神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第40話 それぞれの夜

 極東支部の支部長でもある榊は久しぶりに支部長室ではなく、これまでの根城だったラボで何かの研究に勤しんでいた。やるべき事は多いが、有能な部下が持ってくる殆どの案件は実質的な承認の為のサインをするケースが多く、またここ暫くはアラガミの動向が穏やかだった事から、これまで幾つかストップしていた研究を一部再開していた。

 

 

「やはり、これはこう使うのは一番かもしれないね。仮に何かあったとしてもデメリットも無ければ、こちらとしても懸念事項が一つ減る事になる。まさに一石二鳥だ」

 

 榊の呟きを聞く者はこの部屋には誰も居ない。一人何かを企んだ様に浮かべた笑みは一時期マッドサイエンティストと呼ばれた頃のそれに近い物だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは一体………」

 

 聖域での作業を終えたジュリウスがアナグラに戻ると、そこは何時もの様子とは異なっていた。これまでであれば、照明が煌々と照らす為に時間の概念すら感じる事がないロビーが、どこか薄暗い雰囲気を醸し出していた。

 事実、聖域で作業をしていたとしても緊急出動が発生すれば、速やかに出動する事が出来る。もちろん作業中であってもアナグラからの通信を聞き逃す事をしない為に端末は肌身離さないまま。そんな事もあってか、今の現状に理解が追い付かないままだった。

 

 

「実は、先程アナグラの電力の一部がショートしたみたいで、今は予備電源なんです」

 

「予備電源と言う事は、復帰まではかなり制限されるのでは?」

 

「はい。ですので、現在の所は支部長室とラボ、整備に関する部分だけが通常と変わらずに電力を供給してますが、それ以外となれば日常生活にも影響が出ます。それと現在は復旧中なんですが……」

 

 ジュリウスの困惑した表情を見たからなのか、ヒバリは申し訳なさそうに答えていた。突然襲った停電は以前に一度、ロミオの血の力が発動した結果ではあったが、今回のそれは明らかに何か特別な事をした為に配線が焼き切れた可能性が高かった。

 既に復旧の為に作業は開始されている。確実に明日まではかかる事だけをヒバリはジュリウスに伝えていた。

 

 

「しかし、万が一アラガミが出没したとなれば、任務にも影響が出るのではないですか?」

 

「その件であれば今の所は問題ありません。仮に出ているとしても現在は戦闘指揮車でリンドウさんが出ていますので、感応種が出た場合にだけブラッドに出動要請が出る手筈となっています」

 

「そうか。ならば安心だな」

 

「ええ。そうですね……」

 

 ヒバリは安心した表情を見せるジュリウスに少しだけ申し訳ないと考えていた。元々戦闘指揮車を出す必要性が全く無いにも拘わらず、リンドウが率先して出動していた。

 本来であれば余程の状況が無ければ出動させる必要はなく、今回の件もサクヤが少しだけ席を離れた際にリンドウが押し込んだ結果だった。戦闘指揮車を使う理由は一つしかなかった。幾ら復旧を急ぐとは言え館内全域をくまなく検査する必要があり、また、その原因も同時に解明する必要があった。

 補修と調査の同時進行は手間ばかりが率先されていく。その結果、翌日の夕方までかかる事が判明したと同時に、日常生活に影響が出る事を予測した結果だった。

 

 

「一つ確認したいのですが、ここでこうならば、居住スペースはどれ程の影響が?」

 

「現在の所は復旧作業が完了後、順次元に戻す予定ではありますが、やはり一部の方からは自分達の方を優先してほしいと言われまして…」

 

 ヒバリの歯切れの悪い言葉に、ジュリウスもその意味を正しく理解していた。ここは住人の中でも色々な意味での階級が存在している。本来であれば自分達の事よりもゴッドイーターに優先的に回すのが本来の役目だが、常に自分達が一番などと無意味な事を口にして騒ぎ立てる者も少なからず存在している。これまでにも何度かそんな話は出ていたが、今回の様な内容で無かった事から、大きな話へと繋がらないままに立ち消えしていた。

 

 

「いや。ヒバリさんが気にする様な事は無い。事実、大きな顔をしてここに来ているのであれば、元から居た場所の人間は圧迫されるのはどこも同じだ」

 

 元々ジュリウスもそちら側の人間。家がああならなければ、右腕に黒い腕輪をする未来はここにない。申し訳ないと感じたからなのか、ヒバリはそれ以上の言葉をつぐんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石は俺のかみさんって所だな」

 

 リンドウは自身の持つ刃で迫り来るボルグ・カムランの尾を跳躍する事で回避すると同時に、落下の勢いを利用して後ろ脚を斬りつけていた。

 元々弱い部分だった事も影響したのか、回転直後にボルグ・カムランは態勢を崩すと同時に大きな音を立てながら転倒している。バランスを失ったアナガラミが再び立ち上がるまでには、まだ時間が必要となっていた。

 倒れたアラガミに対し、その場にいた全員が一気に攻撃を開始していた。元々このミッションはハルオミとカノンだけだったはずが、想定外の停電によってリンドウがそのまま参戦していた。

 まさかの参戦に当初は戸惑いと同時に厳しいミッションになるのではとの憶測があったものの、話の聞けばごく単純だった。停電になった事によって居住区の全域へ回す電力が足りなくなっている。その結果として、今晩の過ごし方が窮屈な物であると判断した結果だった。既に用意してあったのか、リンドウは戦闘指揮車の運転席へに素早く乗り込む。2人の賛同を待つことなくそのまま発信していた。

 

 

「幾ら何でもバレるのは当然です!」

 

 カノンのスヴェンガーリーから放たれた銃弾は派手な音を立てながら強固な盾を破壊する事に成功していた。既にこれまでの戦いでかなり痛めつけられているからなのか、立ち上がる事に成功したボルグ・カムランは既に虫の息とも取れるように全身からオラクルが漏れるかの様に噴き出している。

 既に尾を振り回すだけの力が無かったからなのか、ハルオミの強烈な一撃によって地面へと沈んでいた。

 

 

「確かに無断で持ち出したのはあれだけど、幾らなんでもこれは厳しいぜ」

 

「でも、これが動くのはそれが前提ですから仕方無いですよ」

 

「リンドウさん。カノン。お疲れ様。取敢えずはここでいったん終了だ」

 

 ここまでの戦いはかなり厳しい結果となっていた。元々は中型種1体の討伐任務だったものの、回線を開いたサクヤはここぞとばかりに広域ミッションを発注していた。

 広域ミッションともなれば戦闘指揮車を出す大義名分を得る事が出来る。事実上の無断に近い状態で持ち出したリンドウを擁護する為に依頼するなどと言ったそんな甘い考えをリンドウは当初は予測しただけだった。

 しかし、事態はまるでこの事を待ち構えていたかの様に深刻化していた。乱入に次ぐ乱入は3人だけでは厳しい内容。幾ら補給出来るとは言え、戦闘中に満足に出来る様な甘い物では無かった。

 

 幾ら極東でも上位の破壊力を持つリンドウが居たとしても、徐々に押される状況は流石に厳しい物がある。まるで砂山を削るかの様に、ゆっくりと深く疲労感が3人の身体を蝕み始めていた。そんな中で応援に寄越されたコウタ達第1部隊の合流によって、漸く落ち着く事を許されていた。

 

 

「おう。コウタの所も終わったのか?」

 

「こっちは思った程の戦局では無かったんで」

 

「コウタの活躍は中々だったぞ。あれならマルグリットも惚れ直すんじゃないのか?」

 

「ちょっとハルオミさん。何言ってるんですか!」

 

 既に終わったからなのか、一定以上の緊張感を保ちながらコウタはハルオミとマルグリットを引き連れたまま戻ってきた。既に通信が来ていたのか、姿はまだ見えないがエリナとエミールもこちらに向かっている。当初とは違い、気が付けば結構な大規模ミッションレベルにまで人員が膨れ上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結果的にはあれだったけど、偶にはこんな日も悪くないな」

 

「確かに。中々このご時世簡単に出歩くのは危険ですから」

 

 リンドウとハルオミはこっそりと持ってきた黄金色の液体が入った缶の蓋を開けていた。シュワっと聞こえる音と共に苦味が喉をすり抜けていく。本来であれば戦場での飲酒は禁止されているが、1本位ならとリンドウが持ち込んでいた。

 これまでの中で戦闘指揮車を使ったミッションはそう多くない。使っても精々がクレイドルとしてか、ブラッドが使うだけ。防衛班であれば余程の事が無ければ使用する機会は無い。だからなのか、普段は中まで見る機会が少ないカノンやエリナは物珍しさから色々と見ている事が多かった。

 

 

「あれ?なんでそんな物飲んでるんです?」

 

「コウタか。なに、これ一本だけだから、目を瞑ってくれよ」

 

「いや。俺は特に気にしないですけど、マルグリットやエリナに見つからない様にしてくれないと、こっちも困るんで」

 

 リンドウの言葉にコウタも目くじらを立ててまで言うつもりは無かった。本来であればこの面子で連続ミッションをするケースは殆ど無いに等しい。広域になればなるほどアナグラからの距離は離れていく。幾ら防衛班が優秀だとしても、第1部隊として長期にアナグラを開ける様な真似は出来なかった。

 棲み分けされている訳ではないが、事アラガミの討伐に関しては特殊性を考えると第1部隊には膨大な経験がある。本来であれば代が変われば一旦はリセットされやすいが、コウタが部隊長として就いている為に、戦場に於ける経験値はそのまま継承されていた。

 それだけではない。コウタ以外はまだ新兵に毛が生えた程度だが、マルグリットが加入した事により部隊そのものの安定度は格段に増していた。恋人だと言う部分はあれど、今は関係ない。口うるさいのではなく、純粋に部隊の事を心配しているからこそ苦言が出ていた。

 

 

「なんだ?コウタはもう尻に敷かれてるのか?ここは女性陣の方が強いんだな」

 

「まぁ。その点は否定しないな。実際うちも同じ様な物だしな。頑張ってエイジ達の所位じゃないのか?」

 

「そうですかね……」

 

 リンドウの言葉にハルオミは改めてここ最近の様子を思い出していた。エイジはムツミと交代でカウンターの中に入る事が多い為に、必然的に視界に入る事は多かった。

 ハルオミはどちらかと言えば来る側なので、ローテーションで入ればずっと付きっきりになる。そうなれば時間にゆとりが出るアリサもまた、視界に入る事は多くなっていた。

 尻に敷かれるというよりも、あれは完璧にコントロールしている様にも見える。確かに所々で何かをしている様にも見えるが、結果的にはお互いが尊重しあっている様にも見えていた。

 

 

「あの、ご飯が出来ましたので」

 

 2人の会話を遮るかの様に、カノンの声が聞こえていた。今晩の食事はマルグリットとカノン、手伝いとしてエリナが何かと作業をしている。だからなのか、カノンの言葉に3人は皆が居る場所へと移動していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ旨いな。ひょっとして聖域の野菜使ってるのか?」

 

「はい。以前に収穫された物なんですが、そろそろ期限も近そうでしたので、少し譲ってもらいました」

 

 リンドウやハルオミの前に出されたのはカレーだった。元々重装備をしての出発では無かった為に、レーション関係は何も載せないままだった。

 当初は少しだけ後悔したものの、サクヤからの通信で、それなりに資材が搭載されている事は聞かされていた。この車はエイジとリンドウが使う事が多く、結果的には調味料なども各種装備されていた事によって下手に凝った物を作るでのはなく、無難にカレーとなっていた。

 

 

「いや。これは旨いって。ロミオからも聞いてたんだけど、やっぱり素材がこうまで違うと味も違ってるみたいだな」

 

 ラウンジと変わらない何時もの光景なのか、コウタは既に1杯目を完食し、2杯目に入ろうとしていた。空腹である事だけでなく、この風景もまた食事の一部だからなのか、いつも以上に食が進んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く、リンドウったらしょうがないんだから」

 

 リンドウがそのまま出た事によって、その尻ぬぐいとも取れる行動をサクヤはしていた。戦闘指揮車の使用許可だけでなく、それに伴うミッションの概要など、多岐に渡る書類を一人でこなしていた。

 ツバキが居た頃は戻ってから厳しい一言でやらせていたが、今回に限ってはその可能性を除外していた。目の前の討伐だけであれば間違いなくそうなるが、偶然極東支部の広域レーダーに引っかかったアラガミの数は思った以上に多かった。

 距離的にはまだ余裕がある為に慌てるつもりは無かったが、リンドウが強引に出た事を利用し、そのまま発注していた。もちろん、ハルオミとカノンの3人だけではあまりにもリスキーでしかない。そんな思惑があったからこそ、帰投予定のコウタに連絡する事でそのまま合流となっていた。

 以前の第1部隊であれば、規律も何もあったものではないが、マルグリットが居るのであればコウタは確実にそっちにつく事は間違いない。そんな思惑があった結果だった。

 既に予定されているアラガミの姿はレーダーから消え去っている。だからなのか、サクヤはリンドウに頼むことなく書類を纏めていた。

 

 

「サクヤさん。そろそろ終わりですか?」

 

「ええ。申請はもう出したから、今日はこれで終わりよ」

 

 作業の終了間際に聞こえたアリサの声にサクヤもようやく一息つける状態になっていた。いつも一緒の様に見えるが、今日はエイジがサテライト建設予定地の巡回に出ているからなのか、珍しく1人だけだった。

 

 

「リンドウさんも出てるみたいですから、たまにはゆっくりとしませんか?」

 

「そうね……アリサは一人寝が寂しいの?」

 

「ち、違います。さっき弥生さんに誘われたので、一緒に行くならと思ったんですけど」

 

 揶揄われている事は理解するが、サクヤが言う様に今日は少しだけ一人寝は寂しいとアリサは感じていた。恐怖心がある訳ではないが、ここ最近はエイジと一緒だった事が多く、今日は想定外の停電と言うイレギュラーもあった結果だった。

 自分のやるべき事は既に終わっている。弥生が誘う位だから、確実にここではない事は間違いなかった。リンドウ達も厳しいミッションに出ているのは知っているが、周囲の状況にアラガミの気配はない。恐らくは一晩野営した後の帰投である事を判断したからなのか、アリサからの提案をサクヤが蹴る要素はどこにも無かった。

 

 

「冗談よ。折角だし行きましょうか。あっちはあっちで楽しんでるでしょうから。それにレンの顔も見たいしね」

 

 教官と言う立場は思いの外、精神的な疲労感を感じる事は多かった。教導実技に関してはリンドウやエイジが居る為に苦労する事は少ないが、実戦となれば話は変わってくる。

 幾ら訓練を積もうが、アラガミは常に同じ行動をする訳ではない。単体での戦場であればオペレーターの技能でどうとでも出来るが、それ以外の補給や他の部隊との調整までとなればオペレーターだけでは厳しすぎた。

 ヒバリであれば可能かもしれないが、それでも戦場に神経を集中しながら他の事まで出来るのかと言えば否としか言えない。だからこそ、その負担をヤクヤが請け負っていた。肉体的な疲労とは違い、精神的な疲労は中々抜ける事はない。だからなのか、アリサからの申し出を断る選択肢は無かった。

 

 

 

 

「やっぱりここは良いわね」

 

「そうですね。疲れた時は一番かもしれませんね」

 

 湯船につかりながらサクヤだけでなくアリサもゆっくりと息を吐いていた。既にここに来るのに特別な意味は無いが、やはり別格であるのは間違いなかった。何時ものメンバーでも悪くはないが、サクヤと一緒に来る事は殆ど無い。ましてや一緒に温泉に入るなんて事はこれまでに一度も無かった。だからなのか、珍しく第1部隊当時の記憶がよみがえる。僅かではあるが、感慨深い物があった。

 

 

「でも、ここには結構来てるんでしょ?随分と馴染んでるみたいだし」

 

「そうですね。何回来たのか数えてませんが、今思えば随分と甘えてますね」

 

「良いんじゃないの?だって貴女もここの一員なんでしょ?」

 

 珍しい本音の吐露にサクヤは少しだけアリサの事を見ていた。このサテライト計画が始まってからは随分と駆け足で来ていた事は理解している。それこそリンドウとエイジが派兵している際には随分と無茶な事もしていた。しかし、最近になってからようやく軌道に乗った事だけでなく時間にもゆとりが出始めていた。

 人員の増加だけでなく、帰還による精神的な安定。一時期の顔色の悪さを思えば随分と血色はよくなっていた。だからなのか、不意にサクヤはアリサに聞いてみたくなっていた。

 

 

「ねぇアリサ。エイジと子供を作る予定はあるの?」

 

「え……今の所は特には…」

 

 突如言われた事で珍しくアリサは狼狽していた。普段もそんな話はあるが、どこか揶揄いじみた部分を感じた為に誤魔化していたが、隣に居るサクヤの目はそうではなかった。

 1人の女性としてだけではなく、一児の母親としての視線だった。どこか真剣なそれにアリサは何時もとは違う事だけは感じている。だからなのか、ゆっくりと考えていた。

 

 

「別に作りなさいなんて言うつもりはないわ。事実私だって意気込んで作った訳じゃないから。確かにまだ貴女達は若い。まだ時間もあるかもしれない。サテライト計画はまだまだだけど、軌道に乗った以上は以前の様にはならないと思うの」

 

 サクヤの言葉はアリサも理解していた。既に建設だけでなく、初期のサテライトは完全に自治が出来ているとも言える内容になりつつあった。ネモス・ディアナと言った手本があったのは間違いない。それと、そこに住まう人々の顔は当初に比べれば明るくなっている。そう感じた矢先のサクヤの言葉にアリサは改めて考えていた。

 自分達は今のままで良いのかと言われれば何とも言えない。しかし、一人の女として最愛の男性との子供を望まない訳ではない。子供が居るから支障をきたす事は無いだろう。それは今のサクヤを見れば一目瞭然だった。

 

 

「色々と言いはしたけど、これも一つの人生だと思ってね」

 

「分かりました。少しだけ考えてみます」

 

 そんなサクヤの言葉が身に染みたのか、アリサは今だけを考えるのではなく、珍しく少しだけ先の未来の事を考えていた。そうしてそれぞれの夜は過ぎていた。

 

 

 

 


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