神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第54話 決着

 サテライト建設地から戻ったレアは真っ先に榊と弥生に情報の確認を求めていた。

 既に全部のデータを吸い上げた端末から出る情報は、今回の襲撃事件を起こした神機兵のほぼ全てのデータだった。

 設定された数値から読み取れたのは、対象となる物がアラガミだけでなく建造物も含まれている。対象となった内容を把握したからなのか、何時もの様にどこか気が置けない様な榊の視線が強い物へと変化していた。

 

 

「レア君。この件に関してだが、これが仮に事実だとした場合、本部の中で何が起こると思う?」

 

「本部の中で…ですか?」

 

「そう。本部の中でだよ」

 

 榊の言葉にレアは少しだけ考えていた。

 元々レアは権謀術数を生業とする世界に住まう住人では無い。これまでの様に純粋な研究者としてフェンリルに居た事から、榊が発する言葉の意味を深くは理解出来ないでいた。

 そもそも政治と研究に交わる機会は早々無い。それはフライアでの神機兵の制御の際に実感した程度だった。

 

 

「榊支部長。レアは研究者です。その手の事は知りませんよ」

 

「なるほど。確かにそうだろうね」

 

 榊の言葉を弥生は(たしな)めはするが、だからと言って知らないという事で貶めるつもりも無い。

 これまでの付き合いからしても弥生がそんな無駄な事をするとは思って無かった。そんな事もあってか、レアには理解出来ない点があった。

 

 そもそも神機兵は消耗するゴッドイーターの代わりになる物として開発され現在に至っている。

 事実、極東には何体もの神機兵は配備されているが、そのどれもが有人型であり以前の様に危険を伴う様な個体では無くなっていた。

 神機の様に適合出来ない人間はアラガミが出没した際に身を護る術は無い。そんな人達の為にとこれまで開発に専念してきた事実だけしかなかった。

 もちろん、友人でもある弥生とてその事実は知っている。しかし、先程の問いかけには明らかにそれを知った上で榊に話していると理解していた。

 

 

「レア。貴女が悪い訳じゃないの。ただ、今回の神機兵は明らかに敵対する者を破壊する様に命令するプログラムが混入している可能性が高いの」

 

「なぜそんな物が?」

 

 レアは純粋に弥生の問いかけの意味が分からなかった。

 破壊するプログラム云々は先程見せたから理解している位の事は分かる。だが、それと今回の件に関しての関連性が何なのかが見いだせないでいた。

 

 

「気を悪くしないでね。今回の神機兵は簡単に言えばスケープゴートなのよ。恐らくシナリオはこうね。『暴走した神機兵に関する権利の主張と、その事案に関する責任』って所だと思うわ」

 

「権利の主張?責任?神機兵が勝手に動いたから責任を取れって事なの!」

 

「レアがって話じゃないのよ。あくまでも神機兵の製造に関する権利の主張。それと責任は当初の製造に関する内容に不備がなかったのかを問うつもりかしら」

 

 今のレアの立場は微妙な物となっていた。そもそもラケルに端を発した事件には常に神機兵が関与しているのはフェンリルの上層部では公然の秘密だった。

 如何に優れた物だとしても、最終的には使用する人間の思惑一つで目的が異なっていく。良く切れる包丁の様に、優れた料理人の手に渡れば素晴らしい料理が作られるが、犯罪者の手に渡れば立派な凶器と成り下がる。そんな意味合いが弥生の言葉に込めらえていた。

 螺旋の樹の最終決戦に於いても操られたとは言え、九条の暴走によって事態は深刻化している。決定的だったのは九条が暴走した事実ではなく、再び神機兵が事態を大きくしたと言う点だった。

 

 

「私はそんなつもりは微塵も無いわ!」

 

「だから落ち着いてって言ってるでしょ。これはまだ推測の領域なんだから。でも、今回の件に関してはかなりキナ臭い部分が多分にあるの。レアから開発する権利を奪うんじゃなくて、恐らくは製造に関して何かしらの思惑が存在しているの]

 

 弥生の言葉にレアは少しだけ落ち着きを取り戻していた。

 弥生の言葉は事実では無いが、どこか確信めいた部分が見える。その瞬間、レアの脳裏にが以前のやりとりが思い出される。神機兵の稼動試験のあの言葉だった。

 

 

「弥生。まさかとは思うんだけど、あのシロガネ型神機兵の製造元って確か……」

 

「そう。グレムスロワ・インダストリーよ」

 

 何時もと変わらない表情のままに告げられた事実によってここで漸くレアはあの事件の後の事を関連付け出来ていた。

 フェンリルに対し多額の賠償金を取っただけでなく、その資金を元手に新たな神機兵の製造をしたのであれば、どんな結末なのかは考えるまでも無かった。金に関しては妥協を許すはずがない人物の下で作られたのであれば、レアの存在は明らかに邪魔でしかない。

 既に神機兵の運用が決まった際にやったのはパテントの取得だった。神機兵プロジェクトは結果的には凍結されず今に至る。となれば、それがどれ程の利益を生むのかはレアが考えるまでも無い話だった。

 

 

「実際に私達にも大きな損害が出てるのもあるから、ここは少しだけ私の方からも手は回すから安心して」

 

 ウインクしながらも弥生の目には確固たる意志が宿っていた。

 情報戦に関してだけでは無い。本部がどうなろうと極東支部からすればどうでも良い話でしかなかった。事実上の独立独歩の為に最低必要限度の情報を入手しながらトラブルから回避する様に手を回してきた。

 しかし、火の粉が飛んでくる以上は払う必要がある。既に目の前にいる弥生はこれまでレアが一度も見た事が無い表情を浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまでの戦いの中でナナは銃に関してリンクバースト以外で使う事はあまり無かった。

 苦手である事は間違いないが、ショットガンと言う性質上、至近距離でしか使えないのであればハンマーを振り回した方が早いと考えた末の結果だった。

 以前にも使った事はあったが、どちらかと言えば偶然に近く今回の様に銃をメインにとなれば事実上初めてとしか言えなかった。

 シエルが立てた作戦が実に単純だった。アサルトやスナイパーライフルは点としての攻撃をメインとする為に精密射撃には向いているが、面制圧する様な場面では決して向かない装備。今回の作戦に於いてはショットガンの攻撃範囲の広さを活かし、何かしらの対策と取る事を優先させていた。

 斬撃によるピンポイントではなく、全体的な攻撃によって最低限何かしらのダメージを与えると同時に警戒させる事で機動性を抑える。そんなシエルの考えた作戦の内容に誰もが理解を示していた。

 

 

「ナナ!無理はするな!」

 

「ただ当てる程度なら大丈夫!」

 

 北斗の言葉にナナは気軽に返事をしていたものの、内心は穏やかでは無かった。

 接近した際に盾の展開が出来ない事は仕方ないが、それでも何も問題無いとさえ考えていた。周囲はそこまで考えた事は無かったが、今回の戦いに於いては自分が全面的に頼られている。そんな事を察したからなのか、ナナのテンションは何時も以上に高い物となっていた。

 微細な狙いを付けず、大よそ程度の当たりだけを付けアンベルドキティの引鉄を引く。

 周囲にばら撒く様な銃弾はシエルの予想通り、見えない神機兵の一部に着弾していた。

 

 

「やっ……たの?」

 

「まだです。ナナさん、油断しないで下さい」

 

 着弾した手応えにナナは少しだけホッとしていた。これまでに何度か射撃の訓練紛いの事をした記憶はあったが、その当時のどれよりも今回の射撃はプレッシャーに圧されていた。

 自身が外せば部隊の受けるダメージは計り知れない。幾ら戦術に疎いナナだとしても、今回の結末がどうなるのは考えるまでも無かった。本来であれば色々と話術を駆使しプレッシャーを撥ね退ける事も可能性としては否定できないままだった。

 しかし、ナナはそんな方法を良しとはせずにこれまで自身がやらなかった事を後悔しながらも照準を合わせていた。

 

 

「ナナ。お手柄だ!」

 

「ナナさん。お疲れ様でした」

 

「ううん。まだまだだよ」

 

 ジュリウスとシエルの言葉にナナは僅かに照れていた。今はまだ戦闘中。先程の攻撃がまぐれだったと思われない為にも、改めて気を引き締めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アナグラの状況はどうなってるんだ?」

 

《はい。現在は未だ交戦が続いています。このままこちらに向かっているのであれば、先にブラッドを援護するのではなく、防衛班の方にお願いします》

 

 リンドウの言葉に、一拍置いてからウララの返事が返っていた。移動しながらでもアナグラやサテライトの周辺情報は逐一更新されている。タブレットで確認はしたが、やはりタイムラグが発生しているからなのか、リンドウの質問に答えるウララの言葉はどこか固いままだった。

 リンドウの隣に居るエイジもまた、その通信を聞き判断している。元々はブラッドへの合流のはずが、想定外のアラガミの大群が押し寄せたからなのか、任務は緊急事態とばかりに更新されていた。

 

 

「了解だ。どのみちどちらを優先させるかなんて、考えるまでも無いからな」

 

 リンドウが言う様に今回のミッションに限った話ではないが、支部と部隊を天秤にかけた際に、どちらに重きを置くのかは考えるまでもない。

 勿論ブラッドを見殺しにする訳では無く、純粋に帰るべき場所を無くしたまま生還した所で、待っているのは無だけ。アラガミに対し、一般人が対処できる手段が無いのであれば当然の判断だった。

 

 

《既に大型種の一部もレーダーで観測されています。今はまだ防衛班の人達もギリギリ踏みとどまってます。ですが、大型種が来れば…》

 

 レーダー画面を見たからなのか、ウララの声は未だ暗いままだった。本来であればサテライトに留まる人間も招集したいとさえ考えたが、それが不可能である事は言うまでも無い。だからなのか、事態が好転する様な雰囲気は無いままだった。

 

 

「ウララ。俺達が到着するのと、大型種がアナグラに着くのと、どっちが早い?」

 

《移動速度を考えればリンドウさん達の方が僅かに早い…です》

 

「そうか。だったら問題無い。それよりもオペレーターのお前さんがそんなだと士気が下がる。良いか。苦しい時程笑うんだ。幾ら声だけだとしてもそれに感情が混じる。分かったか?」

 

《……はい!分かりました》

 

 リンドウの言葉にウララは素直に答えたのか、先程とは声のトーンが明らかに異なっていた。そんな反応を感じ取ったのか、リンドウだけでなくエイジもまた笑みを浮かべていた。それと同時にアクセルは常に全開のまま。

 2人が乗る車の速度がそうさせるからなのか、流れる景色がより一層早くなった様にも感じ取っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「了解しました。早速そこを中心に攻撃を開始します」

 

 未だ姿の見えない神機兵との戦いは、ゆっくりとだがブラッドが優勢になりつつあった。

 最大の要因はナナの活躍によるショットガンを使用した広範囲の攻撃。

 最初の銃撃を無事にクリアできたからなのか、その後も何度か発砲した際にこれまでの様な攻撃になるケースが少なくなっていた。

 闇雲にアンベルドキティを使うのではなく、時折フェイントをかけるかの様にコラップサーを振るう。銃だけを警戒したからなのか、神機兵の脚部の一部に直撃したからなのか、これまでの様な反応を見せる事は無くなっていた。

 

 

「シエル。何か情報が?」

 

「先程神機兵の解析が終わったと同時に、設計図から光学迷彩の発生させる個所が特定できました。人間の頸椎に該当する部分の奥にその発生装置があるとの事です」

 

「そうか……作戦変更だ。ナナ!やるぞ!」

 

「任せて!」

 

 ジュリウスとシエルの会話を聞いたからなのか、北斗はすぐさま作戦を変更していた。これまでの様に動きを制する事よりも、姿を見せた方が効率が高くなると判断した結果だった。

 幾ら斬撃が当たりにくいとは言え、見えないよりも見えた方が格段の攻撃の幅が広がる。常に詳細にまで目を凝らす事よりも他に集中した方が効率が良いと判断した結果だった。

 一度方針が決まれば後は簡単だった。

 伊達に見えないままに交戦していた訳では無い。

 神機兵の持つ巨大な刃は周囲をなぎ倒すかの様に振るう際には大きな隙が出来る。大剣型としての致命的な隙だった。

 力を込めて振り回した瞬間、首の部分が無防備になる。北斗は自身を囮にしながら、その攻撃を誘導するかの様に行動に移していた。見えないからと言って、間合が変わる訳では無い。これまでに経験した事実から大よその判断を付けていた。

 

 

「今だ!」

 

 姿が見えない刃は大気を斬り裂き唸りを上げる。

 既に把握した間合から僅かに半歩後ろに下がる事によって完全に回避に成功していた。

 振り回した最後に力が放出したからなのか、神機兵の動きが僅かに停止する。その瞬間を狙うべく、ナナは大きく跳躍していた。

 光学迷彩独特の歪みを捕捉し、首の箇所に狙いを定める。既にナナのコラップサーの背後には青白く炎が揺らめいていた。跳躍した事により重力の恩恵とブーストハンマー独特の加速が神機兵の頸椎の部分へと向かっている。

 完全に死角からの攻撃だったからなのか、コラップサーのヘッドは深部にある部品すら破壊するかの様に衝撃を与えていた。

 亀裂が走ると同時に、光学迷彩の効果が解除される。これまで放った銃弾が象徴するかの様に神機兵の胴体と右腕の部分に歪みが生じると共に、亀裂が入っていた。

 

 

「一気に決めるぞ!」

 

 北斗の言葉にシエルとジュリウスもまた距離を一気に詰めていた。

 先程のナナの攻撃が未だ効いているのか、神機兵の動きは鈍いまま。そんな状況下を見逃す程に甘くは無かった。

 

 

「うぉおおおおおおお!」

 

 ゼロスタンスと言う独特の構えから放たれたジュリウスの赤黒い光の刃は、未だ動かない神機兵へと向けられていた。実体化したかの様に幾重にも重ねられた刃は神機兵へと襲いかかる。

 出没した当時のままであれば鏡面加工された装甲で弾かれたはずの攻撃は、既にアンベルドキティが放った銃弾によってその効果は失われつつあった。歪んだ部分に力押しに近い攻撃を繰り出している。

 その状態だからなのか、ジュリウスの放ったブラッドアーツによる斬撃は神機兵の装甲を斬り刻んでいた。

 

 

「北斗!このまま決めて下さい!」

 

 ジュリウスと北斗は示し合わせたかの様に行動に移していた。空中からの攻撃の為にナナは直ぐには動けない。それをフォローするかの様にシエルのアーペルシーは神機兵の顔に搭載されたカメラの部分へと援護射撃をしていた。

 寸分たがわない銃撃は確実に神機兵の視界を潰す。その動きを見たナナは直ぐにその場から離脱していた。

 

 

「これで終わりだ!」

 

 北斗の斬撃は神機兵の弱点とも取れる関節の内側へと向けられていた。

 これまでの神機兵の討伐でも北斗は必ずと言って良い程に神機兵のそこを責め立てている。

 アラガミとは違い、堅牢とも取れる装甲に態々攻撃する必要はどこにも無い。先程までとは違い、完全にその姿が見えるからなのか、ジュリウスの放ったブラッドアーツの切れ目を縫うかの様に純白の剣閃が膝裏つ肘の内側へと疾っていた。

 

 

「これで終わりだよ!」

 

 既に片手片足の神機兵に反撃の目は完全に失われている。動きを封じられたそれが待つのは先程の一撃を見舞ったナナのコラップサーだった。

 上段から垂直に振る下ろすハンマーは神機兵の頭部ユニットを破壊し、そのまま地面へと叩きつける。

 衝撃が強すぎたのか、胴体から頭部は離れそのまま地面とハンマーのヘッドの部分に挟まれたからなのか、原型と留める事は無かった。

 アラガミとは違い断末魔を上げる様な事は一切無いからなのか、僅かに動いたと同時にそのまま行動を停止していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前ら!あと少しだ!」

 

 リンドウの鼓舞する声に、防衛班のメンバーの最後の攻撃とばかりに全力てアラガミと対峙していた。

 遠目から見える大型種の接近はこれまでギリギリの戦いを繰り広げていたメンバーの心を折らんとする程の威力があった。

 見えない神機兵によって小型種に捕喰されたと同時に、討伐した先から中型種が寄ってくる。既にアラガミだけでなく、数時間前まで馬鹿な話をしていた仲間が次々と捕喰され、血だまりだけが残されていた。

 

 この地に同じく戦っていたブラッドも、接近していた感応種の討伐へと向かったからなのか、この場には居なくなっている。そんな中でのリンドウとエイジの存在は正に砂漠の中で渡された水の様に、全員の弱気になった気持ちを高め、士気が改めて上がっていた。

 薙ぎ払う刃にアラガミの死体がセットで作られる。

 小型種に限ってはたった一振りの剣閃によってなぎ倒されていた。先程までの死地での戦いから一転し、既に戦線が破壊された防壁付近から手前500メートルにまで押し上げられている。

 ここが正念場と言わんばかりにそれぞれは奮闘していた。

 

 

「リンドウさん!もう一体の神機兵の討伐が出来たそうです」

 

「了解!って事は、残すはここに居るだけだな」

 

 エイジの言葉を耳で聞きながらもリンドウは何時もと同じ様に自身が作り上げる刃を振り回すかの様に振るっていた。既に刃の有効範囲にアラガミの姿は無い。

 リンドウが居た場所には小型種だけでなく、一部の中型種までもが横たわっていた。

 

 

《ブラッド隊。感応種の討伐が完了しました。直ぐにリンドウさんとエイジさんの下に集結します》

 

「了解。周囲の状況はどうなっている?」

 

《現在確認出来るのはそこから目視出来る程度です。既に一部の大型種は進路を変更しています》

 

 テルオミの声が耳朶に届いたからなのか、リンドウは不意に笑みを浮かべていた。テルオミの言葉が正しければ、既に残されたアラガミは10体にも満たない。既にエイジの手によって数体のアラガミの首が飛ばされているからなのか、他のアラガミは逃走の態勢へと移行していた。

 

 

「全部狩り尽くせ。1体たりとも逃すな!」

 

 リンドウの言葉に再び防衛班からの声が挙がる。先程までの鬱憤を晴らすかの様に追撃したゴッドイーターの猛攻は止まる事無くアラガミへと向かっていた。

 

 

 


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