神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第45話 暑い日の休日

 何時も何かと騒がしい整備室は今日に限って珍しく静寂に包まれていた。

 全員が出動しているのではなく、その逆の状態。そんな珍しい事態だったからなのか、一つの神機の前に男女が何かを画策していた。既に準備は完了しているからなのか、横に起かれた神機はマニピュレーターによって少しづつ分解を始めている。これまでの所要時間から考えると、然程時間そのものはかからない程度の物だった。

 

 

「リッカ、準備は出来てるか?」

 

「もちろん。これが綺麗に出来れば今まで以上の数値は確実だよ」

 

「だろうな。でも、よくもまぁこんな事を思いついた物だよな」

 

「……でも、その辺りは博士なんだし」

 

「違いない」

 

 そう言いながら笑みを浮かべるも、端末からは目を離す事は無かった。本来であれば今回の件はある程度許可を取る必要があった。

 元々事の発端を作ったのは支部長でもある榊。だからなのか、それとも当事者にも近いからなのか、その提案を断る要因はこの2人にはどこにも無かった。幸か不幸か本人は不在にしている。他の用件も無いからなのか、事実上の悪ノリとも考える事が出来る行為を止める者は誰一人居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっつ~い。まだこの時期なのに暑すぎだよ」

 

「確かに言われてみればその通りですね。ですが、まだ空調もそこまで稼働していないのであれば、ある程度の我慢は必要になると思いますよ」

 

 まだカレンダーを見れば春と初夏の中間位の時期。本来であればこうまで暑くなる事は殆どなかったが、偶然にも起こったフエーン現象によって既に真夏ともとれる程の気温がアナグラに襲い掛かっていた。

 周囲を見ればナナとシエルだけでなく、他のメンバーもまたうだる様な暑さに少し疲労感が滲んでいる。既にラウンジでは真夏のメニューの一部を先取りで開始していた。

 

 

「こう暑いと確かに疲れるのは間違いないよな」

 

「コウタ隊長。ここって全館空調じゃなかったんですか?」

 

「今日はメンテナンスで稼動は殆どしてないんだよ。少し前に停電騒ぎがあっただろ?その状況確認なんだって」

 

「ええ~」

 

 エリナの質問に対し、コウタは各部隊長に通達された情報を思い出していた。特に狙った訳では無いのは送信された時期を考えれば間違い無い。多少なりとも知っていたからなのか、既にコウタは前もって頼んでいたアイスクリームを口にしていた。

 

 

「エリナよ。この程度の暑さであれば極東から伝わる言葉があるではないか!『心頭滅却すれば火もまた涼し』中々有難いとは思うではないか!」

 

「エミールは少し黙ってて。こんなに熱いのに更に暑苦しいのはうんざりするから。それに今のエミールを見てそう言うのはどうかと思うんだけど」

 

「そんな事は無いだろう」

 

「あるに決まってるでしょ!」

 

 エリナのツッコミは的確だった。エミールの格好は既に何時もとは違い、半袖にハーフパンツのいで立ち。任務は偶然にも入っていない事を確認したからなのか、何時もとは違った軽装にエリナは呆れるしかなかった。

 ラウンジはかろうじて空調は効いているが、それでも涼を取りに来た人間が多いからなのか、何時も以上の人数に、精神的にも物理的にも気温が高くなっている。頼まれた物を作っているムツミも、気が付けば珠のような汗を流しながら火の前で調理していた。

 

 往々にして冷たい食事を出すとは言っても、その途中では確実に火を使わない事には一向に調理する事は出来ない。只さえこの時期は暑さを感じるにも拘わらず、何時もと同じく火を使っている。そんな中で更に熱くなったこの状況下では僅かな涼は焼け石に水でしかなかった。

 

 鍋からは煮えたぎったお湯があるからなのか、過度な熱を持った蒸気が立ち込めている。既に頼まれた内容は佳境に入っていたのか、用意された麺を鍋に投入していた。熱湯の中で踊る様に麺が蠢いている。どこか黒ずんだ様にも見えるそれはここ最近になって仕入れられた蕎麦だった。既にオーダーは幾つも入っている。茹でられた蕎麦は瞬く間に冷水をかける事で急速に冷やされていた。

 

 

「ナナさん。はいどうぞ」

 

「やった~。では早速……」

 

 ナナの前にはコウタも同じく蕎麦を頼んでいた。このメニューが導入されたからまだ時間は然程経過していないにも拘わらず、出た数は今日一番。既に数えてはいないが、この暑さだからと事前に予想した結果だった。

 

 

「やっぱり暑い時はこうじゃなくちゃ」

 

 ナナに出された蕎麦は怒涛の勢いでナナの口の中へと消えていく。余程口にあったのか、ナナは勢い良く蕎麦を啜っていた。

 蕎麦を器用に一口分だけ取って次々とつゆへとつける。同じ事の繰り返しではあるが、やはりの食べている姿を見た他のメンバーもまた同じ物を注文していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は随分と暑いね」

 

「流石にこれではちょっと……」

 

 アナグラでうだる様な暑さをしのぐ一方、エイジとアリサもまた別の場所で同じ様な事を考えていた。普段のミッションで行く溶岩が流れる場所はミッションだからと自分に言い聞かせる事は可能だが、それでも終われば汗はた滝の様に流れてくる。

 今回もまたミッションに出向いたものの、今回はそんなステージではない。にも拘わらず汗は同じ様に流れていた。

 

 

「最近はアラガミの様子が落ち着きを見せてるから、今日は多分大きなミッションは無いと思うんだけど、この後はどうする?」

 

「そうですね。特に用事もありませんでしたし、一度戻ってから考える事にします」

 

 既に帰投の準備も終えたのか、後はヘリを待つだけだった。周囲にアラガミの気配は無く、アナグラからの通信もまた同じ結果を示している。暑さだけが原因ではないが、やはり故郷のロシアの事を考えると、極東の湿度の高い暑さはアリサにとっても厳しい物となっていた。

 気が付けばヘリの姿が徐々に近づきつつある。アナグラに戻れば多少は暑さも凌げるだろうと考えていた。

 

 

《この後なんだけど、少しだけ時間を欲しいんだけど時間はあるかしら?》

 

「時間は問題無いですが、どうかしたんですか?」

 

 ヘリに乗り込む直前だった。突如飛び込んで来たのは弥生からの通信。オペレーター権限ではなく、通常の回線を使った通信。緊急事態で無い事だけは理解出来たが、それが何を意味するのかは分からないまま。そんな事もあってか、アリサは弥生の通信をただ聞くしか出来なかった。

 

 

《実はこの暑さでこっちも大変なの。で、人が多すぎるから少し時間をどこかで潰してほしいんだけど》

 

「それって、どう言う意味ですか?」

 

 アリサが疑問に思うのは無理も無かった。アナグラは元々全館空調が機能している為に、余程の事が無い限り、快適な温度が常に保たれている。確かに今日は空調が一部機能しない事は知ってたが、それとこれがどう繋がるのかが分からない。これまでに無い案内に、ただ疑問だけしか残らなかった。

 

 

《実は空調の整備が少し遅れ気味なの。今日中には終わるんだけど、今くるとアナグラは蒸し風呂みたいになってるから、暑さを我慢できるなら問題無いんだけど、大丈夫?》

 

 弥生の言葉にアリサは改めて考えていた。既にこの段階で暑さは尋常では無いとさえ考えているにも拘わらず、戻れば更に暑いのは決定事項。弥生の言葉を素直に聞くのであれば、考える事は皆同じなのかもしれなかった。

 事前に確認した情報では、今回の件では居住区は影響が大きすぎる為に空調は最小限度に抑えている。その結果として、ロビー周辺が完全に停止した状態になっているはずだった。

 ロビーで仕事をしているヒバリ達は勿論だが、最近のアラガミの数が少ない事からそれなりの人数が待機していた。恐らくはこのまま戻っても何も出来ない事を考えた末の話である事は当然だった。

 そう考えると弥生の声もどこか申し訳ない様な雰囲気が幾分にも感じられる。だからなのか、アリサは隣に居るエイジに視線を向けていた。

 

 

「因みにどれ位かかるんですか?」

 

《今日の夕方から夜にかけての予定よ》

 

 弥生の言葉にアリサは再び考えていた。暑いのは正直な所、得意ではない。最近になって漸くここの暑さに慣れはしたが、それはあくまでも空調が完全に利いているからであって、こんな状況ではない。事実、何時もであれば代替え案が浮かぶはずの弥生もこの暑さからなのか、どこか何時もとは違った雰囲気が漂っている。改めてどうしものかと考えていた矢先だった。

 

 

「弥生さん。それだったら、例の所に行きますから大丈夫ですよ」

 

《例の所……ああ、あそこね。連絡がつくなら問題無いわよ。だったら手配しておくわ》

 

 話の経緯を知ったからなのか、エイジの言葉に弥生は直ぐに快諾していた。2人は知っているものの、アリサは何も分からない。疑問を浮かべながらも今はエイジの言葉を待つしかなかった。

 

 

「実は、穴場的な場所があるから、そこに行こうか。まだ時間的には大丈夫だし、一度戻ってからだね」

 

「分かりました。でも、それって私が知らない場所ですよね?」

 

「知ってるのは一部の人間だけだよ。殆どは知らないんじゃないかな」

 

 既にエイジは戻ってからの事を考えているのか、レポートを手早く作ると同時に、何かを依頼している。回収されたヘリの中も既に熱を持っているからなのか、これから行く場所がどんな所なのか、少しだけ期待していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがそうなんですか?」

 

「そう。ここを知ってる人間はそう多く無いから、穴場なんだよ」

 

 アナグラに付くと同時にエイジは直ぐに準備を開始していた。元々その場所はここからそう遠く無いからなのか、移動はジープを借りてだった。

 屋敷の近くの森林を抜けると、そこには川の水がせき止められ、天然のプールに似た様な場所が広がっている。上を見れば木々の隙間から太陽の光が漏れて、周囲は少しだけ静寂を保っていた。

 

 

「俺達も良かったのか?」

 

「別に隠してた訳じゃないし、折角行くなら皆で涼んだ方が良いかと思ってね」

 

「まさかこんな所があったなんて俺知らなかったよ」

 

「ここを見つけたのは偶然なんだ。屋敷の外縁を探索した時に偶然だよ。それ以降は暑い日はここに来て涼む事が多かったかな。でも川だから少し水温は低いかもね」

 

「いや。あのままアナグラに籠るよりはマシだって」

 

 既に着替え終わったからなのか、コウタだけでなくエイジも水着へと着替えていた。

 元々用意した訳では無かったが、アナグラに戻る前に折角だからとコウタにも連絡を入れたのがキッカケだった。

 外に出ていた為にアナグラの状況は何一つ分からないままに連絡を入れた物の、その状況はエイジが予測した以上に厳しい状況に陥っていた。事実、ロビーではフランも暑さにやられたのか何時もよりも険しい表情で仕事をし、隣にいたテルオミも既に無表情となっていた。

 ゴッドイーターとは違い、オペレーターは勝手にその場から離れる訳にはいかない。

 暑さに耐えながらの仕事は周囲から見ても気の毒だと思える程だった。幾ら人払いをした所で体感温度は僅かに下がる程度。

 既にテルオミに関しては制服のベストも脱いだままでオペレートしている状況だった。

 そんな中でのエイジの言葉にコウタだけでなく、行動を見たエリナもまた半ば力づくで話を聞いていた。既にコウタの中で誰を誘うのかは言うまでもない。だからなのか、半ばなし崩し的に付いて来ていた。

 

 

「そう言えば、話は変わるけど、エイジの身体って何気に傷が多いよな。確かオラクル細胞の恩恵を受ければ傷なんて付かないだろ?」

 

「これはゴッドイーターになる前の物だからね。多分、これがデフォルトだと認識してるんじゃないかな」

 

「そっか」

 

 コウタが言う様にエイジの身体には無数の切り傷の跡や一部の刺し傷の様な後が残っていた。コウタが言う様に、本来であればオラクル細胞の恩恵によって余程の事が無い限り傷が残る様な事はない。もちろん限度はあるが、それでもミッションで傷が残る様なケースは稀だった。

 気が付けば背中にはうっすらと三条の傷が残っている。それが何なのかを理解したからなのか、コウタはそれ以上言うつもりは無かった。

 

 

「お待たせしました。どうですか?」

 

 僅かな沈黙を破ったのはアリサだった。一度戻った際に用意したのか、赤いビキニを身に着けている。どこか恥ずかしい部分があったのか、頬はわずかに赤くなっていた。

 

 

「似合ってるよ。でも、いつ買ったの?」

 

「ここに来る直前です。弥生さんに頼んだらこれでしたので」

 

 何時もの制服とあまり変わらない様な気はするも、まさかそのまま口にする訳にはいかなかった。

 アリサの表情を見るかぎり本当に初見だったのか、なんとなくサイズが合っていない様にも見える。それ以上の凝視も何だからと判断したのか、エイジはアリサの後ろに視線が動いていた。

 

 

「コウタ……ど、どうですか?」

 

「えっと……き、綺麗だよ……」

 

 アリサの背後に居たのはマルグリットだった。アリサとは違い、オレンジ色のビキニはマルグリットの肌の白さを引き立たせている様だった。

 やはりアリサと同じ初見だったのか、顔は同じく赤くなっている。そんなマルグリットを見たからなのか、コウタも同じく顔が赤くなっていた。

 

 

「コウタ隊長。もう少し何か言い方があるんじゃないですか?」

 

「いや、まぁ……似合っているよ」

 

 エリナの言葉にコウタはわずかにしどろもどろになっていた。ビタミンカラーの水着はマルグリットの溌剌とした色気を醸し出しているのか、何時もとは違ったイメージにコウタは珍しくあたふたしていた。

 事実として、水着の姿を見る機会はそう多くは無い。精々が写真の撮影できがる事が多く、実際にコウタも自分の目で見たのは今回が初めてだった。これまでに見た事が無い一面に珍しくドギマギしている。そんなコウタを見かねたのかエリナが思わず助け舟を出した結果だった。

 

 

「コウタはそのまま放置しておけば問題無いですよ。それよりもエリナの水着は自分で買ったんですか?」

 

 お互いが顔を赤くしたまま硬直しているからなのか、アリサはそのまま放置する事にしていた。2人がどんな付き合いをしているのかは何となく知っているも、実際にそれを口にした事は無かった。

 以前の自分を思い出したのか、会話はエリナへと変わっている。恐らくはこれもまた同じだろうと考えたからなのか、話題は既に水着へと移っていた。

 

 

「こ、これは私が買ったんじゃなくて、同じく弥生さんが用意したんです」

 

「なるほど……」

 

 エリナの水着はアリサやマルグリットとは違い、ワンピースタイプの水着だった。腰の周囲には赤いリボンがあしらわれているからなのか、2人とは違い、どこか健康的なイメージを表していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うゎ、冷てぇ!」

 

 ドボンと豪快な音を立てながら飛び込んだ第一声はまさにその一言だった。川の水は思いの外冷たかったのか、入った瞬間は思わず直ぐに出たく成る様な感覚に囚われていた。

 他とは違い、この部分だけは水流が遅くなっている。天然のプールとも取れる場所に全員がそのまま入っていた。先程までの身体のほてりは一気に冷却されていく。事前にエイジが言った様に、川の水は思いの外冷たかった。

 

 

「水は確かに冷たいですけど、この景色は良いですね」

 

「周りにに何も無いからってのあるけど、ここは意外とアラガミが来ないんだよ」

 

 一度川に入った事によって身体を冷やしたからなのか、アリサは未だ川に入り続けるコウタ達を尻目に足だけを川面に浸けていた。冷たい水がゆっくりと全身を冷やしていく。当初の目的を果たしたからなのか、改めて周囲を眺めていた。

 木々の隙間から降り注ぐ太陽の光は川面を照らすたけでなく、そこにあった自然をスポットライトの様に照らしていた。光り輝く自然はまるで一枚の風景画。ここ最近の激務で改めて心がが休まった記憶が無かったからなのか、アリサの無意識の内に漏れた言葉にエイジはそのまま返事をしていた。

 

 

「って事はサテライト拠点みたいな地域って事ですか?」

 

「平地じゃないから仮に来た所で捕喰する様な物が無いと判断したんだろうね。実際にここの水源は殆ど汚染されてないからね」

 

「そうだったんですか。でも何時ここを?」

 

「まだゴッドイーターになる前だよ。ここを知ってるのはナオヤと弥生さん。あとは数人って所だね」

 

 アリサも何気に聞いたからなのか、エイジも深く考える事無く答えていた。

 アリサとしてもこの景色を眺めたからなのか、どこか心が安らぐ様な感覚になっていた。気が付けばコウタとマルグリットは一緒に泳いでいる。

 エリナは何か気になる物があるからなのか、どこか違う所を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「後は元に戻すだけだね。でも、確実に何か言うだろうね」

 

「その辺は何とかなるだろ。カラーリングしたとでも言っておけば?」

 

 整備室のマニュピレーターにはソーマの神機でもあるイーブルワンが鎮座されていた。

 本来であればメンテナンスの時期にはまだ早い。しかし、榊が持ち込んだそれが何か琴線に触れたのか、2人は一気に仕上げに入っていた。

 これまでの様な鉛色をした禍々しい刃は天使の羽を思わせる程の純白な色をもたらせている。実際に使った物を聞けばどんな反応を見せるのかは何となく察してた。

 

 

「しっかし、今日は暑いね」

 

「そう言えば、エイジ達は涼みに出てるらしいな。さっき弥生さんから聞いたけど」

 

「確かにこの暑さはちょっとね」

 

 そう言いながら時間を見ればまだ昼を少しだけ過ぎた程度だった。集中したからなのか、時間の概念は無い。気が付けば汗が止まらない程に滲んでいた。

 

 

「折角だし、俺達も涼みに行くか?」

 

「どこ行くの?」

 

「ああ。とっておきの場所だ。多分エイジ達もそこに居るはずだ。水着用意しておけよ」

 

「了解。直ぐに行くの?」

 

「ああ」

 

 

 ナオヤの言葉にリッカはどこを指しているのか理解は出来ないままだった。しかし水着を用意する以上はどこかへ行く事だけは間違い無い。暑い一日を凌ぐ時間はまだまだ残されていた。

 

 

 


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