最初はそんな性質なのかを知らないからなのか、割と素直に動く事が多い。極東は他の支部とは違い、アラガミの強度やその行動すらも他とは一線を引いているのが全ての要因だった。

 しかし、幾ら極東とは言え、全部が全部ではない。時折動きの鈍いアラガミが出てれば、そこは他の支部の対処方法と何も変わらない内容だった。

 偶然コウタ率いる部隊はそれが続いたからなのか、突如として一人が暴走。

 その結果、何時もであれば楽勝だと言えるレベルのミッションのはずが、気が付けば辛勝で終わっていた。

 本来であればデブリーフィングで再度内容を確認するが、当人は何を勘違いしたのか、そのまま何もせず去っていた。

 

 

「確かに褒められた内容では無いね。確か大尉なんだよね?」

 

「確かそう聞いてるな」

 

 そう言いながらコウタはエイジが差し出したコーラフロートを口にしていた。ミッション帰りだからなのか、何時もであれば甘すぎると思えるそれが心地良い。相当疲労が溜まっている証拠だった。

 

 

「多分、それが原因かもね。実力はともかく、見た目だけの階級は向こうの方が上なんだし」

 

「そんな事は理解してる。ただデカい口開くから、一回だけ運営を任せてみたんだよ。で、その結果が散々だったから、今後の事を考えると頭が痛くなりそうだよ」

 

「それも一つの経験だよ。これをクリアすれば、きっとエリナとエミールの事も寛大な目でみれるから」

 

「エイジは気楽で良いよな。まだ、俺やる事あるんだよな……」

 

 既に中身が無くなったのか、ストローからは空気を吸い上げる音だけが響く。恐らくはまだやる事があるからなのか、その背中には哀愁が漂っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「り、リディア先生!どうしてここに?」

 

「アリサじゃないの。綺麗になったわね」

 

 佐官級と来た一般人はアリサの友人の姉でもあったリディアだった。

 元々薬品の兼ね合いでここに来ていたからなのか、アリサがその姿を捉えたのは偶然だった。

 元々家族ぐるみの付き合いもあったが、あの事件以降は連絡する事無く今に至っている。

 当初は警戒したものの、従来の性格がそうさせたからなのか、アリサだけでなく、リディアもまた喜びのあまり抱き合っていた。

 

 

「はい。私も、もう結婚もしましたので」

 

「確か、相手って如月エイジさんだったわよね」

 

「そうですけど、どうして知ってるんですか?」

 

「以前に写真に載ってたじゃない。それを見てそう思ったのよ」

 

「あ、あれはですね……」

 

 何かを思い出したのか、アリサの顔は一気に赤くなっていく。羞恥なのか照れなのか、本人以外には分からない。だからなのか、話は中々進まなかった。

 

 

「良かったら時間があればお話ししない?お互いに積もる話もあるだろうし」

 

「はい。時間は少し調整します!」

 

 久しぶりの邂逅にアリサの表情は明るくなる。その影響なのか、また足取りも軽やかだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「成程。ではこの装備での討伐は危険だと?」

 

「危険かどうかは各自の判断に任せるが、少なくとも俺の立場で言わせてもらうと、これで挑むのは正気の沙汰出は無いだろうな。少なくとも2段階……いや3段階は上に振る必要があるだろうな」

 

 護衛の中で一番の年長者だったのか、その男性が最初に向かったのは整備室。

 元々ここに来るまでは一線級のアラガミが自分達の基準だった。しかし、一度戦場に出た事によっての価値観は一気に崩れ去る。ここが世界の最前線であり続ける意味が漸く理解でいていた。

 

 

「しかし、我々には素材が……」

 

「それなら、今回の素材に見合うけのミッションを発注するよ。実際のランクにあった方が良いだろうしね」

 

「それは済まない」

 

「それに、いきなり同レベルのミッションだと危険だから」

 

 リッカの言葉に男は頷く以外に何も出来なかった。

 既にここが極東である以上、火力の底上げは必須となる。ましてや整備士の言葉を蔑ろにするつもりが微塵も無いからなのか、3人の護衛の中でも一番の年長者は行動の一つ一つに意味を持っている様だった。

 元々ゴッドイーターの職歴が長い人間はそう多く無い。殆どが捕喰され未来を失う事が多いからなのか、年齢に関係無く階級やスコアが上の人間の方が偉いと言う風潮が徐々に出来始めていた。

 結果が全て。そう言われればそれに反論するだけの材料は一切ない。だからなのか、その落ち着いた性格をナオヤは珍しいとさえ考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒバリちゃん。現地に到着した。周囲の状況を教えて欲しい」

 

《現在の所、周囲に気になるアラガミの姿は目標以外には見当たりません。ですが、少しだけオラクル反応が渦巻いている部分がありますので注意して下さい》

 

 コウタの耳朶にヒバリのからの情報が逐一伝えられている。

 今回の対象アラガミはボルグ・カムラン1体。本来であれば然程気になるレベルでは無かったが、素材の回収を優先した為に何時もよりは少しだけミッションの難易度は低めだった。

 しかし、お客さんをそのままする訳にもいかず、変則的にコウタとマルグリトを中心に本部からきた2人の4人体制でのミッションとなっていた。

 嘆きの平原は見通しが良い場所。コウタ達の目にも既にボルグ・カムランを捕捉していた。

 

 

「了解。万が一の際には知らせてほしい」

 

《了解しました。こちらで確認後、直ぐに報告しますので》

 

「って事で、これからなんだけど……」

 

 ヒバリとの通信が切れると同時にコウタは後ろに振り返る。既に一人が戦場に降り立ったからなのか、マルグリットともう一人だけがそこに立っていた。

 

 

「コウタ……もう行っちゃったよ」

 

「……そう」

 

「本当に済まない。ちょっと戦果に走る所があるからと忠告したんだが」

 

「いえ。それも含めて部隊長ですから」

 

 最初からのこれにコウタだけでなく、マルグリットもまた呆れるしか出来なかった。

 

 

 


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